Current News 15 May,2002
ろじょー
MANY MANY MANY

「パナマ・ハッティー」終了後にCD「4 Knights」発売、5月は「ダウンタウン・フォーリーズ」7月は恒例参加型ライブ!
役者さんもファンも忙しい今日このごろ、「ダウンタウン・フォーリーズ」公演前の吉野圭吾さんにお話を伺いました。

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−3月公演の「パナマ・ハッティー」はいかがでしたか?
圭吾:楽しんでやりました。
でも今回思ったのが、ああいうキャラを作っていって、大劇場に持っていったらどうか、っていうところで。帝劇みたいな大きい劇場に行ったときに、ああいうノリでの表現が後ろの方まで伝わるかっていうことはやっぱり課題だよね。「屋根」のパーチックとか、きちんとしゃべる役なら届くかも知れないけど、コメディのキャラでやった時に弱くなっちゃうんだろうなと。
−3人組の振付など、何度も練習したのでは?
圭吾:やったやった。尾藤さん練習好きだしね。「じゃ、ラスト10で」「あ、じゃ、10回行きましょう!」みたいな(笑)。
−部活のようですね。
圭吾:けっこう体育会系(笑)。今さんも体育会系だね(笑)。俺もそういうとこはけっこうそうだったし。やっぱり体に染み込ませないといけないから。筋肉で覚えろ!みたいなことだし。
−カーテンコールのおじぎはいろいろパターンがありましたね。
圭吾:今日は何しようかなーとか考えて。頭を掻いてみたり、サインを送ってみたり、なんだかいろいろやってました。 あのサインは堀内敬子さんが気に入って「ぜひやってください」ということで、何回かやってましたよ。
−潜入シーンでのブロックサインですね。
圭吾:「Y・M・C・b・プリプリ」。「スカット!この作戦だぞプリプリッ」「OK!」(笑)。せっかく水兵だしさ、なんかこう、手旗信号みたいなのないのかなと思って、どこで入れられる?って思ったときに、あ、あそこだ!と思ってやったんです。
−好きな場面は。
圭吾:あの店…どこだっけ…バナナクラブじゃなくて(笑)。名前忘れちゃったけど、あの店で、ハッティーとからむとことか面白かったね。俺達ハッティーの一番仲のいいお友達なんだけど、あんまりからむところがないからあそこで表現ししなきゃいけなくて。 「どうしたんだよー」っていう台詞でね。
−いいシーンでしたね。
圭吾:「ビギン・ザ・ビギン」で出て来て、歌の途中で真央さんがタバコ投げるじゃない?あのタバコがちょうど俺の指にスポッ!て来た時があったんだよ。 あと、投げたタバコが、ヒューッ、ポンて、(テーブルの)グラスの中に入ったの。「すっげー!」って感動したよ(笑)。ちなみにそのタバコは、いつも尾藤さんが持って帰ってました(笑)。
−最後のショータイムも派手でしたね。
圭吾:うん。あれ疲れるんだよ(笑)。袖に入った後ハーハー言ってた。「お金がジャンジャン」ぐらいな勢いがあったよ(笑)。

−CD「4 Knights」が出ましたね。
圭吾:CDね。自分で買いにいきましたよ!なんか複雑な気持ちで。 新宿の南口のタワーレコードで「ああ、あった!」って、なんか、おかしかったね。 買うとき、恥かしいから(カウンターで)下向いてて差し出して(笑)。 昔、音楽雑誌かなんかで「自分のCDを買いに行くのが夢です」みたいな話を読んだことがあって、「ああ、俺もそうだ」と思ってた。なんか、不思議な気持ちだったよ。
−選曲のはどのように?
圭吾:いろいろ案を出してもらった中から選びました。 「君住む町」は昔、何かのオーディションで歌ったことがあって、「あ、これはすげえや」と思って。あと「明るく楽しいのがいいんですけど、『big』なんかどうですか?」って言われて、「big」の中だったらこれかなあと思って「CROSS THE LINE」にした。大正解だったよ。ホントによかったなあって思った。ありがとうございますって感じ。
−特に「CROSS THE LINE」は生のミュージカルのようでしたね。
圭吾:長くて、けっこう波があるじゃない?それが自分にとってよかった。「CROSS THE LINE」は俺も楽しくってさ。途中の、一回沈むところがあるじゃない?「どうしたらいいのかな」っていう、あの辺がすごく好き。元気になっちゃうね。

