Current News 10 May,1997

前のニュース(1997.4.27) 次のニュース(1997.5.25) 目次 最初のページにもどる

「ガイド」特集 -vol.1-

4月24日から公演がスタートしたSTEPSミュージカル「DREAM−風の夢、砂の歌−」で、「ガイド」役を演じる吉野さんにお話をうかがいました。

★ご注意★

ストーリーについての話題を含んでいます。これから観劇を予定されている方で、内容を先に知ることを避けたい方はご注意下さい。

5月5日 −登場の曲「俺はガイド」は凄いインパクトでしたが、あの曲にかけた意気込みは強かったですか?
吉野:そうですね。あそこでほら、ガッとつかまなきゃいけないじゃない。これからの流れがあそこで結構決まったりするんで、すごく神経使うっていうか…楽しんでやればなんとかなるんだけど、手は抜けないところがある。
−今回は踊りもあの場面だけですね。振付で、自分で考えたところはありますか?
吉野:「光と〜影の〜国」っていうとこ、あれね、小飯塚みどりの魂が降りてきて、そうしろって(笑)。あそこ小飯塚の魂が乗り移って俺にやらせてるんです。(笠之坊)晃くんがあそこ大好きなの。
−シスターに話しかけるところ、いくつかパターンがありますよね。「貯金は郵貯」と「あんた酋長」と…
吉野:「あんた船長」っていうのもある(笑)。あとね、まだ隠してるやつがあるんですよ。ちょっとおじさんたちにしかわかんないような感じの…若者にはわからないかも知れない。

−ガイドと吉野さん自身との性格の違いって、どんなところでしょうか?
吉野:あんまり違わないと思う。どれも自分の中で、あるものを出す感じ。 …でもあそこまではやれないね(笑)前半のアレみたいなの。あそこまでできないね、生きてて…何がスッパムーチョカラムーチョだよバカかお前って(笑)。俺がお客で見てたら「あーあーあーあー…」って思うよ。

−今回、特に苦労したところは?
吉野:つながりの部分、「これでいいのかな」って。現代と、アルケミストの世界と…そのつながりをどうやって、やっていくか。ちゃんとバトンタッチしていかないと、いまいち「東京に帰ってきた」とかってわからないじゃない。
でもあんまり苦労はしてないです。今回。ああいう役作りで正解だったかなって感じで。横山さんが言ったのが、始めは面白く、インチキ臭くやっといて、で、ちゃんとしたところは後半の、砂漠へ行ってからの場面に残しといてってことで。東京の場面でも前は後半みたいな雰囲気も匂わせてたんだけど、あそこも暗くしないでもうガンガン行っちゃったほうがいいっていうことになって。

−自分の場面で、演じていて一番面白いところはどこですか?
吉野:後半の駆け引きだね。カオリさんとの。「何?」って思うところが、あそこじゃん。あの…「前兆かもしれない」っていうあのあたりからきて、だんだん正体現しはじめる感じじゃない。 あそこから、また違うテンションだから、凄く面白いよ。「今までバカだと思ってただろう、ちょっと違うんだぜ」っていう感じですか(笑)。なんか二重人格みたいでしょ。

「ガイド」特集 vol.2に続きます。お楽しみに!


前のニュース(1997.4.27)次のニュース(1997.5.25)目次最初のページにもどる