Current News 18 Sep,2002
ここテストに出るから! Ein Bisserl..?

今年の参加型ライブ「Toy Box3〜ちょっとだけ〜」についての吉野圭吾さんへのインタビューをお届けします。

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−"TOY BOX3"お疲れ様でした。
圭吾:なんか、あっという間に終わってしまいました。はい。「あれ、終わっちゃったんだ…」って(笑)。
−「ちょっとだけ」といいつつトータル1時間50分ですから、決して短くはないんですよね。
圭吾:そうそう。いつもやってる「toy box」の、休憩時間抜かしたらそのぐらいでしょ?つなぎがないから着替えたりできないんだよね。一幕ものだからあっという間に終わっちゃうのかな。
−今回、ご自分で訳詩もされたということで。
圭吾:「ロコ」は、大浦みずきさんが歌ったやつがあったんで、それを貸していただいて、ちょっと違う視点から書いてみたんだ。 大浦さんがやった元のやつは「私にしか見えないロコがいて」みたいな形で歌ってるんだけれども、今回やったのは「自分がロコとして、愛する人のために歌う」みたいなことにした。
なんでこれをやろうと思ったかっていうと、 NHK見てたらある番組でタンゴをやってて、そこで歌手が「ロコ」を歌ってたの。 その歌手はちょっと雰囲気が怖かったんだけど(笑)、 「あ。でもロコいいな」と。…その人はそういう視点で歌ってたんだよ。自分がロコで、君のためにああしてこうしてみたいな。「あ、こういう視点もあるんだ、じゃこれでやろう」と思って。で、書き直して、やりました。
−ロコの狂気っぽいところが強く感じられてよかったなと。
圭吾:ね!ロコはいいよ。ちょっと間違えたけど。 やっぱり、ああやってこう…普通に歌うより、何かの役になって歌うほうが 俺は向いてるのかもしれない、と思いました。 ミュージカルだったり、話の中の一部だったり、設定があったりするとやっぱり面白い。なんかこう役者の魂がくすぐられるっていうか。 これを機にちょっと、タンゴの歌とかいっぱい勉強してみようかなって。 きっともっといっぱいいろいろいい歌があるんだろうなって思いました。
−訳詩ものではもう一曲「Sunset Boulebard」ですが。
圭吾:サンセットは「やりたいなあ」と思ってたんだけど、英語でやるか日本語でやるか、どっちにしても意味がわからなければダメだなと思って。で、 外人の夫を持つ高校の同級生に「ちょっと訳してもらえないかな」と頼み(笑)。どんなこと言ってるかだけ訳してもらって、それから自分で音に当てはめて。「あ、こういうことか、じゃ、こうかな」ってやっていきました。
−なかなか秀逸な歌に仕上っていたなと。
圭吾:でも観たのがだいぶ前だからさ、その時だって意味わからずに見てたし、 話の内容ははっきりわからないんですよ。
−宇賀村さんの伴奏も素晴らしかったですね。
圭吾:よかったね、かっこいいよ。本職の技を見た。 シゲに「ピアノだけでいいじゃん」とか言われたもん(笑)。

−ハプニングはありましたか?
圭吾:みなさんも知っての通り、トークの順番を間違えたことですね(笑)。
あとは…「スパイダーマン」の場面でバニーガールのシゲちゃんに完全に持っていかれちゃったところですか(笑)。
−それはハプニングでしょうか…。
圭吾:ちょっとあれは誤算でした(笑)。まあ彼もあれ以来、癖になったみたいですから。 「もう何でもできる」って言ってました…よかったよかった。
−じゃあ来年は一緒にバニーを
圭吾:お月様に続き「バニーちゃん物語」をやるか…せりふありでね。シュールさは変えずに…それいいなあ(笑)。よしそれ考えよう俺。
−シゲさんは「TOY BOX」では必ず何らかの「わな」にはまるようですが。
圭吾:(笑)すごく俺、彼の良さを引き出してると思うよ! でもだいたい自分で種をまいてるんだよ。「ギター弾こうかー?」みたいなことを振ってくるんだもの。 けっこう自分で自分の首を絞めるんだよ(笑)。

−「お月様ブラザース」は今回でファイナルなんですか?
圭吾:ファイナルです!
−もう彼らには。
圭吾:会えません!
−本当に月に帰れたんですね?
圭吾:いや?
…(笑)ま、ご想像におまかせするということで。まあ…とあることからあの「お面」に出会い、 始まった、あの企画がファイナルを迎えたということで、めでたしめでたしです。 振り返ってみればいろいろありました…「恥かしい恥かしい」って言ってましたね、新宿の人込みで撮ったときとか。ビルん中で、つかまったこともありました。
−海での撮影のご感想は?
圭吾:楽しかった。なんか、夏を満喫できたしね(笑)。
−BGMが決まってましたね
圭吾:かなやんさまさま(笑)。「なんか宝塚みたいな音楽ないの?」とか言ったら 「あ、うちにカラオケがある」とか(笑)。面白かった!

−今回は新曲も2曲ということで、苦労されたところはありますか?
圭吾:「しずく」のほうは、あっという間にできたの。 歌詞を「こんな感じなんだけど」って(高木)ケイゴくんに渡したら、 ケイゴくんが「じゃこんな感じかな」ってギターを弾いて、「うーん、3拍子で」って俺が言って、そしたら「あ、いいね」。で、できあがり。
「GENE」のほうは、自分でしこしこと鍵盤たたきながら作った。 そっちもあんまり苦労はしてないな。なんか「降りて」きたから。 あるとき、すんなりできたんだよ。サビのところだけ考えてて「これの前後がわからないなあ」と思ってたんだけど、ある時「あ!こうだ!」って降りて来て、一晩でできた。 やっぱり、自分で作るのは面白いね。
−「BREATH」もひさしぶりでしたね。
圭吾:そう。「これ、久し振りに歌おう!」と思ったの。なつかしかった。
−準備・本番通してのご感想を。
圭吾:なんせ3人だったんで稽古がさびしかったね(笑)。いつも5人だったから、なんか足りない気がして寂しかった。来年はもっと人を増やして、またやりたいなと。

月面に散った太陽、故郷へ帰った(疑問符)兄弟、懐かしい曲新しい曲、トークにコントに参加型…かくして今年の夏も過ぎてゆきました。 自分的なBESTは曲では「サンセット」コントでは「夫と妻」、台詞では「さあスポーツカーに乗れ!」だったんですが…みなさまはいかがでしたでしょうか。
「42nd STREET」で幕を明けた今年、「パナマ・ハッティー」も「ダウンタウン・フォーリーズ」もずいぶん前のことのような気がします。夏を満喫した後はいよいよ3ヶ月間の「モーツァルト!」開幕!「Toy Box」皆勤の方も初心者の方も、新しいシカネーダーに逢いに参りましょう。
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