少林山特別(AB特優)
くろまつ特別(AB特優)
こうずけ特別(AB特優)
畜産杯(AB特優)
第25回開設記念(4歳以上重賞)
榛名山特別(AB特優)
アザレア特別(AB特選)
群馬記念(G3)
妙義山特別(AB特優)
第1回サラブレッドカップ(4才重賞)
赤城山特別(AB特選)
スプリンターズ賞(4才以上重賞)
白根山特別(AB混合)
ミルクカップ(AB特優)
東国賞(4才以上重賞)
雷電特別(3才特別)
プラタナス特別
甲州特別
三才優駿(アラブ大賞典)NEW!
高崎大賞典NEW!
少林山特別
ミレニアム2000年、初観戦である。前年に続き、少林山特別となった。そのレースは非常に興味深く、面白いレースだったが、今年はいかに!?
果たせるかな、メンバーは期待通りの面々だ。まずは、イズミカツリュウだろう。菊花賞ではよもやの、エアーホースワンの逃げ切りを許し、未だ勝負弱いところを見せていた。スピードがないというか、切れる脚がないのだ。
まあ、これは3才時からそうであり、スタミナはあるのだから、この馬の場合、いかに自身のスピードをつけるかに課題があった。高崎においては、その深い馬場故、スタミナ優位というイメージがあったが、エムジーシューマがあれだけやれる事からも、スピードの強化は必須であった。
さて、イズミカツリュウは、菊花賞のあとは白根山特別に出走。1500mのレースに出るとは驚きだった。とても1500向きではないのでは?無理してでも、大賞典に出るかと思ったが。しかし、白根山特別出走が正解だったようだ。なんとこのレースを勝利。うーむ、古馬オープンでやれるだけの力はやはりあった。実際に見ていないので何とも言えないが、スローペースでの先行抜け出しといったところか。絶好のレース展開。そう、皐月賞がそうだった。こういうレースが一番生きる馬である。しかし、それではあまりにも心許ない。どんなレースでも圧倒的な力を見せつけているリキアイフルパワーのような強さが欲しい。かなり厳しいが、そのためにはスピード強化が必須。そのための1500路線といったところか。
ラヴミードゥも出てきた。なんと前走宇都宮における天馬杯では、怪物ブライアンズロマンを破り、見事優勝。高崎オークスを勝って以来、活躍を見せているが、船橋で大敗していただけに、ここで一気に突き抜けるか。しかし、ブライアンズロマンの衰えは隠しようもなく、ラヴミードゥもここが正念場。
ワイルドダンディーという馬も出走。この馬のレースは不思議と見ていない。と思いきや、アカギを調べてみると、平成9年5月4日、C1C2選抜に出ているじゃないですか。しかも、同レース2着のショーゲンハート。この日、B2平場で万馬券の片棒を担いでいます。うーむ、こうしてみると本当に面白い。やっぱり新聞は全て取っておくべきだなあ。話が少しそれたが、ワイルドダンディーは、第2のリキアイフルパワーになるのでは、と思わせた逸材。しかも、1500m連対率10割。侮れない。
そして、浦和に移籍したはずのホオエイスペクターが何故かいるではないですか。種を明かせば、戻ってきたという話は事前に聞いていたので驚きはなかったが、何でもゲート試験に落ちたらしいようです。ともあれ、この馬の復帰は大いに喜ばしいこと。しかし、事情が事情なだけに、この日の体重が、プラス22kg。さすがに難しいが、馬券的に穴っぽく、実力は引けを取らないはず。とりあえず買い。話がまたそれるが、前記ワイルドダンディーを見ていた日、ホオエイスペクターはC4選抜に出走。勝っています。そしてこの日は、ワイルドダンディーと同じレースに出ている。しかし、時間は容赦なく、ワイルドダンディー9才、ホオエイスペクター8才。儚さを感じずにはいられないのだが・・・。
他には、渋いコラソン、一時の勢いが無いダイワトニービン、元中央準オープン馬で、ミレニアムカップ勝ち馬グリーンスワード。あと1頭いますが、オリオンセイザ。これで全馬。
さて、レースはコラソンが逃げて始まった。イズミカツリュウは、気合いをつけたら行き脚がつきすぎたようで、直線絶好の手応え。その前を、これまた手応え抜群でラヴミードゥ。ワイルドダンディー、ホオエイスペクターが中段。以下3頭が続く。こうなってしまえば、前の2頭はどっちかは残るだろう。コラソンは、残念ながら格好のペースメーカーとなっている。この2頭がすぐ後ろなら、向こう正面3角手前で潰れるのは必然。ラヴミードウ、イズミカツリュウともに、手応えは良い。イズミカツリュウは、かなり仕掛けていたが、これはいつものことか。そこから伸びなかったのはダービーだが、この日は違った。ラヴミードゥと4角で並び、こうなればあの馬体、スタミナを以てして競り落とす。しかし、馬券的にはラヴミードゥとの組み合わせは買っていない。なんと言っても1番人気だ。馬券絶不調の自分は、買っていたワイルドダンディーが突っ込んできたので胸をなで下ろした。
勝ったイズミカツリュウは、課題のスピード面ではどうだったのか。勝ちタイム1.37.1をどう見るか。やっぱり見劣る。砂の状態で一概には比較できないが、良馬場35秒台が欲しいところ。そう、イズミホーガンがスプリンターズ賞で叩き出した時計だ。その域に達すれば、この馬の前途は明るいのでは。高崎のスター候補生として頑張ってほしい。
2着のワイルドダンディーはさすが、といったところか。ラヴミードゥは自身がレースを勝ちに行っただけにイズミカツリュウとの競り合いで力尽きた感じ。この日の敗戦は今後を悲観するものではないが、楽観するものでもない。もう一つ突き抜けられないのがこの馬なのかな。力的にはオープン中位か。しかし、スピードにはかなり対応できる馬なので、牝馬では楽しみだ。何で船橋であんなボロ負けしたのか、不思議。力と言ってしまえばそれまでなのだが、それでは楽しみがない。ホオエイスペクターも、良化必至だろう。1500mならまだ活躍する素地はある。JRA交流戦に活路を求めるか。500万下ならいつでも好勝負でしょう。
こうしてミレニアム初戦は終わった。イズミカツリュウが勝って嬉しいのは間違いない。さらに、以後の高崎を盛り上げる予感をさせてくれる馬たちが出たということで、充実したものとなったのは非常に満足。まあ、とても全国区とは言えないところが悔しいところだが。しかし、最近どういう訳かこうした高崎内でのせめぎ合いでも面白く感じるのだ。その中で抜け出した馬が全国区へと名乗りを上げてくれることを切に希望します。PAGETOP
くろまつ特別
ミレニアム第2段は、くろまつ特別である。このレース、意外なまでに見ていない。そう、この時期といえば、青峰特別だ。ではなぜ?
3才優駿で感じた「物足りなさ」が青峰特別に向かわせなかったのか。今や、全地協のHPで出走表、成績が閲覧できるので足も鈍るというもの。それに、JRA特別指定競走への出走ラッシュも一因だ。かつては、トライアルを目指していたものだが、今や簡単に出走できる時代。そして、結果が燦々たるもの。これじゃあ、ねえ。ちなみに、結果は前回少林山特別の日のレースで圧勝したウインザゲームが勝利。妥当な結果か。
あと、近況として、少林山特別の勝ち馬イズミカツリュウは、新春杯で4着敗退。相変わらずの詰めの甘さが歯がゆいが、2000M2分15秒が大きな壁になっている。皐月賞のイメージが強くて、先行抜け出しが定着しているが、2000Mのレースで、一度中段待機してみたらどうだろう。向こう正面から仕掛け捲れば、何とかなりそう。先行馬が仕掛ける前に、行ってしまうという戦法。そうはうまくいかないだろうが、デビュー戦が忘れられず・・・。今や、トップバルの充実ぶりがめざましいので、対決が楽しみ。エアーホースワンも菊花賞がフロックでないことを示している。5才最強世代として頑張ってほしいものだ。
さて、前段が長引いたが、くろまつ特別だ。5才最強世代の前には、リキアイフルパワーを始め、デルマキングオーなどの最強クラスが控えている。その下位レベルといった感じの5才最強世代だが、このレースに出走したのは、シャドウカイザー。ヘクタープロテクター産駒のこの5才馬は、世代内ではトップではない。しかしながら、その血統背景から常に期待を集め、この日も人気になっていた。差し足が定着していたが、碓氷峠で取りこぼすくらいだから、まだここでは荷が重いだろう。
この日の注目は、タマルファイター。出てきましたか。大賞典4着で、私のイメージを覆した。まあ、前年妙義山でビッグショウリを破って以来「地元でもいける」馬になったのだが。はっきり言って、あの大賞典はズブズブで何の不思議もなかった。それを、あの粘りである。この日のメンバー、距離1500Mからみても、死角は無さそう。ただ、調教がいまいちで、調子に疑問符が。JRA高松宮記念を目指しているだけに、気になる点ではあった。
それに立ちはだかるのが、10才、転入馬、フジノカズサオー。「華麗なる一族」イットーの仔である。転入初戦、三国峠を圧勝。まあ、相手がガイスト、重馬場で37秒台。鵜呑みにはできないが、ぶっちぎっているだけに、タイムはこんなところか。ただ、水沢での前2走の成績(即ち、アカギの馬柱に載っている成績)がひどいので、来て欲しくないタイプだ(高崎のレベルが物差しにされるので)。「華麗なる一族」の一員らしく、JRAギャラクシーS2着の実績が光る。ビッグショウリのように、年を取っても高崎なら通用してしまうのだろうか・・・。
常連ダイワトニービンが面白そう。人気を落としていたので、馬券的には狙い目。そして、ホオエイスペクターもでてきた。この馬の凄いところは、C5から這い上がってきたこと。約1300万円を稼ぎだし、堂々のAクラスだ。以前も書いたが、そのときはすでに遅し。今や8才。問題ありすぎ。ちなみに、この日のC3選抜の1着賞金が、31万円。高崎のクラス分けは、番組賞金と、能力賞金で決められており、(番組賞金とは「生涯増える事はあってもへらないもの」なのだそうですが、能力賞金とは「成績不振によって、格付けに見合わない馬及び、総収得賞金以上の能力を持つ馬に対し適応され、クラスを決定するもの」だそうです)←転載させていただきました。Cクラスだと能力賞金399万円以下とのこと。10連勝して310万円ですか。まあ、その前に、金精峠、碓氷峠に格付けされるでしょうが、いかに厳しいことか。
ホオエイスペクターの場合は、4才下位クラスから9連勝、3着を挟んでC3選抜を1勝して金精峠連勝。B選抜では連勝できなかったが、JRA交流勝利、坂東太郎賞2着等があってここまできたのだ。常々訴えていることだが、下位条件の大物がオープンまで這い上がっていくことこそ、ずっと見続ける意味があるのだ。それを見事体現しているホオエイスペクターに敬意を表さずにはいられない。たいがい、他に移籍してしまうのだが。ホオエイスペクターもご多分に漏れず浦和に移籍したが、出走しないまま高崎に帰ってきた。それが悪影響を及ぼしているようで、陣営も調子に疑問符をつけていた。
あと、スーパーオッティの馬券も買った。追い込み一辺倒のこの馬の成績を調べてみたが、4才時はトップを張っていた馬だ。しかしながら、平成9年。栃木に歯が立たなかったときですね。菊花賞2着が光るけど、勝ったのがサホロランランですか・・・。この年のクラシックは、ダービーでの栃木123着で終わってました。しかしながら、スーパーオッティは走り続け、その徹底した追い込みは、「ひょっとしたら」と思わせるには十分だ。チャンスは先行争いが激しくなる今回だろう。
レースは、フジノカズサオーが逃げ、タマルファイターがこれを追う。ホオエイスペクター、ダイワトニービンが続き、シャドウカイザーは後方から。レースはスピード感十分で、フジノカズサオーが逃げる。さすが、と思わせるが、じゃあ水沢の成績は何なんでしょうか?やばいって。
フジノカズサオーは、全くバテる気配が無く、追うタマルファイターがいつ捉えるのか。ホオエイスペクターは4位一杯。仕掛けたダイワトニービンが見せ場をほんの一瞬作ったが、ほんとに一瞬だった。見せ場とも言えないかも。仕掛けて上昇したが、ホオエイスペクターを交わすのが精一杯。結局2頭のレースとなり、最後ようやくタマルファイターが捉えてゴール。
しかし、フジノカズサオー鞍上水野が追い辛そうな位馬体を併せていただけに、馬体が離れていたら逃げ切りもしくは、差し替えしを許したのでは、と思うくらいの辛勝だった。
どういうことなのか。フジノカズサオーが強いのは認める。JRAオープン2着だし。それじゃあ、何で水沢で走らなかったのか。その疑問は、全成績を吟味してわかった。強いじゃないの。アカギの馬柱の成績はたまたまですか。それに、スピード優先の能力を、成績が示している。高崎コースが合うのだろう。そうとしか思えないくらい、軽快に走っていました。今後も、エムジーシューマのように強力な逃げ馬として立ちはだかってしまうのか。最強5才世代の挑戦は、前途は厳しい。シャドウカイザーは、全く見せ場無し。ホオエイスペクターも交わせず5着。まだまだ峠で揉まれる必要があるだろう。タマルファイターに関しては、JRAオーシャンSでの好走を期待しています。去年の卯月Sを見る限り、中山1200Mに適正がありそう。この日のレースを見る限り、逃げるか、最悪3番手をつけて欲しい。逆に言えば、この日のようなレースなら、先頭を捉えられそうな感じ。小回りの中山だからこそ、前々で。楽しみです。
「最強5才世代」という言葉を用いた訳ですが、期待はもちろん、この世代がオープンクラスにおいて1つの勢力として存在していることに対して使いました。オープンでは残念ながら現段階では下位ですが、トップ、中位クラスとの対戦が今後繰り広げられることは、非常に楽しみなわけで、また高崎に出かける日はそう遠くはないだろう。PAGETOP
こうずけ特別
