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ざ・涼風三昧
〜Kaname's Diary〜


11月26日「M.A 〜その5〜」
3週間ぶりの観劇です。
興奮状態の3日間から、頭冷やしてみるとまた違うかなと思っていましたが・・ マリーとフェルセンの最期の再会シーンからは、 ごちゃごちゃ考える間もないぐらいに進む舞台の上をただただみるだけ。
気がついたら、自分の体をしっかりと抱きしめていた。
やはり、むき出しの感情がこわいですわ。A席観劇でしたから、舞台から近いわけでもなにいのに 体に突き刺さるよう。
マリーの表情を見逃すかって思うのだけど目の前が曇ってくる・・・
しかし、1日に2度見ると・・2回目は慣れるものでして(笑)。人って こわいなぁ〜〜と。慣れるし、忘れるし・・・だから歴史は繰り返すのでしょうか。
って、舞台の本筋に関係あるようなないようなコト考えてしまいました。

舞踏会のシーン、かなめちゃんもっとはしゃいでいたような。パタパタと子供のように走っていたのが 少し落ち着いた感じ。
台詞の中では「アクセル」と呼ぶのですが、台詞以外のオフレコのかなめちゃんの口もとみてると 「フェルセン」と呼んでいるような・・・ちがうかな?
多くの人の目の中、まわりの貴族なんぞアウトオブ眼中で、ずっと フェルセンをみてるマリーはかわいいです。ブルーのドレスもよく似合ってます。
フェルセンがマルグリットに対して、「あなたはすばらしい人だ」という言い方がなんだか自然になった? と思っていたマチネ公演。そしたら、ソワレじゃ飛ばした???
あと、フェルセンのお衣装が変わってまして・・2度目の再会のシーンはふたりとも黒で、 ペアルックに見える(笑)。

かなめちゃんの歌も変わったかな。
ものすごく、気持ちをためて歌っている。力いっぱい歌っていたところに強弱が出てきて、 声の大きさなどもコントロールしてるんじゃないかしらと思う。
1幕の宮廷内での散財加減を表すようなシーンは、ものすごく気持ちよくなった。 歌というよりも台詞なんで、スコーンと抜ける声が聞き取りやすくて気持ちがいい。
フェルセンとの別れのシーン。
「すべてはあなたに」は 出だし、ものすごーく思いを吐き出すように重く歌っていたのが軽くなった。 キーが高くなった?と思ったぐらい。全体的に澄んだ声になってる。
ただ、後半マリーがフェルセンに対して、 手を差し伸べて、その手をつかんでくれというようなしぐさで歌い、その手をフェルセンがとる。 手をとったぁ〜〜と同時に声にものすごい勢いが増してくるのがはっきりと分かって盛り上がる。

2幕の「愛したことだけが」のナンバーは綺麗に伸びる声と、押し殺したような声を使い分ける。 自在に声を操っているような印象がありドラマチック。
舞台の上でこんなに色気を感じる歌声を聞くのも久しぶりじゃないかしらん(コンサートとかは除く)。

マリーは変化してる。
舞台は生きている。
今更ながら、そう嬉しく感じて帰ってきました。
次を楽しみに・・・♪

11月23日「M.A 〜その4〜」
初日に行けなかった私は、気になってネットに貼り付いてました(笑)
今はブログなどで個々の感想が簡単に早く見れて便利。それがいいことかどうかは分からないけどまあ、 便利だと思う。

微妙・・・
その日はこの言葉が、多かった。
実際に見てみて納得。
これは好き嫌いあるだろなぁ〜〜と思わずにはいられない。

初見の時は、圧倒されたというのが一番の感想。
エネルギーがうめいていた。
マルグリットの怒りやオルレアン公のたくらみ。民衆の現状への怒りが すべて王妃の存在に終結してくる様は怖かった。
それが発散されたものでなくて、なんだか渦巻いているからよけいに。
王妃の結末は、知ってのとおりで・・それまでの過程も今までの描かれ方とは違った視点でみている。
マリーアントワネットとしてどこか美化されていた部分ではないところに光が当たる。
子供と引き裂かれて「私を殺して」と叫ぶ姿は生々しい。
不協和音で叫ぶ「自由」。あっちこっちで主張するもんだから、何が言いたいのかは1度ではわかりにくい。
1度目はとにかく泣いてたし(笑)。
正直理解できたとは言えなかったけど、私はこの作品に惹きつけられた。
いつだったか9時間というギリシャ神話の舞台があったがその時に感じた感覚と似てるかも。

