HOME/ BACK /次の涼風三昧へ

ざ・涼風三昧
〜Kaname's Diary〜


 11月25日「エリザin帝劇B」」
世の中3連休!!
私も、3連休ってことでまたまた帝劇にかなめちゃんに会いに行ってきました。
先週は、ちょいと元気のないようなあるようなかなめちゃんに、なんとなく心配と 物足りなさを感じて帰りましたが・・・
あれはなんだったんだ???というような歌声を聴いてきました。
全体的に高音がクリアに響いて美しい。
24日の精神病院のシーンのラストの高音のロングトーン部分も綺麗に響いて、 帝劇に来てから少し重さが感じられていた少女時代も、軽く聞こえて嬉しかった。
しかし、元気なぶんだけスカートの動きも元気になるが・・・ちょぃとな^_^;

他のキャストは、22日は武田トートに鈴木フランツ、浦井ルドルフに寿ゾフィーな布陣。
24日は、武田トートに禅フランツ、伊礼ルドルフに寿ゾフィー。

帝劇初の武田トートは、22日は声が割れてて大丈夫か(もしかしてつぶしかけ?と心配した)??状態。24日は 絶好調やぁってな具合で、かなり日によって違うのだろうか・・・。
22日はゴンドラに乗ってきて1音目はずした時にはずっこけさせていただきました^_^;。 24日は、こんなに綺麗に入ったのは(武田クンがね)はじめてじゃないかってぐらい1幕ラストの3重唱が綺麗に聞こえた。
歌はいろいろあるけど(かなりアレンジしてるし)、みていていろんな意味で面白いなこのトート。
本当は、山口トートと順番に続けて見たいものだけど、 そうは上手く行かず、残りの東京公演は 山口さん。違いを楽しみたいが2週間置きじゃ私の頭の中はある程度リセットされますからね。
といいつつ、充分楽しんでいるか・・・(笑)
武田トートは、よく動く・・・。動くというかシシィに触れる機会が 多いような気がする。そういうイメージなのかもしれないし、本当にそうなのかもしれないぐらいの 記憶力が悲しいけど。
ただ、最初の「愛と死の輪舞」の2人の出会いは、確実にふたりの 動きが多い。かなめシシィも、それにあわせてリアクションがいっぱいで出会いの感情が分かりやすい。
博多ぐらいから、それぞれに違いを感じながら演じているというかなめちゃんの言葉を思い出しながらそれを 実感して楽しむ。たぶん時間が経つにつれてはっきりと出てきているのでしょうね。

帝劇初の禅フランツは、熱かった!!
楽しみにしていた「夜のボート」は2人して、気持ちよくダイナミックに歌い上げすぎな気がしたかなぁ〜〜。
音楽的にとてもドラマチックになって心地よいのだけど、 なんか違う気もする・・・。鈴木フランツとじゃ日によっては タイミングがずれちゃう部分も、きっちりあってずっと聞いていたいハーモーニーではあるのですけど 難しいもんだな。
悪夢の禅ちゃんの頭がすごく崩壊していて、びっくり。どしたらあそこまで爆発するんだ????

低い声がどんどんと響くようになり歌声はとても強くなっているに反して、2幕のエリザが とても愛情深いシシィになっているのも気になる。とても情が深くて深くて・・・。
精神病院のシーンでも、帝劇に来てからすごく優しい手の動きをしているのが 印象的だったのだけど、エリザベート対決みたいな歌のところも、声で威圧するのではなく 諭すような色合いが濃くなってきて、決して皇后の威厳に頼ることなく人として接しよう としているよう。
そして、フランツに対してもルドルフに対しても・・・だからそれを押さえ込む シシィの姿に私は涙する。自由に・・・と自分らしくとそれを望み、戦ってきて 気がついたらそれがどんどん自分を縛り付けるような。人と戦うのではなく自分と戦う姿のように。
でも、トートに対してはまた違う感情を感じて面白いなぁ。
トートの胸に飛び込むシシィの姿が、トート様によって違うように見えるのも・・・
それを楽しみに次の観劇は・・・また2週間後♪

 11月17日「エリザin帝劇A〜700回〜」」
初日から2週間ぶりのエリザです。
前日、夜行バスに乗る用意の為に会社から部屋に戻ると、訃報のお知らせが 入っていました。
長年、涼風真世の後援会の事務をおそらく一手に引き受けていただろう方。
いつもそこに居る人なんだと、当たり前のように感じていたもので・・・ 寂しい限りです。当たり前のことなんて、永遠に続くことなんて何一つ ないことは分かっているはずなんですけどね
ご冥福をお祈りします。

