そういえば,なんとかロックフェスティバルというのを(トリポート?)プサンでやっているとか。ちょっと若い人が駅前に多かったのはそういうこと?ただし,海岸そばでやっていたため(クァンアンニ)台風の高波が心配で,我々は結局見に行かなかったのだが,ドリームシアター,ディープパープルなどに混ざって,日本のバンドが日本語でも演奏したそう。これは実は画期的なことなのである。
朝起きて,朝食は・・・天気も悪いし,ホテルのレストランということにしてしまう。このときは確か・・・同行のSがアメリカン,Hが韓国式,僕が和食。韓国式と和食の差はほとんどなかったけど,アメリカンは非常に量が少なかった気がする。
ほんとに,天気さえ良ければビーチリゾートでも,と思ったのだが・・・テレビでは災害速報ばかりをやっているし,どうもリゾートする雰囲気でもない。そこで,雨宿りが容易な街歩きに変更。どうしても楽なほうに転がってしまうのが僕達の特徴。行き先は西面に決定。ここは比較的若い街なのである。
地下鉄の出口にて。頭にのせて食事を運ぶ風景は,そういえばソウルではあまり見なかった気もする。ってあめばかりだったからかもなぁ。機会があれば撮ってやろうと思いつつ,目の前に出現,速攻でズーミングを決めて撮影。この日は視線入力の調子がわりと良かったのが幸いした。(そうそう,コンタクトにしようかなー,なんて考え中)
比較的新しい,若い街らしく通りも広いし,店もあたらしい。とにかくぶらぶらする。この旅行の目的は食事なのだから。腹を減らさないことには次の食事ができない。
繁華街は比較的狭く,わりとあっという間に駅と駅の間の商店がすくない区間になってしまう。それでもはずれでこんなものを発見。
えーと,ジャンボが全日空だなぁ,じゃなくて。これはプサンのプラモデル屋なんだが,真中に鎮座おわしますは。みただけでわかる人も少ないかもしれないけど,これが戦艦武蔵なのである。レーダーがついてない,副砲もある,ってんで,多分就役直後のオリジナルのスタイルに作られたもの・・・喫水線がちょっと怪しいけど・・・その下手前はドイツのシュビームワーゲンというナチス時代の軍用車,となりはアメリカNAVYのヘリ,画面右下隅(ちなみにマウントする前はもうちょっと見えてたんだけど)は,やはりナチスドイツのタイガーI型。日本帝国主義に対して,北朝鮮とはまたべつな角度で日本の文化と,特に戦前の軍国主義を頑なに否定しつづけて来ている韓国なんだけど,それでもやはりプラモデルは日本製が良いということらしい。複雑な気持ちがする。
うろちょろしつつ,ちょっとだけ小腹が空いたので,小腹をうめるべく・・・イージーな中華に連れていく。チャジャンミョンを二人に紹介するが,イマイチ受けが悪かった・・・
そうこうしているうちに,あまりになにも無くなってきたので,もういちど西面方面に戻っていくと・・・雨がぽつりぽつりと落ち始めている。やむなく我々は喫茶店で雨宿り。
暗いところの手持ちで135mmだったもんでブレは勘弁してください・・・
雨も小休止,そこで今度は近所のタワーレコードに入る。ここで,僕は前日テレビを見て覚えたBABY VOXのCDを購入。(帰国後1ヶ月経つがまだ聞いてない)
タワーレコードを出ると,だんだん夕方が近くなって来ているではないか。しかも,雨は上がっているものの雲は多く,しかし,西の空は台風通過のおかげで若干晴れている。
そこで,もう一度食堂の多い通りを流し,めぼしい場所をみつくろうのだが,なかなか,良さげな食堂は見つからない。
そうしているうちに,あたりは・・・夕焼けが低い雲に反射,それが地上を再び赤い光で照らすという光景につつまれた。
別にフィルタをつけるでもなく,また,フィルムの上で赤みが強調されたのでもなく・・・本当にこういうトーンだったのだ。
こういう状況ってすごく珍しいと思う・・・僕だけかもしれないが・・・また,初めて,光がまともに撮れる夕方となり,結構喜んでシャッターを切っている。また,こういうときって,夕日が雲をきれいに照らし,さらに雲の形も異常なので,変わった夕焼けが撮れそうな気になり,街をさらにぶらぶら。ロッテデパートの前まで戻ったあたりが夕焼けのピーク。
夕焼けを見るのもほんとに久しぶりで大変ほっとする。
その後,これをもっと上から撮ろうぜという話になり,ロッテデパートの上にあがるも・・・見える場所を突き止めるのに時間がかかり,上のテラスについたときにはもうすっかり日が暮れていた・・・
結局我々は,デパートの食堂(店の数は多く,それなりに充実)で,ビビン冷麺,ユッケジャンなどなどを食し,テラスでビールを一杯飲んで「下山」する。
夕焼けの感じからして,これは夜景が撮れるに違いないという話になり,昨日下見したプサンタワーに向かう。そこで何枚か写真を撮った後・・・さてどうしようという話に。
お腹はそれほど空いているわけでもなかったので,前日と同じ豚カルビは却下。降りてきてみると店はほとんど閉まっていた時間だったのだ(11時近かったか)。そこで開いていそうな看板を探して適当に歩いているうちに,ホルモン屋を発見する。
ビールと焼酎を飲みながら,ホルモンを適当に焼いてもらう。これがまた,結構うまい。地下鉄が無くなる時間まで飲み食いして,タクシーで宿に戻る。明日はキョンジュに移動,ようやく元通りの予定に戻る予定。
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