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ストーリー紹介  〜 前 編 〜

見てた人には今さらなんですが、これを見て新たに
転んでくれる人がいることを願って、ストーリーを簡単に紹介いたします。
「天てれ」枠内アニメとしては実験作(?)なため、各話の時間が一定でなく、
再放送の際若干カットされた所もあるようです。
かく言う私も、再放送でしか見てません。(悲しい)


■ 前編 ■ 後編 ■

バーチャル大陸(1〜6話)

 スーパーコンピューターによって中生代の世界が再現された「バーチャル大陸」。そこに恐竜見学にやって来た元気いっぱいの女の子、萌は、謎のタイムホールから現れた草食恐竜の子供を拾い、レイと名付ける。レイを母親の元へ戻そうと恐竜時代を旅する萌。しかしレイと同じ種類の恐竜はどの時代にも見つからない。どうもレイは普通の恐竜とは違うようだ。
 時を同じくして、萌の周りに不気味な影が暗躍し出す。何者かが萌を監視しているらしいが…。
寸 評(ツッコミ所)
 この段階では、まだ残念ながらテンポが悪く、1、2話などは特に萌の妙に間のびしたセリフがマヌケだった。
 それと同時にインパクトが強かったのは、キョーレツな萌の草食動物偏愛ぶり。ふつうこの手の作品では、そーゆー子をたしなめる役どころの人がいるものだが、それを期待していたアッケラ缶は何と萌にグニャグニャ。何なんだー!
出没恐竜&古生物
ディプロドクス ケラトサウルス ステゴサウルス アロサウルス セイスモサウルス アマルガサウルス ドコドン プテロダウストロ トロペオグナトゥス ケアラダクティルス アンハングエラ カルノタウルス
凡例… 恐竜 爬虫類 翼竜 海性爬虫類 哺乳類、哺乳類型爬虫類 鳥類 その他

首狩族(7〜12話)

 萌以外の人間はいないはずのバーチャル大陸、しかし何者かがタイムホールを使って萌を追ってきている事は間違いない。度々萌は自分たちを襲う恐竜の首が切り落とされる場面に遭遇する。努とアッケラ缶は萌の身を案ずるが、萌はレイの母親を見つけるまでは帰らないと言う。
 そしてついに、謎の影がレイをさらう。レイを追った萌が見たのは、全く異形の生物であった。
 謎の敵(?)らしきものの影が見えはじめて物語進行の予感はあるものの、まだ恐竜紹介がメイン。この辺のエピソードをもっと圧縮すれば、後の描き込みがもっと出来たと思うのだが…。
 結果的に助けられることになった未知の相手に対して萌が奉った名前は「おたすけマン」…いいけど、サブタイトルに使うなよな〜。
アンタークトサウルス サルタサウルス アベリサウルス ノアサウルス タニストロフェウス リオアリハサウルス ポストスクス ランベオサウルス  バウルスクス ヒドロテロサウルス  オメイサウルス アジリサウルス チャンドンココエルルス シュノサウルス ファヤンゴサウルス ガソサウルス 

キラーマンティス(13〜15話)

 謎の生物よりレイを救い出した萌であったが、相手の正体は全く不明。努とアッケラ缶がその正体を分析する間もなく、再び彼らは襲い来る。迫る首狩り鎌。辛くも脱出した萌をなおもタイムホールが追う。今まで影のごとくだった彼らだが、今度の攻撃は容赦なかった。そしてついに嵐の中、謎の敵はレイを奪い去るのであった。  見る側としてはこの辺からぐいぐいストーリーに引き込まれていく。ついに姿を見せた謎の相手は明確に敵としての位置づけがされるが、その呼び名は今度は「カマキリ男」何とかしてくれ〜。
 また、アッケラ缶が「カマキリは肉食だよォ」などと状況を全く把握してないツッコミを入れ、ウンチクオタクである事が判明。
アーケロン アンモナイト エイノサウルス オルニトケイルス テルマトサウルス

潜入と脱出(16,17話)