前回くろまつ特別から中1週。またしても古馬特別優勝戦の観戦だ。
最近、高崎古馬のレースを見ることに、以前以上の関心がある。それは、現5才陣がどれだけの成長を見せてくれるのかの期待の表れだろう。ロイヤルブリッジ、ウイナーズキシュウがいなくなったとはいえ、逸材が揃っている。その5才最強世代(あくまでも期待の表れです)の中から、この日は2頭出走してきた。
エアーホースワン。言うまでもなく北関東菊花賞馬である。菊花賞以前は世代中位だったのだが、一皮むけたようだ。私自身の感じでも、「ひょっとしたら、成長力一番?」と思うようになった。そう思わせたのが、高崎大賞典5着、新春杯2着だ。大賞典は、あのメンバーの中で掲示板に載ったことが評価できる。トーホウルンルンに先着を許していたら、さすがに菊花賞馬としてまずいでしょう。そして、新春杯2着。実際見ていないのが悔やまれるが、3角で積極果敢に先頭に立っての2着。あのエビスヤマトに先着しているのが非常に大きいポイント。なるほど、こういうレースができれば強いと言えよう。
もう一頭の5才馬が、ミハタオウジャ。その実力は間違いなく世代トップレベル。堅実なレースぶりが光る一頭だ。ただ、裏を返せば、詰めの甘さを残しているという点に弱みがある。差を詰めるがそこがゴール。なかなか勝ちきれないのが不満だが、常に上位をねらえるという点では、この馬は強い。馬券的に買える一頭です。
さて、これらに立ちはだかるのが、デルマキングオー。JRA3戦未勝利から転厩、最下級条件(当時C6)から出発している。確かに開設記念3着もあり強い馬だが、選抜クラスでの取りこぼしも多く、真に突き抜けたのが、これまた大賞典2着、新春杯1着だろう。これで真にトップ争いに加わってきたのは間違いない。
しかしながら、高崎競馬きっての逃げ馬がここに出走してきた。そう、エムジーシューマだ。
この馬に関しては、「高崎競馬の低迷の象徴」として、批判的な目で見てきた。それはこういうことだ。南関東からJRAに転厩してから、二桁着順を繰り返していた印象がかなり強い馬なのだ。しかも、年齢がついに今年10才。この馬の活躍=他の馬が弱い、といった図式が成り立つのがどうにも歯がゆいのだ。これは、常々言い続けている「スターホースの出現」と、全く正反対の現状に他ならない。
これら4頭以外の馬は、申し訳ないが見ていません。来る要素は全くありません。うーむ、もっと骨っぽいメンバーがぶつかり合ってこそ面白いと思うのだが、こればっかりはどうしようもない。
さて、レースは当然エムジーシューマが逃げる。ただ、今回はエアーホースワンがいるので、極端なスローにはならなかった。最近、スタンド前を歩いていないレースが多いので、良い傾向だと思う。走っている馬全てが手綱を絞ってとことこ歩いているレースばかりをしていたら、交流レースでは大きなハンデとなってしまう。力があっても、ペースについていけなくなるからだ。こういうレースが続けば、未来は開けてこよう。
エムジーシューマは、エアーホースワンに早めに来られるのを警戒していたのだろうか。エアーホースワンが2番手。それをマークするのがデルマキングオー。ミハタオウジャは後方待機。追い込む脚があるのでいい感じだ。
勝負どころ3角手前、エアーホースワンがデルマキングオーに捕まって万事休す。2番手で追いかけている馬にとって、前との差が詰まらないのがいかに辛いことか。エムジーシューマは楽逃げ。これを捕らえに行く脚があるのは、デルマキングオーだけだろう。直線に入ってその通りになったが、デルマキングオーにとって、エアーホースワンを捉えるときに足を使っているだけに、後方待機のミハタオウジャが追い込んでくると、自身の2着が危うくなってしまった。これは、馬券的には十分あり得た展開だ。だから、エムジーシューマ=ミハタオウジャの馬券は買っていました。
エムジーシューマがなんと、2分12秒0という好タイムで優勝。2着は何とかデルマキングオーが死守。ミハタオウジャが追い込んだものの3着まで。エアーホースワンは一杯になりながら、その他の馬に先着を許さず4着。意地を見せたと言えばかっこいいが、他が弱すぎたのが本当だろう。
エムジーシューマの優勝タイムは、非常に驚くべきタイムだ。良馬場でこの時計だ。レコードが、ロイヤルハーバーの2分10秒6、不良馬場でのもの。この比較から見ても、2分12秒0がいかに凄い時計かがおわかりになろう。この事実は、エムジーシューマに対する考えを改めさせた。この馬を越えるのはそう容易なことではない。この馬が活躍し続けているのは、この馬自身の能力の結果なのだ、と。
このレースで買った馬券は、エムジーシューマ=ミハタオウジャの他、エムジーシューマ=エアーホースワン、デルマキングオー=エアーホースワンの3点だった。この馬の逃げたときの強さは、開設記念、東国賞からもわかっていたので、馬券は外せない。しかし、気持ちの中で、この馬に活躍して欲しくないというものがあったのも事実。この矛盾した感情は、このレースでなくなった。素直にエムジーシューマの力を認められるようになったのだ。
さて、他の馬について。エアーホースワンは、走破時計2分14秒4は、前走新春杯並。前の馬が強すぎた。力は出し切っての結果なのだから、まだまだ壁は厚い。ミハタオウジャは、このままのイメージで行きそう。堅く上位に食い込む脚は魅力的だ。デルマキングオーだが、自ら動いての結果で、ミハタオウジャに詰め寄られているので、やはり今後リキアイフルパワー、エムジーシューマを相手にするには厳しいだろう。
今後の高崎古馬陣は、リキアイフルパワーが筆頭、エムジーシューマがそれに続き、この2頭がかなり他を引き離しているような感じだ。しかし、エムジーシューマの場合、フジノカズサオー、タマルファイター、そのほか強力な逃げ馬がでてきた場合、もしくは大賞典のように引っかかった馬にからまれた場合が要注目だろう。この場合の馬券検討は面白くなりそうだ。
これらトップホースに立ち向かう力のある馬の出現を切に願うものである。それでこそ面白いのだから。ともあれ、開設記念は楽しみなので見に行くつもりです。PAGETOP
畜産杯
このところ、かなりのペースで観戦に行くようになっているが、今回も中一週間。はやい。
何故かと考えるに、今までは4才馬がベースとなって観戦していたが、今年はもはや興味が古馬に完全に移ってしまったことにあろう。それ程までに、今年の4才馬は弱いのだろうか。一頭、メジロロビンソンという馬を、前回の観戦時に見たが、かなりいけそうな感じ。今後、要注目だろう。ただ、その他が続かない。今強い馬って、ウインザゲームかな。JRA弥生賞は予測できたとはいえ、かなり絶望的な負け方。何も出来ず、でした。そんなこんなで、今年の4才馬より、去年の4才馬の動向が気になる。あと、達観したというか諦めたというか、高齢馬でも、強い馬は強いと認めたことも、高崎に足を運ぶ要因となっていよう。
かつては、高齢馬の活躍こそ、高崎競馬に対する関心を削ぐ最大要因となっていた。特に、移籍即トップを張られてしまうと、アウトだ。しかしながら、今やそれを認めないと、高崎競馬で馬券を買うことが出来なくなってしまう。やはり、競馬場に行く以上、馬券ということを重要視しないわけにはいかないだろう。外しまくっては、懐の方も寒くなる一方。それには、高齢馬が強い事実を認めなくてはならなくなった。そう認めてしまうのは、今まで書いてきた趣旨に反するのだが、5才最強世代がこの厚い壁に阻まれている現状を鑑みれば、やむを得ない。
さて、畜産杯。大本命が、やはり高齢移籍馬。そう、フジノカズサオー。これは、実際くろまつ特別を見ている以上、何がどうなっても1着だろう。タマルファイターの強さは、高崎大賞典で完全に確立され、JRAオーシャンSでの2着は、至極当然だった。そのタマルファイターに絶えず迫られ、ゴール前ぎりぎりまで粘り通したこの馬のスピードを以てすれば、普通に走っているだけで1着だ。
対抗が、ラヴミードゥ。この馬も、前年妙義山特別にて、タマルファイターと接戦を演じている。しかし、フジノカズサオーにくっついていったらバテるのは目に見えていたので、馬券的には買いづらい。それならば、ケイオーボーイか、ギャロップカルメンの差し脚だろう。5才ケイオーボーイは、前回こうずけ特別のミハタオウジャ的なイメージがしっくりくる。ミハタオウジャより切れる感じがしたので、買いたい馬だが、その日は、馬券がオケラのため、絞る必要がある。ギャロップカルメンを買ってみました。
この馬は、地味ながら高崎でずっと走っており、その成績を見るにつけ、応援したくなる馬だ。大賞典では、エムジーシューマの天敵となってしまったが、前走JRA交流レースに勝利しており、なるほど、ハイペース対応可能だろう。よって、フジノカズサオー=ギャロップカルメンの馬券を1点買い。のはずが、フジノカズサオーが、万が一バテた場合のために、ギャロップカルメン=ケイオーボーイを押さえた(涙)。
レースは、フジノカズサオーが逃げた。しかし、前走よりもペースは遅い。それはそうだろう。よく考えれば、それはわかっていたはずだ。しかし、前走のイメージが強すぎて、ハイペースになるものとばかり思い込んでいた。それが落とし穴となった。
2番手が、ミハタワールド。結局、このままレースが終わってしまった。何も言いたくなくなるような結果だ。トモノイナズマが、リキアイフルパワーの2着に来た、ミルクカップを彷彿とさせた。
確かに、ミハタワールドが来る余地は十分にあった。でも、それじゃあ、グリーンスワードに逃げて負けるかな。しかし、ギャロップカルメンとケイオーボーイがいかに追い込んできたとはいえ、ミハタワールドが遙か前方でゴールしたのは紛れもない事実。どうしようか。ラヴミードゥは、中段で何も出来ず。そんなにフジノカズサオーが怖かったのか。まあ、ミハタワールドはバテること無くフジノカズサオーについて行っていたので、2着に来るだけの力はあったのだろう。普通、そこにはラヴミードゥがいるだろうに。
かなり痛いレースとなった畜産杯だが、これで満たされるはずもなく、11年度高崎競馬を締めくくる大一番「開設記念」は、好レースを期待する。今後の高崎競馬の未来のために。PAGETOP
開設記念
いよいよ、平成11年度を締めくくる、開設記念である。今年は、例年になく興奮しつつ、このレースの日を迎えた。
出走していれば、本命間違いなしのリキアイフルパワーが、残念ながら脚部不安で回避。これは、他のメンバーを見てみればわかるが、非常に残念極まりない出来事だった。そう、まさに豪華メンバーが集結した開設記念だった。
まず注目は、前年覇者、エビスヤマト。なんと、果敢にも、南関東交流重賞を連戦。浦和記念(G2)4着、川崎記念(G1)5着、ダイオライト記念(G2)6着。かつて、低人気に反発し、交流重賞入着を繰り返した、グランドツアラーを彷彿とさせる。この馬の差し脚は、衰えを見せていないと見て良いだろう。ただ、連戦の上、新潟に帰厩しているだけに、体調が不安材料。
続くは、「北関東の怪物」こと、ブライアンズロマン。この馬の実力は最早、言うまでも無かろう。しかし、とちぎ大賞典でキングフィーバーに先着を許し、よもやの2着。足利織姫賞では、リキアイフルパワーにハナ差2着。宇都宮白梅特別では、1着。2着ウメノヴィガラスに、若干の不安が・・・。栃木に関しては詳しくないので、観戦記を書くにあたってウメノヴィガラスの戦歴を調べたが、なかなかしぶとい活躍を見せている。栃木で走り続けているところに好感が持てるが、やはりどうだろう。まあ、酷量60.5キロでの勝利なだけに、復調成ったと見て良かった。いや、そう見るべきだった。この馬を甘く見すぎた。
地元最有力は、リキアイフルパワーのいないここでは、エムジーシューマ。こうずけ特別でのレースぶりは、かなり強烈に印象づけられた。大賞典での失敗もあり、陣営も後悔無きよう、逃げ宣言。その大賞典で、この馬のハナを叩いたのが、タマルファイター。この馬のイメージも、大賞典4着で「強い」というものに変わった。ただ前走は、JRAオーシャンS2着。この成績自体、かなり凄いことだと思うが、こと開設記念の前走としてはどうだろう。あまりにも条件が違いすぎる。そして、追い切りも気性難ぶりを発揮したらしい。不安材料は十分あったが、JRAオープン2着の底力は侮れなかった。
他には、デルマキングオーがいたが、こうずけ特別を見る限り、エムジーシューマに勝つのは至難の業。パンチ力不足は否めず、善戦までと見た。それならば、5才ミハタオウジャ。確実に追い込んでくるあの脚は、ひとつの安心感を持ってみることが出来る。それが前に届くかどうか。これが問題だ。ただ、「今後」という視点から見れば、この馬に期待してしまう。「未来志向」だったこの観戦記も、ここ数戦から「現実重視」となっているが、やはり、若駒(他に比べて、と言う事)に頑張ってもらいたいものだ。
以上の点をふまえ、買った馬券は、本命エムジーシューマ、対抗エビスヤマト、タマルファイター。押さえに、ブライアンズロマン、ミハタオウジャ。
さて、レース。エムジーシューマがスタートいまいちで、ハナに立つのに苦労した。これはやばい。好スタートが、サイレントキラー、デルマキングオー。これらの馬を抑えて、何とか逃げ体制に入ったエムジーシューマだが、デルマキングオーがマークする展開。なるほど、前回と同じ位置取りでは勝てないのはわかっていただけに、好判断だ。僕としては、甚だ嫌な存在となっていたが。なぜなら、デルマキングオー買っていませんので。まあ、サイレントキラーは、無理だろう。ただし、JRAでの実績が申し分ないので、少し気にはなった。
