第8回「Ryu杯」インフォメーション

 

 1998年12月19日に行われた第8回「Ryu杯」、大会実施の2日前までアップされ続けていたインフォメーションの過去ログです。

1.What's Ryu杯?

 一応、関東では「一橋オープン」と並ぶ老舗のオープンです。1991年12月11日、私の卒業企画として早稲田大学クイズ研究会の例会で行われたのが第1回です(だから、第1回は厳密に言えば「オープン」じゃなかったんだけど)。その後、93年3月6日に、早稲田以外のプレイヤーたちにも開放してフルオープンとして開催され、それからほぼ年1回開催のペースで現在まで計7回の大会が行われてきました。

2.大会の進行はどんな感じ?

 他のオープンとそんなに差はないですよ。ペーパーやって人数絞って、途中のラウンドでどんどん落ちていくっていう…こうして言葉にするとけっこうシビアな感じするな(笑)。一応、参考までに前回のラウンドテーブルを載せときます。
  ・1R……ペーパークイズ(全員→47)
  ・2R……アスワンカップ風空席待ちクイズ(47→35)
  ・敗者復活……1○1×トーナメント(敗者のなかで予選上位32人→1)
  ・3R……コーナー別クイズ(36→12)
         A.3連答アップダウン(9→3)
         B.タイムレース(9→3)
         C.早押しボード(9→3)
         D.逆ドミニカ(9→3)
  ・4R……対決通過クイズ(12→8)
  ・5R……新・ジャンル別GP(8→5)
  ・6R……10○5×(5→1)

3.ちょっと気になる問題レヴェルは?

 問題のレヴェルは…かつては「ベタの巣窟」だったみたいですねえ(爆笑)。自分としてはそのときそのときのスタンダードに合わせて出題していたつもりだったんですけど、この世界の難問化のスピードに若干置いていかれ気味だった感じは否めません。てなわけで、前回(第7回)はちょっと意識してレヴェルを上げてみたんですけど、これが賛否両論ジャンジャン。いや、若干「否」の方が多かったかな。「Ryu杯は大会のアイデンティティーを喪失した」とまで言われて、「じゃあ、俺はどうしたらいいのさ。簡単な問題出せば『タルい』って言われるし、難問出せば『ついていけない』って言われるし」と頭抱えてしまったものでした(笑)。
 で、結論。次回はどうするのか…こう言うと言葉は悪いかもしれないけど、「やりたいようにやらせていただきます」(爆笑)。一応、個人的には「前回よりほんの少しだけ易しめ」あたりで折り合いつけようかと思ってるんですけど。2Rくらいではベタ系中心(ただし、決して「単文の問題が出題される」というわけではありません。誤解なきよう…)で、ラウンドが上がっていくに連れてレヴェルも上昇し、準決勝・決勝ではそれなりの問題、こんなんでどうでしょう? まあ、見てる人を置いていってしまうような大会にだけはしないように極力気を遣っていきますけど。
 そうそう、言い忘れたけど、ペーパーは基本問題中心です。易しい問題が苦手な人(←どんな人や…)は頑張ってね。でも、基本中心だからといって「抜けやすい」ってことはないと思います。例年ボーダーはかなり高めですし。

4.過去5年間の結果

 <第7回>
     1997年8月23日、目黒区福祉センター
     参加人数:131人
     ペーパー1位:堀家敦(神戸大学OB)
     Winning Answer:「西徳二郎」

    ・優勝……沼田正樹(慶応義塾大学2年)
    ・準優勝……池田忍(慶応義塾大学OB)
    ・第3位……大村哲也(室蘭工業大学OB)
    ・第4位……関口仁(東京大学OB)
    ・第5位……牟禮大造(立命館大学3年)

 まさに沼田の1人舞台。ディフェンディング・チャンピオン秋田の欠場で混戦が予想される大会で、ステージ上でも、それ以外でも、うるさいくらいに誰よりも存在感を見せつけての内容。歴戦のプレイヤーたちも足が止まった決勝の難問も涼しい顔で正解を重ねていき、終わってみれば2位と5点差の圧勝。オープン初制覇を遂げた。「この日の大会は全て沼田のために用意されてたステージだった」とコンパである人がつぶやいていたのが印象的だった。

 <第6回>
     1996年8月31日、目黒区福祉センター
     参加人数:110人
     ペーパー1位:秋田芳巳(東京大学OB)
     Winning Answer:「理事長」

