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《3月1日(月)》

 はい、3月だね。

 ここんとこ忙しかったり旅行行ってたりしてたんで、ネットに繋ぐのは久しぶり。
 といっても5日ぶりくらいなんだけど、めちゃ久しぶりに感じるのはなぜでしょう? ワタシハ電脳依存症ナノデショウカ?

 まぁ、なんにせよ数日繋いでないだけで、すんごいよそよそしく感じるネットの世界は、やっぱ時間が現実より早いですな。
 ほんと、すぐに違う顔になるからね。

 しかし、大量のメールを読むのがめちゃしんどいぞ………。やっぱ毎日アクセスすべしだな。

《3月2日(火)》

 TV番組「人気者でいこう!」で人気者達に歌わせる歌を募集中だそうで。

 でも送るか。絶対ボツ(内輪話。

 そんなこんなで、今日読んだ本の感想。

梅原克文『二重螺旋の悪魔(上下)』(角川ホラー文庫)

◇あらすじ◇
 遺伝子操作監視委員会に所属する深尾直樹は、ライフテック社で発生した事故調査のため、現地に急行した。直樹はそこで、かつての恋人・梶知美が実験区画P3に閉じこめられていることを知る。だが、すでに現場は夥しい血で染め上げられた惨劇の密閉空間に変質していた………。
 事故の現場の真相に見え隠れするDNA塩基配列・イントロンに秘められた謎。その封印が解かれるとき、人類は未曾有の危機を迎える!
 恐怖とスリルの連続で読者を魅了する、極限のバイオ・ホラー。
(上巻カバーより)


 ただ一言。おもしれーんで読め。

 いや、ほんとにこの一言ですんじゃう小説なんだな。このあらすじは上巻のものなんだけど、ここからやたらとひろがります。無茶なはなしです。おバカなはなしです。

 でも、おもしれーっす。

 おもしろいものはそれだけで最上の価値があるのです。

《3月3日(水)》

 昨日の話になるけども、PS2の発表があったそうで。

 なかなかごついすぺっくなんだけれども、やはり現在のPSとの互換性があるってのがちょっちオドロキ。
 やっぱN64の二の舞になることを避けたのか。

 しかしまー、これで価格はいったいいくらになるんかねぇ。5万以下にはするらしいけど。4万は切れるのかなー? でも切れなくちゃねー。

 年度内の発売だそうだけど、ドラクエとPS2のどっちが先に出るんだろうなぁ(笑。

 さて、これでセガがどう出るかがなかなかに興味深いですな。PS2が出てしまう前にどれだけのばすことができるか………。

《3月4日(木)》

 古い話で大変申し訳ない。いやほんと。

 「勇者王ガオガイガー」のビデオ全巻をようやく見る。
 本放送が終わったのが去年の1月だから、1年以上も前の作品になるのね。

 もともと本放送時は何回かたまに見た程度で、とおして見てたわけではなかったんだけど、それでも「熱い」アニメだとは思ってたんだけど。
 こう一気に見るとやはり熱い! つうか熱すぎやろ、チミィ?

 とにかく熱いんだな。さすがは「勇者王」。やっぱロボットアニメはこうでなきゃね。燃えて燃えて泣かせる。くー、日本人で良かったよ。

 とにかく登場人物、セリフ、ストーリー、作画、メカ、友情、愛(笑)、全てが熱いのだ! そして濃いのだ。

 と、熱さだけがトピックなわけではなく、エヴァ以降ということも踏まえたちょっちひねった展開もあるんだな。ある意味大人向けではある。

 とにかく全編これクライマックスともいうべき怒濤の展開は、みるべし。

 その他にはやはり主題歌をはじめとする音楽の良さも特筆される。さすがは田中公平。燃えるぜ。

《3月5日(金)》

 春一番ですか〜。春ですね〜。ひゅるりら〜。

 友人と、焼肉食ったり、ガンダムだったり。ビグザム〜。

 とゆーわけで、今日読んだ本の感想。

ジェームズ・アンダースン『証拠が問題』(創元推理文庫)

◇あらすじ◇
 8月の月曜の晩、わが家でひとり過ごしていたところ、出張中のはずの夫スティーブンが突然帰宅してきた。
 仕事が早く終わったので、という弁解に釈然としないものを感じるアリソンだったが、真夜中を過ぎるころ、今度は2人の刑事の訪問を受ける。彼らは、今夜一件の殺人が発生したこと、その現場で死体のそばにひざまずいているスティーブンの姿が目撃されたことを告げた。
 打ちのめされながらも、夫の潔白を証明するため、アリソンは奔走を開始したが………。

 多彩な作風を誇る技巧派の雄が、二転三転するプロットと意外な真相を仕掛けた最新作!

(文庫扉より)

原題:ADDITIONAL EVIDENCE


 まぁ、誰もが思うことなんだろうけど、有栖川有栖の解説のおかげでかなり救われてる小説ですねー。

 といってもつまらんわけではなく、いっかい読んだだけでは見逃してしまう「伏線」を指摘してくれてるわけで。
 伏線を味わうのが本格の楽しみのひとつですからねー。

 で、この解説で触れられてる伏線をはじめ軽く再読してみると、なかなか悶絶するようなギリギリのがびしばし出て来るんですな。
 これは非常に出来がいい伏線だよねー。ゴロゴロしちゃうよ。やっぱ再読がおもろいね、こういう本格は。

 ま、普通に読んでもそれなりにひねったブラックな展開だったりで、面白いことは面白いんですが、いわゆる「真犯人」はそれなりに予測できるわけで。

 ただそれを踏まえて読み直すと、うげげ、となるんだなぁ。一粒で二度おいしいんだな。とくに2度目はおいしいんだな。

 やっぱ、俺は好きだね、騙されるのが。騙されてぇー、女に(お

《3月6日(土)》

 なんだかんだと来たのよね〜。

 で〜、Jリーグが開幕したのね。ようやく日本にもサッカーシーズンの到来ですなー。今シーズンは入れ替え戦ありーの、引き分け制度ありーの、チーム合併がありーのでなかなか興味深い一年になるんでしょうなぁ。

 とはいうものの、一般の人としてはどれくらい興味があるんでしょうかね?

