平成10年観戦レース

第27回松竹梅賞(アラ系準重賞)
青峰特別(4歳特別)
第23回開設記念(重賞)
第11回高崎皐月賞(4歳重賞)
赤城山特別(AB特別優勝戦)
ジュライ特別(中央500万下・B1下指定オープン)
第8回高崎オークス(4歳牝馬重賞)
第17回スプリンターズ賞(重賞)
ヴィーナス特別(アラ系特別優勝戦)
ミルクカップ(特別優勝戦)
雷電特別(3才特別)
第24回三才優駿(3才重賞)
第27回高崎大賞典(重賞)
以下続く

松竹梅賞
カリナンの勝った3歳優駿を見て、平成9年を終えた。本来ならば、翌日の大賞典も見るべきだっただろう。しかし、暇にも関わらず、ここ数年の大晦日は出かけていない。年をとった証拠だろうか。大賞典は、グランドツアラー絶対と思われたが、自身の絶不調により、2着に敗れ、ケイシュウトライが勝った。相も変わらず、古馬の層が薄い。という訳でもないのだが、平成10年の初戦は、アラブのトップクラスによるレースの観戦となった。
高崎アラブに関しては、ヨウメイスター以来、注目しなくなった。アラブ自体、全国でじり貧傾向にあるので仕方ないが、土曜日だったので、はっきり言ってしまえばたまたま見に行ったと言ったところだ。あとは、4歳特別でもやっていればしめたものだったが、この日は注目レースがこのレースしかなかった。ここは、久々にアラブの現勢力を見る意味でも、松竹梅賞に注目だ。
本命は、アラブ大賞典の勝者、キングジョージ。それにしても凄い名前である。ただ、休みなく使われており、1月3度目の出走だ。対するは、大賞典2着、スマノガッサン。これら2頭は、いずれも転入して間もない馬だ。ここは、5歳馬ダンシングユーユに望みを託す。キングジョージに先着している強みもあり、キングジョージとの枠連1点で勝負。
結果は、1着スマノガッサン、2着キングジョージ。いや、アラブのレースらしく、堅い結果だ。僕は、馬券の配当的なことにはあまりこだわらないので構わないのだが、これを面白く思わない人が多いからアラブ、いや、地方競馬自体が衰退しているのだろう。
そのためか、最近下級条件レースが難しい。同じような成績の馬を集め、紛れを多くしている。これは、諸刃の剣で、配当的な興味は増すが、馬券が当たらなくなった。この日は、1レースも当たらず、疲れだけを残してしまった。主催者側の苦労が忍ばれるが、こちらの苦労も増えた。トホホ、である。 PAGETOP

青峰特別
さて、青峰特別の観戦は、恒例となりつつある。JRA皐月賞トライアル代表馬選定レースとしてすっかり定着した感のあるこのレースこそ、未来のスター候補を探す絶好のレースである。
常識的に見て、3歳優駿の勝ち馬カリナンが最有力か。対するコラソンも、4歳特別で勝利を収め、実力を見せた。ただ、カリナンに関しては、いわゆる大物感は感じられず、下手したら早熟といった疑念がつきまとった。そのカリナンに完敗したコラソンは、なおさらだ。ただ、コラソンに関しては、スキャンという血統に支えられた、安定感があった。(ちなみにカリナンは、ヤエノダイヤ)
いずれにしても、3歳優駿組でなく、別路線の新星がいたので注目してみた。まずは、スーパータイミング。父ツータイミングの血統は、魅力的。成績的には今ひとつだが、ここに来ての3連勝で、一気に代表になるか。もう一頭が、リアルストーム。まあ、血統の字面だけを見たら驚いた。父リアルシャダイは社台ブランド、母父ブラッシンググルームとくれば、JRA所属の血統だ。ただ、こちらもレース成績は今ひとつ。カリナンに完敗しており、しかもそのレース以来、2ヶ月ぶり。僕は、スーパータイミングに、芝レースへの期待も込めて応援した。相手は、結局3歳王者に敬意を表して、カリナン。
果たして結果は、リアルストームが、スーパータイミングの追撃を振り切り優勝。未知の魅力溢れる馬であるのは、間違いない。中央でのレースぶりを注目したが、全くレースにならず。遙かなるG1への道のりは、限りなく遠い。
話はそれるが、このレースの後日、こうずけ特別を見に行った。なぜ触れないかと言えば、資料をなくしてしまったからだ。その資料には、翌日、タマルファイターが出走することが記されていた。そう、本来青峰特別の出走表にあるべきこの名前が、3月1日に出走とあるのだ。ここに一抹の不安を覚えた。そう、ヨシノキングがそうだったように、タマルファイターはもはや、古馬のクラスに振り分けられていた。出走レースは、三国峠。そこでタマルファイターは、よもやの殿負け。急仕上げが悪かったのか、それとも早熟か。こうしてみると、ヨシノキングの強さ、偉大さに改めて感服するばかりだ。こうしたスターホースは、もう出ないのだろうか。 PAGETOP