帝劇という大きな箱で皆がある程度の好感を持つものにしてはシュールすぎるとのだとも思う。
血を思いおこさせる紙ふぶきに、ローマの時代のコロシアムのようなセットの中の王妃の最期。 赤いギロチン。
そこで、人が叫ぶように歌う。生々しいってば。
時代を超えて、伝えたいメッセージが重くのしかかってくる。
ここの客が、ミュージカルに求めるものとはずれがあるんじゃないかと。
マリーアントワネットと聞いてロココの宮殿の華やかさをイメージしてくると 裏切られた気分にもなるだろ。
高揚感を舞台と同化したいと思ってくる方にも違うんじゃないかな。
ただ、出演者はよいし・・だからって悪いと言い切れる(言い切る人もいるけど)ものではないので
微妙・・・なんだろな。

重い話だし・・ 救いがない話ならせめてラストに王妃のドレス姿を拝んで帰る・・ってのも一つの手。そんな声も多い。
ただ、大地さんが演じられた舞台の時に、それは違う!!と実感しているので・・
ほんとに綺麗だったんですよねぇ・・大地さん。目が覚めるようなピンクで。でも、 そこまでの舞台もすばらしかったのに・・記憶に残るのはそこってある意味悲しい。
結局、それってすごく考えなきゃいけないことを棚に上げて、綺麗なものだけ見て帰 る状態ですから。

・・で、こういう声って以前にも聞いたなぁ〜〜と。
宝塚の退団公演の「グランドホテル」の時のこと思い出しました。 あの時も散々、題材が宝塚らしくない・・とか、ラストの作品で死にかけた中年はかわいそう・・とか。
最後だから羽背負って出てきて欲しい・・・とか(これはショーの方ですが)
えらい昔の話・・・(笑)
そういうめぐりあわせなのかもしれませんねぇ・・かなめちゃん^_^;。

週末、また王妃に会いに行きま〜す♪

11月13日「ふたりの時間」
ひさしぶりにM.Aネタでないものを・・・(笑)
11月22日は、「いい夫婦の日」なんだそーな^_^;(好きにつけてますなぁ〜〜)。
雑誌「アエラ」掲載のセイコーの宣伝では、だんな様と2ショット!!ふたりで グラスを傾けております。中身はシャンパン!!(ぶちまけたらあかんよぉ〜〜(笑))
鏡の前でというシチュエーションは、なかなか優雅な写真で不自然かがあんまりないのがよいな。
むちゃ笑顔の今泉さんも、こんな写真を撮ることがあるとは思わなかっただろなぁ〜〜
おぐしは、最近おきに入りなのかM.Aモードなくりくりダウンヘアなれど、 ここのところの舞台のインタビューの雰囲気とはちと違うなぁ〜〜と感じる。
単なるその日の気分なのかわからないけど、もっときっぱりはっきりした顔なんだな。
すごく人間くさい顔になってるよな気が・・・??

前編、後編となってまして、前編の今回はかなめちゃんのコメント。
結婚当初に話していたスタンスとあまり変わらないお言葉。お互いの時間を大切にいい関係を保っているようなのでいいなぁ〜〜と思います。
このアエラの本編の中に、「チャングムの誓い」の中のミン・ジョンホさまが働く女性には 良いなーんて記事ありましたが、なんとなく2人を想像してしまうのであります。
現実は、物語のようにすべて上手くはいってないでしょけどそれに近い姿を想像できちゃうのは かなめちゃんの言うように、彼が受け入れてくれているのでしょうね。

後編は、今泉さんの言葉らしい・・・。どっちかっていうと、こっちが興味あるかも。

11月11日「M.A 〜その3〜」
今回のプログラムは読み応えアリ!!。
製作日誌として、製作工程の一部分をかいまみれるようで面白いです。
part1は3年前の2003年プロデューサーさんがウィーンに訪れての打ち合わせからはじまってます。 どの程度の期間で行われるものなのかがわからないのでコレが長いのかどうかはわからないですが、普段みえることのない部分なので面白い。
part2の演出部の書かれている方は、舞台と直結していたりするので、直感的にイメージしやすい。 衣装のデザイン画があったり・・アクセサリーの写真もあったりで( ここで、 かなめちゃんの首飾りも登場・・・胸元アップとなっております^_^;)舞台が形になっていく様子が 分かる。
時代背景なんかも充分に説明あり。
これをちゃんと読んで見るとまた、違う発見があるかもしれない。 次の観劇日までには、読破しようと思います。