エムジーシューマとの兼ね合いが懸念されていたタマルファイターは、その後ろ。全然行きっぷりが良くない。そういえば、騎手が丸山侯から久保田に乗り替わっている。この影響も多分にあろう。もうタマルファイターは終わったようだ。ブライアンズロマン、ミハタオウジャ、エビスヤマトは離れて集団を形成。前ばかり見ていたので、どんな感じだったのかはよくわからない。
例によって、一周スタンド前は歩いていない。ほんと、変わるものだ。やれば出来るじゃないか。エムジーシューマの勝ちパターンと言えば、三角手前から後続を突き放す。そのスピードについていける馬が強い馬なのだが、この日はどうか。デルマキングオーが必死に食らいつく。おお、それほど千切れない。再びやばい。エムジーシューマが逃げ潰れか!?そんな不安がよぎったものの、カーブを曲がるにつけ、差を広げた。何とか粘りそうだ。
これに敢然と襲いかかるのは、怪物だった。差のある中段から、勝負所向こう正面で、一気に仕掛けるや、その差をぐんぐん縮める。直線突き抜けたその脚は強力そのもので、叩き出したタイム、2分19秒3。自身のレコードにコンマ3。強い、その一言に尽きる。
ブライアンズロマンと共に脚を伸ばしたのが、ミハタオウジャだった。粘るエムジーシューマの脚が上がってしまった直線、ミハタオウジャの脚色が勝っていた。ついに、エムジーシューマの逃げ足が撃沈した瞬間だ。そして、ミハタオウジャが新たな段階へのステップアップの瞬間と言っても良いだろう。
果たして、馬券が外れ、ブライアンズロマンに対する認識の甘さに後悔ばかりが先に立つ。そう、この馬の力を甘く見すぎていた。これで開設記念3勝という輝かしい記録をうち立てた同馬だが、高崎で行われる交流重賞、群馬記念に是非出走を。高崎の馬場がよっぽど良いのだろう。10才馬が活躍してしまう現状は決して喜ばしいことではない。しかし、これだけの馬に対しては、そんなことは失礼だろう。他が弱いのではなく、自身が強い。ブライアンズロマンに対しては、そういう感情しか湧かないのだ。
ミハタオウジャは、今後が楽しみなのは間違いないが、ブライアンズロマンに対しての決定的な差を見る限り、リキアイフルパワーを凌ぐのは難しそうだ。ただ、着実に力を付けているのは間違いなく、今後も強いレースで揉まれて力を付けて欲しい。
これで、高崎競馬平成11年度の番組が終了。新年度は、北関東統合への第一歩となりそうな感じだが、高崎競馬を応援してきた当サイトのアイデンティティをいかに保っていくべきか。それには、高崎競馬から強く魅力的な馬が出現する事以外には、ない。ほんと、大げさではなく、このままでは「北関東競馬の部屋」になりかねない。ブライアンズロマン、ベラミロードともなれば、「北関東」として応援できるが、キングフィーバーに、高崎の馬がころっといかれたら、かなり頂けない。「北関東競馬の部屋」にすんなり移行できない感情的な理由は、こんなところ。今後の動向に注目。PAGETOP
榛名山特別
いよいよ新年度突入。色々変わりそうな感じがしたが、実際は、宇都宮と開催が重なっていたり、あまり変わらないようだ。「九州競馬」をイメージしていたが、どうやらそこまではいかないようで、ひとまず安心。
さて、榛名山特別である。久々に土曜日の観戦だが、翌日の「スプリングカップ」には興味が湧かず、この日出走のメジロロビンソンを見に行ったようなもので、しかもメインが古馬の榛名山特別ということもあり、楽しく観戦できた。
榛名山特別だが、今や高崎きってのスピード馬として鳴らすフジノカズサオーが出てきた。この馬の強さは、くろまつ特別以来、絶対のものとなっていた。あのレースを見たものなら、それも当然。しかし、この日は馬体を見る限り、?がついた。10才という年齢もあり、どう見ても「スピード」というイメージが湧かない。しかも、プラス7キロでの出走。死角はあった。僕は、この日の馬券が最悪だったこともあり、フジノカズサオーは買わなかった。
対抗は、ホオエイスペクターか。宇都宮で好走(2着)したこともあって、人気となった。当サイト1押しのホオエイスペクターだが、冷静に見れば、オープンでは厳しい。それは、今までの観戦から明白。こう断言してしまうのは心苦しいが、好位追走で、差を詰めることなく侭か、後退。力は1つ足りない。しかし、買わないわけにはいかないでしょう。体調の問題とかもあったのかも。ひょっとしたら、と思わせるくらいの力はあるのだから。
続くのは、エレガンスステージか。この馬はなじみがないが、峠の常連で、連に絡み続けている。畜産杯が、2着ミハタワールドだったし、差し馬有利の展開からも人気。しかし、2着ミハタワールドの時よりも、他の相手はいるので、この馬は買わなかった。
それは、トップバル。4才時は歯がゆいレースぶりが続いたが、力は間違いなくある馬だ。JRAで好走している上、前走ではJRA交流でユーコービックバンを破り一皮むけたか。しばらくレースに出ていなかったが、この日復帰してきたことは、非常に喜ばしいことだ。しかし、時計が如何せん不安。1500持ち時計1.38.1では・・・。高崎出走が少ないサイレントキラーに次いで遅い。確かに、イメージ的にはパワータイプ。期待を込めての買い。
もう一頭、ラヴミードゥがいる。畜産杯ではなにもできなかったが、今回はどうか。前に行ければいいレースをする馬なのだが・・・。前走があまりにも不甲斐なかったので、信頼度は低い。
しかし、当日の馬券事情もあって、来る可能性があると思われた、ホオエイスペクター−トップバル−ラヴミードゥの3角。まるっきり応援馬券だが、配当の魅力もあったので、良いでしょう。
レースは、フジノカズサオーが逃げ、ホオエイスペクターが競り掛けようとしたが、控えた。結構スピードがあったのでいい感じだったが、無理は禁物か。ラヴミードゥは、後方から。意外な展開だが、策があってのことなのだろうか。例によって展開はよくわからず、ホオエイスペクターが一杯になり、ラヴミードゥが2角から仕掛けたものの、これまた3角で一杯。それに変わって、トップバルがフジノカズサオーに襲いかかり、さらにエレガンスステージが。
フジノカズサオーは、こうなっては厳しいようだが、トップバルは押さえたものの、エレガンスステージに先着を許した。ここで土が付くとは思えなかったが、やはり言われるほど絶対ではなかった。競馬がよくわからなくなった瞬間だ。
ラヴミードゥは、この日も消化不良。仕掛けて上がっていったのは、前年妙義山特別を意識したのだろうか。確かに、自ら動いてのレースぶりは良いのだが、インをついていたことからも、この日はじっくり構える手ではなかったか。そう思えて仕方ない。
ホオエイスペクターは、一杯になったようで、4着を死守。やはり、力はあるのだが・・・。今後の上積みが期待薄なだけに、どういった路線を行くのだろう。トップバルは逆に期待が大きい。5才世代、ミハタオウジャと共に大きくなって欲しい。
この日のもう一つの目的であるメジロロビンソンだが、4才4クラスでの出走。対抗馬に、JRA未勝利からの転厩初戦を楽勝した、ツジノブルボンがいた。正直、メジロロビンソンが勝てるか若干の不安があったが、JRA未勝利で最後方を走っていた馬にころっといかれてしまうほど弱くはない。その馬体、レースぶりからも、大物感充分。果たして、ツジノブルボンを押さえて逃げたメジロロビンソンは、3角で後続を引き離す大物ぶり。しかし、最後はバテてしまい、ラヴレミーナの猛追を受けてしまった。いささか物足りないが、順調さを欠いての出走だけに、やむを得まい。むしろ、ツジノブルボンの足を奪い、1着に粘りきったところに大きな評価が出来よう。4才唯一の期待馬。残念なことに、これが現実。メジロロビンソンなら、期待に応えてくれることだろう。PAGETOP
アザレア特別
ハイペースの観戦が未だに継続中。ということで、アザレア特別です。
何でまた、特選の観戦かと言えば、まあ色々ありますが、その出走メンバーにそそられた、と言うことです。特選と言えば、三国峠だが、この日のメンバーは、三国峠と、特優のちょうど中間的なメンバーだった。この組み合わせは、かなり面白そう。メンバーを見ていきますか。
ド本命ミハタワールド。アカギ◎◎◎。当然と言えば当然なのだが、かなり強い馬になったようだ。畜産杯の時には、とても注目できなかったが、そのレースぶりが評価を一変させた。フジノカズサオーの番手で、そのまま粘りきった。その後の三国峠では、同じ戦法で、当然のごとくの楽勝。父ブライアンズタイムをみても、その強さは、この日のメンバーでは際立っていた。
次は、ホオエイスペクターか。この馬の行く末を心配した矢先の、このレースである。ちょうどいい具合の番組が、こうも早く来るとは。どんなレースをするのか、要注目。続くは、ラヴミードゥ。近走全く冴えないが、同じ事はそう何度も繰り返さないだろう。レース展開としては、無理をしてでも先行するのが十分予想できる。
ダイワトニービンも、ここはチャンス。オープンでは今や脇役に追いやられているものの、かつては鳴らした馬。戦ってきた相手関係からも、かなりいけそう。スーパータイミングも、ここに出てきた。かなりもどかしい成績に甘んじてきたが、ここに来ての差し脚の堅実ぶりが光る。こういう馬は、馬券的に買いやすい馬だ。道中後方でも、直線はアツイ。あとは、逃げるムサシポパイが人気を集めていた。
この日の展開予想は、ムサシポパイ、ラヴミードゥ、ミハタワールド、ホオエイスペクターが先段を形成。そして、ミハタワールドが抜け出し、逃げるムサシポパイが沈む。その直後につけたホオエイスペクターが、2着に粘る。追い込みは、不発。よって、ホオエイスペクター−ミハタワールド1点。しかし、万が一ミハタワールドが飛んだ場合には、追い込みが台頭するので、ホオエイスペクター−スーパータイミングを少々。相も変わらず、ホオエイスペクターです。
レースになると、結構思い通りになった。しかし、ホオエイスペクターは、直線手綱をがっちり押さえていた。それで、何故か中段待機。こういうレースは見たことがないので(追走に苦しんでの中段は見たことがあるが)、どんな展開を見せてくれるか、楽しみはあった。新境地開拓か。
ミハタワールドは、ムサシポパイ、ラヴミードゥの直後。勝ちは決まってしまったようだ。ホオエイスペクターは、向こう正面で仕掛けても、全然伸びない。ダイワトニービンに一気に来られて万事休す。やはり、こういう展開になったときに、対応できるほどの自在さはない。ここに、この馬の限界を見てしまったのか・・・。こうなってしまった以上、ホオエイスペクターは、逃げ馬として活路を見いだした方がいいようだ。中途半端な位置では、全く伸びる気がしない。この日の騎乗に関しては、工夫の跡が感じられたので仕方のないところだったが、これを今後どう生かすか。ホオエイスペクターに関しては、事ある毎に見てきたが、この馬の軌跡は決してこれで色あせるものではない。今後とも、要注目で行く。
ミハタワールドは、ここでは力が違いすぎた。そんな強い馬なら、ミレニアムカップで負けるかな。脚部不安が解消したので本格化したとのことだが、今後、フジノカズサオーや、エムジーシューマなど、強力な先行馬が出てきたときが正念場だろう。通用する力はあると見ているが。
しかし、やはり一抹の寂しさを感じてしまう。5才馬が1頭も出てきていない。ミハタワールドが強いのは認めるが、それでは駄目だと思う。かつてエムジーシューマに対しての感情がそのまま当てはまる。これを払拭するには、ミハタワールドがその強さを見せつけて行くしかない。エムジーシューマがそうだったように。
ちなみに、2着にはスーパータイミングが入り、小差でダイワトニービン。離れた4着がラヴミードゥ。スーパータイミングに関しては、これが一杯か。展開次第では頭もありそうだが・・・。そこまでの凄みを全く感じないのは、ミハタワールドがあまりにも楽勝してしまったからだ。高崎の馬に共通することだが、凄みを感じないのだ。認定レースによって、素質馬がかなり入った印象があったのだが、その中から真に強いと呼べる馬が見あたらない。何度も「次は」ばかりでいつまでたってもオープンをぶち抜く馬が出てこない。最近は現実重視だが、この日のレースで、改めて高崎にヒーローは育っていないことを見せつけられ、モチベーションは下がり気味。
そうはいっても、トップバルがかなりいい感じで成長している。ミハタオウジャも然り。休養中のイズミカツリュウがどんな姿を見せてくれるのか。楽しみはまだある。そう考えると、群馬記念もあるし、まだまだ高崎に行く機会は多くなるだろう。PAGETOP
群馬記念
このHPを開設して以来、初めて群馬記念を観戦した。今まで行かなかった理由は、高崎所属馬に魅力を感じていなかったこと、GWの最終日ということ、滅茶苦茶混むこと、色々ある。
しかし、今年はGW半ばだし、ハイペース観戦のおかげで達観してしまったので、「とにかく良いレースが見れれば」という大いなる期待を胸に足を運んだ次第。中でも最注目は、ブライアンズロマンだ。
この馬には群馬記念に出走して欲しいと言うことは、開設記念の観戦記で書いたが、まさにこの日出走してきた。ブライアンズロマンの出走が、このレースの興味を最大限に引き上げた。北関東の怪物として君臨し続け、今年10才を迎えた。群馬記念は、今年が最初で最後のチャンスだろう。開設記念3勝という抜群の馬場適正を何処まで活かせるか。この馬の能力は全く問題なく通用の範囲だが、10才という年齢、1500Mのスピード競馬への対応が懸念されていた。それを以てしても、直線の長い高崎のこと、追い込んでくる姿が頭に浮かぶ・・・。
群馬記念と言えば、JRA所属馬だ。ビーマイナカヤマ、オースミジェットという、重賞勝ち馬2頭が圧倒的な人気を集める。まあ、それはそうだろう。ビーマイナカヤマは、前走高知競馬黒船賞でモノの違いを見せつける圧勝。普通に走っただけでいい勝負だ。オースミジェットに至っては、多くを語ることもあるまい。常に人気を集め、それほど信頼の置ける馬だ。他は、前年4才ダート戦線で活躍したマイシーズン、国際G2勝ち馬ミッドナイトベット。マイシーズンは復調途上、ミッドナイトベットは、初ダート。特に、ミッドナイトベットは、来ないタイプ。前記2頭が強力、他2頭は、伏兵だ。