    ・優勝……秋田芳巳(東京大学OB)
    ・準優勝……上野裕之(東京大学OB)
    ・3位…堀家敦(神戸大学OB)
    ・4位……石貫能和(大阪大学OB)
    ・5位……吉屋大樹(慶応義塾大学4年)

 ドラマティックな展開が多い大会だった。そのなかでも、3R、ディフェンディングチャンピオンの田中伸之と上野のサシの勝負、「全血献血」で伸之を葬り去った上野のパワープレイはしびれた。決勝では、秋田、上野が壮絶な叩き合いを再現。が、終始勝負の主導権を握っていた秋田が終盤抜け出し、大会V2を飾った。秋田は第2回から5回連続の予選1位もマークし、この大会との相性のよさを証明した。

 <第5回>
     1996年3月2日、中目黒スクエア
     参加人数:123人
     ペーパー1位:秋田芳巳(東京大学OB)
     Winning Answer:「たんせい」

    ・優勝……田中伸之(東京工業大学大学院1年)
    ・準優勝……黒巣弘路(法政大学2年)
    ・3位…堀家敦(神戸大学OB)
    ・4位……上野裕之(東京大学OB)
    ・5位……金谷竜太郎(一橋大学3年)

 大本命の秋田、ディフェンディング・チャンピオンの上野が3Rで敗れる波乱の展開。しかし、上野は敗者全員によるトーナメントで神がかり的な復活劇を見せる。決勝は3人が9点で並ぶ大混戦。それを制したのは、関東のオープン大会を総ナメにしていた田中伸之。初参加初優勝。伸之の強さが際立っていた大会だった。準優勝はデカダンスなプレイスタイルが板につき始めていた黒巣。この回から関西勢の参戦も目立ち始め、堀家が3位に入る。

 <第4回>
     1995年3月4日、中目黒スクエア
     参加人数:84人
     ペーパー1位:秋田芳巳(東京大学4年)
     Winning Answer:「沸騰石」

    ・優勝……上野裕之(東京大学4年)
    ・準優勝……秋田芳巳(東京大学4年)
    ・3位…那谷明弘(慶応義塾大学5年)
    ・4位……山根幸治(筑波大学4年)
    ・5位……吉屋大樹(慶応義塾大学2年)

 大雪の降るなか行われた大会。ディフェンディング・チャンピオンの秋田。その盟友の上野。2人の熱い戦いは、決勝という舞台で最高潮のヒートアップを見せる。秋田が正解すれば上野が返し、上野が前に出ようとすれば秋田が食らいつく。壮絶な叩き合い。勝負の明暗を分けたのは何だったのか。多数のオープン優勝経験がある秋田と、未勝利の上野。「沸騰石」は、勝利にかける執念だったのか。上野は嬉しいオープン初制覇。

 <第3回>
     1994年3月5日、中目黒スクエア
     参加人数:100人
     ペーパー1位:秋田芳巳(東京大学3年)
     Winning Answer:「伏見城」

    ・優勝……秋田芳巳(東京大学3年)
    ・準優勝……鷹羽寛(ホノルルクラブ)
    ・3位…斉藤喜徳(早稲田大学OB)
    ・4位……上野裕之(東京大学3年)
    ・5位……小川悟(一橋大学4年)

 関東に迫り来る「世代交代」の波。草間、根岸、緒方など、関東をリードしてきた「44年組」が次々と敗れる。最後の砦能勢さんも、準決勝敗退。大会を制したのは秋田。3R開始前の「優勝宣言」を実行してみせ、堂々のポール・トゥ・フィニッシュ。「平成3年入学組」の当時3年生が多数活躍し「最強世代」をアピールした。ディフェンディング・チャンピオンの小川は決勝で失格。

 <第2回> 1993年3月6日、目黒区緑ヶ丘区民会館  優勝……小川悟(一橋大学3年)
 <第1回> 1991年12月11日、早稲田大学7号館  優勝……山崎淳也(早稲田大学3年)

★大会の公式問題集は、「第5回・第6回合併号」のみ在庫があります。1冊1,200円です。ナニ、高い? それは錯覚ですって。大会1回当たりに換算すれば600円ですよ。欲しいという人は、どこかのオープンで声をかけてください。
★8月8日(土)に開催される第3回「女だらけのクイズ大会」の会場にも「第5回・第6回合併号」を持っていく予定でいます。その日に欲しいという人は、何らかの手段でその旨をご連絡ください。部数を確保しておきます。

5.今年の大会の概要は?