 レイを探し求めて、ついに萌は敵の基地を発見する。無謀にも潜入した萌は、そこで彼らが恐竜の標本を集めているらしいことを知る。やっとのことでレイを見つけ出した萌だが、とうとう敵に見つかってしまう。逃げまどう萌を脱出させようとアッケラ缶はタイムホールを開くが、そこにはもう一つの人影が紛れ込んでいた。  敵がその不気味な文明の、また萌がその破壊力の一端を垣間見せる。彼らは何者なのか、(この時点で少しバレてるけど)何のために恐竜の首や標本を集めているのか、レイだけでなく萌の事も調べているらしいことなど、これからの展開に含みを残す話。
マジャーロサウルス ブラディクネメ ストゥルシオサウルス

恐竜人類(18,19話)

 運悪く敵の一人と共にタイムワープしてしまった萌。その場は逃れたものの、新たな追っ手が立ちふさがる。川を渡る恐竜の大群に紛れて何とか敵を撃退した萌は、そこに倒れている敵が一緒にタイムワープした者である事に気付き、その仮面をはぎ取った。その容姿に、彼らは恐竜人類ではないかと推測する努とアッケラ缶。しかし恐竜は絶滅したはず。なぜ人類にまで進化を遂げたのか、それを探ろうとしたアッケラ缶は突然パンクを起こし、萌との通信も途絶する。バーチャルプログラムは自己増殖によって情報量が異常に増大していたのだ。恐竜人類はその産物なのか?その時、倒れていた恐竜人類が目を覚ました!  こういう展開を待っていたのですよ。タイムホールから放り出された萌とハルが顔を見合わせお互い「ぎゃっ」となる所がナイス。(それにしても相手が丸腰と分かったとたん、一転して攻撃に出る萌って…)彼はまた木から落ちてきたリス(?)にも「ぎゃっ」となるが(かわいい)、それは後の伏線。
 自分をスキのない性格とか言っておきながら平気で足跡を残していく萌とは対照的に、恐竜の大群に巻き込まれそうになる萌を助けたレイは、その賢さを印象付ける。
パラサウロロフス エドモントサウルス パキリノサウルス

ハルとの話(20話)

 足に怪我を負った恐竜人類を見かね、萌はその手当をする。そこへ襲い来る巨大な恐竜。危機を救ったのは意外にもその恐竜人類であった。作動し出した翻訳機によって二人は会話を開始する。ハル(の最初の…以下略)と名乗った彼は、レイが「草喰い」なるものの先祖だと言う。彼の話から、「草喰い」が彼らにとって重要な意味を持っていると感じる萌だが、草喰いとは一体何なのか…。そこへ、敵の偵察機が迫ってきた。  待ちに待ったファーストコンタクト(こーゆーの大好きなの)。恐竜が襲って来た時、「あっ、コイツがきっと助けるな」と、思った通りになってうれしい。それにしても、哺乳類の世界に興味津々のハルの質問をことごとくかわす萌はすごい。無意識にやってるから余計すごい。私としては萌が質問に答えて、それにハルが驚く、といったところも見たかったんだけど…。
ゴルゴサウルス オルニトミムス

同行・白亜紀の森(21,22話)

 意外にもハルは萌を伴って脱出する。彼は萌をもっと観察したいと言う。世界的環境異変が進む白亜紀末期を旅する二人(と一匹)。萌は動物としての恐竜の生態に触れ、同時に恐竜絶滅の予兆を垣間見る。翌朝、萌は他の恐竜の卵を盗もうとする小さな恐竜を目にし、思わず乱暴に追い払うが、その途端、ハルの顔色が変わった!(お面だけど)  私が恐竜惑星で一番好きなエピソードはここなんです。恐竜が死滅して悲しくないのかという萌の問いに対して、それが進化の宿命と答えるハル(大人だなあ)。萌のために果物を持ってくるハル。彼がどういうつもりかはともかく、未知の生物であるはずの萌に対して淡々と接するところが、いい。
ケツァルコアトルス ヘスペロルニス ヒパクロサウルス アンキロサウルス トロエドン

逃げる萌(23,24話)