説明のような文章が多いだけでなく、全体的に重厚な感じかな。
出演者へのメッセージなどもなし(ちょっと残念だったりもする)。
ひとりひとりの写真がアップで・・・ちらしとは違う顔なのがうれしい。
まさかこの顔でアップの写真になっちゃうとはおもわなかっただろうなぁというのは 高島さん・・・コワイ^_^;

かなめちゃんのは見ごたえあり!!です。
肖像画のようで、これポストカードにしませんか??というようなシロモノ
ただものじゃない(笑)綺麗さ・・・。なりきっちゃってますしねぇ
少し斜め下を見た目線の写真は、繊細で上品。少し寂しげなのが個人的にツボ。
同じ日本人には思えないぐらい白い肌・・・が強調されてブラボーですっ。
この写真見て、あの1幕のおきゃんな姿みるとちょっと混乱するかな?(笑) ポスター撮りの時の鬘だから、華やかなものなのでしょうが、 雰囲気的には2幕を想像する1枚になっています。母の顔かな?

その他、お稽古の写真ではボーっとしたお顔がみれて面白い。
まるっきり無防備な写真もありまして・・・何していたんだろ ハハ^_^;
ルイの石川さんとの2ショットは、馴染んだ夫婦のようだし、井上君との方はすっごく笑っているので・・恋人には見えませんが楽しそうです。
凛としたお顔のもありますよぉ・・・

11月8日「M.A 〜その2〜」
11月4日 玲奈ちゃん初日。
マルグリットさんの二人は写真でみるとよく似ている。
隣に座っていた方が、どこかで入れ替わるんだと話していたのがおかしかった。Wキャストの意味がというか、そんなところは読んでいないんだな(笑)
歌詞がどんどん頭に入ってくる。これは日本語版がオリジナルってことの醍醐味なのだろうか。
幽閉された後のフェルセンとの最期の再会シーンで感情の波が襲ってくる。
この話、後半に一度ツボをつつかれるとその後ずっと涙しなきゃいかん・・・
場所はどうやらその時によって多少違うし回を重ねる毎に多少は慣れもでてくるが、このシーンは きっといつ見てもツボってくれるだろうと思う。
2度目のコールの時には、玲奈ちゃんと同じく初日だった子供たちと手をつないでぞろぞろと登場。
ミヒャエル・クンツェ氏と、シルヴェスター・リーヴァイ氏もごらんになっていたようで舞台の上に。思っていたよりも小柄な方だなぁ〜〜という印象。
そして、公式ブログにあったように玲奈ちゃんの挨拶。
本当にかなめちゃんがしゃべらせろと言ったかどうか知らないが(笑)、玲奈ちゃんの様子からすると、いきなりだったみたいだ。
かなめちゃんはその間ずっと・・笑顔、笑顔。どっちの王子か分からないけどずっと手をつないで仲良しさん。
お隣にいたルイの禅さん。一緒にはけたそうな目で見るのに、ちっちゃくバイバイされて・・・その隣にいた誰かさんに慰められていた。
禅さんって言えば、今回とってもほわほわムード。劇中もですが、終わってからもずっとそのまま・・下に落ちいているマリーの帽子を拾って見つめる姿にほれそうになります♪

11月5日 初めての2回公演の日。
エネルギーがいるだろうこの作品の2回は大変だろなぁ〜〜と思う。
一番体力いりそーなマルグリットは、Wキャストだけど、一番しゃべりまくっている ボーマルシェ の山路さんも大変そ。役者さんはそーでもないのかな?
かなめちゃんは、体力というよりも気力がね。
2幕ラストは、大きなギロチンが上から降りてくる。
それを、マリーは目を開けたままずっとみているの・・。役とはいえ自分に向かって上から物が降りてくる状態って単純に恐怖を感じると思うのだ。
おまけに上からは民衆のなんとも言えない声・・・(かなり気持ちが悪いうなり声なんです)と、不協和音の合唱・・が響く舞台上。
そこに行き着くまでも、決して普通の精神状態じゃないし。
コールの時にはいつものかなめちゃんなんで、他の方が挨拶してらっしゃる間にウマく現実にもどっているのだろうと思うのですが、ソワレの時にゃ さすがにぼーっとしてらっしゃったよな気がする。
疲れたというよりは、現実に戻っていないという感じ。
「あずみ」の時も精神的にキツそうだと思ったけど・・これまた^_^;。がんばれぇ〜〜
ご本人が感じていないところでストレスになってなきゃいいけど・・・と要らぬ心配か??