開設記念
層が薄い高崎古馬陣であったが、転入馬とはいえ、注目すべき馬が出てきた。中央未勝利であった、リキアイフルパワーだ。中央交流レースでも、中央馬を問題としない勝ちっぷり。実際見ていないだけに、今回注目したい馬だ。しかし、開設記念を見に来た最大の目的はこの馬ではない。
そう、怪物ブライアンズロマン。前年のこのレースの覇者でもあるこの馬については、多くを語る必要もないだろう。ブライアンズタイム産駒にあって、栃木で地道に活躍。勇躍帝王賞に名乗りを上げるも、直前で回避。元来、栃木の馬には関心を示さなかったが、この馬は、別格。ここまで強い馬に、敬意を表さずに入られなかった。高崎のレースにあっても、この馬の勝利を確信していた。
この馬は、もはや北関東には敵はいない。相手がメジロモネでもかなわない。そのレースぶりは、豊富な自在性を見せ、どんなレースにも対応しうる可能性を秘めていた。結果、1着楽勝。帝王賞出走は堅そうなので、この馬を見に、大井へ言ってもよさそう。ただし、ナイター競馬という特殊な条件が微妙に影響しそうな予感はする。何しろ、アブクマポーロという強い馬に地の利があり、ただでさえ輸送慣れしていないブライアンズロマンが力を発揮しきれない可能性は大きい。健闘を祈りたい。
話は変わるが、当日日経賞の場外発売が行われた。おかげで、パドックががらがらで、ゆっくり見ることができた。当ページにある写真は、この日撮影したものです。以後、随時更新して行くつもりですので、よろしく。 PAGETOP

高崎皐月賞
青峰特別以来、注目しているスーパータイミングが出走したこのレース、しかし人気は、弥生賞馬チャームスクールに譲った。中央未勝利からの移籍のこの牝馬に注目が集まるのは、弥生賞を制しているのだから当然としても、あまりに他の馬の台頭がなさ過ぎ、やや意気消沈した。よって、注目はスーパータイミングのみ。以後の飛躍を期待させるレースぶりを期待したが、結果はそうにはならなかった。
勝ったのは、ガイスト。確かに、前走特別戦を勝っている。しかし、青峰特別8着、弥生賞7着を見る限り、上位との差はあったと思われた。しかも、鬼門の1枠。買い目はなかった。
スーパータイミングは、かなり離れた最後方を進んだ。いかに直線の長い高崎とはいえ、これはやばいぞと思ってしまうほどのレース展開だった。追い込み馬の宿命といえばそれまでだが、それを勝ってこそ強いと言える。成績的にも苦戦が続いていたが、壁にぶつかっているのだろう。以後も注目してみたい。
この観戦記を書くのに、2ヶ月ほどあいてしまったので、スイトピーステークスを見に行っているので少し触れておく。
北関東代表として東京競馬場に乗り込んだのは、コウエイカスケード。父フレンチグローリーを見ても、芝のレースは問題無さそうであった。やはり問題は、レースのペース。これに、全てのJRAに挑戦する地方馬が苦しんでいる。このレースも然り。
コウエイカスケードは、最後方追走。エイユウリマンドの悲劇が思い出されたが、どうやら現在の高崎所属馬のレベルは確かにあがっているようだ。4角で馬群後方にとりつき、大外を回りつつ、必死に追い込みをはかった。着順こそ10着だったが、実際レースを見た感じでは健闘といえた。先ほど書いた、エイユウリマンドのような後方侭ということが無くなったのは進歩だろう。先日の、吾妻小富士オープンにおけるリキアイフルパワーのレースぶりも、これと全く同様。上がり1番時計という記録もマーク。ただ、あれだけ離れた後方を進めばそうでなくてはいけないのだろうが。
とまれ、ここに来てモチベーションが復活してきたので、高崎に足を運ぶ回数も増えそうだ。3才戦も始まり、新たなる英雄を夢見つつ、期待したい。 PAGETOP

