大白法

平成10年4月16日号


新奉安殿での内拝 (32Kb)

主な記事

<1面>

<2〜4面>

<5・6面>

<7面以下>

back     index     next

大白法500号に寄せて 御法主日顕上人猊下より御言葉を賜る

本年の4月16日号を以て『大白法』が発刊第500百号を迎えると聞き、まことに喜びに堪えない。心よりお祝い申し上げる。

蓋し近年、法華講の機関紙としてその教導、啓蒙等に尽くした『大白法』の功は実に計り知れないものがあり、よくぞここまでの感を禁じ得ないのである。このように立派に使命が果たされて来たことの第一は、編集企画等のすべてに渉り、僧俗の一致和合の態勢が確立している事と思われる。両者の清浄な信心に根ざす相互の信頼こそ、それによって起こる正法弘通の言論はいよいよ実状に即する的確性を深めるであろう。そして、これを読む人の純信を喚起し、次から次へ、妙法の確信と異体同心の和を広げていくのである。

かかる現状に即した法華講機関紙こそ、まさに500号に達した今日の『大白法』であると信ずる。幾多の困難を乗り越えて今日に至った僧俗編集出版関係者に対し、心よりその労苦をねぎらうものである。


さて、古今を通じ、下種大法を宣布する上の緊要の第一は、破邪と顕正の的確な推進にあると思う。

今や宗門は、堂々と一歩一歩揺るぎ無く広布への大道を僧俗和合して進みつつある。目下その根幹となる大事が先号に於いて発表されたところである。故に今後に於いてはあの邪悪極まる池田大作及びその一味による悪口誹謗、非難中傷はいよいよその度を増してくるのである。

これら魔の跳梁に惑わされて宗門の内部より、異体同心の醜敵となって大法に背く者の無からん事を、その者の為に仏天に祈る次第である。

ともあれ、いかなる池田輩下の謗者の蠢動も、我らの前には鎧袖一触(がいしゅういっしょく)である。いわゆる本仏大聖人の三大秘法の正義をどこまでも中心根幹として、創価学会の、鼠輩(そはい)の鳴動をいよいよ的確に破折していくことが、『大白法』のこれからの使命の一面であると云えよう。


次に顕正に於いては、正法広布の為の信行の増進と向学、更に人類の平和と幸福の増進に貢献すべき正法弘通の内容は、あらゆる謗法者のエゴと無智への開導を含めて無限の広がりが存している。

賢明なる『大白法』関係者には、従来の意義ある輝かしい成果をふまえ、且つ持続されると共に、更に妙法の唱題に基づく無限の思索を重ね、大胆率直、或いは細心周到、常に信徒の方々を思う心に於いて、全国法義員の信行学の指針となり得るよう精進せられ、以て同紙が一層の充実と発展をされる事を祈るものである。

以上、一言祝辞とする。


大白法500号を祝して 委員長 柳澤喜惣次

この度、4月16日発行の大白法の紙面で500号になるとの事、誠におめでとうございます。関係者のの皆様に心から御祝い申し上げます。

私の率直なる心境は、よくぞここまで来られたものだというのが実感であります。それほど、この道のりは険しい難路でありました。これは、一重に仏祖三宝尊の御加護と、御当御法主日顕上人猊下の御慈悲とまた、宗務当局はもとより、御尊能化、御尊師方をはじめ、宗内僧俗の大勢の御尽力の賜と、深く感謝申し上げる次第でございます。


昭和37年820日の発刊以来、平成10年4月16日まで、35年余の長い道程を、一つひとつ刻み込んできた法華講連合会の尊い歴史であり、そこにただひたすら、猊下の御指南に随順し奉り、御宗門の伝統を傷つける事なく、正直な信心の累積であります。

一時代前の世間では、よく使われていた言葉ですが、それは「習うより慣れよ」ということです。大白法の歴史は、こういうところから始まったように私は記憶するものであります。

編集、印刷、出版、等の実務に明るい人々の始まりではなく、素人の、やらなけれぱならない使命感の信心と御奉公からのスタートであり、また、運営においても資金はなく、総てが手探りの中で労を惜しまず、身体の続く限り力一杯、精進してきたのであります。

思えぱ大勢の方々に献身的な御苦労をお願いしてきたものであり、当時を思う時、何とも申しようのない、万感胸に迫るものがあり、感慨無量であります。


近年に至り池田創価学会の御宗門に対する謀略、それとしの戦いは熾烈であり、当然大白法も昼夜なく巻き込まれていくのであります。かつて中国の革命家の言葉に、機関紙の果たす役割は一個師団の戦力に匹敵するとの言葉を想起させるものであります。

この戦いの中、多年の念願であった僧俗一致の編集会議も猊下の御慈悲を以て実現し、また毎月2回の発行に依り、大白法は急速に成長していくのであります。


今、時代は大きく動き、世界を挙げて従来の価値観は大転換期を迎え、新しく変化する時代に突入しています。法華講は、700年の歴史の上に、この混沌たる世間の暗闇を妙法の大光明をもって打ち払い、真実の平和建設に全民衆導く、そこに一人ひとりの自覚とまた勇気、そして僧俗異体同心の団結の時代であります。

今、客殿新築落慶・記念大法要、十万登山も、僧俗一致で立派に成し遂げ、いよいよ四年後の平成14年・立宗750年、30万総登山に向かって大躍進してまいろうではありませんか。


大白紙面のますますの充実・発展念願し、御祝いの言葉に代えさせていただきます。


back     index     next