 つうか俺自身もTVつけて試合やってるのを見て「そういや今日開幕だっけか」てなもんで(^^;。普通の人は全然知らないんでは?

 まぁ、自分の感覚を一般的なものにまでひろげちゃぁダメなんだろうけどね。

《3月7日(日)》

 蝶のように舞い、焼きめしのようにうまい。

 組み立て。整理。

 とりあえず、本がやたらとあるわけで。本棚なんかとっくに足りないんだな。つうわけで、まずは雑誌を処分処分。
 しかし、古い雑誌が出てきたりするとついつい読んじゃうんだね、これが。

 時の移り変わりを感じますね、そういうの読んでると。しみじみ。

 都知事選は何かややこしいことになってますなー。それにくらべて大阪府知事選のなんともあっさりしてることよ。

《3月8日(月)》

 榎本加奈子は室井滋である説。

 HEY^3をみてるとNo'whereとかいうバンドが出てたんだな。
 で、このバンドをワタシは今日初めて見た/聴いたんだけど、とりあえず驚かされ笑わせられたんだよ。

 まんま、OASISなんである、つうかリアムなんである。

 ここ最近ブリグリをはじめとする「OASISの影響濃いなぁ〜」つうバンドが日本でもちらほら見えてきてたんだけど、このNo'whereはそういうバンド達とは一線を画すのだ!!

 そう、「影響」というより「ものまね」なのだ!(笑。「パクリ」ではなく「ものまね」なのだ!!

 バンド名自体からしてあれだけどさ。

 メロやアレンジ自体は今日聴いた限りではそうでもないんだけど、とにかくボーカリストが「リアム」なんである。
 イアンで有名になった「マンチェがに股」、当然手は後ろに組み、やや腰をかがめて上を向きながらがなる。んで、ねちっこい語尾。声も無理矢理作ってるっぽい。まんまです。顔は全然違うけどさ。今日は持ってなかったけど、きっとタンバリンも持つんでしょうなぁ。

 はっきりいって笑えます。こんなんよくメジャーデビューさせたなーって感じじゃのぉ。
 レコードでもこんな歌い方なんだろうか? まじで歌ってるの?

 よっぽどの天才であっても誰かの影響下にあるのは当然だし、「パクリはいかん」なんて無粋なことはいわないけど、これはちょっとひどいね。志が低い。昨今のヴィジュアル系並に低い。
 ただ「せっかくのTVだし、一発シャレでやってみよう」ってのなら許可。

 話変わって。

 スタンリー・キューブリック監督が亡くなったそうで。このニュースには驚かされました。

 彼の作品で最も有名であろう「2001年」はあまり好きではないんだけど、「時計仕掛けのオレンジ」やら「博士の異常な愛情」なんてのには結構影響を受けているはず>をれ。

 冥福を祈ると同時に、遺作となった「Eyes Wide Shut」を楽しみに待ちたいと思います。でもこれ、SEXしまくりの映画という噂なんだよなぁ。ちゃんと日本でも公開されるんでしょうか?

《3月9日(火)》

 久しぶりに飲み会のようなもの。似たもの。

 昨日書いたNo'whereつうバンドは、ちょっち調べてみると、若手俳優(?)の柏原崇がやってるバンドだったんだね。ボーカルが彼だったわけで。
 そうなってくると、やはり「リアムものまねはシャレ」説もありかなとか思ってしまったり。ただ、柏原崇だからあんなボーカルスタイルでも許されるということもあるんかもな。
 いっぺんCD聴いてみないことにはにゃー。

 今日の「ピケットフェンス」は聖痕、宗教がテーマであったわけで。

 しかしこういう話題だとやっぱ日本人だとさっぱりわからん話だよなー。頭ではわかるんだけどさぁ。
 や、日本人と括っちゃってはいけないのか。いわゆる「無宗教」な日本人だとわからんてことで。

 特に父親が「キリストはいかさまだ」と言ってしまったことから始まった、不可知論者であることの「告白」。これが夫婦間はもとより、家族の間でも非常に大きな問題となってしまうっていうのが、あたしにゃリアルには感じられないんだよねぇ。

 果たして神はいるのかいないのか? こういった問題は当事者(?)にとっちゃ軽々しく扱えるもんじゃぁないんでしょうなぁ。

 いや、非常にキリスト教信者のアイデンティティの深いところに根ざした問題なんだろうけど、所詮わたしは「ガイジン」だからさぁ。

 わかんねーよねー。

《3月10日(水)》

 そういや、ブラーの新譜ってもう出てたんだね。買わなくちゃなぁ、といいつつ延ばすオレ。

 どうも、最近ダメだね。あー、こりゃこりゃ。

 なんと今日からしばらく新聞がないんだ。

 ないならないでなんとかなるかなとか思ってたけど、そうでもないね。なんつうか、新聞がないと鏡を掃除できないというか。

 本日のBSマンガ夜話は「1、2の三四郎」だったわけで。
 俺的には三四郎よりも「柔道部物語」のほうが思い入れ強いんだなぁ。高校の頃クラスで流行ってたんだな。


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