赤城山特別
高崎皐月賞が行われたのは、5月4日。翌日は群馬記念だったが、今年も見に行かなかった。連休最終日に行われるので、どうしても次の日の事を考えてしまう。帰りも込みそうだし。そう、それを跳ね返すぐらい魅力的なメンバーが揃った年こそ、見に行こう。
そういう意味からも、通常も基本的に翌日が休みの日以外は行かなくなっていた。よって、皐月賞以来、間隔はかなり開いてしまったわけである。
6月27日土曜日、久しぶりに高崎に行った。初日ということもあり、レースプログラムの内容は乏しかった。3才新馬戦もやってなかった。まあ、メインレースはアラ系A−C1特優「やまもも特別」。本命が、すっかり当地アラブトップの感があるスマノガッサン。対抗こそ3頭ほどいたが、確かにパッとしないレースだった。しかも、2着にダンシングユーユが来て、馬券ははずれ。松竹梅賞のとき買っていただけに・・・。アラブ陣は、ジャパシュキングに期待しよう。
さて、前置きが長くなったが、そんなわけで大いに消化不良。アオケイサイトで日程の確認をすると、赤城山特別の出走予定馬に驚かされた。そう、これは行くしかない。いかに翌日が月曜日であっても。余談だが、久々に電車で高崎に行った。たまにはノンビリ・・・も良いかとも思うが、やっぱり疲れた。それを乗り越えさせてくれるだけのメンバーだったのだ。
その筆頭は、テンカイチ。ホクトベガの勝った、平成8年群馬記念。地元期待馬としてその期待を一身に集めた(僕だけか?)テンカイチだが、その後、約1年の休養に入っている。道理で見かけなかったわけだ。ただ、当時からその素質に注目が集まっていた馬らしく、休み明けを3番人気ながら勝利。もう、見に行くしかないでしょう。
次点は、チェクライン。この馬は、ずいぶん期待馬らしい。確かに、名前は聞いたことがある。それで、資料をひっくり返してみると、当時4才のチェクラインがエントリーしていたレースがあった。良血馬らしく、人気サイドだったがなんと、出走取り消し。その馬柱は、赤ペンで塗りつぶされていた。半弟に、ナモンレグラス。その他、ユメノトビラ、ドリームカムトルーなどの兄弟。父リンバアダンサーは、ニジンスキーの直仔。なるほど、テンカイチの父マヤノオリンピアとは違う。じつは、マヤノオリンピアについては知らないので、情報があったら教えて下さい。とまれ、それに違わず、4連勝中。これは絶対見ておくべき。実力のほどをこの目で。
もう1頭います。マルワカプライズ。この馬のデビュー戦を見ているので思い入れはある。世代中でも、その大物感は随一だった。何たって、トライマイベスト。4才では苦戦を強いられたが、見事、青葉賞にも出走している。この馬好きだったけど、大井に移籍。大井では、そこそこ走ったようだ。いや、苦戦したようだ。そう、それぐらい目立たなかった。この馬が高崎に帰ってきたのを知ったのが、皐月賞の日。当日最終レース、スイートピー特別。その前走が復帰戦だったが、圧勝。ここはぐりぐりで、勝って当然だったが、カチボシに負ける失態。このレースから、3戦連続3着。今ひとつ見劣るが、好きなんだよなぁ。馬体がでかい。あの馬体を持て余している段階だろうか。前述2頭より1つ下なので、今後の変わり身に期待しよう。
さてレース。当日、おけら街道を突っ走った僕にとって、テンカイチ−チェクラインの馬券はあまりにも買いづらかった。人気を集めた1番人気。最終オッズが2.7倍。しかし、この2頭が勝つのは目に見えていた。よって、この2頭から、シルバーチャンプへの馬券で勝負。テンカ−チェクは、あくまで押さえ。
レースは、マルワカプライズの逃げで進む。直後好位に、チェクライン、シルバーチャンプ、その後ろにテンカイチと行った流れか。レースは、3コーナーで決した。チェクラインのまくり。あっという間にマルワカプライズを抜き去る。それに、シルバーチャンプ、テンカイチも続く。しかし、あのしかけは、久しぶりに豪快だった。結構後続を引き離した。よって、追いすがるシルバーチャンプは脚色が怪しくなった。テンカイチは、じわじわチェクラインに迫る。2頭の叩き合い。これは見応えあった。感動した。
結果、頭差でチェクラインがテンカイチを退けた。3着が、2馬身差でカネショウセイコー。なんと、4着にトドロキダービー。この馬も頑張っているなぁ。5着に、シルバーチャンプ。休み明けできついレースだった。
この結果は、僕をおおいに満足させた。1,2着の両馬には、今後是非頑張ってほしい。それだけの資質は見せてくれた。現在の高崎古馬陣は、混沌としてきた。リキアイフルパワー、ユーロライナー、エムジーシューマなど・・・。しかし、3着カネショウセイコーから、ホオエイスペクターへの期待も高まった。坂東太郎賞2着の当馬、やはり大物だったようだ。このような上がり馬が出現してきた現在の状況こそ、待ち望んでいたものだ。もちろん、壁もあるだろう。しかし、それは当然の事なのだ。それを乗り越え、英雄への道を歩む馬が必ず出てくる。そう期待しつつ、高崎へ足を運ぶ回数も増えそうだ。 PAGETOP

ジュライ特別
赤城山特別から中1週。本来ならば、前日のダービーに行くべきだっただろう。しかし、それを覆すのには十分なメンバーが揃った。さらに、JRA交流レースは群馬記念以外は見たことがなかったので良い機会であった。
交流戦。それは、期待と不安を持って迎えた。中央勢は、500万下の条件馬。方や地元勢は、B1下の条件馬とはいえ、トップを目指す期待のホープである。中央勢の上位独占だけは、見たくなかった。馬番順に、出走馬を紹介しよう。
ターフメビュース・・・中央1勝馬。前2走が、芝の1200M。成績的には、中の下ぐらいか。
ビンゴマシン・・・中央未勝利。B級では上位だが、強調材料はない。
マルワカプライズ・・・当地デビュー後、大井へ移籍。デビュー当時は大物と評判だった。当地復帰後は今ひとつ物足りない走り。前走赤城山特別で、8着の惨敗。心情的には復活してもらいたいものだ。
イズミホーガン・・・当日専門紙(アカギ)を見て、興味を惹かれた。クラスは、C3。確かに、前走がC3選抜。格は1番下だが、勝ちっぷりが、0.9秒差の逃げ圧勝。3走前、馬王賞で大敗している雪辱をはらすか。
キングジョーク・・・中央未勝利馬。キングジョージが出てきたと思ってしまった(-_-;)。
ハネダマリカ・・・中央2勝馬(うち1勝は、前走浦和)。今回の本命(一般的に)。アカギによると、アブクマポーロの下といい勝負をしたのが大きい様だ。格的に、最上級クラスだろう。
ディアレジェンド・・・中央1勝馬。大敗を繰り返し、見るべき点はない。
ホオエイスペクター・・・今回の観戦における最大の目的。この馬に関しては、平成9年観戦記「聖石賞」で触れている。以来、当地最大の期待鳩勝手に思っていたわけだが、観戦はそれ以来、約1年2ヶ月ぶり。それだけの力量はあると見ていたが、順調に勝ちを伸ばし、前走坂東太郎賞で2着。今回は、勝って飛躍してほしい。
サンクスメモリー・・・中央1勝馬(門別での交流戦)。成績は冴えないが、未知の4歳馬。ダート向きらしい。
ワカバトウショウ・・・当地B1級。アカギによると、大井C1だったようだ。AB平場で好走。ただ、ここにくると、Aの平場とのレベルの差は大きい。
イズミサクセス・・・中央1勝馬。この馬も4歳。結構好走しているので、人気になるだろう。
マルヨシポエム・・・当地B2。快速逃げ馬。このクラスだと、逃げ粘る可能性はある。とにかく、逃げてどこまでか。
以上のメンバーであったが、中央4歳馬が2頭もいる。まあ、もうこの時期だから、混合戦も当たり前か。とにかく、レベルの問題でよくわからなかった。
レースは、当然のようにマルヨシポエムが逃げた。しかし、すんなりというわけには行かず、イズミサクセス、イズミホーガンが絡んでいった。ホオエイスペクターは、その後ろ4番手。ただ、スタンド前での先行争いが激しく、ホオエイスペクターは口を割って追走。引っかかっていたようだ。これを抑えて、4番手。ペースが速いだけに、これは仕方のないところ。
向こう場面で、ホオエイが追走に苦しんでいたように見えた。ハイペースにも関わらず、先団3頭は粘る。その中で頑張ったのは、イズミホーガン。直線で1度は先頭に立った。ホオエイは、ずるずる沈むかと思いきや、直線外に持ち出してじわじわ追い上げる。しかし、中をついたのが、人気薄のサンクスメモリー。これに必死に追いすがり、差を詰めたものの、ホオエイスペクターは2着。3着が、インをついたハネダマリカ。4着には、粘ったイズミホーガン。勝ったのは、サンクスメモリー。
うーん。この結果をどう見るべきか。はっきり言って、複雑なのである。中央500万下、しかも、4歳馬に負けた。これは、当然悔やまれる結果だ。しかし、ホオエイスペクターと手、ハイペースを追走しきれず沈むかと思われたところから、脚を伸ばした。たぶんに贔屓目であるが、一番まともにレースをしたはずだ。そう、力はあるのだ。ただ、負けた相手を見ると、やはり納得いかない。まあ、以後の活躍は十分期待させてくれてはいるので、今後の出走レースも大注目だ。頑張ってほしい。赤城山特別の1,2着馬とともに、いや、それ以上に期待しているのだから。 PAGETOP