群馬記念と言えば、を、もう一つ。他地区所属馬。過去、ハシルショウグンが出走したり、ヒカリルーファスが2着に来たり。なかなか侮れない。デアヴィクティーという馬が出走してきた。前年南関東4才牝馬のトップクラスだ。この馬は、かなりのスピードで逃げることが予想されたので、ヒカリルーファスを彷彿とさせる。この馬のおかげで、高崎所属の逃げ馬は極めてピンチ。あとは、岩手のミヤシロブルボン。タマルファイターと共に、JRA新潟ダリア賞で走ったのも、3年前ですか。そのあとJRAに移籍したが、苦戦のうちに(と思う)、岩手に復帰。ただ、この2頭は買えるほどのインパクトはない。それならば、新潟ロバリーハートだろう。一昨年の群馬記念勝ち馬。JRA所属以外では唯一頭だ。この馬の差し脚と、当地実績から、この馬は買える。おっと、ブライアンズロマンも、一応他地区所属枠だ。
さて、これらを迎え撃つ地元所属馬は、例年通りいまいち。いや、厳しい現実だが、仕方ない。これら錚々たるメンバーを相手に勝ち負け云々できる馬がいるだろうか。筆頭が、タマルファイター。大賞典、くろまつ特別で一皮むけたが、前走開設記念での惨敗は悪影響しか残さない。最内1枠もあり、難しい。エムジーシューマ。かなり強力な先行力を誇るこの馬も、デアヴィクティー、フジノカズサオーもいるし、流れが全く不向き。このメンバーで2番手で折り合って、と言っている場合じゃない。行くしかないだろう。あとは、デルマキングオー。自らレースを勝ちに行くと、末が甘くなる。ここでは最低人気でした。
レースは、混んでいたこともあって余りよく見えず。しかも、ブライアンズロマン本命の僕は、最後方ばかり見ている羽目に陥った。ハナはデアヴィクティー。エムジーシューマ番手。ミッドナイトベットが外から並ぶ。そこまでは目で確認できた。フジノカズサオーもいたが、直線だけで終わってしまったようだ。あとは、追走に苦しむブライアンズロマンの姿を追っていた。なんと、エムジーシューマがいい感じでデアヴィクティーについている。これは、と、一瞬の見せ場を作る。しかし、混んでいたため3−4角がよく見えない。いつの間にかビーマイナカヤマが先頭で、オースミジェットが2番手。ブライアンズロマンが内から追い込んだが、全然届かず。この姿はショックだったが、もっと驚きが、3着デルマキングオー。全然わかりませんでした。外からかなりの脚で追い込んでいる。オースミジェットが冷や汗をかく追撃だ。4着以下、デアヴィクティー、ミッドナイトベット、ミヤシロブルボン、ブライアンズロマン、マイシーズン、エムジーシューマ、タマルファイター、ロバリーハート、フジノカズサオー。
ビーマイナカヤマの勝ち時計、1分35秒3!これなら通用の範囲なのでは・・・。良馬場35秒台なら高崎トップの時計だろう。馬場、斤量差はあるにせよ、イズミホーガンがスプリンターズ賞を連覇したときも、共に35秒台(10年良、11年重)。なんだか圧倒的な力の差を見せつけられたものの、絶望感が不思議と無い。それは、今書いた時計の話と、3着デルマキングオーという事実。
デルマキングオー。こうずけ特別ではエムジーシューマに屈し、開設記念ではよもやの4着。「勝つまでは・・・?」という評価が固まりつつあったこの馬が、身上である「相手なりに走る安定味」をフルに発揮した瞬間だ。こうも鮮やかなレースをするとは・・・。展開を調べてみると、中段。ブライアンズロマンとは全く対照的に、追走に苦しむこともなく、完全にレースの流れに乗っている。それに、鞍上が金井。流石、巧いものだ。ミハタオウジャよろしく、突っ込んできた。これが、群馬記念(交流以降)で初めて高崎所属馬が馬券に絡んだ(複勝)、歴史的な瞬間だった。
このレースから今後を見ていくと・・・。デルマキングオーは、かなり評価が高まるだろう。当然と言えば当然だが、また「相手なりに走る」可能性もある。こうずけ特別、開設記念を見る限り、どうしてもその懸念は拭えない。他では、見せ場あった、エムジーシューマ。これで、フジノカズサオーと同じレースに出た場合、負ける可能性が極めて低くなった。この馬も、要注意。10才とは思えない活きの良さがある。タマルファイターは、また評価が難しくなった。これはやはり、オーシャンSのあと、開設記念を使った影響がもろに出ているのでは無かろうか。体調に問題があるような感じがする。ただ、フジノカズサオーといい勝負をしていたので、過信していたのだろうか。ともあれ、立て直して改めてみてみたい。他地区ながら、注目したブライアンズロマン。このレースでは、自身の力を見せつけることは叶わなかったが、これが2000Mならわからない。この馬の実力はやはり中距離でこそ、か。これにめげず、これからも重賞レースへ、期待。
この日は、年に一度の大入り(大賞典も結構入るが、及ばない)。パドックが全く見れませんでした。みんな、8レースのパドックが終わっても離れず。僕も、ホクトベガの時はそうしました。でも、やっぱり来た以上は馬券を買わなくては。仕方ないか。これからはペースは落ちようとも、観戦は当然続けていきますので、よろしく。PAGETOP
妙義山特別
群馬記念から2ヶ月、久々の観戦だ。この間、様々な動きが高崎競馬で起きていた。
まず、サンエムキングの君臨がある。これは、かつてエムジーシューマ、メジロモネ等、高齢馬に対して持っていた感情を呼び起こしてしまった。JRAオープン馬とはいえ、惨敗続きだった当馬が、移籍そうそうあっさり「キング」になってしまった現実を鑑みるに、高崎競馬の未来は、かなり暗いものがある。その理由は、もはや何度となく書いていることなので繰り返しませんが。
高崎競馬の未来を担うべきミハタオウジャ以下を、新設重賞高崎記念にてあっさり葬り去ったその力は、確かに抜けているものだ。しかし、それ以上に、高崎所属馬の力不足を思いっきり痛感させられてしまう。そう、まだまだ残念ながら現5才世代に「全国区」で通用する馬の出現を見るに至らない。
また、ラヴミードゥーを始め、最近南関東にて、高崎で見たことのある馬名を結構見ることができる。いささか寂しい気はするが、ラヴミードゥーの場合はやむを得ないと思う。オープンで頭打ちになった以上、南関東での格下げは賢明な選択だ。実際、B級格付けで、いい走りを見せているようだ。しかし、高齢移籍馬に弾き飛ばされたということも言えるわけで、高崎競馬を見ている当サイトとしては、「残念な出来事」として捉えたい。
さて、この日の妙義山特別は、勝ち馬が決まっていたレースだった。その馬は、エムジーシューマ。
はっきり言って、負けようがないだろう。群馬記念での見せ場は、アツイものがあった。10才馬なのに、その力は衰えを見せない。オースミダイナーの例を見れば、一概に高齢馬と言うことで嫌うこともないだろう。多くは望めないのは仕方のないところだが、若い世代で、それ以上の力を持った馬がいないのだから、エムジーシューマに頑張ってもらいたい。変われば変わるものだが、このレースでエムジーシューマがころっといくようだったら、かなり問題がある。まあ、ころっといかせる馬が出てくれば、それは本来望んでいることなのだが、最近はこれまでにも増してそういう期待は抱いていないので、エムジーシューマの勝利は確定。
馬券的に2着争いのレースだが、エムジーシューマがぶっちぎる様なレースなら、スーパータイミングの出番だろう。しばらく低迷していたが、ようやく一皮むけたようで、JRA交流競走を勝利、更なる飛躍が望まれる。ただ、一皮むけても、突き抜けるだけの力を望むのは酷で、あくまで「離れた2着争いを制する」という評価。
好位で追走するエアーホースワンには、厳しいレースになろう。また、榛名山勝ち馬エレガンスステージは、烏川の成績を見るにつけ、狙いづらくなった。好位追走で沈んでしまった様で、体調に問題が有りかも。
他では、1500Mでのスピードにかなり不安のあるトップバル。かなりパワータイプの馬のイメージがあり、化けるとしたらこの馬なのだが、如何せん、時計が無さ過ぎ。37秒台に壁があるようでは・・・。一刻も早く化けてもらいたいので、馬券を買ったが、まあ、厳しいのはわかっている。
注目をしていなかった馬では、ウイナーズキシュウがいた。ダービーで見せた勝ちっぷりは、以後の活躍を期待させるには充分だった。その当馬が、金沢に移籍してしまい、「もう、勝手にしてくれ」状態だったが、金沢では一回も走らず高崎に戻ってきた。喜ばしいのは間違いないが、少し考えれば、そうも喜べないだろう。新天地での活躍を期して移籍する訳なのに、1回もレースに出ていないということは、体調(脚元を含む)に問題があったはずだ。事実、復帰後の走りは、あのダービーの強さを感じさせてくれない。峠で負ける馬なのか・・・?僕はそういう評価をしていないので、体調に不調の原因を求め、この日の感じもぱっとしなかったので、買わなかった。
レースは、あまり見ていなかったので、簡単に。エムジーシューマが後続を引きつけて逃げた。まあ、3角手前で突き放す「強い」逃げパターンだったと思う(見てませんでした)。直線は見ました。エムジーシューマが突き抜けていました。そして、ダイワトニービンが2着。3着には、ウイナーズキシュウが食い込んだ。積極レースで脱皮を目指したトップバルは、8着に轟沈。追い込んだスーパータイミングは、いつものように歯がゆい4着。ただ、この日は最後方からということはなく、これまた現状からの脱却を目指した姿勢は好感が持てた。
エムジーシューマはいいとして、2着ダイワトニービンで何を語れるのだろう。当然2着に来てもいい馬だ。結果自体は何の問題もない。しかし、やっぱりこの観戦記の締めは、「未来への希望」にしたい。それが薄れてしまったとはいえ、全く捨てた訳じゃない。全ての希望を捨ててしまったら、高崎に足を運ぶこともなくなってしまう。希望がもてないとはいえ、こうして足を運んでいるのは、やっぱり「期待」の裏返しなのだ。ダイワトニービンには悪いが、この馬の印象は「連に絡んでもおかしくない馬」しかないのだ。よって、この日の希望は、3着のダービー馬ウイナーズキシュウ。てっきり芦毛なので、エレガンスステージかと思いきや、ウイナーズキシュウだった。エムジーシューマには及ばなかったが、レースぶりがよかったので、使われての良化が伺えた。元々ダービー馬だし、完全復活が待たれる。今度高崎に行ったとき出てきたら、買います。
久々の観戦だったが、次回は7月20日「チャレンジカップ」の予定。4才重賞は関心がなかった2000年だが、新勢力に「期待」しつつ・・・。PAGETOP
サラブレッドカップ
サラブレッドカップという名前から連想するのは・・・。前回の観戦記の最後で、恥ずかしい間違いをしております。「チャレンジカップ」とは・・・。正しくは、「サラブレッドカップ」です。
まあ、それくらい注目をしていなかったということか。事前情報により、出走馬のメンバーを知ったときの虚脱感たるや・・・。多少言い過ぎだが、レースも、いささか、いや、かなりお寒いレースだった。
今年の4才馬といえば、メジロロビンソンだが、6月29日ジューン特別に於いて10着惨敗。出走メンバーにその名を見ることはできなかった。それだけで、かなりのマイナスだが、やはり世代のトップクラスのレース。ちょうど木曜日の祝日という絶好の条件ということもあって、気分良く出かけた。
メンバー的に、スミノエース、キングシャム以外に考えられないレースだ。それはそうだろう。スミノエースといえば、3才優駿で3着に負けて外してくれたが、その後は、北関東クラシックシリーズに乗って、皐月賞、ダービー共に2着。当然ここは負けられない。っていうか、負けようがない。キングシャムといえば、全日本3才優駿に出走(結果しんがり)したくらい、期待されていた馬。戦線復帰後、ようやく前走エメラルドカップを勝ち、さあ、これからといったところか。この2頭に、1万円を賭けた。
他は、クイーンカップを最低人気で勝ったアイアイダイアナ、JRA4着が光るリワードカング、4才上位の常連カイザワホクト、古馬に勝っているワッキーツイスター。これらの馬とて、前記2頭が持つ凄みがない。そう、結局スミノエース、キングシャムで決まるとしか思えなかった。
レースに関しては、久々に見た超スローペース。1周目スタンド前のスピード感の無さは頂けない。このペースを作ったのは、アイアイダイアナ。クイーンカップの再現なるか。これを、キングシャムが追走。スミノエースは、早め3番手。もう、この時点でレースは決まった。そう感じたのも、至極当然だと思うのだが・・・。
スローペースを利して、アイアイダイアナが粘る。キングシャムがあっさり捉えるかに思えた展開だが、キングシャムの手応えの方が怪しい。大名マークの苦しい方の展開だ。そう、ロイヤルブリッジがしもつけ皐月賞で、ベラミロードに対して見せたような展開だ。結局、前の馬のペースにはまってしまったわけで、こうなると、もう無理。スミノエースは、3番手からアイアイダイアナに襲いかかるが、直線でもアイアイダイアナの粘り腰は強く、ようやくゴール直前でこれを交わした。キングシャムは、5着に沈んだ。
これで、今年の4才に関しては一区切りがついた。見るべきものがない世代というのも、コラソンの世代以来か(タマルファイターは別格、というか、カテゴリーが違う)。残念ながら、この日のレースは見るべきものがないレースだった。とはいえ、菊花賞が残っている以上、化ける馬の出現を期待したい。そうでもなければ、やばいでしょう!
