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商品名
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おまけ〜食玩 |
製造元
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色々 |
定価
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300円くらい |
購入場所等
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大須コレクターショップなど
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コメント
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空前の「おまけ」ブームである。
おまけと言えば、我々の世代にとって忘れがたいのは
「グリコのおまけ」や「チョコボールの金、銀のエンゼル缶」あたりなのだろうが、今のおまけはその頃のおまけのレベルを遙かに越えてしまっている。
今、思い返せばブームの走りは「ガシャポン」のフィギュアあたりなのだろうが、その着火点はあのフルタ製菓の「チョコエッグ」に見いだす事が出来るのではないだろうか。(ちなみに「チョコエッグ」第1弾発売は1999年9月)そしてその「チョコエッグ」の隆盛を支えたのが、動物フィギュアの製作を担当したガレージキッドメーカー、海洋堂とそこに所属する原型師なる職人達である。
本日(2004.04.11)、その海洋堂を紹介したTV番組が放送されていたが
今や会社の勢いは国内に止まらず、海外にまで波及。
特に食玩「大英博物館 古代エジプトの遺産」などは本家、大英博物館にてお土産として売られているとはもはや「へえ〜」を通り越して驚愕の高みに達してしまっているくらいだ。
だが何もこの業界、シンボリックな海洋堂だけが一人勝ちしている訳ではない。
その他のコナミ、タカラ、トミー...etcの有名処のおもちゃメーカーも
それぞれ奇抜なアイテムの選択、アイデアの採用で消費者のマニア魂をクスグっている。
ガンダムなどの代表的なキャラクターに始まり、鉄腕アトム、鉄人28号、ウルトラマンシリーズ、サンダーバードの懐かしもの、「こんなほとんど誰も覚えていないB級ヒーロー」もの、キャラクターから外れたミニ・インテリア的なオブジェなもの(例えば「学校の思い出シリーズ」「昭和の風物詩シリーズ」など)までありとあらゆるものをチョイスしてくる製作メーカーの審美眼には恐れ入りました。という感じである。
だが”飾って楽しむ”という食玩に”使って楽しむ”と言っていいCDまでがラインナップされるに至っては"おまけ=玩具"という公式さえ記憶の彼方へ押し流されてしまう。
例えば「タイムスリップグリコ・青春のメロディチョコレート」は今まで2シリーズ、世に登場したが第1弾、第2弾のCD化した曲を見てみれば、見事にほとんどが80年代に大ヒットした楽曲である事はなにかの偶然だろうか。
その答えはこれら食玩を専門的に扱う、いわゆる「コレクターショップ」を訪れる客層にもヒントがありそうである。
家族連れ、カップル、男性、女性、それぞれだが年齢層は20代〜30代というのが中心であるが80年代は彼らにとって(私にとってでもあるが)正に一番影響の受けやすい幼少期〜青年期にどんぴしゃりな時代。メーカー側の商品の販売戦略が目に見えるようだ。
「グリコのおまけ」が世に登場したのが昭和2年(1927)。
早、それから80年余りが経とうとしているが
いいオトナになっても おまけ目当てに商品を買い続ける(正にオトナ買い(苦笑))とはおまけを商品に初めてつけた人は考えもしなかったに違いない。
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