<6〜8面>
着工法要は、御法主上人猊下の御出仕に続いて唱題の中御本尊が奉掲され、次に読経・唱題と進められた。読経の中、御法主上人猊下の御焼香に続いて藤本総監、柳沢総講頭、石毛大講頭、井出総代の順で焼香が行われた。次に、御法主上人猊下、藤本総監、柳沢総講頭、設計施工業者の代表による鍬入れ式が執り行われた。
続いて、慶祝記念局委員長の藤本総監より挨拶があり、参列者に謝辞が述べられた後、奉安堂の落成慶讃大法会は、平成14年・宗旨建立750年の大御本尊御建立の佳き日である、10月12日に定められたと発表された。そして、奉安堂着工に当たり万難を排して無事故・無災害で竣工の日を迎えられるよう望まれると共に、僧俗和合して慶祝記念事業すべての完全達成をめざして推進していくことを誓われた。
題目三唱の後、唱題の中、御本尊が奉収され、11時40分に着工法要は滞りなく終了した。この後、客殿表向拝で記念撮影が行われた。今後、関係官庁等の諸手続きを継続し、それが完了次第直ちに建設工事に着手して、平成14年の竣工落成をめざし事業を推進していく。
宗旨建立750年慶祝記念局委員長といたしまして一言御挨拶を申し述べさせていただきます。本日は、御法主日顕上人猊下大導師のもと、慶祝記念事業の中心とも言うべき奉安堂建立の着工法要を奉修申し上げましたるところ、吉田重役殿をはじめ僧侶代表各位、柳沢法華講総講頭殿をはじめ法華講連合会役員各位、井出・渡辺両総本山総代各位、そして施工業者奥村組、泉建設、並びに設計監理者建築研究所の各位、地元来賓各位におかれましては、諸般御多忙の中を、お差し繰り御参列をいただき、厳粛かつ盛大に執行することができましたことを、篤く御礼申し上げる次第であります。まことにありがとうございました。
申し上げるまでもなく、奉安堂は御本仏日蓮大聖人の御当体たる本門戒壇の大御本尊御安置の根本道場であり、広宣流布、大願成就のその日まで清浄に厳護し奉るべき、重要なる堂宇であります。したがって、慎重の上にも慎重を期すべき見地から、工期に若干の遅れを見る結果とはなりましたものの、落成慶讃大法会の期日を、平成14年・宗旨建立750年の大御本尊建立の佳き日たる10月12日と定めることができましたことは、むしろその意義を顕揚して余りあることと申さなければならないと、このように有り難く感じているところであります。どうか、設計・施工関係者の各位には、この奉安堂の持つ重要な意義を充分に体せられ、万難を排して一切無事故、無災害をもって、無事、竣工の日を迎えることができますよう、全力を挙げて御精進いただきたく、お願いを申し上げる次第であります。
私共一同は、この奉安堂建立事業をはじめ、記念大法要、法華講30万総登山、記念出版事業等の慶祝記念事業すべての完全達成を目指し、僧俗和合して全力を尽くし、もって仏恩報謝のまことを捧げ奉るべく、いよいよの精進をここに固くお誓い申し上げるものでこざいます。
宗旨建立748年の佳き日、4月28日午前11時より、宗旨建立750年慶祝記念総本山奉安堂着工法要が、慶祝記念局総裁・御法主日顕上人猊下の大導師のもと厳粛に奉修された。これには、慶祝記念局委員長の総監・藤本日潤御尊能化、副委員長の重役・吉田日勇御尊能化、常任委員である教学部長・大村日統御尊能化、庶務部長・早瀬日如御尊能化、大石寺主任理事・八木日照御尊能化はじめ宗務院各部の部長・副部長、大石寺理事、また委員の椎名日澄・高野日海・秋山日浄各御尊能化、宗会議長・土居崎慈成御尊師をはじめとする御尊師方が御出席された。また、総講頭の柳沢委員長、大講頭の石毛副委員長、井出潔・渡辺定元総本山総代をはじめとする信徒側委員、寺族、そして設計施工業責地元来賓も出席した。
〇挨拶 慶祝記念局委員長 藤本日潤総監