さて、この日は、盛岡で行われた「マーキュリーカップ」の場外発売が行われた。ねらいは、高崎開設記念馬、エビスヤマト。スマートボーイの逃げ切りは堅そうだったので、それについていく馬の全滅→追い込みの台頭。充分でしょう。しかし、スマートボーイとの1点しか買わず、そのスマートボーイが3角で終わってしまったので、泣きそうになりました。エビスヤマトを見ていれば、オースミジェットとの組み合わせは買えるでしょう。1万円を賭けて外したサラブレッドカップより、500円しか賭けていないこのレースの方がショックが大きかった。それにしても、ようやくエビスヤマトが統一重賞で連に絡んでくれて一安心。なんと言っても、開設記念ホースなのだから・・・。PAGETOP
赤城山特別
今回は、速攻観戦。前回がいまいち消化不良というか、食い足りないという感じだったので、それを満たすべく、早めの観戦だ。
この日のトピックスは、新馬戦。評判の馬がでてきた。それは、コーザンプロリーダ。
いや、見るからに馬体が違う。ここまでがっちりした体の馬を見るのも、そうはない。その体は、正に弾丸のごとし。いや、大砲の砲弾といった方がいいか。その体を見るにつけ、早くもJRA「ダリア賞」が頭の中を過ぎる。
それに対抗するのも、これまた評判が高い、コイノボリ。この馬は、調教でシャドウカイザーに先着したことからも、その素質の高さが伺える。ただ、コーザンプロリーダに比べ、仕上がり早の印象は否めない。
レースは、コイノボリがロケットスタートから、圧倒的なスピードで、他馬を圧倒。コーザンプロリーダも流石について行くが、如何せんコイノボリが離しすぎた。追い上げるも、ゴール直前で脚色が同じになり、コイノボリが1着。
まあ、この結果は事前の予想からは異なるものだったが、コイノボリのスピード、コーザンプロリーダの底力を見たので、良しとしよう。コーザンプロリーダも、次は圧勝だろう。
さて、メインレースが赤城山特別。事も有ろうに、1着賞金100万円を切る74万円の特選に格下げ。三国峠じゃないんだから、何とかならないものか?前々回の妙義山は、特優だったのに。時代は確実に悪い方へ向いている。これを打破するには、色々考えるところがあるが、ここでは簡単に、「枠連廃止→新馬券の導入」を提言したい。この場合の新馬券は、ワイド、馬単等、既存の馬券ではなく、全国初導入のものでないと、意味はない。高崎競馬打開策は、かなり至難なことなので、このページでは、このように少しずつ提言していくにとどめておく。
出走メンバー。フジノカズサオー。今年の頭の活躍を以てすれば、ここはあっさりの筈。しかし、エレガンスステージに先着を許して以来、負け味を覚えてしまったようだ。そのエレガンスステージも、妙義山で期待を裏切っているようにぱっとしない。それならば、スーパータイミングの差しだろう。妙義山では差を詰めたにすぎないが、ここでは差し脚1枚上。オープンで堅実に走れるようになったので、ここは勝機。エアーホースワンも出走。この馬に関しては、もはや厳しい現状が大きく立ちはだかっている。どんなレースをしても、侭で終わってしまうような気がしてならない。大負けはしないが、決して突き抜ける力がないという評価で固まりつつある。菊花賞馬だけに残念なのだが、馬券が当たる気がしないので、仕方がない。
レースは、フジノカズサオーが逃げる。而して、早々に3角で終わったようだ。動いたのは、マックスプラチナムと、スーパータイミング。スーパータイミングは、ここで動ければ本物だろう。エアーホースワンは、ここで動けない。これがもどかしいが、悲しいかな、いつも通り。結果、マックスプラチナムが勝利。2着は、スーパータイミング。3着には、峠のニッポーフレミヤ。皐月賞2着馬がそろそろか。
もはや、サンエムキング、エムジーシューマ、両老兵に敵う馬はいない。高崎競馬には未来というものがないようだ。こんな賞金が安い競馬場に所属している馬には本当に頭が下がる思いだ。その中で頑張っている馬を応援し続けているが、かなり限界に近いところまで来ている。1着賞金30万円の選抜戦からどうやって這い上がっていけばいいのか。何で赤城山特別の1着賞金が74万円なのか?事態は切迫している。ただ、自分としては、観戦したレースの観戦記をアップし、高崎競馬をアピールしていく事をやめるつもりは毛頭ない。こんな状況下でも、魅力的な馬は数多くいるのだから。PAGETOP
スプリンターズ賞
今回は、予定通りのスプリンターズ賞観戦である。このレースにはかなり馴染みがあるが、今年はどんなレースが繰り広げられるのか、注目だ。
しかしながら、「競馬ブック」誌上で、出走予定メンバーを見て力が抜けた。サンエムキングに刃向かえる馬がいないようだ。ただ、サンエムキングが高崎に転厩してからのレースは見ていないので、見に行くことにした。
この日も、トピックスは新馬戦。ダンスインザダーク産駒のスーパーウインザーが、評判通りの圧勝。残念ながら、今回はこのレースの発走直前に競馬場に着いたので、パドックで見ることはできなかったが、前観戦記の2頭に比べてのインパクトは少しながら劣る。まあ、これはパドックを見ていないからだろうが、今の段階では、2戦目で勝ち上がったコーザンプロリーダに魅力を感じる。コイノボリは、JRAダリア賞に出走予定。実は、結構期待しています。あとは、ミサトメモリーの仔、デビュタントボールか。56秒台での決着が多く、今年の3才は、かなりいけそうだ。今後の観戦の原動力となり得るだろう。
メインレースは、毎度ながら勝つ馬が決まっていたので、相手探し。ここはダイワトニービンだろう。2戦続けて、エムジーシューマの2着。少し着差があるのが気になるが、他の相手がいない。そう思えてならなかったが、実はもう1頭人気を集めていた。そう、サンクスメモリーだ。
この馬は、平成10年ジュライ特別で、ホオエイスペクターを破っているだけに、名前はよく覚えていた。この馬が高崎に転厩してきたのも、賢明な選択で、ホオエイスペクターを破った力をいかんなく発揮、Cクラス3連勝。これは当然のことなのだが、着差が、初戦こそ0.8ちぎったが、前2走が0.1。ここは、オープン常連ダイワトニービンと比べてしまったら、どうしても見劣りする。よって、サンエムキング−ダイワトニービン1点1万円勝負。ただ、先に言い訳をすれば、最初は、サンクスメモリーで十分だと思っていた。なんと言っても、ホオエイスペクター、イズミホーガンを破っているだけに。
レースは、フジノカズサオーが逃げ、サンクスメモリーがマーク、サンエムキング、エアーホースワンが続く。サンエムキングがいつ動くかだが、フジノカズサオーが久々にいい感じで逃げており、これをマークするサンクスメモリーも、思いの外手応えが楽。それでも、サンエムキングは、楽に3−4角でこれに並び、直線先頭。ダイワトニービンがサンエムキングと一緒に上がってきてはいたが、サンクスメモリーがかなりサンエムキングに追いすがり、ダイワトニービンは、ジエンド。サンエムキングは、当然のように勝ったが、サンクスメモリーの強さが際立ったレースだった。
この日のアカギ紙上「馬くいってよ」にて、サンクスメモリーを取り上げており、曰く、「同レース2連破達成したイズミホーガンを彷彿させる勢い。一気に壁突破だ。」(原文引用)と。全くその通りだったが、本当に、自分もそう思っていたのに・・・(涙)。相変わらず馬券は弱い。まあ、この日はお盆渋滞に巻き込まれたので、集中力が足りなかった。3才馬も期待大だし、次回は楽しみだ。PAGETOP
白根山特別
夏も終わりに近づき、今回は早めの観戦。今までならば、「高崎オークス」と、スプリンターズ賞がワンセットだったが、「クラシック統合」により、無くなってしまった。今年は代替レースが新設されているが(サラブレッドカップなど)、とても見る気がしないので、手堅くオープン戦。白根山特別ならそこそこメンバーもでてくるでしょう。
この日の目玉は、ジャパシュキングだろう。アングロアラブ血統馬でありながら、前走金精峠特別に於いて、サラ相手に勝利。しかも、破った相手がトーホウルンルンなのだから大したものだ。その力は3才時から圧倒的で、全国区へ名乗りを上げたものの(北日本アラブ優駿)、及ばず6着。その後、兵庫に移籍。そこではパッとせず、高崎に戻ってきた。この馬の前には、ライバル、カズタカショウグンが立ちはだかっているが、金精峠勝利で、この日も注目の的だった。
ジャパシュキングに関しては、頑張ってもらいたいのは当然だが、この馬に勝たれてしまっては、逆に、高崎サラのレベルの低さを露呈してしまうので、できることなら「好走」でとどめておいてもらいたいものだ。まあ、仮に勝ったとしたら、ジャパシュキング自体の強さが際立つとも言えるし、それはそれで凄いことなので、何とも複雑な思いだ。
ただ、この日のメンバーは、あまりそうも言っていられないメンバーだ。一番勝ってもらいたい馬、それは、エアーホースワンだ。
曲がりなりにも、菊花賞馬である。菊花賞を勝って以来、勝ち星から遠ざかっているが、そのあまりにも「侭」のレースぶりは、この馬の力を如実に現している。好位で流れに乗っても、そのまま差を詰めるでもなく、ズブズブ沈むわけでもなく、それだけに、「今度こそ」の思いが強い。まあ、僕は馬券では買いませんでしたが。しかし、この日は違う。この馬がジャパシュキングに負けてはいけないのだ。菊花賞馬が、いかに強いとは言え、アングロアラブに負けてはいけない。何故?それこそが、「北関東菊花賞」馬の称号を背負っている重みなのだ。
他の馬は?フジノカズサオーでしょう。前回スプリンターズ賞は、「おっ」と思わせるレースぶり。「負け癖」がついて以来、ぱっとしないが、このメンバーなら、逃げ切りか。エアーホースワンも、今までのレースぶりからして、この馬の逃げを交わしきれるかは「?」だが、やはりメンバー的に連には絡む。よって、この両馬の1点買い。他には、B級選抜クラスで好走を続けているビバウセンダンが僕好みでいい感じだが、1枠ということもあって、今回は見送り。
レースは、大方の予想通り、ジャパシュキングは逃げずに控えた。逃げたのはフジノカズサオーなのだが、大いに問題有り。ジャパシュキングはともかく、オークアンドオークを交わしたのが、1−2角という体たらく。なんでかな。年初に見せていた速さはどこに?やはり、衰えは隠せないのか。馬券が馬券だけに、冷や冷やものだ。しかも、4番手絶好位にいた(定位置か?)エアーホースワンが、向こう正面で仕掛け、いつもなら前も早くなって「侭」なのだが、この日はなんと3角でフジノカズサオーを捉え、4角では捲りきり。直線離して先頭に立つという、こっちは何とも頼もしいレースぶり。2着は追い込んだスピンネーカー。前評判はよかったが、そんなに強いのかな?3着が、フジノカズサオー。捲られても粘っていたが・・・。4着がビバウセンダン。よく走っている。ジャパシュキングは、捲られて終わったクチ。残念ながら、7着。
いやあ、久々に、否、初めて「強さ」を見せてくれました、エアーホースワン。これなら今後が大いに楽しみ・・・とも言えませんな。
この日のタイムが、1.37.2。持ち時計通りなのだ。そう、この日は単に「前が止まった」だけといえそうだ。あと、後ろも弱すぎ。スピンネーカーですか。ヤエノリネカーが2着に来たレースに勝っただけで結構な人気だ。まあ、2着に来たのだからその通りなのだが。フジノカズサオーも、年も年なので、復活は厳しそうだ。前門後門ともにエアーホースワンの敵ではなかったが、今後はそうもいかないだろう。ただ、フジノカズサオーという、前門の狼は乗り越えたので、強くなっているのかも。果たして、「一皮むけて」「突き抜ける」のか・・・。それとも?その答えは、今後のレースで見せてくれるだろう。PAGETOP
ミルクカップ
この日の観戦は、久々に「見に行きたくなる」メンバーだった。その「見たい」馬とは、そう、リョウマだ。
ここに来て、高崎競馬公式サイトがリニューアル。従来に比べ、大幅なパワーアップを見せたこの公式サイトだが、その開催の全出走馬名も掲載されており、ここで、ミルクカップ出走予定の中にリョウマの名を見つけた。
リョウマに関しては、下級条件時代の平成10年12月31日に見ており、その後平成11年3月28日C3C4選抜、レオブラックに敗れたレース以来の再会だ。その当時から、あのキューピットアイの仔として注目していた。一時半年ばかり休養に入っていたが、ここに来て開催毎に出走しており、にもかかわらず、観戦の機会に恵まれず、この日まで待つこととなった。
その仔馬のような風貌からは想像もつかない、たぐいまれなる力を秘めたこの馬こそ、ホオエイスペクター以来の「下級条件から這い上がったスター候補」と言える。ついにこの日、オープンクラスのレースに出走する。
ミルクカップといえば、秋から冬への重賞戦線の開幕を告げるレースだ。この日顔を見せたメンバーの中に、それを思わせるに十分な馬が出てきた。それは、メジロモネだ。
JRAオープンの力を持って、高崎を席巻していたメジロモネだけに、この日のメンバーでは当然本命だろう。しかし、既に11才、しかも、この日は9ヶ月半ぶりの出走。これまでのパターンなら、それでも「あっさり」もあっただろう。ただ今回は、能試で10才馬マキバソシアルにハナ差とはいえ先着されており、陣営も弱気。少なくとも、ミルクカップのレースに関しては、馬券的にいらないようだ。
ただ、この日のレース、前述2頭を含め、確固たる軸になる馬がいない。となると、極めて安易な方向に目がいってしまった。ダイワトニービンである。