−「ダウンタウン・フォーリーズ」はどんな公演になるのでしょうか?
圭吾:なんせ出演者4人しかいないんで、もう入れ替わりたちかわり、ガンガン歌ってます。チラシにあるようにホントに、タップして歌って、踊って、お芝居して。「テレビとかじゃできないような舞台を作りたい」みたいなことをコンセプトに。で、まあ普通のミュージカルでもできないようなこととか。そういう、あんまり人がやらないこと、あえて人が避けるようなことをやるような(笑)、舞台だったりします。…ホントにタップ多いんですよ。ええ(笑)。力量がないから人より何倍もやらなきゃいけない。
−いろいろな演目があるのですね。
圭吾:うん。歌穂さんとデュエットする歌もあって、なかなかいい歌で。あと、4人でガー踊りながら歌うやつと、まあいろいろあるんですよ。タップ踏みながら歌うやつとか、アカペラでしゃべりながらタップ踏むってやつもあるし。メロディはなくて、カウントだけ。ダダディダダダディダダダッダダダディダダ・ディラ・ディ・ディリッとか言って、みんなで同じ言葉をいいながら、タップを踏むと。…こ・れ・が・ま・た!これが一番始めの振付だったんです。もう…(笑)。歌いながらタップするってやっぱり難しいね!
−比べにくいと思うのですが、「42ND」のタップと比べてどうでしょう?
圭吾:こっちのほうがタイヘン(笑)。なんせ量が多いからさ。でも、やれたら面白い。面白いしすばらしい、と思う。
−タップ、歌以外にも何か?
圭吾:タンゴやります!ひさしぶりですね。歌穂さんと二人で!情熱的にやりたいと思います!バンドも生なんで。
−コメディっぽいのもありでしょうか。
圭吾:うん、コメディ満載。笑うところは満載。
−自分で作る部分はありますか。
圭吾:お芝居の部分とかだね。まだどうなるかわからないけど。 あとは踊りこんでいって、自分のニュアンスとか、どんどん、出てくるといいんじゃないかな。でも、ユニゾンのところはやっぱりユニゾンに見えないといけないけど。 歌もコーラスっていうか、ハモリが多くて。それも大変なんだ。そして英語の歌も多いんだよ。ミュージカルに限らず、懐かしいナンバーがたくさん出てくるんじゃないかな。
−濃いショーになりそうですね。
圭吾:うん。みなさん達者だからね。けっこう長いし数もあるから、ホントにテンポよく、ポンポンポンポンってやっていけばあっという間に、「ああ楽しかった」って終われるショーなんじゃないかなと思います。
−いきごみは。
圭吾:…やりますよ!「TOY BOX」みたいにやること多いけど(笑)、バシっとやらしていただきます!

−「TOY BOX」と言えば夏に「Toy Box3〜ちょっとだけ〜」を企画されてますね。
圭吾:こんどは「ちょっとだけ」ですからね。出演者も、シゲ(佐々木重直)と俺とピアノぐらいで。
−今回のコンセプトは「ちょっとだけ」。
圭吾:「ちょっとだけ」!、短めに。でももちろん参加型ですよ!そこは捨てませんから(笑)。まあお楽しみに!

5月9日から開幕した「ダウンタウン・フォーリーズ」。↑インタビューからうける印象は「なんかとにかく、やること多いんだな」ですが観てみると100回ほど納得いたします(^^;)。元気に色っぽく美しくバカバカしくなさけなくカッコよく、またしてもいろんないろんな吉野圭吾さんに出会えるショーに出会いに、青山へぜひお運びください!
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