高崎オークス
今年は、いつになく高崎へ足を運ぶ回数が多いが、だいたい夏は毎年行くようにしている。夏休みも当然、競馬の日程に併せて取るわけだが、いわゆる「お盆開催」なので、気分的に盛り上がる。かつては、スプリンターズ賞とは連日で行われていたが、1週おきになったので、楽といえば楽になった。連闘も悪くなかったが、この日程の方が良さそうである。
さて、今年の4歳牝馬の頂点を目指すこのレースだが、今年の期待は、コウエイカスケード。ご案内の通り、このレースは中央秋華賞トライアル代表馬選定レースである。すでにコウエイカスケードは、スイトピーSで見るべきものがあった。よって、この馬が最も選定馬として、期待が持てた。
また、成績的に見てもこの馬の右に出るものはいなかった。しもつけダービーこそ大きく負けているが、前走の高崎ダービーでは、ミナミノイーグルの2着。問題は、5月に中央へ遠征していること。芝の厳しいレースをしたあと、2つダービーを走っている。日程的には問題はないが、走ったレースの厳しさには、他の馬とは雲泥の差がある。そろそろ疲れが心配になる頃だった。
この馬の対抗は、とりあえずチャームスクール。ダービー4着の実績はここでは1枚上か。続くのは、ラヴミードゥー。中央交流レースで2着の後、ダービートライアルに勝っている。ダービー本番で10着に大敗したが、牝馬同士なら巻き返し可能。
しかし、自分の注目は違う。足利からの遠征馬、レピドールだ。栃木で、逃げて3連勝中。このような馬は、人気の盲点になりやすい。別路線というわけだ。しかも、結構楽逃げだったので強いはずだ。らしくなく栃木の馬に注目したが、あくまでコウエイカスケードの連下という評価だ。
さてレースは、ビックピットの逃げで始まった。注目レピドールが2番手。コウエイカスケードは4番手。同じ様な位置でラヴミードゥ。例によって、ペースは落ち着いた。しかし、レピドールにつかれたビックピットは思いの外早くつぶされた。3角手前で叩かれ、ずるずる沈んだ。
レピドールが自分でレースをつくった分、後がきつくなった。中位からチャームスクールが伸びようとするが、レピドールを競り落としたラヴミードゥが先頭。コウエイカスケードが必死に追い込むが、勝負処ですんなりついていけず、反応が今ひとつだった。ついにラヴミードゥーを捉えきれず、2着に惨敗。
ラヴミードゥは、トライアルに出てくるだろう。しかし、ライズドラミチャンという中央未勝利馬に負けている。しかも不良馬場で。そう、見るからに中央オープンは厳しそう。まあ、秋の中央4才馬はかなり強力なのでもともと期待薄だが・・・。ただ唯一期待を抱かせていたコウエイカスケードが負けてしまったのはショックだが、中央への挑戦こそ高崎の意気込みだ。出ればおそらく、無理してでも先行するだろう。高崎で鍛えられた粘り腰に期待しよう。 PAGETOP