ここでそれに触れることは必要はないことかもしれないのだけど、 上演中にそのことを思い出さずにはいられなかったもので・・・
正直なところ、かなりバタバタしていて手紙もよくは読んでいなかった私は、 かなめちゃんの声を聞くまでは忘れていた。
この日のかなめちゃんの声は、そのことを思いださせるように 調子がよくなかったように感じた^_^;。
ん??という感じではなく、明らかに声が出にくそうなのは珍しい。
特にファルセット部分にあがろうとするところが 力入れないとあがれないのか、ひっかけたような声が混じるのが気になって。
そう思って聞くと、よけいに気になるし・・・
元気そうなのもがんばっているようで・・・(そんな見方しちゃいけないよねぇ^_^;)

ついでに言えば山口トートもなーんか乗ってない雰囲気が・・
別にそないなところあわせんでもええんですけど(T_T)。
「泣かないでエリザベート♪」は、なんだか子供みたいな声になっちゃってて・・ 大きいなりしてだだっ子トートですかい・・と(笑)
鈴木フランツまでもが、リズムに乗り損ねてるしぃ・・
そんなこんなで、1幕はなんとなく 不完全燃焼で終わった感じ。

声の調子とは別に、 少女シシィの時は、博多や名古屋の時と歌い方を少し変えているのでしょうか。
極力、ファルセットの部分を入れないように少し下げたのかもと想像してしまうけど、 前の方の声が私は好きなんだけどなぁ〜
初日には気がつかなかったけど、結婚式の時のアップスタイルの髪飾りが 増えてましたね。キラキラしていてかわいいの♪。

それで、幕間にそんな話を友人としていたら、 2幕は、シシィの出ていないところでなんだか考えちゃって・・・
名古屋の初日にその方はいらしていた。かなり具合はよくなさそうで、大丈夫かな と話してた。
同じように名古屋の初日にがんばって観にいらしていて、 先日、亡くなってしまった友人のこともだぶってきて・・・
あの、記録的に暑かった名古屋の初日。
元気でない体で東京から名古屋まで移動するのはさぞ大変だったであろうと。 舞台が見たい、涼風のシシィが見れるという一心でと思うと・・たまらない気持ちになる。
せめて、今のこの舞台を人目みれたのが救いだと思うのは思うけれど。 やはり悲しいことには替わりはない。
同時に、そこまで人を動かす涼風真世っていう人、そして、人を好きになってしまった その人間の底力ってすごいものだと、子ルドちゃんがトートに襲われそうになっている 間に頭の中ぐるぐるしてた。

ルドルフとのシーンでは、先日のトークショーのことを思い出し、 ふたりの表情をオペラグラスで凝視。
小池先生には冷たくするようにと言われていた(その方がルドルフがかわいそうに見えるかららしい) と言ってましたが・・この日はかなり 愛情溢れるシシィ。
最悪の状態になったと聞かされて、一瞬表情が緩む。
それでも、既に自分とフランツの間には話し合う間も持てないと 息子に告げるのがとてもつらそう。
ルドルフの手を押し戻す手も名古屋の初日近くのように突き放すような感じではなく、 押戻したあともその手をひっこめたくないようなそんな間が見えた。
その後の、お葬式のシーンはもう悲しみ溢れる姿。
フランツに倒れこむようにした後、 その手をむげに振り払いましたよ・・・かわいそなフランツ(笑)
その後、ルキーニ写真を撮られそうになる場面ではいつになく号泣・・・なシシィ

2幕も、声の伸びはいつもほどではなかったけど 1幕ほどは気にならず。
気持ちよく声が出すぎてしまわないので、気持ちが溢れてるように感じて 「夜のボート」なんかはかえって良かった♪。

700回ということで、全員でのカテコの後、村井さんの司会のもと700回演じた方々が 一言挨拶。
初演からずっと演じ続けているのってすごいなぁ〜〜
同じ役をやってらっしゃる方もいれば、役が替わっていった方もいらっしゃるようで・・・
ひとりひとりの挨拶は個性的で面白かった。かなり緊張されていた方も見受けられた。
でも、一番笑わせていたのはトートですかね^_^;
Wキャストだから700回ではないけど、初演キャストだということで、 鈴木フランツと共にご紹介。
鈴木さんは普通に登場されましたが、トート閣下はひとり花道からご登場。そして、 そのまま袖にひっこんでしまいました(笑)
最後に挨拶をさせようと村井さんが呼ぶと、今度は引っ込んだ幕とは反対から登場して・・・
何ひとりで遊んでるんでしょうかねぇ・・(笑)
そのあとは、あとのキャストが拍手で登場。もちろんかなめちゃんも出てきたわけですが、 700回出演者の方の中には、 シシィさま前に出そうとする気遣いを見せる方もいらっしゃってくれまして、 しかし、前に出てくるはずもなく、中途半端に後ろにいたシシィを 今度は、トートが端っこに手をひいて連れてったぁ〜〜
後ろを横切っているシシィとトートに全く気がついていない村井さんの音頭で 出演者がお辞儀をしちゃったもんだから、幕は降りてくるし、 あわててふたり走ってる姿がかわいかった・・(笑)。行った先では ちゃんと横に居た方かシシィのスカートの裾を直してくれてる姿が嬉しかった。
その後もう一度ぐらい幕があくかなと思ったけどそのまま、静かに終了してしまった。
ん・・・残念。
1階は団体さんばかりだったのもあるのかなぁ〜〜。団体が多いからって、 後援会のS席の受付がなかったぐらいだから。 (舞台に愛着の薄い方々には、ひとりひとりの挨拶はきっと長かっただろうね)。