 まず、実施要項です。

   ・日時:1998年12月19日(土)11:00開場、11:30開演、19:45終演
       (いずれも予定。特に、終演時間については、なるべく早く終わらせるようには努めますが、まあ
        20:00くらいは見積もっておいてください。特に関東以外から参加される方)
   ・場所:目黒区福祉センター(東急東横線都立大学駅下車徒歩8分)
       (関東以外から参加される方へ)
        考え得るルートは次の通りです。
        @東京駅経由……東京−(JR山手線)→渋谷−(東急東横線)→都立大学
        A新横浜駅経由……新横浜−(JR横浜線)→菊名−(東急東横線)→都立大学
        ※いずれも、新幹線を降りてから都立大学駅に着くまで1時間弱程度を見ておいていただけ
         ればいいと思います。
        ※都立大学駅には急行は停車しません。ご注意ください。
        ※当日輸送の場合は、次の新幹線がベターだと思います。ご参考あれ。
         <のぞみ4号>
           広島(6:25)−岡山(7:05)−新神戸(7:39)−新大阪(7:54)−京都(8:10)−
           名古屋(8:48)−新横浜(10:11)
   ・参加費:600円(予定。多数の参加が見込まれるようになったら引き下げます)
        (11月16日、参加者数の見込みを出した結果、100円値下げ。もっと増えるようなら、さらに値下
        げします)

 続いて、大会コンセプトについて…。
 今回私が提起してみたいと思っている命題、それは「難問と『見ている人が楽しめる』は共存可能か」です。大会を盛り上げていくためには問題の難易度を下げなければもうムリなのか、一定以上の難易度を維持したままで参加者に楽しんでもらうことは不可能なのか、この「現代クイズが抱えているパラドックス」とでもいうべきテーマに、自分なりに挑んでいってみたいと思っています。だから、問題の難易度は、決勝を除いて、前回程度を維持するつもりでいます。「それじゃあ難問でもなんでもないじゃん」って思う人、いたらごめんなさい。あの程度が限界なんですよ、今の自分には。でも、そんなに安い問題じゃなかったとは思いたいんですけど…。
 かつての「K-1 Grand Prix」などのように、難問系の大会のなかにもその内容や演出などにおいて高い評価を受けていた大会もありました。しかし、それは、時間的に比較的余裕がある学生が、大勢で一丸となったがゆえに可能だったという側面もまた事実でしょう。どうしても最小限の人数のスタッフで準備を行わなくてはならないうえに、スタッフのほとんどが時間的に制約の大きい社会人であるうちの大会では、演出面においてそこまで凝ったものを作り出すには限界があると思います。だったら、無理に背伸びしないで、自分たちなりのものを作っていこうと思っています。
 だからと言って、演出面をなおざりにするというわけでもありません。普段着のままの姿で自分自身が楽しみながら、参加者のみなさんにも楽しんでもらう、これが今回の大会の目標です。そのために、今回の大会ではいくつか「しかけ」は用意させていただくつもりです。まあ、楽しみに待っててください(カラ公約になったらどうしよう…)。
 まあ、いろいろ言ってきましたけど、一言で言ってしまえばやっぱり「やりたいようにやらせていただきます」ってことですかね(笑)。だったら改めてこんなにゴタク並べるなって(爆笑)。

6.参加するには?

 知っている人も多いと思いますが、この大会の特徴の1つに「エントリー制」というシステムがあります。つまり、「大会に参加するには、事前にその意志を表明することが必要となる」ということです(昨年はとある事情で当日受付OKとなりましたが)。
 「じゃあ、参加資格か何かがあるの?」「審査とかされるの?」って声が聞こえてきそうですが、参加資格は特にありません。ましてや、書類審査で落とすなんてしません。「ウルトラHP」の例の伝言板じゃあるまいし(苦笑。しかしもうネタが古いか…)。つまり、「エントリー制」をうたってはいますが、なんのことはない、実際には参加を希望する人は「オールカマー」なのです(笑)。基本的には来るものは拒みません。「それならなんでそんなことするんだ」なんて言わないでくださいな。準備の都合などがあるんですよ。まあ、たった電話1本、はがき1枚、メール1通のことですから、ぜひ参加表明をしてやってください。よろしくご協力お願いします。
 ちなみに、今現在はまだ参加受付はしていません。焦らず待っててください。エントリー方法や、それに伴うこちらからの回答方法などは…改めてこのページでお知らせしていきます。うーんいい加減。
 (11月16日の追記)↑にはこうは書いてありますが、基本的に「当日エントリー」でも大丈夫になりそうですねえ。事前リサーチによると人数さほど多くはならなさそうですし。ですから、今年は「エントリーがなければ参加できない」ということはありません、とここに宣言させていただきます。ただ、一応参加予定の方は事前にお知らせいただければ助かります。準備の都合上。よろしくご協力お願いします。万が一(まずないとは思いますけど)「参加希望者が会場の消防法上の定員を超えた場合」には、エントリーのある人を優先ということにさせていただきます。ご了承ください。