スプリンターズ賞
オークスの日もそうであったが、この日も中央競馬の馬券の併用発売を行っていた。さすがにお盆開催とあって、客も多い。この人出が馬券の売上に結びついて、高崎の人気も出てくれればいいのだが。この日のメンバーは、それには少し心許ないメンバーとなった。
スプリンターズ賞といえば、JRA天皇賞トライアル代表馬選定レースだったが、去年から変わっていた。どうでもいいが、出走意志のない栃木で行う意義はあるのだろうか。勝ったイヴニングスキーも出ないだろう。まあ、天皇賞に出走したければ勝てばいいだけのことだろうが、やはり選定レースは群馬中心で行うべきである。今までの出走実績があるのだから。ただ現実的に見れば、出走するだけという状況なので文句は言えないか。
さて、メンバーだ。スプリンターズ賞といえば、ユーロライナーである。高崎1500Mでは最強だ。群馬記念こそ厳しい結果となったが、ブライアンズロマンに圧勝していた。しかし、メンバーに名を連ねていない。また怪我でもしたのだろうか。それとも、暑さを嫌っただけだろうか。他にも注目馬が軒並み回避していた。妙義山特別の勝ち馬テンカイチ。ユーロライナーと同じレースに出ていたチェクライン。うーん、赤城山特別での注目馬両頭とも回避か。やはり、暑い盛りの重賞に問題があるのか。
気を取り直すと、なんとビクトリーシーザーが出ているではないか。記念すべき交流元年群馬記念(平成7年参照)。いや、頑張っているなあ。何度と無く消息不明となっていたが、こうしてまた会えるとは。かつては、ヨシノキング2世として全国制覇を狙った馬だ。もう、勝ち負け抜きにして頑張って欲しい。しかし、本命ではないか。なぜか逃げ脚質となってしまったので、ここでは要らないだろう。馬券と応援は別問題。ここはシビアに切った(なにせおけらだった・・・(*_*))。
そう、このレースの最大の注目馬、すなわち本命馬は、イズミホーガンだ。ジュライ特別でも書いたが、この馬がジュライ特別で一番強いレースをしたのだ。乗り方ひとつ、いつでもオープンで勝てるだけのものはある。因みにこの馬、現級はC3。そう、上がり馬というわけだ。何のことはない。平成9年高崎ダービー観戦記でも注目していた。前回のジュライ特別をアップしてから気がついたのだが(^^;)、期待通りの成長ぶり。まあ、気になるとしたら、一気のレベルアップだけ。ここを軽くクリアしての活躍こそ、僕の望むところである。
後の注目といえば、前走、宇都宮で勝っているカネショウセイコー、快速マルヨシポエム、古豪シルバーチャンプといった面々。馬券は、イズミホーガン−シルバーチャンプ−カネショウセイコーの3角買い。穴目の伏兵、ヤスノウイニングは、ここでは格不足と見た。
レースは、快速ポエムが逃げる。この馬のレースぶりは実に気持ちいい。スピード感十分だ。シーザーは行けず、イズミホーガン、カネショウセイコーの内で2番手グループを形成する。シーザーは、鬼門の1枠が災いしたか、早くも失速。これは思ったとおり。イズミホーガンは、例によってポエムをつぶしに行く。前回よりは粘ったポエムだったので、馬券は的中したと思った(カネショウセイコーと同枠)。しかし、イズミホーガンを尻目に2着争いは、追い上げてきたシルバーチャンプ(これでも当たり)と、何とヤスノウイニング。結局、シルバーチャンプがヤスノウイニングに交わされてしまった。
イズミホーガンの圧勝だった。直線では独走。2着争いの両馬とも、歩いていた。それがこの馬の強さを物語る。今後、さらに1枚上のメンバー、即ち今回出走しなかった馬達を相手にするわけだが、かなりの期待を持っている。それをクリアするようだったら、夢は全国制覇。スピードはかなりあると見ているので、これはいける。アカギ紙上にも書いてあったが、高崎の現状は、B、C級の上がり馬が豊富である。これこそ、僕が望んでいたところだ。これから、さらにエキサイティングな展開が待っていることだろう。 PAGETOP

ヴィーナス特別
お盆開催からちょうど1ヶ月。秋の緒戦は、アラブのレースとなった。
なぜこの日に出掛けたかといえば、競馬の後、ナイターオートに行くことにしたからである。ナイターも、今開催で終了となるので、観ておきたかったのだ。ナイターといえば大井競馬だが、伊勢崎オートのナイターの方が、夜に行うことに依る効果がかなり大きいと思う。
さて、本題は競馬である。このヴィーナス特別は、北関東交流レースとなっている。栃木のアラブに関しては、殆ど観たことがないので、今ひとつ気持ちの乗り方が弱くなると思っていた。しかし、栃木から参戦した、グランドカリムという馬には驚いた。このレース直前の成績が、4連勝中。その勝ち方が半端では無さそうだった。実際観たわけではないのだが、馬柱の成績だけでもその強さは十分見て取れた。これは、当然の大本命だ。
対する馬は、サンダークロード。この馬も、息の長い活躍を見せている。斤量地獄に泣かされていた感があるが、別定で出走したシルバー賞では楽勝、ここも同斤量で再度の好走を期待。ただ、この馬の脚質が追い込み。先行してド楽勝をしているグランドカリムにはかなわないだろう。後は、スマノガッサン、栃木のトチノライデンがいたが、グランドカリム−サンダークロードの1点で十分だろう。
レースは、ホマレソブリンという、逃げるしかない馬が逃げた。ペースは落ち着いたものの、ワンパターンの超スローという印象は受けず、淡々とした流れで進んだ。スマノガッサンが好位追走で良さそうな感じだった。買っていないので、どうしても不安になる。
それにしても、グランドカリムという馬は、怪物なのだろうか。向こう正面で、早くも仕掛ける。行こうと思えばこの馬が逃げただろう。しかし、あえて逃げ馬を前に見て、2−3番手。仕掛けてしまえば、楽々先頭。通常は、3角手前でペースが上がるものだ。しかし、その前に早くも先頭に立ってしまった。後は突き離すのみ。この馬の勝ちは決まったが、栃木のライバルトチノライデンが脚を伸ばす。おいおい、この馬買ってないぜ、と思うと同時、サンダークロードが懸命に追い込む。しかし、その4馬身前では、グランドカリムがゴールを駆け抜けていた。
結局、2着は外を必死で追い込んだサンダークロードが確保。おかげで、馬券は的中した。それはそれで嬉しかったが、久々に強い馬のレースを見た充実感を覚えた。実は、この日の7レースでは、4才アラブによる交流レースが行われていた。ここでは、地元のスマノエンペラーが、3角捲りという、これまた豪快なレースを見せてくれた。なんだか、サラよりアラブの方が面白そうだ。まあ、このように実力差がはっきり出てしまうレースを組むということは、アラブの層の薄さの表れではあるのだが・・・。かつては、サラのレースでもこのように、1頭強い馬(連勝中など)がいて、絶対本命堅軸のレースがあったものだ。その方が、馬券検討しやすくてありがたいのだが(配当は下がるが)。
グランドカリムの勝ちっぷりは、あのホクトベガを彷彿とさせるものがあった。それくらい、北関東のアラブの中では強さが異次元のものとなっている。今こそ、アラブで天下盗りだ!栃木の馬を応援するのは珍しいが、ブライアンズロマンのように、強ければ素直に応援したい。群馬のアラブも1頭強いのが出てくればチャンス。ともあれ、サラの大レースも良いが、今回のようなレース観戦も年に何回かは見ておかないと。いろいろなレースを見てこそ、楽しみも広がるというものだ。 PAGETOP