このダイワトニービンという馬、近走は1500Mばかりを走っているが、基本的には2000M向きのイメージが強い。まあ、それ以前に、「オープンの常連」ということで、「来ても全くおかしくない馬」としての評価なのだが、この日のメンバーでは、一番連対に近い馬に思えてしまった。この弱気が馬券を弱くしているのだが。
他には、前年の上がり馬(といっても、JRA転厩からだが)トーホウルンルン、これまたいやな感じのエレガンスステージ、「常連」だが、全くパンチ不足のスーパータイミング、エアーホースワン。
しかし、もう1頭、「これぞ」と思える馬がいた。高崎ダービー馬、ウイナーズキシュウだ。ダービーを見てのあの強さはどうにも忘れようがない。以来、金沢転厩があったりして順調さを欠いていたが、妙義山観戦記でも触れたように、その強さが戻りつつあった。しかも、観戦記には、「今度出てきたら馬券買います」とまで書いてある。この点は、全く頭にはなかったが、この混戦模様、復活成ってもいいだろう。ただ、パドックでの見栄えは全くしないのは相変わらずで、しかも休み明けなので、買いづらい馬なのは間違いない(結局買いました)。
レースは、ハナを切る馬が何か予想するのが難しかったが、ウイナーズキシュウが好スタートから逃げた。これはまた意外な展開。エアーホースワンが相も変わらず好位番手、これしかできないのはわかっていたので、まあ、このまま動けず馬群に飲まれるだろう。菊花賞馬なのに・・・。メジロモネは中段好位の後ろ。それをマークのダイワトニービン。リョウマは後方、追い込みに賭ける。
ペースは淡々と流れ、ウイナーズキシュウのペース。動いたのは向こう正面。リョウマが仕掛け、一気に好位の後ろにつける。しかし、かなり脚を使っている模様。果たして持つのか?
リョウマがここまで動けたことに感動してしまったが、前は、ウイナーズキシュウとトーホウルンルンの熾烈な争い。メジロモネは動けず。流石に11才休み明け。前が活きが良くて強い5才馬、動くに動けず侭で終わった。ダイワトニービンは、どこで何をしていたのかわからず。レースになると影が薄い。そういう感じの馬だ。
果たせるかな、リョウマの脚は衰えず、中位勢を抜き、目指すは前2頭。トーホウルンルンが流石に地力を見せ、ウイナーズキシュウを振り切り1着。リョウマがウイナーズキシュウを捉え2着。いい感じで逃げたウイナーズキシュウが3着に粘る。
こういう展開を誰が予想しただろう。少なくとも、私は、なんだかんだ言っても、「またメジロモネやダイワトニービンがあっさりでお先真っ暗なんじゃないか」という危惧は持っていた。それがどうだ。トーホウルンルンが、前年の連勝中を彷彿とさせ、ウイナーズキシュウが、ダービーと同じ2000M道悪でこれまた復活と言っていい走りを見せた。そして何より、リョウマだ。
オープン初挑戦、初の2000M、それを斯くも見事に克服するとは・・・。道悪馬場を、顔中泥だらけになりながら必死に大外を追い込んできたリョウマの姿は、深く心に刻まれた。仔馬のような風貌でありながら、レースでは全力で走るその姿は見るものに感動を与える。重馬場とはいえ、2分11秒台の決着、決して低いレベルのレースではない。そこで見せたリョウマの走りは、正に「スター候補」のそれにふさわしい。かつてホオエイスペクターがぶちあたった「オープンの壁」。残念ながらホオエイスペクターには「動ける脚」がなかった(ちなみに、この日ホオエイスペクターが平場に出走、人気落ちだったが、流石に2着、これも嬉しかった)。しかし、リョウマにはそれがある。やってくれるだろう。
この日のレースは、今までのモヤモヤを晴らしてくれた。トーホウルンルン、ウイナーズキシュウ、そしてリョウマ。5,6才と、まだ時間は十分残されている。これらの馬に、前年のクラシックをにぎわせた馬たちが強くなって絡んでいけば、とてもにぎやかになる。そう、「にぎやか」という雰囲気が高崎オープンには全く感じられなかった。高齢移籍場が活躍して、しかもどっかりトップに君臨してしまったらどうしても「重苦しい」雰囲気になってしまう。それが、今までの高崎競馬なのだが、この日のレースで一筋の光明を見た気がする。それがパーっと大きく広がることを願いつつ、今後も観戦を続けたい。PAGETOP
東国賞
前回の「ミルクカップ」観戦を受け、この東国賞観戦は欠かすことのできないものとなった。そこまで言わせるメンバーがこの日、顔を揃えた。
まずはミルクカップ1,3着馬、トーホウルンルンとウイナーズキシュウ。2着馬リョウマこそ出走していないが、どこからでも動ける脚のあるトーホウルンルン、ダービー馬の実力の一端を見せているウイナーズキシュウ。この2頭の5才馬には大いに期待したいところだが、それに立ちはだかるメンバーも凄い。
まずは、サンエムキング。高崎移籍以来、敗戦が統一重賞さきたま杯のみ。北関東では無敵の強さを見せているが、かつてのエムジーシューマ、メジロモネのように、この馬にトップに君臨されている状態は、決して好ましいものではない。さきたま杯敗北は、スタート10完歩あたりで躓いたのが全てだったようだが(見てはいないが、情報を頂いた)、アクシデントがなかったとしても、私には疑問符がつく。残念ながら、馬券対象外。
その、エムジーシューマ、メジロモネも出てきた。エムジーシューマに関しては、「馬の実力」を認めてしまったので、高齢馬ながら馬券を買った。配当的妙味もあったし。まあ、エムジーシューマに限らず、「逃げ馬」が強く見えてしまうのは、「絡むと自分が潰れる」という、他の騎手の保身が大いに働いているようなのだが・・・。これに関しては、今回はここまでの話とさせていただきます。メジロモネは、最初調教が抜群であったことや、配当的妙味もあって買うつもりだったが、前走を見る限り、冒頭2頭に勝る差し脚を出してくるとは考えられなくなったので、メジロモネの高崎オープンでの出番はなくなったという結論に達してしまった。
サンクスメモリーも出走。この馬の評価は難しい。好きか嫌いかで言えば、ジュライ特別でホオエイスペクター、イズミホーガンを破っていて、馴染みもあって嫌いではない。まあ、心底「頑張ってほしい」と言えないことも事実なのだが。強いかどうかと言う評価は、着差が全て僅差と言うこと、格上挑戦のスプリンターズ賞でサンエムキングの2着に来たことから、「相手なりに走る」というものでしかない。今回そうなれば、それはそれで大した実力なのだが、今回は見送ることにした。
ミハタオウジャにも触れておこう。その力は、大いに期待できるものなのだが、今回休み明け。それに、追い込んで善戦のパターンも、パンチ不足。それでも「期待」という点では一番出来そうなので、馬券対象外ではあるが、頑張ってほしいものだ。
ここまで引っ張ってきたが、真打ちはリキアイフルパワーだろう。言うまでもなく、現役高崎最強馬。まともなら◎◎◎間違いないのだが、これまた如何せん休み明け。しかも、能試が1.6秒差3着。ぱっとしませんな。アカギも印がTM小林氏△のみ。しかも、騎手が久保田(他意はなく、乗り慣れていないと言うこと)。普通は見送る手。しかし、パドックでの、あまりにも堂々とした姿は、正に王者のそれ。本来、馬券には手を出せないのだが、その姿を見たとき「買い」に転じた。この馬の、あの強さを以てすれば、これらをあっさり克服するのでは・・・。そう思わせるに十分な力を持った馬なのだ。
レースは思った通り、エムジーシューマが逃げ、これまたパターン通り、エアーホースワンがつける。エアーホースワンはこれしかないのはわかっているのだが、動ける脚がないのもこれまた事実。ここは一度、有力逃げ馬のハナを叩く試みが欲しい。サンエムキングが絶好位3番手。その後ろにウイナーズキシュウ。前回逃げ粘っているだけに、ある程度前に行くだろうとは思っていたが、じっくり行く手もあったと思う。内枠だったし、一度下げて外に出せていれば・・・。外をサンクスメモリーに行かれ、終始苦しい展開。インコースだけに、伸びそうでなかなか伸びない。結果を先に言えば、これが大いに災いして、5着。
さて、他の馬はといえば、リキアイフルパワーは、最後方から。やっぱりなあ。休み明けだし、大賞典でもそうだったし。でも、今回は、能試も調教も動いていないので、かなり厳しい展開。何とも見せ場無く7着。トーホウルンルンも後方から。この馬って、道中どこにいるのかよく見えないんですけど。いつの間にか来ているので、状況を説明しづらい。じわじわ上昇して4着。逃げていたエムジーシューマだが、「らしい」レース振りで粘って3着。サンクスメモリーに差されたあたり、距離か衰えか。まあ、逃げ足は健在だった。
そう、勝ったのはサンエムキング。一番頂けない結果だ。確かに、エムジーシューマの逃げを3番手からあっさり交わす力は抜けている。これが高崎競馬にたたきつけられた、厳しい現状だということも、見据える必要がある。しかし、この日のレースを見る限り、10回やって10回同じ結果が出る気がしない。余談だが、この日もまたA平場でホオエイスペクターが出てきたのだが、1枠に入って4着惨敗。内枠に入ったら、その後のコース取りが全てになってしまう。何が言いたいのかと言えば・・・うーむ、負け惜しみだな。この日の結果は結果として受け止め、他の馬の奮起を大いに期待する。リキアイフルパワーも、こんな馬じゃないのは、みんな知っていることだ。これからも、サンエムキングを巡っての戦いが繰り広げられる。いつサンエムキングから「王者」の称号が消えるのか。今後の高崎競馬の課題はこれです。PAGETOP
雷電特別
11月3連休、おあつらえ向きの時期、観戦しないわけには行かないでしょう。
ただ、最初にはっきりさせておきますが、一番見たかったのは、11月5日の「からまつ特別」です。リョウマが出て、しかも勝ったとなれば、後悔先に立たず。今度こそ、どんなに疲労していようが見に行く。
さて、この日の雷電特別は、それにも劣らず好レース。3才戦こそが、高崎の明るい未来を見せてくれるレースなだけに、3才優駿の前哨戦も、要注目。今年の3才陣が、前年と違ってなかなか粒ぞろいなのも、楽しみを増加してくれる。
この日の注目は、コイノボリ。デビュー戦で、コーザンプロリーダとの接戦を制し、当然のごとくJRA挑戦。ここでも、4,6着と、地味ながら、誉められる成績。前年に比べたら、大違いだ。デビュー戦を見ているだけに、その強さを肌で感じている以上、驚きの成績ではないが、ここでは力が1枚上手だろう。ただ、デビュー戦時にも触れたが、仕上がり具合が、結構極限まで来ている感じ。今後は、成長具合との勝負になろう。
これに対するのは、コーザンプロリーダ。当然これが対抗1番手だと思っていたが、◎×○。微妙な印。これは、コイノボリに負けた後の戦歴に因る。即ち、認定特別戦を勝ったものの、着差も地味。その後、デビュタントボール、ヒカルヒカルに敗北。もう少し何とかなって欲しい馬なのだが、ここはやはりデビュー戦を見ているだけに、そのとき感じた「大物感」に賭けてみよう。ほんと、もっと仕上がる馬体の筈。こっちは、成長力に期待できる。
他の馬は、フォースキックに印がついていたが、僕はあまり知らないし、見るべき成績も今ひとつなので、コーザンプロリーダから、コイノボリ、前走千切っているアサヒフレイズという馬券で勝負。
レースは、コイノボリが、その豊富なスピードで逃げる。コーザンプロリーダが番手、フォースキックが続く。結局このままレースが終わってしまうのだが、コーザンプロリーダが、コイノボリに迫り、馬体を併せての叩き合いは見応え十分。コーザンプロリーダがついにコイノボリを交わすかと思った刹那、コイノボリがなんと差し返す根性を見せた。これは、コイノボリの脚がまだ残っていたと言うことで、コイノボリの強さが際立ったが、コーザンプロリーダとて、コイノボリを追いかけて、馬体を併せるところまで仕掛けている以上、その力は強いと言える。普通は、あそこまでは行かないのでは・・・?ああいう展開だと、結構、全く着差が道中のそれと同じになる、非常にあっさりしたレースになってもおかしくなかった。現段階では、コイノボリには及ばないが、やはり期待の1番手という事になる。もちろん、コイノボリとて、JRAでもハナを切るくらいのスピードの持ち主なので、大いに期待したい馬だ。
この日のレースに出走していなかったデビュタントボールや、ヒカルヒカルなど、出てくるかはわからないが、3才優駿が楽しみ。前年が今ひとつ期待という点では満たされなかったので、今年は尚のこと、大いなる期待を以て迎えたい。
ちなみに、次の日も観戦しましたが、トーホウエクストラ、強すぎ。これがオープン最上位クラスになるのは間違いないが、それまで高崎にいるのかな。大井だけは辞めて欲しい。大井競馬ほど、天上天下唯我独尊のところはない。高額賞金にあぐらをかいて、レベルの低下を招いているところには、行って欲しくない。是非、高崎で大いなる成長を遂げて欲しい。まあ、賞金が安すぎるので、移籍は時間の問題か。そうならないことを願いつつ、またその強さを見せて欲しいものだ。PAGETOP
プラタナス特別
この時期といえば、3冠最後の北関東菊花賞がメインだが、残念ながら菊花賞にはイマイチそそられない。それならば、この「プラタナス特別」だろう。大賞典を前にして、古馬トップクラスが揃った。
今や、サンエムキングにいいようにやられている高崎古馬陣だが、リキアイフルパワーが本調子に戻れば、何とかしてくれるだろうという期待を持っていたのだが、この日出走予定だった当馬が直前回避。となると、この日は馬券重視の観戦か。本来ならば、ミハタオウジャあたりに頑張ってほしいところだが、調教で大きく遅れ、不調の感は否めない。
