<2〜4面>
<7面以下>
大白法500号に寄せて 御法主日顕上人猊下より御言葉を賜る本年の4月16日号を以て『大白法』が発刊第500百号を迎えると聞き、まことに喜びに堪えない。心よりお祝い申し上げる。
蓋し近年、法華講の機関紙としてその教導、啓蒙等に尽くした『大白法』の功は実に計り知れないものがあり、よくぞここまでの感を禁じ得ないのである。このように立派に使命が果たされて来たことの第一は、編集企画等のすべてに渉り、僧俗の一致和合の態勢が確立している事と思われる。両者の清浄な信心に根ざす相互の信頼こそ、それによって起こる正法弘通の言論はいよいよ実状に即する的確性を深めるであろう。そして、これを読む人の純信を喚起し、次から次へ、妙法の確信と異体同心の和を広げていくのである。
かかる現状に即した法華講機関紙こそ、まさに500号に達した今日の『大白法』であると信ずる。幾多の困難を乗り越えて今日に至った僧俗編集出版関係者に対し、心よりその労苦をねぎらうものである。
さて、古今を通じ、下種大法を宣布する上の緊要の第一は、破邪と顕正の的確な推進にあると思う。今や宗門は、堂々と一歩一歩揺るぎ無く広布への大道を僧俗和合して進みつつある。目下その根幹となる大事が先号に於いて発表されたところである。故に今後に於いてはあの邪悪極まる池田大作及びその一味による悪口誹謗、非難中傷はいよいよその度を増してくるのである。
これら魔の跳梁に惑わされて宗門の内部より、異体同心の醜敵となって大法に背く者の無からん事を、その者の為に仏天に祈る次第である。
ともあれ、いかなる池田輩下の謗者の蠢動も、我らの前には鎧袖一触(がいしゅういっしょく)である。いわゆる本仏大聖人の三大秘法の正義をどこまでも中心根幹として、創価学会の、鼠輩(そはい)の鳴動をいよいよ的確に破折していくことが、『大白法』のこれからの使命の一面であると云えよう。
次に顕正に於いては、正法広布の為の信行の増進と向学、更に人類の平和と幸福の増進に貢献すべき正法弘通の内容は、あらゆる謗法者のエゴと無智への開導を含めて無限の広がりが存している。賢明なる『大白法』関係者には、従来の意義ある輝かしい成果をふまえ、且つ持続されると共に、更に妙法の唱題に基づく無限の思索を重ね、大胆率直、或いは細心周到、常に信徒の方々を思う心に於いて、全国法義員の信行学の指針となり得るよう精進せられ、以て同紙が一層の充実と発展をされる事を祈るものである。