ミルクカップ
ここに来て、高崎に行く回数が増えてきた。前回、ヴィーナス特別から1週間。盆暮れ正月以外では、きわめて珍しい。これはやはり、祝日が近い日程だったのが大きい。相も変わらず年寄り臭いが、正直、月曜日の前の日に出掛けるのには躊躇する。ただ、それを覆すだけのメンバーが揃えばもちろん、見に行く欲求の方が大きくなる。
今回のミルクカップの出走メンバーは、リキアイフルパワー以外の事前情報をシャットアウトした。今回のように、条件(休みが近い)が揃い、行く事が確定している場合は、極力当日にメンバーを知るようにしている。こうした方が、思わぬ馬に出くわす楽しみが増える。ミルクカップには、ビクトリーシーザーが出ていた。いいぞシーザー。テンカイチもいる。リキアイフルパワーをさしおいて、本命ではないか。この馬には本当に頑張って欲しい。ホクトベガ圧勝の、平成8年群馬記念。それ以来、飛躍を期待しつつ気に掛けていた馬だ。赤城山特別での、チェクラインとの激闘は、観戦記に書いたとおり。後は、また出ているシルバーチャンプ。なかなか連に絡まないのが、スタイルとして固定してしまった。このメンバーなら、買えない(-_-;)。期待は、テンカイチ。実力なら、リキアイフルパワー。よって、本命5−7、1点勝負となった。
レースは、ジーザーが逃げた。メンバー的にマイペースが見込まれ、前走スプリンターズ賞大敗にも関わらず、人気となっていた。でも、いつから逃げ馬になったんだ、シーザー。ヨシノキング2世としては、行くしかないか?そう、僕は、この馬にヨシノキングを見ているのかもしれない。流浪の名馬ヨシノキングとは対照的に高崎で走りつづけ、獲得賞金5,500万円あまり(この日現在)。内弁慶と揶揄されたこともある。さらに長期休養による、行方不明の懸念が僕にとって常に付きまとっていた馬が今、高崎で走っている。感動します。応援するしかないでしょう。
シーザーへの応援はこの辺で。例によって、展開はうろ覚え。ただ、リキアイフルパワーが後方で苦戦していたのは覚えている。それだけ、シーザーの逃げが絶妙だった。直線に入っても、十分残り目はあった。ただ、テンカイチがおかしい。好位抜け出しのこの馬には、シーザーのマイペースを突き抜けるだけの脚がないのだろうか?ダイワトニービンと並んで追いつめる。期待が大きいだけに、辛い姿だ。それとは正反対。1着、2着とも、鋭く追い込んできた馬であった。
さすが、と言ったところか。リキアイフルパワーが、いかんなくその末脚を発揮。馬群を割っての勝利は、春の実績どおり。これは、十分。しかし、2着。トモノイナズマ?うそでしょ?うん、うそだ。泣いちゃうよ。と、馬鹿はこれで止めとく。しかしこの結果は、1着リキアイフルパワーにもかかわらず、万馬券となった事からも、「秩序崩壊」と言っていい。果たして、テンカイチは3着。この結果、リキアイフルパワーはともかく、今後の期待はイズミホーガンへ一振に注がれた。
そもそも、なぜこのレースにイズミホーガンの名前がなかったのか。何と、前日の百合特別というレースに出ていた。その結果は、期待馬ホオエイスペクターに3馬身差をつける圧勝。スプリンターズ賞の圧勝から見ても、その強さは、リキアイフルパワー、ユーロライナーに匹敵するものがある。いや、この両馬を凌駕するだけの力があると思う。マルヨシポエムの逃げを追走しながらも、直線楽抜け出し。その素質の一遍は、過去の観戦記で書いてきたが、一気に素質開花といえるほどの充実ぶり。今後、リキアイフルパワーとの対戦を期待したい処だ。
トモノイナズマショックはあったが、この日の新馬戦では、おおいに期待させる馬が登場した。イズミカツリュウ。また、「小泉」すか(^_^;)。ちなみに私こと、小泉達也とは関係ありませんので、念のため。この馬、父グルームダンサーという、良血馬。500KGを超える巨漢は、いかにも他のスピード馬に比べて不利と見た。しかし、その存在感は大物感十分。レースぶりが、その体どおり。追走いっぱい、向こう正面では早くもムチが入り、追いまくる。エンジンが掛かってからは、一気に捲くり。直線でも脚色は衰えず、8馬身差。直に見ると、その圧勝ぶりは強烈だった。大物の出現は、僕の心を揺さ振る。その期待は叶わないほうが多いのだが、期待する事、延いては大いなる希望を抱いてこそ、僕は高崎へと足を運ぶのだ。 PAGETOP