7.あなたの声を聞かせてください

 今回のRyu杯を作っていくに当たって、みなさんの意見を聞かせていただけたら、と思っています。もっとも、先に掲げた通り、だいたいのアウトラインは固まりつつあるんですけどね。それに対する反論や「Ryu杯かくあるべし」などという個人的な意見がある人、その他「これだけは言いたい」ということがある人は、ぜひ直接聞かせていただけたらと思っています。特に、前回話題になった「難易度」の件については、よりたくさんの人の意見を聞きたいと考えています。
 ただ、せっかくいただいた意見を反映させていけるかどうかは、確約はできません、申し訳ないんですが。あくまで「1つの参考」として聞かせていただきたいと考えています。ご了承ください。
 (11月16日の追記)おかげさまでいくつか意見をいただきました。ありがとうございました。その他にも何か言いたいことがあったら、ぜひ直接お聞かせください。

8.そして、ラスト1か月となりました

 久々の更新ですけど…更新するヒマがないくらい準備に追われまくってるということは「風来坊」読んでくださってるみなさんはすっかりご承知のことと思います。ホント、どうなっちゃうんだろうね。自分でもよー分からん。
 「自分でもよー分からん」といえば、決勝の問題。もう、どこへ行っちゃうんだろ、って感じ。これは別に「難易度がドンドン上がっている」ということではないので、勘違いなきよう。いや、ホント、どんなもんだか、自分でも分かんないんですよ。無責任な話なんですけど。
 ちょっとずつネタを公開していくことにすれば(これを「インターネットを持てる者と持たざる者の情報格差」と呼ぶ向きもあるかもしれませんけど、まあそんな深刻なネタはここではバラしませんし、これから話す程度のことならすぐ口コミで広まっていくでしょう)、2R、3Rの問題は、概して前回よりは若干安めです。ガマンしてください(笑)。ただ、ペーパーは、僕が思っているほどカンタンにはならなかったですね。けっこう骨太な問題もいくつか混ざってます。まあ、安い問題は信じられないくらい安いんですけどね。てなわけで、次の更新はいつかは分かんないけど、つづく。

9.あと半月だって。どうするよ、おい

 文字通りです。私はどこへ行こうとしているのでしょうか。もはや今回の問題は夏台風の進路のように迷走状態を見せ始め、大会終了後に雲隠れしなきゃいけなくなりそうでコワいです。「ヤマザキ、Ryuを撃て!」なんて事態になったらどうしましょう。嗚呼、どうなってしまうのかしらん、あたしゃ。
 真面目な話。残り問題数はあと89問。ま、1日8問で楽勝なんですけど、そんなにうまくいくとは到底思えないし…。ま、もう2、3日様子見てみます。
 最後に、もっと真面目な話。エントリーとまではいかなくても、おおよその参加人数くらいは教えてくださいな、大学Q研のみなさん。人数少ない分には別にいいけど、万が一、本当に万が一で人数あふれかえって、消防法上ヤバい事態になっちゃったら…ま、ないとは思うけど。ペーパーやルール表の印刷部数の参考にしたいと思うので、メールか何かで教えてください。ここだけはマジ。

10.来週の今頃には、どうなってるの…

 あと25問。微妙だね、この数字。明日はTBSの予選だし。帰ってから何問かでも作れるかな。
 来週の今頃にはもう全て終わってるんだよな。長かったのかな。あっという間だったのかな。分かんないや、今の時点じゃ。どんな大会になるんだろう。僕的にやれることはもう少しで完了だね。あとは…当日参加者のみなさんに盛り上げていただける分です。みなさんの力を僕に貸してください。
 そういや、「力を貸してください」で思い出した。エントリーだよ、エントリー。いや、ここに来て、思いの他に多方面からのエントリーが増えてきたんでね。クドいようだけど、各大学のエントリーがまだなのでね。いや、本当に「消防法」上の定員超えることあったらまずいのよ。ムダな心配になるかもしれないけど、でもみんなも「当日行ったら椅子がない」なんてことになったらイヤでしょ? だから、教えてやってください。法政と明治からは「もう少しだけ待っててください」って連絡あったけど…慶応と一橋からは何の音沙汰もなし。いや、もしかして「参加者0」だったりして。まあ、それならそれでもいいけど、だとしたらぼくちゃん寂しいっす。ゲルハルト=ハウプトマンもビックリ。