 11月9日「初日!!」
初日から1週間経ってしまいました^_^;
花のお江戸ということでリキ入ってましたってのはかなめちゃんの挨拶。
入ってました入ってました(笑)。
かなめちゃんだけではないですけどね。
動画が既にupされてましたが・・・山口さんのおっきなお声にゃびっくりしました(笑)
あれが普通なのか特別なのかはわかりませんが、不思議な行動がとても 魅力的かも・・です。
かなめちゃんは隣で子供のように目をくるくるさせてててかわいいの♪
あんなに盛り上げておいて、最後は涼風にまとめさせよーっていうのは、 律儀というかずるいっていうか(笑)

本編ですが・・・
博多の中日くらいからみてないので、わくわくしてましたが、 1幕最初はちょいとおとなしめで、声の伸びが全開という感じではないので やはり初日なのかといった雰囲気が。
考えてみれば、名古屋の最初もこんなかんじだったような気がして、 もしかして、声のことは別にして雰囲気的にはあまりやんちゃが過ぎないようにという 指示でもあったのかな。
それでも、「私だけに」のぐらいからはかなめちゃんの芯の部分の生命力が 勝ってきた。
母親の言うことはシシィの為になるという皇帝の言葉の後、 かなめシシィのお顔につつっと一筋の涙。
綺麗にながれたぁ〜〜と思ったら、ボロボロと泣きながらの歌。
このまま泣き続けるんじゃなかろうか・・と心配しましたよ(笑)
しかし、それも鳥のようにと歌うころには表情が変わってきていて、シーツを 投げ捨てる頃には目に炎^_^;。
きりっとした意志のある目がライトに当たってものすごく綺麗。
声の方も、もう何も心配なく歌っているようで、(この歌は難曲なのでしょうね、かなめちゃんの声が出にくい曲はあってもその声がぶれるというのもめずらしいもの・・・) 安心して、そして体中から溢れる声にあわせて私の腹筋も・・・ うごいてしまう^_^;
ベットから降りる時にふらついちゃったというオマケ付でしたが、 また、この曲がこの声でおっきな劇場で聞けたぁ〜ことはなんて幸せなんだろ。

「私が踊る時」は、軍歌を歌うような雰囲気がただよっていたなぁ〜〜
「我が名はオスカル」が水戸黄門の歌に似ている と話していたかなめちゃんを思い出したりしちゃった^_^;
動きが少し変わっていたり、表情も細かい部分はちがっているので、 そのたびにドキドキ♪

精神病院のシーンでは、患者さんの動きがちょっと抑えられました?? もっと動物的に皆が動いていて、わざわざ暴れる患者さんばかりを 皇后の前につれていくのかな?と思う部分がなくなりました。
この辺りのさじ加減は難しいなとは思うのですけどね。
自分の心情を暴露するような歌のあと、 悔いたような寂しげな表情からゆっくり皇后としての 顔にもどっていく過程の間がゆっくり取られて、シシィの心の痛みがこっちに突き刺さってきてジーンと来る。 こういう静の中の間をやらしたらすごいなぁ〜と。

「夜のボート」は切なくて・・そして聞きほれる。
鈴木さんの硬質な声とかなめちゃんの声は混ざらず離れず平行線で綺麗に流れていく。
そのバランスが役にあっていて切なさが倍増。
シアターガイドの記事では、コムちゃんがフランツとは目を合わせると(愛した時もあったということを大事に したいということで)おっしゃってましたが、かなめちゃんは 目を合わせないって先日のトークショーで言ってましたね。
これを読んでの勝手な感想ですが、コムシシィは既に過去の人になっているのかなとも。
昔は好きだったのよっという愛着はあるけれど、今はもうダメなのよって。
対してかなめちゃんのシシィだと、今もまだフランツに対して愛情は強いのではないかと。 目をみちゃうとフランツに引き寄せられるようでだめなんじゃないかなぁなんて。引き寄せられて 一緒に歩いても自分じゃいられないことを知ってますからね。
そんなことを思いながら聞く、 無理よ♪分かっての声は、いつもより鮮明に聞こえました。

