Current News 1 Mar,1999 リハーサル

MOUSE,YOSHIKEI,
JACKEY,8-ban-kun
vol.2

お茶会「Valentine of nut」も終わり、春の「ラ・カージュ・オ・フォール」まで一段落という感じの昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
年末・年始の「Yours2」についてのインタビューの続きと、ディナーショー「HUNTER」についての話題を併せてお届けします。

(このインタビューはvol.1から続いています。)


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−公演中はイベントシーズンでしたが、メンバー同士で遊びに行ったりしましたか?
圭吾:行った行った。もう毎日!神戸の人がね、オリエンタル劇場の支配人の丸山さんていう方なんですけど…丸山さんありがとうございます(笑)、毎日いろいろ連れてってくれて…もう、一年ぶんのおいしいものを食べた。
−キャストみんなで?
圭吾:そう。ずーっとみんなといっしょでした。

−バレエの「くるみ割り」に出演されたことがあるそうですが、その時は誰の役だったのでしょうか?
圭吾:くるみ割り人形を持ってるおじいさんがいるんだよ。その人。 ドロッセルマイヤーっていう、おじいさんの役をやりました。マジシャンなの。
−舞台で手品を?
圭吾:ちょこっと。で、ちょっと踊って。あと別のバレエ団では「お客さん」てのやりました(笑)。パーティの場面があるじゃない?そこのお客さん。
−2つのバレエ団で「くるみ割り」に出たんですね。
圭吾:うん。12月になると「くるみ割り」多いんだよ。で、ふたつ出ちゃいました。

1990年

−「スワンの恋」についてなのですが。ジャッキーとしては、白鳥男爵に対しても愛情があったのでしょうか?
圭吾:うん、あったね。だって元々つきあってたんでしょ?あれ。 元つきあってて、で、ちょっとそろそろ「違うな」って思い出して…で、そこへ、憂一が来たでしょ。
−「ゆういち」っていうんですか?!
圭吾:そうだよ。安寿さんね。憂一っていうの。憂一が来たから憂一のほうに、ちょっとこう、行っちゃうんだな。で、男爵に刺されて…刺されたんだけど、こう、なんか「ああ、実は…まだ好きなのよ」みたいなお別れで。
−なんで「のよ」なんですか…
圭吾:ゲイだから(笑)
−「ジャッキー」という名前はあだ名でしょうか?
圭吾:ううん。もう「ジャッキー」!…「ジャッ・キー」です(笑)
−外国の方でしょうか?
圭吾:あ、ちがいます(笑)日本人です。で、あの港ではジャッキーって呼ばれてんです。
−白鳥男爵、ジャッキー、憂一と。他の方にも名前があるのですか?
圭吾:わからない。それぞれあるらしいんだけど…いろいろ、フランソワとかいるらしい(笑)。ちゃんとフルネームで、2つあるんだよ。なんとか・フランソワとか、フランソワなんとかとか(笑)。わかんないけど、なんとか・かんとか。
−ジャッキーはただのジャッキー。
圭吾:ジャッキー(笑)。俺はジャッキー。とにかくジャッキー。
−港の近くに屋敷があるわけですね。
圭吾:そうだよ。だって俺水兵だもん。
−その近くで伯爵に出会ったんですか?
圭吾:んー、どうなんだろう。まあそこの、酒場で会ったんだろうな。…そう、あそこも、そのあとのマジックショーのところも、白鳥男爵の屋敷なんだよ。

−「スワンの恋」全体で、好きな部分はどこですか?
圭吾:しょっぱな。「ラヴィアンローズ」が終わって、宮内さんが歌うやつあるじゃない。「Jacky」っていうタイトルなんだけど。そう、「Jacky」がいいね。 あと、女3人ぐらいで歌いまわししてるやつ。ジャン!…て始まるやつ。
あれ大変だったんだよ。あの、「スワンの恋」の踊り全部。カウントとかじゃなくて、「二人の意識で合わせて」って言われて。自分と安寿さんの絡みは、「二人でいいようにやって」って言われたから。カウントじゃないから、何度も何度も合わせた。椅子のところだけはカウントなんだけど、ほかは曲を聞きながら合わせていって、最終的に決めてったから。
−「Yours2」全体だとやはり、ジャッキーのあたりがいちばんウェイトが高かった感じでしょうか。
圭吾:うーん…そうだね。やっぱジャッキーになると気合入るからさ(笑)。

「バロン」

−最後の「魔法使いの弟子」ですが、8番くんのマジックは駒田はじめさんに習ったんですか?
圭吾:うん、そう。
−首にロープ回してはずすやつ、未だにタネがわからないんですが。
圭吾:あれは簡単だよ?首ん中通るんだもん(笑)ウィーンって。一瞬切れてるんだもん。
−ジャッキーも終わって気持ち的に楽に、楽しくやれてるのかなと感じました。
圭吾:そうそう。流れにまかして、っていう感じ。
−でも歌はキツイと。
圭吾:歌はキツイ!(笑)…歌はキツイわ早替えは大変だわ…マジで大変なんだよ。
−「Yours2」は全体に、休む暇がないですね。
圭吾:そうなんだよ。全然楽屋に帰れない(笑)。 特に一幕のその…ねずみから、ヨシケイになるところ。ゲネの時なんか手袋、片方できなくてさ。
−大変でしたね。
圭吾:大変でしたねえ。でもやっぱり楽しかったよ。今津とか、福島さんとかとも会えたし。音楽座チーム、がんばろうって言って。…凄いんだよ、4人抜かしたらあと全員、一回は音楽座出てるんだよ。真矢さんは「シャボン玉」で主役やってるし、春川さやかも「星の王子様」に出てるし。駒田さんも「シャボン」に出てたし。

−稽古、本番を通して、「Yours2」で思い出話はありますか?
圭吾:…その前にディナーショーがあったもんね。ディナーショーと両立するのが大変だった(笑)。
−では、ついでにディナーショーについて…練習・本番を通して、一番苦労したところは?
圭吾:…「歌詞を覚える」(笑)。歌を覚える作業が一番大変だった。 (笑)時間がなくてね…まあ振りを覚えるのも大変だったけど。 毎晩、木の実保育園で、一人で5時ごろまで通し稽古やってた。 12時とか1時くらいに行って、「下、使うねー」って言って。 昼間は普通の練習、「Yours」とかディナーショーの練習して、夜中は一人で稽古ですよ。たまに友達呼んで見せたりしてさ。
−やっていて面白かったところはどこでしょうか?
圭吾:いやあ、すべて自分の自由になって嬉しかったよ(笑)
生で"Breath"とかも歌えたし。面白かった。…大変だったけど、面白かった。
−本番は楽しめた。
圭吾:うん!すっげー楽しんだよ。楽しそうだったでしょ?

神戸公演から2ヶ月。ずいぶん昔のことのような気がする「Yours2」ですが、ねずみのカッコよさもヨシケイのはじけっぷりも、ジャッキーの妖しさ、8番くんのアフロ(笑)そしてオープニング&エンディングの笑顔も…どの表情も鮮明に心に浮かんできます。一本のショーでこんなに贅沢できることは2度とないかもしれない、と思うくらい、いろいろな圭吾さんを観ることができた逸品でした。いつかまた、こんな素敵な"THE SHOW"に出会うことができますように。
それでは。1ヶ月後の「ラ・カージュ」をお楽しみに!


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