[1998/10/15]9集ゲット・レビュー

今日は午後から外出していて、そのまま帰宅(というのをうちの会社では直帰という)ということになったんすが、ついでに渋谷のタワーレコードへ。ワールドのコーナーを覗いてみたら、ようやく9集「Wish」が入荷していました。韓国国内のリリースが10月2日頃でした。月曜にはなかったからこの3日間のどこかで入荷したんだと思いますけど、いやー、10日位で入荷とは早い早い。

8枚目のときに売れなかったせいで、ユンサンが抜けちゃってるんだそうですが、今回のアルバム、系統としては7枚目に近いかな。韓国語の歌詞を読めない方はあまりわからないだろうとは思うんですけど、彼女の歌の歌詞(7割位は自分で書いている)って、いや、29歳が歌うとは思えない様な、かわいい歌詞が多いんですね。そういう歌詞の部分のカンスージー節も、また、歌い方自体のかわいらしさも健在。

シングル扱いの曲、「ハヌリヨ」(Wish)」は、マイナーキーですが、全12トラックの内、今聞いている5トラックまでの残り4つは、メジャーキーです。そういう意味では4枚目(能天気なのと、シンセベースの音が悪くてあまり繰り返し聞く気にはならないんだが)を、もうちょっと落ち着かせた感じ。5曲めはデュエット曲で、雰囲気は、91年頃韓国で流行っていたデュエットバラードですな。チョーガプキョンみたいな。

今回はケースとブックレットが一体化しているタイプのジャケットなんですが、写真は日本人カメラマンが撮ったみたい。なんと。

といってる間に6曲め・・・これもメジャーキーだぁ。能天気の予感・・・でも、そうですねぇ、日本版シングルの「記念日の食卓」より歌は良いですね。最近というか3枚目位からの歌いかたの芸風では、語るような歌いかたが多くて、なれてない言語だとダメっちうことなんだろうな。6枚目の歌詞はかわいらしい。が、29歳の・・・(もういいか)

次の曲まで時間があるから、ここで曲名の翻訳リスト

  1. 空よ(Wish...)
  2. 悲しい予感
  3. 夢ででも
  4. 二度とは
  5. もう別れても平気
  6. 人生は1度だけだけど
  7. 運命のように
  8. 待っていて
  9. やりなおしの恋
  10. Dear my family
  11. 二人いっしょなら(Happy together)
  12. 去年の冬(the last winter)
と書いている間に7曲め。おっと、これはまたメジャーキーだぁ。ちょっとキーがつらそう・・・しかし、今、歌詞カード見なくても辞書引かなくても歌詞わかっちゃうんだけど、これってやっぱし変?3枚目の頃くらいからだなぁ。で、他の韓国の歌手だとこうは行かないんですよ。不思議なことに。ある程度(9割5分位)はわかるんだけどね。9割5分わかるってかいたけど、たとえば、英語なんかだと3%わからない単語があると意味が良く分からないって言われています。だからこの5%の残りってのはなんとなく意味がわかるけど、よーくはわからない(翻訳するとニュアンスが伝えられない)程度の理解度なわけ。カンスージーの場合99%以上はわかるんだよね。うーむ。

8曲めもなんかメジャー・・・イントロはローファイにスクラッチノイズ(スクラッチじゃないよ)。このスクラッチって結構韓国の人好きみたいです。5枚目の5曲めのイントロもそうだったはず・・・おおそういえば、7枚目(一昨年)と8枚目ってあんまり聞いた記憶ないなぁ。これはバンド関係が忙しかったからか。

9曲めも・・・ひょっとして・・・・やっぱりメジャーだぁ。イントロはニューヨークニューヨークからの抜粋だ。こういうのも韓国ポップスで多いですね。イントロだけバッハそのままとか。(きちんとかいてありますが)うーん、それにしてもメジャーばかりだ。でも、一つ気づいたんですが、この9枚目、なかなか録音のあらがみつかりません。一つ言えるのは、ヘッドホンで聞くとボーカルの音量がちょっと低いかなというところ。エフェクト(特にリバーブ)の使い方がうまくなりましたね。前は温泉だったから。このかけかたを軽くしたのでスピーカーで聞くと、おそらく、ボーカルが前にでるのでミックスの音量が小さいんだろうな。

10曲めは Dear my family ってタイトルだから、予想通りメジャーキー。このリズムのプログラミングは・・・僕はあまり好きじゃないけど・・・それにしても次の曲もタイトルからしたら、メジャーキーの様な気がする。おっと、ボーカルにローファイ。そのあと、ダブリングに切り替わり。へぇ。。。色々わざをつかってるなぁ。ただし、アレンジはちょっと。。。ネタがないな、って感じ。エンディングで困ってるぞ。

11曲め・・・イントロはSmapの Peace!のあと、ファイナルファンタジーのオープニング・・・うそうそ。ふむふむ。この歌詞も、語尾が上称略体(韓国語勉強した人にしかわからんなぁ(苦笑))です。今回は意外にパンマルが少ない・・・基本は全部ラブソングなんですよね。パンマルを使うときって、よっぽど仲が良かったり親しかったり(歳一緒位、あるいは年下、親子、兄弟、恋人など)なんだけど。略体ってのは、これは話し言葉ですから。ちょうどなんというか、僕と面識はある韓国の女の子が僕に向かって使うのと同じくらい。(これは年上だからってのもあるみたいだけど)なんで、こうなんだろうねぇ?心境の変化か?これについてはまた機会をあらためて考察しよう。

12曲め・・・マイナーだとしたら、これしかないかと思ったが期待は裏切られ、なんとこれもメジャーキー。っつーことはオープニング(少し調性ぼかしてある)以外は全部メジャー。やったぁ。4枚目とほぼ同じ!それはさておき。これだけメジャーが続くとちょっとはマイナーのどろどろしたのもの欲しいけど。まぁいいや。エンディングの曲はやはりリピートしてかけるぞ、って気にさせる曲が多いんだけど、今回はちょっと印象は薄いかな。エンディングで印象が深いのはやはりデビューアルバムでした。ライブとかでやってくれないのかな。

それにしても、1曲除いてメジャーとは・・・やられましたね。全編ミドルテンポのが多いです。ダンス系をめざしてみたり、去年まで色々やってたみたいですが、今回のは原点にかえったという感じで、カンスージーファンならお勧め。なかなかおしゃれです。5枚目の録音とかアレンジをリファインした感じか。生楽器は減ってますが。彼女のアルバムで好きなのがある人ならMust buyです。

あ、タワーレコード渋谷では2590円でした。(98・10・16)HMVは見てないけど、ひょっとすると安かったんでしょうか?韓国だと10000ウォンくらいかなー。これって日本円で1000円しないってことになりますが。

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