のぐじゅう

Keyboard Mania
2018
.01.08新規作成


Rapoo V500

近年流行のメカニカル式ゲーミングキーボード。Cherry互換スイッチを採用した安価品です。販売店では120元、購入時のレートでだいたい2100円程度でした。後からネット価格が99元とあるのに気づいたので、値切れば良かったですね・・
パッケージは簡素ながらしっかりと作られています。

V500という最もシンプルなモデルですが、他にも色々あるようです。websiteには日本語の案内もあります(日本語キーボードは無いようですが)。本社は深センで、中国本土のブランドが発展してきていることが分かります。

付属品はキー引き抜き工具と説明書。FnキーとFキーで特定の機能が割り当てられるようですが、あまり使わなそうですね。
開封〜!金属板にスイッチが直接載っているデザインで、筐体ケースがありません。最近のキーボードはフレームがかなり小さくなっていますが、ここまでくると究極ですね。このモデルは全キー発光がありませんが、発光モデルと共通の設計で、スイッチのLED位置に合わせ、文字表記は全てキー上部にあります。
裏面。ケーブルは直付けで、USB専用です。滑り止めのゴムはしっかりとしていて、金属ベースで重心が低いこともあり、かなり安定しています。

ラベルと角度調整用の足。しっとりとした良い動きです。プラスチックの成型も高品質な雰囲気ですね。

少し気になるのはキートップ。文字色が暗いのはセンスの問題なので置いといて、「O」や「8」、「P」など、文字の環状のところが一部途切れているのです。
「双色注塑鍵帽」とあるので2色成型のことですね。かつての2色成型に比べて作りが雑な感じがするのですが、LED発光に対応させる仕様であること、またより安価に作ることを目的に、従来の2色成型よりも簡易的な構造となっているようです

Cherry互換スイッチです。これはメーカーのロゴ「RAPOO」がそのまま入っているので特注品と思われます。多くの互換スイッチは、Cherryの軸色とタイプを合わせていますが、これもCherry赤軸同様、軽いタイプのリニアスイッチです。

しばらく使っているところですが、以前に使用していたCherryスイッチ採用のMajestouchやLeopoldと違い、チャタリングは起きないです(チャタリングはコントローラの問題の可能性が高いですが)。チェリーの赤軸は持っていないので比較はできないのですが、かつて経験したリニア(ALPS黄軸、緑軸、98軸)に比べると、キーの底突きが鈍い感じで、少しだけ物足りない感じはあります。一般キーの音は小さめですが、大型キーはスタビライザーによるカチャカチャ音があり、両者のバランスが気になります。キーの軽さからとても速い入力が可能です。この辺はビンテージ系キーボードとの違いで、非常に満足できる部分です。本体の軽さ、頑丈さ、価格の安さからすると、本当に驚異的な品質です。中国ブランド製品や部品も侮れない時代になりましたね。


qwerty(a)mxw.mesh.ne.jp

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