Current News 20 Dec,1998

kinoshitade

APPENDIX OF 1998

1998年師走ももう半ばを過ぎ、23日からは青山劇場で「Yours2」が始まります。

今年最後の(たぶん)CURRENT NEWSは…ちょっと季節外れになっちゃいましたが「BROKEN ANGEL」についてなど、今までの記事で載せきれなかったいくつかの話題をまとめてみました。


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−「BROKEN ANGEL」という作品に対してどんな印象を受けましたか?
圭吾:結構好き…な感じかなあ。全体的に。カッコいいじゃない死神の話なんてさ。やっぱり人間じゃない役っていいね。人間ダメみたい(笑)。
−これまでの「人間じゃない役」だと、やっぱり…
圭吾:ヘビ(笑)。なんか、よく言われるのがヘビなんだよね。わりとヘビの印象強いらしくてさあ。どこ行っても「ヘビ観ましたー」って(笑)。
−死神の役作りはどんな風に?
圭吾:そうだなあ…まあ、どんな役割が大切かな、と思ったときに、それで作ってった、感じ。
−手で顔を隠していたのはなぜでしょうか?
圭吾:あのね、ああやると、目に見えないんだって。実は見えない設定なの。
−ヤンさんからは見えないということですか?
圭吾:うん。けっこう、側にいたりしてたじゃない?あれ見えないの。見えない時もあれば見えてるときもある。でもあの子どもには見えた、っていう、感じ。

−青山劇場では金髪だったのが、バウホールでは紫の髪に変わってましたが…。
圭吾:あれねえ、金髪じゃないと思ったの。金髪ダメでしょーって思ったの。やっぱ紫でしょーと。
−自分で決めたんですか(笑)。
圭吾:うん。ズボンも紫だし、なんか死神ってやっぱ紫でしょうと。で、紫にしてったの、「ちわーっ」て(笑)。みんな「いいですねー」って。「いいでしょー?」って。…でも勝手に変えるなっちゅーに(笑)。

−好きな衣装は?
圭吾:どれが好きかな…最後の衣装かな。「FEVER」のジャケットの。あれは好き。
−「FEVER」は「female」以来で振りも変わっていましたが、あの踊りは好きですか?
圭吾:うん。好き好き。あと「I」も好きだし。
−前半の死神様と、後半の「ヘイ彼女ー」のあたりと、キャラクター的にどっちがやりやすいですか?
圭吾:…死神。
−やっぱり、あんまり人間ぽくない役が?
圭吾:やりやすい。やりやすいっていうか、好き。好きだな。

−バウホールで宝塚デビューされたわけですが、町の印象はどうでしたか?
圭吾:なんかね、凄いよねえ。なんか、あれだね…村おこしのようだね(笑)。
−ライブ感があっていい劇場でしたね。
圭吾:ねえ、そんな広くないしね。銀橋ないのが残念だったね(笑)。…まあ これからもずっと、歴史を守っていってもらいたいもんですねェ!(笑)
−以前、千ほさちさんが出演されていた「SPEAK EASY」をご覧になったそうですが。
圭吾:行った行った。一番始めに宝塚観たのがほさっちーの奴だったから。 銀橋とかきてね、目が合っちゃってね。「ああ…」って(笑)
−ときめいたと(笑)
圭吾:忘れかけていたときめきを思い出させてくれたよ(笑)宝塚ってえやつは(笑)。
−面白かったですか?
圭吾:うん面白かったよ。みんな一生懸命だし、華やかだし、いいよね。現実ばなれしたとこがいいよね。そんなリアルじゃないじゃない?夢々しいとこがいいんじゃないですかね。あれはきっと女にしかできない。

−「BROKEN」の稽古開始は「BORN」のアートスフィア公演の直後だったそうですが、時間的に大丈夫でしたか?
圭吾:うん。けっこう大丈夫だった。
−体力的にきつくなかったですか?
圭吾:きつかった(笑)。
−(笑)そりゃそうだ。
圭吾:きつかったっすよ…。 でもそれよりもねえ、「BORN」の、千秋楽から次の日にかけてが一番きつかったね(笑)。
スフィアの千秋楽、終わって、打ち上げして、ほいでボウリング朝までやって、で…6時ぐらいに、レンタカー屋行って、トラック借りて、そのまま「BORN」の道具を、ちょっと倉庫へ運びに行きーの…もう眠い眠い!! (笑)もう死んだ方がいいと思ったもん。これでもうすやすやと眠れるんだったら死んだ方がいいやと思った。 それほど、きつかった。あんな眠いことなかったね。 もう、とんでもないよ。 ちょっと無理しすぎた。もう若くないなと(笑)。
んで、1時ぐらいにやっとそれが全部仕事が終わって、 最後カネやんと「お疲れ」って二人になって別れたときにね、「ああ…終わった」と思った。すっげー寂しかった。

 舞台監督の金田朗敬氏

圭吾:…でもめちゃくちゃね、「生きた!」て感じがした!
もう…一番、熱かったね!今年の夏は。この今まで生きてきた中で。 ていうか…「がんばった」。それが別に、苦じゃないんだけど、楽しかったんだけど。
むっちゃくちゃ無謀だったもんね。ホント無謀。倒れるだろうっていうか。でも倒れなかったねー。「なんだ倒れないんじゃん」とか思って。…ちょっとたまにさあ、バタっと倒れてみんなのこと心配させたりとかしたかったんだけどさあ(笑)、ぜんぜん倒れなくてさあ…。みんなを抱えてるから、俺がなよってるとみんな、なよるからさあ。ダメなんだよ。
でも、ちょっと弱ってたねやっぱりね。舞台が弱い、気がした。ちょっと疲れぎみなのかなって。
−舞台観て「疲れてるのかな」とは思いませんでしたけどね。「そんなに飛ばして大丈夫ですか?!」とは思いましたけど。
圭吾:(笑)心の発表会だからね。ダンスの発表会じゃないんだよ、ココロの発表会なんだよ!

お正月に「ヴィクター・ヴィクトリア」で始まり、「Yellow Angel」「Shocking!Shopping!」そして「BORN」、「BROKEN ANGEL」、「THE HUNTER」と駆け抜けた今年もあとわずかです。
年頭に圭吾さんに伺った今年のテーマは「もうひとつ先へ」でしたが…ファン的には「あと5年くらいの間にこれこれのことがあるといいなあ」と思われたことを全部経験できた気がします(^^;)。熱かったよねえ、この夏は>みなさま。
99年はどんな年になるのでしょうか?

まもなくメッセージボード「LETTER BOX」を再開します。98年最後・99年最初のゴージャスなお楽しみである「Yours2」のご感想ほか、圭吾さんや"nut"に伝えたいことをどんどん書き込んでくださいませ。


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