初日から1週間経ってしまいました^_^;
花のお江戸ということでリキ入ってましたってのはかなめちゃんの挨拶。
入ってました入ってました(笑)。
かなめちゃんだけではないですけどね。
動画が既にupされてましたが・・・山口さんのおっきなお声にゃびっくりしました(笑)
あれが普通なのか特別なのかはわかりませんが、不思議な行動がとても
魅力的かも・・です。
かなめちゃんは隣で子供のように目をくるくるさせてててかわいいの♪
あんなに盛り上げておいて、最後は涼風にまとめさせよーっていうのは、
律儀というかずるいっていうか(笑)
本編ですが・・・
博多の中日くらいからみてないので、わくわくしてましたが、
1幕最初はちょいとおとなしめで、声の伸びが全開という感じではないので
やはり初日なのかといった雰囲気が。
考えてみれば、名古屋の最初もこんなかんじだったような気がして、
もしかして、声のことは別にして雰囲気的にはあまりやんちゃが過ぎないようにという
指示でもあったのかな。
それでも、「私だけに」のぐらいからはかなめちゃんの芯の部分の生命力が
勝ってきた。
母親の言うことはシシィの為になるという皇帝の言葉の後、
かなめシシィのお顔につつっと一筋の涙。
綺麗にながれたぁ〜〜と思ったら、ボロボロと泣きながらの歌。
このまま泣き続けるんじゃなかろうか・・と心配しましたよ(笑)
しかし、それも鳥のようにと歌うころには表情が変わってきていて、シーツを
投げ捨てる頃には目に炎^_^;。
きりっとした意志のある目がライトに当たってものすごく綺麗。
声の方も、もう何も心配なく歌っているようで、(この歌は難曲なのでしょうね、かなめちゃんの声が出にくい曲はあってもその声がぶれるというのもめずらしいもの・・・)
安心して、そして体中から溢れる声にあわせて私の腹筋も・・・
うごいてしまう^_^;
ベットから降りる時にふらついちゃったというオマケ付でしたが、
また、この曲がこの声でおっきな劇場で聞けたぁ〜ことはなんて幸せなんだろ。
「私が踊る時」は、軍歌を歌うような雰囲気がただよっていたなぁ〜〜
「我が名はオスカル」が水戸黄門の歌に似ている
と話していたかなめちゃんを思い出したりしちゃった^_^;
動きが少し変わっていたり、表情も細かい部分はちがっているので、
そのたびにドキドキ♪
精神病院のシーンでは、患者さんの動きがちょっと抑えられました??
もっと動物的に皆が動いていて、わざわざ暴れる患者さんばかりを
皇后の前につれていくのかな?と思う部分がなくなりました。
この辺りのさじ加減は難しいなとは思うのですけどね。
自分の心情を暴露するような歌のあと、
悔いたような寂しげな表情からゆっくり皇后としての
顔にもどっていく過程の間がゆっくり取られて、シシィの心の痛みがこっちに突き刺さってきてジーンと来る。
こういう静の中の間をやらしたらすごいなぁ〜と。
「夜のボート」は切なくて・・そして聞きほれる。
鈴木さんの硬質な声とかなめちゃんの声は混ざらず離れず平行線で綺麗に流れていく。
そのバランスが役にあっていて切なさが倍増。
シアターガイドの記事では、コムちゃんがフランツとは目を合わせると(愛した時もあったということを大事に
したいということで)おっしゃってましたが、かなめちゃんは
目を合わせないって先日のトークショーで言ってましたね。
これを読んでの勝手な感想ですが、コムシシィは既に過去の人になっているのかなとも。
昔は好きだったのよっという愛着はあるけれど、今はもうダメなのよって。
対してかなめちゃんのシシィだと、今もまだフランツに対して愛情は強いのではないかと。
目をみちゃうとフランツに引き寄せられるようでだめなんじゃないかなぁなんて。引き寄せられて
一緒に歩いても自分じゃいられないことを知ってますからね。
そんなことを思いながら聞く、
無理よ♪分かっての声は、いつもより鮮明に聞こえました。
そして、ラスト「愛のテーマ」。
もうね、夜のボートからこっち私の感情が体の中で(なぜかなかなか外にでてこないんですが)
ふつふつと震えていて、それが最後のこの曲で一気に・・溢れだした。
残念ながらかなめちゃんの表情は、
トート様の声に反応して、柔らかくなったところからしばらくは後ろ姿なお席だったのですが、
その向こうにあるトートさまのお顔が・・・。
こんな顔して向かえていた???の??と。優しい笑顔風だった記憶があるのてすが、
ちょっと文字で表現しずらいお顔なさっていて・・・それがまたいいお顔だったんですよねぇ。
次も注目しちゃいそうです。
そして、泣いた笑ったとトートのところにたどり着いたシシィの歌に
もう・・涙止まらず。
かなめちゃんのエリザはここの歌詞へたどり着くまでの旅なんですよねぇ・・・。
少し暗いロビーや味のある色合いと、時代の渦に飲まれてしまった女性の物語は
帝劇の雰囲気とこの作品はよくあう気がする。
東宝の数ある作品の中で、この劇場にぴったりはまるって感じるものは
貴重だぁ(大概は大きすぎるんじゃないかと思う)。
その後見た方の感想では、やはり初日はかなりリキ味があったらしい。
もう少し肩の力が抜けたシシィを想像しながら、次の観劇を待ちまーす♪
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