ということで、この日の1番人気はサンクスメモリー。成績を見れば、サンエムキングにしか負けていないことが最大の売りだが、そのサンエムキングが出ていない以上、1番人気は当然。その地味なレース振りは相変わらずだが、それだけ堅実だということ。馬券的には外せない。そのサンクスメモリーといい勝負をしていたイシノオアシスが、ついにここまで昇ってきた。実は、前回の観戦は、11月3日と、4日、連闘をかけていた。その4日のメイン、「けやき特別」の勝ち馬こそが、イシノオアシス。その連を外さないレース振りは好感が持てるが、一気に突き抜けるだけの凄みは感じない。ただ、相変わらずの高齢馬が君臨している現状打破の期待があるだけに、馬券は少し買った。
その高齢馬の象徴、エムジーシューマ。東国賞では3着に敗れたものの、その逃げ脚は未だ健在。酷量58.5kを背負ったこの日は、一抹の不安を残す。ただ、この日は馬券がボロボロで、サンクスメモリー絡みは買い辛かった。ここは、エムジーシューマ本命が旨味十分。まあ、エムジーシューマが粘る展開だったら、その前にサンクスメモリーが抜け出す可能性がかなり大きいのも事実なのだが。
他には、ここに来てオープン常連となった、トーホウルンルン。この馬の場合は、「来ても何らおかしくない」類の馬で、目立った売りがないのがいただけない。ここを勝って、一気に突き抜けたいところ。その力は十分ある。
しかし、この日最も特異な存在だったのが、デルマキングオー。群馬記念で、まさかの3着に入り、その存在を全国にアピール(言い過ぎ?)した当馬だが、宇都宮で惨敗。前走は、G3白山大賞典で、これまた何も出来ず。しかし、その姿勢は十分評価できる。群馬記念で3着に入った以上、目指すところは、全国クラス。陣営も、それだけの器と踏んでのことだろう。それを示すのが、「アカギ」の調教欄。何ですか、これは。5本も時計を出しているとは・・・。よっぽどショックだったのだろう。うん、この姿勢は今までにはないもの。十分いけるでしょう。絶好調となれば、元々の力はトップクラスなのだから。
ここで、馬券の結論。本命エムジーシューマ。仕方ないと思いつつ、馬券当てたいし。これを軸に、トーホウルンルン、イシノオアシス、メジロモネ(オッズ的に)、ミハタオウジャ(期待料)、デルマキングオー。これで、勝負。
レース展開は、思いがけない展開。誰が、トーホウルンルンが逃げることを予想しただろうか。エムジーシューマがいるにもかかわらず、だ。無謀?いや、考えてみよう。今まで、簡単にエムジーシューマの逃げを許してきたことを省みるに、このチャレンジは称賛に値する。無策の侭行くより、自身の力を試すその姿勢こそ、今までの高崎では見られなかった。トーホウルンルン陣営にとっては、大きなリスクを背負っての逃げとなったが、生粋の逃げ馬ではないだけに、馬券を買った人は複雑な思いだろう。そういうことも含め、自身でレースを組み立てるということがいかに困難なことか、ここで改めて知らされた。安易に逃がせば、捕まらず、ハナを叩けば、自身が苦しくなる。こうした葛藤に対しては、自身で答えを出すしかない。トーホウルンルンの逃げは、結果的には失敗に終わったが、必ずや高崎競馬のレース自体にいい影響をもたらせてくれるはずだ。
さて、エムジーシューマ本命の私にとってはかなりヤバい展開。冗談で、「エムジーシューマがハナを切れなかったら終わり」といっていたのが、現実になろうとは・・・。番手で折り合えるとはいえ、すぐ後ろにサンクスメモリーが。馬券は終わった。そう思いつつレースを見ていたが、トーホウルンルンが力尽きた3角−4角でサンクスメモリーが並びかけたときは、サンクスメモリー楽勝が見えた。しかし、エムジーシューマの粘り腰か、はたまたサンクスメモリーの力が及ばなかったのか、何故か直線に入って差が開いている。なんで?これまた予想外の展開。
しかし、勝ったのは、デルマキングオー。サンクスメモリーを前に見る絶好の展開で、そこから直線で突き抜けた。その勝ちっぷりは、今までのデルマキングオーのそれではない、さらに力を付けた印象を与えた。陣営は、やはり本気で全国を狙っているようだ。大賞典では本命確定。さしあたっての壁はサンエムキングだが、ここで躓くわけには行かないだろう。去年のリキアイフルパワーのような凄みのあるレースを期待したい。
エムジーシューマは、相変わらずの強さを見せた。イシノオアシスや、ミハタオウジャあたりがすっ飛んできて欲しいものだが、やはり時計が速く、オープン初挑戦のイシノオアシスにはきついレースだった(結果5着)。また、ミハタオウジャは、どう見ても不調。立て直しに期待だが、尾を引く可能性があり、楽観できない。
以上のような結果となった「プラタナス特別」だが、次開催「甲州特別」も、大賞典を前にして注目したいレース。これで大体出揃いそうだが、デルマキングオーの強さが本物となるか否か。はたまた、新興勢力の台頭があるのか。まだまだ目が離せない。PAGETOP
甲州特別
今年も早、12月。年末開催を前に、見ておくべきレースが、この甲州特別だ。
そのメンバーのなかでも、最も見るべき馬が、何はさておいても、リョウマだろう。前々回の11月連休観戦で、最終日を見なかったという、何とももったいないことをして以来、リョウマが出るレースを待っていた。
その仔馬然した風貌は相変わらずだが、何度見ても、「これで良く走っているなあ」という心配を抱かざるを得ない。リョウマの成績を見れば、大きなお世話なのだが、やはり、あの馬体の小ささは、見るものに多少なりとも不安を抱かせる。今回は特に、前をタマルファイターが歩いていただけに、よけいに目立つ。しかし、「ミルクカップ」で、あの勝負根性満点の走りを見せてくれて、大いなる感動を与えてくれた以上、当然本命だ。一気に飛躍できるか?
名前が先に出てしまったが、タマルファイターが出走してきた。その馬体は、リョウマと全く対照的に、見るものを圧倒する。高崎所属ながら、JRA短距離オープン戦の常連としての活躍は、この馬体を見ればなるほど、納得だ。しかし、地元戦では、圧倒的な強さを見せつけていると思いきや、その芝適性故か、はたまた、その巨体故か(小回りを捌ききれないということ)、イマイチぱっとしない。JRAの実績から、このメンバーでは明らかに力上位だけに、流石に人気となった。この馬が勝ってもこれまた当然なのだが、オッズ的な面と、やはり「芝適性」が勝っている点を考え、買わず。ここまでオケラだっただけに、仕方ないことだ。
オープンの常連と化した、トーホウルンルン、プラタナス特別に続いての出走。前走では、思いもかけない「逃げ」を見せて、物議を醸したが、エムジーシューマのハナを叩いての、果敢なレース振りは、勝ちに行ったということで評価できる。この点は、前回触れているのでここまでにして、じっくり乗れば、見直しが必要な馬。ただ、どうしてもインパクトが薄すぎる。レースを見ていても、どこにいるのかわからない。ただ、これは、自分が他の馬ばかり見ていることが原因なので、トーホウルンルンの力が劣るということでは、全くない。自分の評価が、どうにも定まらないということで、ここは見送り。
私が評価した馬は、ミハタワールドだ。この馬には、アザレア特別でのド楽勝の印象が、あまりにも強烈に残っている。あれだけすんなり前で動かれては、他の馬は手も脚も出なかった。前走「からまつ特別」で復帰してリョウマに敗れたが、まあ、変わり身期待。実力の割に、評価が低い。狙い目でしょう。
もう一頭の「ミハタ」もいる。ミハタオウジャ。開設記念2着馬も、秋シーズンは惨敗中。パドックでも、毛艶が冴えず、ここは買い辛いところだが、すっ飛んできたら、これ以上悔いの残ることはないので、買いました。それだけの実力は間違いなくある馬なのだから。
レースは、前走逃げて圧勝しているクライムスピードや、あのフジノカズサオーがいたので、タマルファイターと相まってハイペースになると思いきや、タマルファイター、ミハタワールド、クライムスピードが固まって進む展開。レース結果を見ると、ミハタワールドが先頭になっているが、これは考えていた展開ではなかった。クライムスピードがガリガリ行くものとばかり思っていたが、なんだか、タマルファイターにくっついているんですけど。フジノカズサオーに至っては、どこにいたんでしょうか。タマルファイターと接戦を演じたくろまつ特別は、今年の2月。今や昔、その面影はいずこへ・・・。
その展開の思いがけなさは、その直後にリョウマがいたことからも見て取れた。こんなに前にいるとは。ここは、勝負にいったのか、はたまた、前が遅いのか。いずれにしても、絶好位であることは違いない。ここから動ける脚があるのが、リョウマの真骨頂。2角では、リョウマをマークしていたトーホウルンルンだが、レース振りがぎこちなさ過ぎ。エアーホースワンにしても、ここからが全く動けない。これらの馬との決定的な違い。あの小さな体で、先段との差を詰めに懸かるのは、3角手前。やった、勝った。そう思いました。それだけ、その脚は際立っていた。まあ、ミハタオウジャも、結構いい脚で上がってきたようだったが、関心は、リョウマがカツかどうかだったので、あまり見れなかった。
しかし、リョウマの前に立ちはだかったのは、巨漢タマルファイター。リョウマが小さい体で必死に追い込んでいたが、その前ではタマルファイターが、相変わらず高い頭で外によれつつ、ゴールしていた・・・。金井騎手は、ゴール直前で諦めたように、追うのを止めた。その姿からは、「精一杯やったが及ばなかった・・・」という無念さが伝わってきた。それだけ、この馬にかけているのだろう。金井騎手の体がやたら大きく見えるほど、リョウマの体は小さかった。しかし、それで、巨体のタマルファイターに挑んだのだ。リョウマは必死だった。しかし、前はとてつもなく遠かった。そのリョウマの姿を見て、感動を覚えないことが有ろうものか。
リョウマこそが、高崎競馬の危機を救う、スター性が最もある馬だ。その走りは、見るものに感動を与える。実力だって、本当にあと一歩、前が速くなっていれば・・・。それだけに、この日の時計は遅かった(36秒9)が、リョウマの小さな体には、高崎良馬場はタフそのもの。リョウマが、良馬場35秒台で走れといわれてしまえば、厳しいと言わざるを得ない。その壁を破れない限り、トップに立つのは、極めて困難なことだ。しかし、リョウマには、稍重35秒6の時計がある。困難だが、不可能ではない。それを夢見させてくれるだけの実力は、間違いなくあるのだ。今後は、全く以て目が離せない。
勝ち馬、タマルファイターも少し。あの走法は、見ていて、いかにも走り辛そう。それでいて、地元、JRAで結果が伴っているだけに、ますますわからない馬だ。ダートで全国クラス、というイメージが全く湧いてこない。まあ、サンエムキングや、エムジーシューマ相手に、この日みたいなレースで勝てれば、ダートでもかなりいける。しかし、JRA芝短距離が主戦場になるだろう。オープン特別あたりでもう1勝はしてもらいたい。なんと言っても、知名度は1番の馬。高崎の名をとどろかせて欲しい。
ちなみに、この日の最終レースでは、当サイト一押しのイズミカツリュウ、ホオエイスペクターが揃って出走。結果は、極めて残念なことに、イズミカツリュウが3着。ホオエイスペクターは、中段から全く動けず。ただ、両馬共に、馬券が買われていたことから見ても、まだまだ捨てたものではない。しかし、現実的に見て、ホオエイスペクターの復活は難しい。イズミカツリュウは、平場や特選で揉まれつつ、本格化することを期待しよう。エイユウリマンドみたいに、突然連勝街道に突入することもあるのだから。
さて、次回はいよいよ年末開催観戦の予定。大賞典出走予定馬が発表されていたが、リョウマもその名を連ねる。あの2600Mで、どういったレースを見せてくれるのか。多士済々で非常に興味深いレースになりそうだ。しかしながら、メジロモネが出走予定馬にいて、ミハタオウジャが補欠とは、主催者もやってくれる。開設記念2着、地元最先着なのに・・・。極めて残念なこととして、ここに訴えておく。ともあれ、楽しみ。PAGETOP
三才優駿(アラブ大賞典)
高崎競馬の1年を締めくくる、この年末開催は、年々楽しみになっている。平成12年は、かなりの数、観戦してきただけに、この締めくくりこそ、自分で納得できる観戦にしたいものだ。そのためには、高崎競馬の先行きを明るくしてくれるような馬がでてくることが最も重要になるが、馬券収支も、当然納得のいくものとしたい。
さて、今年は例年と異なって、アラブ大賞典が、三才優駿と同じ日に行われた。このレースを以て、高崎競馬における、アラブ(アア)のレースはなくなってしまうのだ。21世紀を迎えることなく、アラブの歴史を閉じてしまう、何とも痛い仕打ちではあるが、観戦する自分としては、1日2重賞観戦という楽しみが増えた。
まあ、高崎のアラブといえば、カズタカショウグンと、ジャパシュキングが抜けて強く、特にジャパシュキングに至っては、サラに勝つという偉業を成し遂げており、アラブトップクラスのレースは、この2頭立て状態が続いていた。廃止もやむを得ない。かつては、ヨウメイスターというスターを擁していたのも、今は昔か。
さて、この日も例によって2頭立てのようだ。しかし、カズタカショウグン、61.5Kを背負い、「アカギ」紙の言葉を借りれば、「限界への挑戦」。冷静に考えれば、2000Mでこの斤量は、かなりやばい。しかし、アラブの歴史は、このカズタカショウグン、ジャパシュキングで締めくくられるのがふさわしい。この馬券に、結構な大金をつぎ込んだ。勝負馬券!
