99/08/05「晴れた!」

キョンジュの二日目。料理メインとはいえ,やはり,観光もしなきゃね。この日は,宿のおじさんの甥子さんが,最近はバスツアーをやっているとのことで,それに乗って,安直な観光ということにする。キョンジュにたとえば1週間もいるのなら,自分で交通手段を探して,というのも良いとは思うけど,効率を重視するなら,こういう(白タクみたいなもんだけど)のを有効に使うと,要所要所を無駄なく回れると思うんだが。ツアーの類は使いよう,なのである。

回った場所は,順番がちょっと怪しいけど・・・(こういうのはいったらすぐにメモせねば)・・・

他にも回ったんだったか???全部で5時間くらいで,って話だったのに8時間くらいいっしょに回ってくれて,我々は非常にラッキー。マイクロバスを借りてきていたけど,乗客は我々一行のほかはアメリカ人婦人1名のみで,非常に余裕。

朝食は例によって抜きです,はい。

まずソックラム:

これは確か入口のあたりで・・・ここから海が見えるのはまれだそうです。


本堂でないところはご勘弁(苦笑)

たとえば,ここについては,地球の歩き方なんかを見ても「日本の統治時代に修復された」としか書いてないんだが,実際には壁をコンクリートで固めるなどの近代的修復を行っている。これについては賛否両論あるだろうし,現在なら,当時の工法を真似て復旧するということにもなるんだろうけど,当時では,それを作った技術が韓国国内にも(石大工ですよ)ほとんど残っていなかったのだろうし,建物や内部を残すという意味では仕方がなかったのではないかと思う。
が,当時のコンクリだと,湿度に弱いのだったか,とにかく何らかの問題もあり,現在,韓国国内では,この修復方法に関して,(まあかなり単純に日本の占領下,日本の主導でやられてしまった,という部分で頭に血が上る韓国人も多い)議論が起きている模様。日本の統治下(併合後?)だとすると,韓国のものだからコンクリでやった,ということにはならないと思うのだが。日本の領土内の文化物ということで,日本の国宝扱いにちかかったんじゃないかって気もするが・・・まぁ,仏像などを持ち出すためだけに足場固めでコンクリ使ったという可能性も確かにあるな。

で,次はプルグクサを2枚。

 


ここは韓国の歴史的な建物としては,あまり激しく修復されていない模様。ソウル市内などと比較すると,上のように色使いがあせたままだし。

キョンジュというのはこういうところなのである。歴史的な建物の見物ばかりしているなら,多分,1週間なんてあっという間に過ぎちゃうだろうなぁ。が,個人的には都会が好きなので(笑)というか,昔もいいんだけど,現代の街角というのがもっと好きなので,どうしてもこういう格調高い見学ツアーは,一日で疲れちゃうことも多いのだ。

適当に見たところで,昼食。この日は,カルククスを食す。これは韓国風うどんというところ。(日本のうどんはうどんとして,ウドンという名前で食べられてもいる)

上の画像は,食事をした所から出たところ=焼き物村の駐車場から見た青空なのだが,いや,これだけ雨ばかり食らっていると本当に晴れるってすばらしい,という気持ちに。

ついでにもう一枚,国立キョンジュ博物館で見た青空を。

これで確か4時を過ぎていて,夜の部も案内しなくてはならないということで,いい加減一旦解散するが・・・車内などで,韓国語を話すというのがばれてしまい,(というか,宿のおじさんから,僕が話すということがばれていたらしいけど)その後,英語への通訳の仕事なども降ってきたのだ -_-;;

おじさんといえば,日本人としてはうまい,よくしゃべるけど,発音が日本人だね,といわれる。ちょっとショック。でも,確かに自分でも最近全然話してなかったから。それで帰国後,韓国人と Language Exchangeすることにしたのであった。

宿に戻り,一応時間外までやってくれた運転手さんに晩御飯をご馳走することに。宿のそばにて,プルコギを。5人(運転手,僕ら3人,一緒にいたおばさんは来ず,もっと若い別なアメリカ人女性が同行)で40000ウォン。安い。

夕食後は,普門湖で,夏季限定で無料で行われている国楽と舞踊を見物に。この行きのバスを降りるときにもしっかり通訳の仕事を頼まれる(降りるとき,運転手に○○ウォン払って!とか)。このバスはお客さんで一杯であった。

この日は天気もよかったし,いわゆる観光モードだったせいもあって写真が多いんだよなぁ・・・もう少々お付き合いを。


ちなみにBoogieさん(読んでるかな?),上の真中,400mm(f/5.6)の手持ちっす。他の2枚は135mm f/2.0Lだったかな。フィルムはISO1000に増感,
でもシャッターは多分1/30"とかそんなもんだったと思います(400mmの時)。

なんというか,かなり新しい舞踊のようで。上のように蛍光の扇なども使ってのショウアップ。うーん,なんと評したら良いのだろう?

やはり,白い鏡筒で,でかい100-400mm(フィルタ77mm径)のレンズは相当インパクトあったようで(苦笑),
一緒に晩飯たべたお姉ちゃんは,ふりかえってレンズを見るなり "OH MY GOD!"。おねえちゃんのカメラはAPSのコンパクト。
横にいたインド人夫婦は,帰りのバスの中で「カメラにくわしそうなんだが,あとで,ちょっとこれ見てくれ。昼間家内と見物していて岩にぶつけて・・・・・・・・」っておいおい,壊れているのは直せないよ,という話になるが,要はレンズのキャップにスクラッチがついただけで,割れては居ない模様,良かった良かった。

宿に戻って,こんどは中庭でまず宴会,その後昨日と同じく2階テラスで宴会となる。しかし,良く飲む・・・

そうそう,同行のHが,ちょっとクーラー無しの状況だと体調が良くないということで,この夜だけ向かいのホテルに奴一人で宿泊。まぁ,確かに,僕もクーラーがあるほうが好きなのでそちらに行ってもよかったかもなぁ。

明日はセマウル号でソウルに。

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