雷電特別
ミルクカップから、約2ヶ月のブランクがあったものの、このレースは非常に楽しみにしていた。3歳優駿以前の段階で、3歳トップクラスのレースを見るのは、これが初めてだ。いや、それ以前に、毎年のこの時期は、空白期間と化していた。見に行く機会がなかったのだ。
さて、注目のこのレースだが、なかなか面白そうなメンバーであった。その中でも、最注目はご案内の通り。イズミカツリュウだ。
イズミカツリュウは、前記「ミルクカップ」の日にデビューしたわけだが、ここまでじっくりと備えた。そう、その日以来、2ヶ月ぶりの出走だった。それでも、評価は高い。あのレースを見たら、そう思うのが妥当だろう。それほど、デビュー戦は衝撃的だった。大物感という点でも、一番の馬だ。これまでにレースを使ってないのもいい感じである。
それに対するのは、ドリームジャンボか。高崎3歳馬陣においては、顔になっていた。3戦2勝2着1回。前走の中央競馬遠征では、逃げて5着。ちょっと物足りないが、ここでは十分チャンスはある。
他では、前走3.2秒ちぎったクラシックヒーロー。タイムも、イズミカツリュウよりコンマ2秒良い(1400M1分32秒4)。あとは、エアーホースワンの評価が高かった。まあ、2戦2勝ならば当然か。今回の相手強化が問題。
さて、レース。逃げたのは、クラシックヒーロー。そのスピードをいかんなく発揮。しかし、ここは相手がある。エアーホースワンがこれにつける。ドリームジャンボは、絶好位3番手。ペースが速くなるのはわかっていたか。そのあとに、イズミカツリュウ。大型馬だけに、仕方ない。しかし、仕掛けないね。デビュー戦では、向こう正面から仕掛けたのに。そうしないと間に合わない。いや、そうしても、バテる馬ではないと思うのだが・・・。見れば、騎手が木村から工藤に変わっている。引っかかってはいたのだが・・・。
先行2頭は、3−4角で脱落。ドリームジャンボがいい感じだ。それに、イズミカツリュウが迫る。しかし、馬場の真ん中を突き抜けたのは、デルマリズムだった。あちゃー。やってしまったよ。この馬は、典型的な他力本願。前走宇都宮では完敗している。どうしてこういう展開になるのか?本当に、ハイペースを利したとしか言いようがない。まあ、それでも1着だから、力はあるのだろう。でも、このままで行くはずはない。そう、3歳優駿というレースがある。これは見に行くでしょう。
まあ、イズミカツリュウは、まだまだ成長途上だろう。走り方も、なんかぎこちない。首を投げ出して、無理矢理前へ向かっているような走りだ。能力はあるから(そのはず)今後に大いに期待したいところだ。 PAGETOP

三才優駿
平成10年も大詰め。この時がやってきたのだ。そう、三才優駿。僕が最も期待するレースだ。
思い起こせば平成9年。カリナンが勝って、あまり期待が持てなかったものだった。やはりびしっと大物に頑張ってもらわねばと思う。この日のレース、大物はといえば?
今年の3才馬の最注目は、イズミカツリュウだ。前走雷電特別では不覚をとったものの、その存在感は専門紙上にも現れていた。アカギ本紙の本命だ。僕としても、デビュー戦を見ているだけに思い入れは大きい。ただ、前回がそうだったように、大きな体を持て余していることはレースぶりを見てもわかる。まだ良化する余地は十分とみた。
さて、他の馬はと。デルマリズムが出ていない。故障かな?トップバル。前走中央500万下で3着。しかし、例によって殿から追い込んだだけ。このパターンは多いね。でも、力はあるのだろう。後は、クラシックヒーロー。デビュー戦、3.2秒ちぎったことが頭に残る。雷電惨敗で人気落ち。狙い目でしょう!
しかし、真の大物は他にいた。ロイヤルブリッジ。2戦2勝。着差、レースタイム、展開を見るとなるほど、かなり強そうである。ただ、父がニシノエトランゼ。ここに大物感に欠けるものがあったことは否めない。ニシノエトランゼねえ。由って、本命がイズミカツリュウ。これは曲げられない。今まで見てきた馬で、デビューから見ていた馬というのはいないのだ。そう、ヨシノキングも3歳優駿からだ。是非ともこの馬で夢を見てみたいと思うのも当然だった。工藤も、2回目なら間違えないでしょう。そういう安心感もあったのだが。
さてレース。エアーホースワンの逃げで進む。ロイヤルブリッジは絶好位3、4番手。イズミカツリュウはその後ろあたりか。向こう正面で、ロイヤルブリッジが仕掛ける。おおっ、これは!一頭だけ脚が違うぞ。3−4角で早くも先頭に立つ。もう、ロイヤルブリッジの勝利は間違いない。2着は?イズミカツリュウは?実は、見失ってました。ずるずる後退した感じだ。2着争いに加わったのが、直線ゴール直前だ。いや、加わってはいなかった。僕の目の前を駆け抜けたイズミカツリュウは、直線馬群の外、必死に食らいついていただけのように見えた。よくて5着だろう。どうして・・・。そんな思いをよそに、2着はクラシックヒーローがゲット。クラシックヒーローを注目していたはずが、ロイヤルブリッジとの馬券は買っていなかった(爆死)。
勝ったロイヤルブリッジの前に、イズミカツリュウ。3着に入っていた。確かに、じーんわり伸びていたが、まさか3着とは。ということは。やはり乗り方にもう一つ工夫があってもよかったのでは?デビュー戦では、向こう正面で鞭ひっぱたいていたんだぜ。それでいて、バテずに圧勝。確かに、今回は3才トップホースのぶつかり合い。当時とは比べようもないだろうが、何か消化不良なのだ。それとも、過度の期待がそう思わせるのか?答えはまだ出ていない。そう思う。
ロイヤルブリッジは、1頭抜けた存在だ。ずば抜けている。この馬は、と思わせてくれる馬が出てきた。父が気になるが、大物とは得てしてこうした種牡馬から出てくるのだろう。ニシノエトランゼ最大の大物かもしれない。そう思えば、父の血統の良駄など関係ない。このまま、高崎競馬史上に残る大物として君臨するのか?はたまた、壁があるのか?
とりあえずの答えは、2月7日。青峰特別だろう。PAGETOP