11.神様、もう少しだけ…(New)

 最後の更新です。「DDT」直前にパンチョがえらい饒舌になってた心境がなんとなく分かるな(笑)。
 ボロボロになりながら、問題は全て出揃いました。うーん、完璧を目指せばキリないけど、やっぱりもう1つ満足しきれないなあ。それなりのものにはなってるとは思うけどね、と言っても難易度的にじゃないけど。ヘンな問題もそんなにはないと思うし。
 いや、何が不満なのかっていうと、最初に宣言していた「ベタから難問まで」というコンセプトからすると、ほんの少しだけズレてるかなあ、って点がね。何が言いたいのかっていうと、「準決勝までは問題さほどは難しくない」ってことなのです。そのこと自体については別に問題ないと思うの。かえってその方が大会としては緊迫したものになるし。ただ、「ベタから難問までっていう最初のもくろみからはズレちゃったなあ」という点について、ちょっと引っかかる点があるんだよね。多少ベタ寄りかな、って。ま、これが今現在の僕の限界なんですけど。
 でも、決勝の問題だけは別物だね。難しいんだか、実はベタなんだかも分からない、正直言って(笑)。こればっかりは、フタ空けてみないと。ただ、「どこかで聞いたことのある予定調和的な難問」ってのは少ない。だから、逆に前回以上にスルー出ちゃうかもしれない危険性もはらんでる。こればかりは、決勝に残る5人の出場者にすがるしかない。もしものときは、全て責任取るだけのハラはできてるから。
 最後に、前の更新にも書いたけど、また改めて。
 大会が盛り上がるか否かには、2つの要素があると思うんです。1つは主催者側の努力。もう1つは、参加者のみなさんの頑張り。両方あればもう完璧ですけど、万が一、何らかの事情で前者の方が100%じゃなかったとしても、後者が素晴らしかったとしたら、それだけで前者の不足分をリカバーしていい大会になってくれると思うんですよ。事実、これまでのRyu杯って、ホント出場者に支えられて仕上がっていった大会だったし。だから、今回もぜひ、「みなさんの力を僕に貸してください」。拙い部分もあるかもしれません。そしたら、終わってから直接僕に言ってください。拝聴します。でも、納得いかない部分があったとしても、大会当日は、いい大会になってくれるよう、ぜひみなさんの持てるポテンシャルの全てを僕に預けてやってください。「まったく、Ryuの野郎もしょーがねーヤツだなあ。しゃあない、ここはひとつ俺が見せてやるか」といったノリなら、歓迎します。
 大会をクリエイトするのは、僕と、そしてみなさんです。そういった意味では、僕自身も、1人のオーディエンスとして、大会を楽しみにしています。今年はどんな戦いを見せてもらえるのでしょうか。

12.カーテンコール(New)

 最後の最後に、問題を通して見て、気づいた点を少しだけ、箇条書きで…。

 ・ペーパーは決して「基本問題オンリー」ではない。ただし、難問だけでもない。
  イメージ的にはTBSの予選問題みたいなごった煮風。
 ・2Rは、基本的には「最後まで聞けば、会場の大半の人は答が分かる」程度の問題中心。
  ただし、確定ポイントまで誰も押さないということは皆無と思われる。
  また、全部が全部そういう問題とは限らない。ごくごく一部にキツめのも混ざってるかも。
 ・3Rは、概して前回よりは若干安め。
  タイムレースと早押しボードはそれっぽくしてみたつもり。
  ただし、タイムレースは、「五大老杯」や「女だらけ」のそれを想定すると、多分ヤケドする。
 ・4R、5Rは、個人的には前回並ではないかと。
  ただし、伝え聞くところによる「Man of the Year」の相応ラウンドの問題よりは、概して安め。
  今年の明大オープンの決勝+αの難易度を想定するといいかも。
  でも、けっこう難易度は凸凹してるかも。すんまへん。
 ・決勝は…知らん。教えてほしいくらい。

 以上です。ご健闘をお祈りします。 (完)

 

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