そして、ラスト「愛のテーマ」。
もうね、夜のボートからこっち私の感情が体の中で(なぜかなかなか外にでてこないんですが) ふつふつと震えていて、それが最後のこの曲で一気に・・溢れだした。
残念ながらかなめちゃんの表情は、 トート様の声に反応して、柔らかくなったところからしばらくは後ろ姿なお席だったのですが、 その向こうにあるトートさまのお顔が・・・。
こんな顔して向かえていた???の??と。優しい笑顔風だった記憶があるのてすが、 ちょっと文字で表現しずらいお顔なさっていて・・・それがまたいいお顔だったんですよねぇ。
次も注目しちゃいそうです。
そして、泣いた笑ったとトートのところにたどり着いたシシィの歌に もう・・涙止まらず。
かなめちゃんのエリザはここの歌詞へたどり着くまでの旅なんですよねぇ・・・。

少し暗いロビーや味のある色合いと、時代の渦に飲まれてしまった女性の物語は 帝劇の雰囲気とこの作品はよくあう気がする。
東宝の数ある作品の中で、この劇場にぴったりはまるって感じるものは 貴重だぁ(大概は大きすぎるんじゃないかと思う)。

その後見た方の感想では、やはり初日はかなりリキ味があったらしい。
もう少し肩の力が抜けたシシィを想像しながら、次の観劇を待ちまーす♪

 11月2日「開幕を前に・・」
明日は帝劇劇場でのエリザが開幕です!!
帝劇って独特の雰囲気がありますしねぇ・・・なんとなく保守的な硬いというイメージが私の中では あるのですが・・
博多座の高い天井のある空間で素晴らしい音響で聞いた後、どんな風に見えるのかなぁ〜〜

かなめちゃんのコメントが乗っていたので シアターガイドを購入しちゃった。
その中のかなめちゃんはいつもよりも、 すっきりしたお顔♪。
なんでしょねぇ・・迷いのない潔さみたいな表情。きりっとした風情は 役が入っているせいなのでしょうかねぇ・・・
いつか退団する日を考えながら舞台に立っていた宝塚時代を思い出すというかなめちゃん。
私は、MAの時にその時の気持ちを思い出していたんですけど・・・(笑)。
昨日も本屋で立ち読みしていたのに手がでなかったのはそんな一言が妙な気分を誘ったから。
でももう、自ら退団届けはださないって言葉にちょいと安心(なんのだ?)(笑)

9月に発売されていたレプリークBISにも目を通して。
特集ってことで表紙はかなめシシィとコムシシィのチラシの写真が反対向きに。
チラシでは気になりませんが、お化粧の濃さの違いが・・・(笑)。
お衣装の場面的に、かなめちゃんは部屋着(なんだろな)だし、コムちゃんは戴冠式なんで 仕方がないのかもしれませんがこの差は一体と。
眺めながら、舞台姿を思い出すと、舞台上でもどちらかといえばそれぞれ 一番綺麗なところだったりもするんですよねぇ・・
もちろんパーンとライトが強くてキラキラしている戴冠式の場面のかなめちゃんも素敵ですが、 どちらかというと、白い衣装が似合ってる気がする。それも、1幕ラストの豪華なものではなく 「私だけに」のところとか、ラストの白とか。
コムちゃんは正反対に、豪華なドレスなシーンが綺麗だった記憶が(もうしわけないけど だんだん記憶が薄れてきちゃった)。
そーいや、最初のシーン棺おけがバーンとでてきてみるふたりを見たときの第一印象が うわぁ・・チークがと、うわぁ、アイシャドウ・・・であったこともついでに思い出した (どっちがどっちの感想かは想像の任せます)

このときのかなめゃんは赤いワンピース。
アップに近い1枚目の写真はかわいいっていうか、フェアリー涼風全開でびっくりした(笑)。
お化粧マジックもライトマジックもあるのでしょうが、 それにしてもこのイノセントな雰囲気はなかなかでないぞっ。
反対にコムちゃんはダークなブラウンのワンピース。似合うものが舞台衣装とは反対だなぁと思ったり。
最近、彼女をみるとピノキオを思い出す私。

自由を探していたのではなく、自由を守る為に放浪を重ね自分の殻にとじこもって しまったというかなめちゃんのエリザ。
その言葉を耳にしてみるとまた、違うように映るかも知れないし、かなめちゃんも どんどんと変化をしてくだろうから、それをまた見れる幸せをかみ締めて・・・
明日からの舞台に期待!!
エリザベートとしての感情のひだを歌に乗せて見せてぇ〜〜

過去の涼風三昧へ

TOP