Current News 30 Apr,1998

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'98SPRING INTERVIEW vol.2

3月末に全国ツアーを終了したSTEPSのミュージカル「Shocking!Shopping!」についてのインタビュー、後編をお届けします。
(公演データについて詳しく知りたい方はSTEPSのオフィシャルページSTEPS on the WEBをご覧下さい)
(インタビューはVOL.1から続いています)

大阪にて −今回、ポリーとは「お友達」だったのでしょうか?
吉野:うん。でもやたらとポリーと絡んでんだけどね(笑)。なんか知んないけど(笑)。
−初演ではカップルらしい感じでしたが。
吉野:うん。今回はだから、まあ「仲良し4人組」みたいにね。 そういうのって結構、邪魔だったりするんだよね。話に。
なんかそういう、色恋沙汰…の話じゃない。 だから、クロスして、おれたちもカップルみたいになるとさ、また、明確じゃなくなって来るから、今回はやめようって。
−ウールとコットンに絞って。
吉野:そうそう。俺と、ポリーはどうでもいいって感じなのね。そんなことじゃなくって、4人がその二人のために立ち向かって行く姿、が一番大事。
恋人とかになるとさ、「シュン」てなった時に、例えばなぐさめてあげなきゃいけなかったりするじゃない。今回はそういうことじゃなくて、4人がひとりずつ、しっかり、立っていく。
だから例えば、図書館の前のときにさ。コットンが行っちゃって、みんなシュンってなって、そこでカップル同士だったら例えば、肩とか抱いて行ったりするかもしれない。そういうことじゃなくて、ひとりひとりが、それを受け止める。ホントはだから、イメージ的には、「おれたちも帰るか」って言って、それぞれの道にこう、ちらばっていく感じなのね。
…そのほうが「責任」があるじゃない。一人一人に、責任が出てくるっていうか。 その「クッ」てなった気持ちをさ、二人でいることによって舐め合ったりするんじゃなくって、一人一人がしっかり、傷として受け止めて、最後のシーンに持ってく。
−初演と一番違うのはそういうところかも知れませんね。
吉野:そうだね。あとは…おちゃらける役として、俺、ぐらいにしといて… で、リールは真面目だったでしょ?
−まじめというか、怖かったですね。
吉野:怖かったでしょ?(笑)
だから…あんまりワケわかんないことはやめようっていって。ちゃんと、 青春・グラフィティーっぽく。そこを狙ったんですよ。

−よくある質問なのですが(笑)、髪の毛はいつもどうやって立ててるんですか?
吉野:スプレー。頭の真ん中から、少しずつ立たしていくの。
−ツアー後半、髪が伸びてきても大丈夫でしたか?
吉野:うん!大丈夫なスプレーがあるんだよ!すばらしい。 今はマツモトキヨシにしか売ってない(笑)。 「スパイキー」っていう、スプレーがあるんだ。 そいつは俺が、高校ん時に、パンクだった頃、頭を立ててたのに使ったんだな!(笑)
−あの…アルフィーファンじゃなかったんですか…?
吉野:(笑)パンクもやってたの。…それで電車とか平気で乗ってたもんね。そんな頃もあった…。

96年の初演とはいろいろな意味で雰囲気の違う作品となった「Shocking!Shopping!」、お話が深く、わかりやすくなって嬉しい反面、初演で好きだったギャグなどがなくなってちょっと寂しく感じられた部分もありました。 もっとシリアスなバージョンも観てみたいなあ、と思いつつコットン家のムービースターシーンとか、つい待ち構えてしまったり…自分がいかに「Shocking!Shopping!」に大きな、いろいろな期待をかけまくっていたかがよくわかったものです(^^;)。
「シリアスも、ギャグもさらに深めたSS」に、いつか出会えたら最高ですね。

次回はいよいよ7月のライブの話題をご紹介して行きたいと思います。お楽しみに!


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