マチネはOMCの貸切公演。
貸切公演って、挨拶あるんですねぇ・・この公演貸切多いが毎回あるのか?
玲奈ちゃんと山口さんと3人残って・・・
このメンバーだとどうやら仕切る人いない・・(笑)
せめて井上君とか新妻さんとか混じっていたらもうちっと違う雰囲気になったかもだが、なんとな〜〜く(一応山口さんが王妃と呼んでくれたケドね)すごすごって感じてはじまったご挨拶。
かなめちゃんは、丁寧に上品に「OMCカード会員の皆様・・・」と。そのままのテンションで普通に「18世紀の革命を体感しております」「もし時間がございましたら2度3度・・4.5.678と来て頂けたら」のところで会場が和む。しゃらっと言うからなぁ〜。
考えてみりゃ宝塚にいた時は、ちょくちょくこーゆーのやっていたよなぁ〜〜と、 挨拶聞きながら懐かしく思ったりもした。
玲奈ちゃんはかなめちゃんからバトン受け取ったわけだが、テンションも一緒に受けついでしまってなんだか話にくそうで・・・○○でございますデスみたいな感じになっちゃってかわいかった。
話し終わりるとやおら
というわけで・・(どういうわけやねん)山口さん
とバトンは山口さんに。
山口さんマントの中かからやおら取り出してきたのは「OMC」のでっかいロゴ看板。 それを前に出して「・・・の会員の皆様ありがとうございました」。と言って 後ろに下がる。
それだけぇ〜〜状態の会場と・・・涼風・笹本(この二人同じ角度で山口さんを覗き込むようにみてるの・・・)。
そんなことはおかまいなしの山口さんはその後「そちらに渡した金貨は、カードで返してください」「劇中に出てきます黄色い旗は、四谷第3小学校のですのでお気をつけください」のようなこと・・・ちょいともしょもしょしゃべるものだからちゃんとは聞き取れんかったけど。かなり・・ おもろいな・・この方は。
そして、「最後に一言!」ともう一度かなめちゃんに振ったぁ〜〜。
一瞬ギョとした顔のかなめちゃんでしたが、即座に「ありがとうござました!!」と、今度は通りのよい美声でほんとに一言(^^)v
後で知ったが、山口さんの看板出しはいつもやっているらしい・・
もしかしていろんな種類お持ちなのかしらん(^<^)

11月6日「M.A 〜その1〜」
11月3日 初観劇の日
心地よい感動というのではないのですが、考えさせられるというか・・ こみあげてくるものがあり、 拍手をしながら涙が止まらない。
ラストは、ショッキングという表現が似合うようなもの。
視覚的にも音的にも・・
マリーに対する同情というよりも、人の心はどうしてこうなってしまうのだろうというやりきれなさがありました。

かわいかったり綺麗だったり、すねたりおこったり・・
かなりわがまま言ったり表情がコロコロ変わる1幕
民衆に見えていたマリーの姿(フェルセンの言うところの「作り上げた姿」)そのままの正直嫌な女性だったりします。
どんどんと、時代の波に呑まれて着飾ったものがそぎ落とされていくような2幕。
一人の人間として死ぬそういいながらも、最後の姿は王妃でした。
その姿は圧巻・・

歌詞を理解したい。
言葉を聞きたいそんな舞台。

そんな姿に涙したというのに・・カーテンコールでのかなめちゃんは本当にかわいい♪。
断頭台に登るという姿なので、頭は無茶苦茶にはさみ入れてカットしましたって頭なのでばさばさなのですが、終わったという達成感からかすごく楽しそうな笑顔のかなめちゃんは、むちゃくちゃ幼く見えてしまう。
なんだかピータパンの世界ならそのまま窓から飛び出しそうな・・・
そんな雰囲気をかもし出しております(よく・・言い過ぎですかねぇ(笑))
そして、何度目かの時には、新妻さんと行進するように出てきたり・・ 幕にぶつかりそうになってびっくりした顔したり・・・
なかなか涙止まらなかった私は、泣き笑い状態デシタ。。

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