 萌が追い払った恐竜はギラグールの祖先、トロエドンだった。彼らは自らの先祖を厳重に保護するため、監視システムを取り付けていたのだ。迫るパトロール隊。逃げる萌。森の中、洞窟…しかし自ら萌の囮になったレイを助けようとして、ついに萌は捕らえられてしまう。彼女が連れていかれた先は…  萌はやっぱりただ者じゃないっ!あのターザンばりの大活躍(オチがついてたけど)、フツー女の子にはムリだよ?常識的に言って…それに比べてレイの頭の良さが光る。健気だし…
 ネズミに驚いて大パニックのギラグールはなかなか見物。
フォボスクス

夕闇の民(24,25話)

 ギラグールは萌を巨大な基地に連行する。待ち受けていた女司令官は尋問を開始するが、萌の答えは(彼らにとっては)全く要領を得ない。そこへ単身、レイが乗り込んで来るが、あっさりと取り押さえられてしまう。その瞬間、バーチャルステーションとの交信が回復し、レイの叫びを努たちに伝える。「もえ、にげて!」やはりレイは普通の恐竜ではなかった…
 一方「そこはコンピュータ上の仮想世界だ」とのアッケラ缶の話を意にも介さない女司令官、萌を研究資料として自分たちの世界に連れていくと言うハル。萌、ピンチ!その時…  
 前半のクライマックス。…にしても、萌の恥ずかしいセリフ大賞「アッケラ缶が私をアニメの主人公に」…ええい、やめい!聞いてる方が恥ずかしい(^^;)
 それにしても萌が一人で奮戦してた間、努はラーメン食って居眠りしてただけである。アッケラ缶も女司令官を前に全く弱腰の軟弱外交。(下手に出てどーする!)こいつらが哺乳類の代表とは…。一方、危険を省みず単身敵地に乗り込んだレイは何ていい子なんだろうか。言葉を喋ったことにより、またこれからの展開に重要なかかわりを持つことに…。 

草喰いと呼ばれた人々(25,26話)

 にわかにギラグール基地は混乱の様を呈す。何者かが攻撃を仕掛けてきたのだ。スキを見てハルの手より逃れた萌を、突如現れた謎のメカが救い出す。彼らこそが、ギラグールが草喰いと呼ぶレイの子孫、フォロル族であった。フォロルの戦士、フィラと共に白亜紀の南極に逃れた萌は、レイとフォロルの祖先、レエリナサウラを目にする。しかしギラグールはそのタイムホールを無理矢理固定して大軍を送り込んできた。次々と殺されていくレエリナサウラ…。  ついに「草喰い」とレイの正体が明らかになり、役者がそろう。同時にギラグールとフォロルの抗争という、この世界の構図がはっきりして、戦争アニメファン(私のコト)にはたまらない展開。
 しかし萌は強い。ハルをやっつけ(彼はけっこう萌に痛い目にあっている)、猟兵をやっつけ、アロサウルスにも立ち向かう。だがまだこの程度は序の口なのであった…。  
レエリナサウラ アロサウルス(オッシー)

哺乳類の世界へ(27,28話)

 フォロル軍の主力と合流した萌とフィラ。そこで萌はギラグール基地のコンピュータ破壊を自ら買ってでる。基地のコンピュータからタイムホールの情報を盗み出さないと、萌は元の世界に戻れないのだ。単身、敵基地に突入する萌。猟兵や改造恐竜の攻撃をはねのけ、ついにメインコンピュータまでたどり着く。一度は捕まりかけたものの、一瞬の隙をついてタイムホールの情報を読みとり、萌は脱出する。
 冒険は終わり、萌は美沙に戻った。アッケラ缶はコンピューターの電源を落とし、全ては終わったはずであった。しかし…。   
 ハルのセリフではないが、萌よ、なぜ本来関係のないレイやフォロルのためにそこまでやるのだ…。ともかく、ギラグール基地内での萌の奮戦ぶりは、さながら女ランボーである。お前、ホントに小学生か!?
 しかし、アッケラ缶がコンピューターを初期化したのをあんなにあっさり納得するぐらいなら、なぜあんなにムキになってフォロルのために戦ったのだ…?「あれはひとときの夢だったのよ」…物わかりがよすぎるぞ!



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