'98SPRING INTERVIEW vol.1
「Shocking!Shopping!」ツアーも終わってひとくぎり、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
いよいよ夏のファースト・ライブに向けての準備に突入した吉野さんへのインタビューをお届けします。まずは「Shocking!Shopping!」を振り返ってのお話から…。
−今回は「お芝居」としての意気込みがあったと思うのですが、思う存分やれましたか?
吉野:うん!いやあ…なんかねえ、今までやってきた中で一番楽しかったね! 芝居も、歌も。ミュージカルが…やっぱりねえ、凄く良かった。自分的には。
−ある意味「YELLOW ANGEL」よりハードそうだと感じたのですが。
吉野:うん、ハードだよ。「Yellow」はそんなに大した事ない。一幕はしんどいけど、二幕は別に。SSはもう…大変だよ。
…でもやっぱり楽しかったなあ…。千秋楽、けっこうみんな立ったじゃん。 何も立て、とも言われず。
−亀有千秋楽は良かったですね。
吉野:良かったよねえ。めちゃくちゃ張り切ったよ。−公演中、いろいろな広さの劇場がありましたが、SSの場合やはり狭めなほうがやりやすいですか?
吉野:そうだね。あんまりでっかいとこ行っちゃうとね、後ろまで届かない気がするんだよね。
…声がもたないんだよねSSって。怒鳴ってばっかりいるじゃん。 声がもたないんだよね…そこがクリアできれば。
−舞台であんなに喋ったの自体が久しぶりですよね。
吉野:そうだねえ。ずっとほら、「ヴィクター」でも、別にそんなにしゃべってないし、そのあと「Yellow」でもしゃべってないし…。
やっと本業、来たって感じだよね(笑)。
…やっぱ、楽しいねお芝居はね、いいよ。やっぱオリジナルだね!絶対、そう。 たとえつまんなくてもやっぱりねえ、本人は、オリジナルがいいと思う。作って行けるし。
で、一番ベストなのがやっぱり、オリジナルで、めちゃくちゃ…すばらしい、っていう舞台、ね!それが一番いいよね。
−そういうのに出て行きたい。
吉野:俺はだから、7月のやつに、賭けます!(笑)
−まずは作ってみる(笑)
吉野:作るよ(笑)俺は納得行かなかったら、もうどんどん変えるから!−SSがもしまた再演されたとしたら、やってみたいことはありますか?
吉野:やってみたいこと?うーん…もっと飛びぬけちゃうシーンがあってもいいかもね。なんか、飛んじゃうシーンがあったりとか。
前のSSはぶっ飛び型だったじゃん。で今回は、ちゃんとお話のスジを通した。 それがだから両方ね、出来るような感じ…が面白いかなあと思う。 「二人をカップルに」の時、マイク持ってきちゃうみたいな、ああいうノリもさ。※
でも俺だけの問題じゃないからな。あとはやっぱり、若い子達が、自分の役割をもっと果たさないといけないね。もらった役を、それぞれが深めていけば、もっといいものができるんじゃないかな。俺も含めて。※ 96年初演ではここは、6bitに「誰と誰をカップルにするんだ?」と詰め寄られたポリーたちが、「ふっふっふっふっ」とじらしながら舞台袖までひいてってマイクスタンド持って戻って来て、「ウールと」「コットン!」と発表する、という場面だったのでした。
−冒頭の、リールと二人で映画の場面を真似するシーンですが、「血がが」っていう言い方は子どもの頃使ってたんですか?
吉野:うん(笑)そう。言わなかった?「ちががでた」って(笑)。※
…どーして俺、そっち行っちゃうんだろうね…「真面目なシーンにしろ」って言われてんのに。
−真面目なシーンなんですか?
吉野:真面目なシーンだよ!
−アークとリールが夢を語る大事な場面ということで(笑)
吉野:そうそう。でも「夢」がよくわかったでしょ?今回(笑)
−すごくよくわかりました(笑)。アーク達はあのあとどうなるんでしょうね。
吉野:ああ…まあ相変わらずなんじゃないですかねぇ…たぶんCM止まりだね(笑)。 自分のデパートのCM止まり(笑)。きっとやつらは。※ 筆者は言いませんでしたが(^^;)保育園の先生によりますと、最近でも小さい子はよく言うんだそうです。
「Shocking!Shopping!」についてのインタビューはvol.2に続きます。お楽しみに!
さて、このホームページももうすぐ一周年を迎えます。「Dream」神戸公演の日に初公開して以来、あっという間の1年でしたが…この間吉野さんの出演作品が何本あったかとか数えてみると、実は長い長い、濃い一年だったんだなあとびっくりさせられます(^^;)。
公開直前まで感じていた「喜んでもらえなかったらどうしよう?!」という不安な気持ちは今でも鮮明に思い出されます(ていうか、今でも不安です(^^;))。公開当初からご意見・ご感想をくださっている方にも、その後の作品で吉野ファンになり常駐してくださるようになった多くの方達にも、心からの感謝を贈りたいです。ありがとうございました。
2年目もいろいろなことをやっていきたく思っております。面白くてカッコ良くて元気の出る、吉野さんの舞台みたいなページを目指してがんばりますので、どうかこれからもよろしくお願いいたします!