マイルチャンピオンシップ

(2002年11月17日 京都競馬場 芝1,600m)

 

(ごくごくかんたんなレースの説明)

 グレード制導入元年の1984年に新設された、秋のマイル王決定戦。第1回の優勝馬は「元祖スプリンター」のニホンピロウイナー(騎手:河内洋)。続く第2回も連覇したニホンピロウイナーは、3年連続JRA最優秀スプリンターを獲得している。
 「マイルチャンピオン」の名の通り、歴代優勝馬には、ニッポーテイオー、オグリキャップ、ダイタクヘリオス、シンコウラブリイ、ノースフライト、トロットサンダー、タイキシャトル、エアジハードなど、時代時代を代表する短距離ランナーたちが名を連ねている。
 マイル戦だけに、1,600mの実績馬が圧倒的に強いのが特徴。また、牝馬の優勝が、タカラスチール(86年)、パッシングショット(90年)、シンコウラブリイ(93年)、ノースフライト(94年)の4回と比較的多いことも特徴。2着も含めれば、計8回の連対を果たしている。 また、このレースはGTの中では特に「カタい、荒れないレース」として知られ、1番人気馬が連を外したのはわずかに3回という、類を見ないほど高い連対率を誇っている。が、そのわずか3回のうちの1回である95年では、4番人気トロットサンダーの2着に16番人気のメイショウテゾロが突っ込んできて、なんと104,390円という10万馬券となった。
 昨年、2年連続の1番人気となったダイタクリーヴァは9着に惨敗。1番人気馬が連をはずしたのは97年スピードワールド以来のことだった。勝利を収めたのはゼンノエルシド。前走スプリンターズステークスで1番人気を背負いながら10着と大敗して人気を落としていたものの、前々走の京成杯オータムハンデを中山・芝1,600mのコースレコードで圧勝した勢いを取り戻しての完勝だった。鞍上のオリヴィエ=ペリエはこのレースからジャパンカップ(ジャングルポケット)、阪神ジュベナイルフィリーズ(タムロチェリー)と3週連続GT勝利を達成。外国人騎手としてはもちろん初めてのことである。
 2着に敗れたのはエイシンプレストン。99年朝日杯3歳ステークス(当時)を制して以来ケガもあり精彩を欠いていた同馬だが、ここで復活の足がかりを掴み、年末の香港マイルでの国際GT勝利へとつなげていく形になった。

(過去10年間の勝ち馬)

年度 優 勝 馬 性別・
年齢
重量 騎 手 人気 タイム 馬場
状態
1992 ダイタクヘリオス 牡6 57 岸滋彦 R1.33.3
1993 シンコウラブリイ 牝5 55 岡部幸雄 1.35.7 不良
1994 ノースフライト 牝5 55 角田晃一 R1.33.0
1995 トロットサンダー 牡7 57 横山典弘 1.33.7
1996 ジェニュイン 牡5 57 岡部幸雄 1.33.8
1997 タイキシャトル 牡4 55 横山典弘 1.33.3
1998 タイキシャトル 牡5 57 岡部幸雄 1.33.3
1999 エアジハード 牡5 57 蛯名正義 1.32.8
2000 アグネスデジタル 牡4 55 的場均 13 R1.32.6
2001 ゼンノエルシド 牡4 57 O.ペリエ 1.33.2

   ★2000年までの馬齢表記は旧表記(数え年)を使用。
   ★タイムの「R」はレコード

    

(Ryuの予想)

   ◎ 12.アドマイヤコジーン
   ○ 16.ブレイクタイム
   ▲ 15.グラスワールド
   △ 10.トウカイポイント
   △ 4.テレグノシス

 スプリンターズステークスで負けてなお強いところを見せたアドマイヤコジーン。間違いなく本命サイドでしょう。マイルはベストだと思うし、ごっちんとの相性もよさげだし。不動の◎とします。単勝まで勝っちゃうぞ。
 ○はブレイクタイム。5歳になってウマが上昇してきたように思います。脚元の不安も解消されたとのこと。前走の天皇賞・秋は「やっぱり結論として距離が長かったよねー」って感じの負け方だったけど、これまた得意のマイルなら…ってことで○です。
 ▲はグラスワールド。これまた上昇気配を買います。ていうか…なんか、来そうな気配プンプン漂うんだよねえ。
 △は絞って2頭。まずトウカイポイント。前走富士ステークスはいかにも脚を残して負けたような印象で、着順ほどは負けていないと思います。うまく末を活かせれば…って感じでしょうか。
 もう1頭。テレグノシス。前走はパッとしませんでしたが、痩せても枯れてもマイルGT馬(3歳戦だけど)。調子さえ戻ればコワい存在なのではないでしょうか。
 エイシンプレストン、なんか今秋は調子落ちみたいなので消します。底力はあるウマだとは思うんですが。ダンツフレームも消し。モノポライザーは…正直迷ったんですけど、いかにも人気になりすぎてるような気がするので嫌います。このウマがGTで活躍できるようになるのって来年以降なんじゃないでしょうかね。

(Ryuの買い目)

   (単勝)
    12.アドマイヤコジーン 1,000円
   (馬連)
    12−16 1,000円
   (ワイド)
    12−16 500円
    12−15 500円
    15−16 500円
    10−12 500円
    10−16 500円
    10−15 500円
    4−12 500円
    4−16 500円
    4−15 500円
    4−10 500円

   (合計) 7,000円

(レース結果)

   天候:晴 馬場状態:良 

順位 枠番 馬番 馬名 性別・
年齢
重量 騎手 人気 タイム・
着差
10 トウカイポイント セン6 57 蛯名正義 11 1.32.8
エイシンプレストン 牡5 57 福永祐一 クビ
リキアイタイカン 牡4 57 武幸四郎 15 ハナ
テレグノシス 牡3 56 勝浦正樹 クビ
14 メイショウラムセス 牡4 57 柴田善臣 アタマ
テンザンセイザ 牡4 57 安藤勝己 10 1/2
12 アドマイヤコジーン 牡6 57 後藤浩輝 3/4
モノポライザー 牡3 56 武豊 クビ
13 ミデオンビット 牡5 57 幸英明 14 ハナ
10 デュランダル 牡3 56 四位洋文 1/2
11 16 ブレイクタイム 牡5 57 松永幹夫 ハナ
12 15 グラスワールド 牡6 57 藤田伸二 クビ
13 ミツワトップレディ 牝5 55 角田晃一 13 3/4
14 11 ゼンノエルシド 牡5 57 O.ペリエ 12 クビ
15 ディヴァインライト 牡7 57 田中勝春 17 クビ
16 エイシンスペンサー 牡4 57 安田康彦 16
17 18 ダンツフレーム 牡4 57 池添謙一 1 1/4
18 17 アローキャリー 牝3 54 熊沢重文 18 大差

  

   (単勝)10.2,380円
   (複勝)10.710円 6.380円 1.2,090円
   (枠連)3−5 5,270円
   (馬連)6−10 15,530円
   (ワイド)6−10 4,650円 1−10 16,560円 1−6 11,040円
   (馬単)10−6 36,370円
   (3連複)1−6−10 379,390円

 (仮更新。いずれ書きます)

(最終収支決算)

   (支出)−7,000円 + (収入)0円 = (合計)−7,000円

   <今秋の合計> −32,880円(1勝5敗)

 

  

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