レースは、カズタカショウグンが、好スタートからぐんぐんとばし、ジャパシュキングが離れた2番手。3番手に、2000M[0.4.0.0]のヨシゼンファイナルが続く。非常に嫌な感じで、ジャパシュキングに付いていたので、勝負している自分は、気が気じゃない。しかし、思いとは裏腹に、失速したのはカズタカショウグン。さすがに飛ばしすぎた。責められるべきだが、61.5Kでは、行くだけいってしまえ、という気持ちも分かる。極めて甚大な被害を被ったが、仕方ないか。ジャパシュキングが勝って、ヨシゼンファイナルが2着。カズタカショウグンは、3着も危なかった(結果3着)。今後、これらの馬はどうなるのだろうか。移籍か、サラ挑戦か。いずれはっきりするだろう。
ここで話題をこの日のメイン、三才優駿に移そう。
今年の3才馬は、コイノボリ−コーザンプロリーダのデビューレースを見ることが出来、しかも、これら2頭が順調にトップを張っていて、かなり期待している世代だ。コイノボリは、JRAでの好走健闘から、知名度も上がったことだろう。JRA黒松賞も、スタートがまともだったら勝ち負けだったはず。今のところは、単なる早熟馬といった印象はなく、地元では未だ無敵。当然本命。
コーザンプロリーダの名前がないのが残念だが、もう一頭注目は、デビュタントボール。あのミサトメモリーの仔がついに、高崎でデビューした。初仔テンカフブは、JRA所属だが、つい先だって、ついに2勝目を挙げた。さすが、ダートは走る。ミサトメモリーの4才時の強さは、変速3冠(ダービー、オークス、菊花賞)はもとより、大賞典の2着が物語っている。この馬こそが、私が高崎競馬の馬で、初めて意識した馬だ。それだけに、このデビュタントボールには大いに期待したいところだが、JRAサフラン賞で惨敗。この日出走していないが、コウエイプリンスにも後塵を拝したあとでの一戦。しかも、アラブ大賞典での被害もあって、なんと買わず。良いレースを見せてくれれば、はずれてもいいや位に思って、もうちょっと配当のいい馬を狙った。
うーむ、その他となったら、ヒカルヒカルか。コーザンプロリーダに勝っている星が光る。実際に見たことがないので何ともわからないが、差し脚に期待。
レースはあっさり、コイノボリが逃げ、デビュタントボールが2番手。そのまま終わってしまった。強いね、コイノボリ。スピードは、間違いなくトップレベル。全国にも当然通用するはず。今後、伸びる距離にいかに対応できるか。どういう路線を行くのかは何とも言えないが、とりあえず、青峰特別で距離を試すだろう。そう、この世代の青峰特別は要注目。2000年は見なかったが、2001年は見ることとなる。ヨシノキングになれるのか、楽しみ。
一方、デビュタントボールは、極めて一本調子の脚質に不安を覚える。母や兄に似ず、動ける脚がないようで、ハナを切らなければ、かなり脆いようだ。とはいえ、2着に粘っているし、素質的には上位のものがあると思うので、いや、あるはずなので、今後どう変わるのか、不安ではなく、期待を持って見ていきたい。PAGETOP
高崎大賞典
年末恒例、連闘観戦。かつては、30,31,1月2日の3連闘が1回あったが、今年は、アラブ大賞典が30日に行われていたので、それ以来の充実感を味わうこととなろう。ただ、当時は馬券も好調、反して今年、アラブ大賞典での馬券被害が甚大だったので、疲労は倍あるが。
愚痴はこの辺にして、2000年高崎競馬のフィナーレ、高崎大賞典に気持ちを切り替える。
この年の高崎競馬を私の中で振り返れば、イズミカツリュウをはじめとした5才世代に大いなる希望を抱いたところから始まり、この世代がとてつもなく巨大な壁に阻まれてしまったことに失望してしまい、それで、かえって気分的に楽に観戦できるようになったという、皮肉な1年であった。そうでなければ、これほど観戦しなかっただろう。もはや単純に、高崎競馬で楽しむのが第一義となったしまった。その中で強い馬がいれば、素直に感心する。そして全国クラスでの活躍を期待する。こういう観点となってしまった以上、この日の本命は、サンエムキング。
しかし、自分の中でどうしても、この馬を本命にするわけには行かなかった。サンエムキングより強いと思っている馬がいる。そう、デルマキングオー。
デルマキングオー本命は、観戦記「プラタナス特別」で公言しているが、この日までそれが揺らぐことはなかった。詳しくは観戦記を参照して欲しいが、この馬、前年のリキアイフルパワーが見せていた「凄み」を感じさせるレースを、「プラタナス特別」でしている。サンエムキングとぶつかっていないだけに、好位抜け出しのサンエムキングを怒濤のごとく差し切るイメージがぴったりはまる。サンエムキングが無敵状態だったとはいえ、レース振りは、基本的にスピードを以て、好位から抜け出すパターンで、いつでもひっくり返せるだろうという感じはしていた。前が強ければ、抜かせないし、後ろが強ければ、差せる。今までそういう馬がおらず、サンエムキングがその強さを遺憾なく発揮していたわけだが、この日は違う。東国賞では交わされたが、前にはエムジーシューマ、後ろは未対決のデルマキングオー。しかも、距離が特殊大賞典ディスタンス、2600M。サンエムキングの牙城を崩すのは、この日。
この年、最も見る人に強烈な印象を与えたのが、リョウマ。私は、この馬を絶賛するのだが、それはやはり、「キューピットアイの仔」「昇り馬で、ホオエイスペクターが苦しんだオープンの壁をぶち破ってくれた馬」という、根っこの部分が大きいからである。それでいて、仔馬のような風貌、その姿とは裏腹の根性むき出しのレース振り。完全に心がこの馬に向いてしまった。それだけに、デルマキングオーと共に、サンエムキングを捉えて欲しい一頭。それだけの力の一端は見せてくれていたものの、やはり2600Mが引っかかる。しかも、騎手が金井から横山。本命と言い切れるだけの材料は残念ながら、無い。しかし、これで来たら、とんでもない馬だと思う。
前年の覇者、リキアイフルパワーが順調さを欠きながらも、出走に漕ぎ着けた。あの強さは、とんでもない衝撃だったが、その強さをこの春から秋にかけて、ついに見せることはなく、ここまで来てしまった。しかし、パドックでは元気があった。やる気はあるようだ。全然調教していないようなのだが、見かけはいい。覇気もあり、買い。
他には、逃げるエムジーシューマだが、さすがにここは無理だろう。サンエムキングに後ろから睨まれながらの2600Mは、厳しいの一言。あとは、ウイナーズキシュウが面白そうだ。ダービーで見せた、あの爆発力が未だ忘れられず。2600Mで、何かやってくれそう。堅実馬サンクスメモリー、トーホウルンルンは、強烈な売りがなく、5才馬エアーホースワン、ケーオーボーイは力不足、4才馬スミノエース、11才馬メジロモネに至っては、残念ながら、全く期待できなかった。
レースは、エムジーシューマが楽に逃げた。まあ、これは当然の展開。その直後に、サンエムキング。今までのパターンならば、サンエムキングの勝ち。しかし、1頭トーホウルンルンを挟んで、デルマキングオーがつける。これは、サンエムキングにとって初めての形。虎視眈々と、前を狙う。リョウマ、リキアイフルパワー、ウイナーズキシュウは後方から。うーむ、前も古豪とは言え強いからなあ。ちょっと心配。大賞典は、あまり紛れがないイメージがある。2周目3角手前から、やはりレースは動く。エムジーシューマが逃げていたのを、一気に襲いかかったのは、デルマキングオー。その他にも、動ける馬がいた。ウイナーズキシュウだ。おお、これは凄い。デルマキングオーならまだしも、ウイナーズキシュウは後方にいたのだから。このあたりは、目では確認できなかったので、レース結果を参照しているわけだが、何故かスミノエースも動いている。この馬、結果6着で大健闘したのだが、少しは見直さざるを得ないだろう。とちぎ大賞典も、勝ったのはライバル、オリエントハンターだし。話を戻せば、リョウマは、かなり苦戦しているようだ。この時点で、リョウマを諦めてしまった。あと、リキアイフルパワー。一緒に動けず、やはり本調子ではない。これでレースは終わったようだ。
さて、後ろから動いた馬たちは、一気にサンエムキングを飲み込んでしまった。こうなれば、サンエムキングには、動くだけの脚はないだろう。エムジーシューマをも一気に捲ったデルマキングオー。直線は、ブッちぎり独走に入った。やはり、強かった。しかし、あとの関心は2着。ウイナーズキシュウが来たときは、思わず力が入った。さすがダービー馬。やってくれたかと思いきや、とんでもない馬が突っ込んできた。メジロモネだ。な、なんで?とんでもなく切れた感じがしたが、自分にとっては、極めて悔しいことだ。この秋復帰して凡走続きとは言え、惨敗していたわけではない。まあ、来てもおかしくはなく、デルマキングオーがブッ千切っただけに、2着は紛れることもあろう。しかし、どんでん返しが待っていた。なんか、レース中は全然気が付かなかったが、リョウマがメジロモネと一緒に上がってきており、何とハナ差、メジロモネを差していたのだ。ほんと、つくづくその勝負根性には頭が下がる。2600Mでも、普段通りのレースが出来た。あの小さい体で、よくここまで・・・。馬券を的中させてくれた以上に、2着に来たという事実に感謝している。これからも、高崎オープンのトップクラスとして、大いに活躍してくれることだろう。それだけの器と言うことを、証明してくれた。
勝ったデルマキングオーは、とんでもない馬に化けた。リョウマに付けた差が、7馬身も驚きなら、勝ちタイム2分56秒0。前年リキアイフルパワーがマークした2分57秒3も凄い時計だが、それを遙かに凌駕するこの日の時計は、デルマキングオーの驚異的な強さの賜だ。確かにこの日、良馬場とはいえ、スピードが出やすい馬場だったが、それを考えても、強すぎる時計だ。よほど白山大賞典の惨敗が堪えたのだろう。この豹変振りは凄すぎる。間違いなく、高崎では頭1つ抜けてしまった。さあ、狙うは全国区。前年のリキアイフルパワー以上の凄みを見せたこの馬なら、かなり期待できる。
さて、サンエムキングに席巻された平成12年だが、最後にやってくれた。新たなる世紀を迎え、高崎競馬が更なる飛躍を見せてくれることを期待して、終わりたい。PAGETOP
もどる