高崎大賞典
高崎大賞典か・・・。大晦日恒例のグランプリ。ヨシノキングが負けて以来(イズミパレスが勝って以来)、見ることのなかったこのレース。本当に大晦日競馬場に来るのは久しぶりだなあ。
今年は、グランドツアラーが出てくる。この馬を地元で見るのは、恥ずかしながら初めて。年齢的にも、この日を逃すと厳しい。1回は見なくてはいけない馬だ。どうせ暇だし、行くしかないでしょ!スタンド前3回通過。年に一回、大晦日にしか見れないし。久々の連闘だ。
出走馬。メジロモネ。どう考えても、この馬の優位は動かないだろう。1500Mにも対応できる脚を持ち、かつ、スタミナには何ら心配はない。2周目3角手前で先頭に並んで、後はそのまま突き抜ける。そんな展開が目に見える。
対抗は、リキアイフルパワー。この馬の充実ぶりは凄いね。宇都宮で楽勝できるのならば、強い。前走も、ブライアンズロマンの3着。ブライアンズロマンは怪物だからね。それを考えれば、ここでは抜けた存在だろう。ただ、大賞典ということが気にかかる。追い込み脚質のこの馬が、末を無くす、もしくは、届かず、ということが頭をよぎる。なんといっても、2600Mだし。
他。グランドツアラー。大賞典3勝という偉業を見てみたい。この日は、その思いが一番強かった。大賞典の特殊性を考えれば、適性重視。当然のアプローチだ。ダイワトニービン。東国賞で、リキアイフルパワーを破る殊勲。続く甲州特別で、シーザーを退け1着。ここに来て本格化したようだ。ただ強くはなっているが、パンチ不足か。強調材料に欠ける。後は、赤城山特別の1,2着、チェクライン、テンカイチ。この馬に期待したのも、夏だったなあ。その後は?本当に頑張って欲しい。テンカイチは買うぞ!
レースは、逃げ馬が思い浮かばなかったが、ヤスノウイニングが逃げた。まあ、アカギの予想通り。ただ、この時点で、ヤスノウイニングのレースは終わってしまった。このメンバー相手のペースメーカーは、あまりにもきつい。思った通り、ヤスノウイニングが先頭でいたのは、1周だけだった。変わって先頭に立ったのは?
なんとなんと、リキアイフルパワーだ。この時の競馬場のざわめき。ある種の感動を覚えた。この時は、競馬場が一体になった。果たして、これで良いのか?確かに、力のある馬だ。しかし、2周目スタンド前で早くも先頭。そう、これを書いていて思い出したが、ヨシノキングが叩かれたのも、この辺りだ!ここが最初のヤマ場だ。
さて、リキアイフルパワーが先頭に立つという、予想外の展開。メジロモネは中段で構える。一番堅実なレースをしたのが、ダイワトニービン。常に好位3番手追走。この馬の強くなったところがここに見ることが出来た。チェクラインが仕掛け、先頭に並ぶ。テンカイチは、メジロモネと同位置付近。しかし、勝負処では、ついていけず。ここに、今ひとつ突き抜けられないもどかしさがあった。まあ、ミルクカップ以来で、陣営も弱気だったし、仕方のないところか。
結果、リキアイフルパワーが勝った。メジロ、ダイワの追撃を全く寄せ付けず。メジロモネ2着、ダイワトニービン3着。グランドツアラーは、離れた4着。後方から差を詰めただけのそのレースぶりで、往年の強さはないのだろうか?
何とも驚く結果。ここまで強いレースをするとは、正直思いも寄らなかった。なんだか、ますます強くなった印象だ。平成11年。この馬の飛躍の年となるのは間違いなさそうだ。
さて、この日はやたら混んでいた。前日も来ているだけに、なおさらだ。若い人が多かったのも印象的だ。高崎競馬も、これほど人気があるとは。これが普通であれば、運営も楽だろうが、前日来ている自分としては、まだまだ人気が浸透しているとは言い難い。とはいうものの、このレースを機に、僕のように高崎に対する思い入れを強めてくれる人もいるかも。そうなれば、他のいろんなレースにも関心を持ってくれるだろう。このサイトが、その一助になれば、これ以上嬉しいことはない。そのためにも、ますます充実させていきたい。そう誓った上で、平成10年は終わった。PAGETOP

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