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東光寺では10月31日に、宗務院より派遣された庶務部・渉外部の御尊師方、これまで東光寺事務所住職の任に当たられてきた渡瀬雄卓御尊師が、布教区内の住職方立ち会いのもと、不法にも寺院を占拠していた離脱僧・大塚順妙の代理人(弁護士)から、御本尊、土地・建物などを受け取った。渡瀬住職、東光寺信徒は一週間後の今月4・5日に支部総登山で総本山に参詣。寺院を奪還でき、決意を新たにした喜びの支部総登山となった。また翌6・7日には、講中総出で大掃除を行い、8日の入院式並びに奪還奉告法要を迎えた。
まだ法布院でも、11月1日に御本尊、寺院建物等の引き渡しが行われた。引き渡しの際には法華講の代表8名も参加したが、久しぶりの法布院に、「私たちのお寺がどうしてこんなにも荒れてしまったのか」と驚きを隠せなかった。今は、今月中に行われる予定の入院式並びに奪還奉告法要に向けて掃除等、準備の最中である。住職・舟橋雄雅御尊師は、「せっかくお寺を奪還できましたので、講員と共に、一から法華講を作る気概で精進します。建物がかなり傷んでおり、これも皆で少しずつ修復していきます」と抱負を語られる。
法乗寺は、11月4日に引き渡しが行われた。法乗寺では10日12時半より、入院式並びに奪還奉告法要が行われ、引き続き同日午後2時より、住職・西岡雄恩御尊師のもと、御会式が奉修された。住職・法華講員でお花作り、お餅等の準備を整え、やはり手作りの、法乗寺事務所で使用していた飾り付け等什物類を用いて御宝前を荘厳し、感激の御会式となった。
三か寺共、僧俗一致、この喜びを得て意欲に燃えて本年の折伏誓願目標を達成せんとの活動が始まっている。
昨年12月に第1回目の御供養受付が行われ、本年の法華講連合会初登山会において御奉呈申し上げた。本年も間もなく迎える12月の初旬には、第2回受付が各支部ことに行われることになっている。現在奉安堂は、前号で紹介したように付帯工事も終わり、基礎工事も始まっている。
仏祖三宝様への御供養ほど、三世に亘って大きな功徳で我が身を飾るものはない。大聖人様は、「よく(慾)ふか(深)き御房とおほ(思)しめす事なかれ。仏にやすやす(易々)となる事の候ぞ、をし(教)へまいらせ候はん」(上野殿御返事、御書1528ページ)と、そこに御供養の功徳は、心の奥底に根深く食い込む樫貧の煩悩を、意外と簡単に浄化してくれるのである。このように大聖人様は、御供養の功徳の大きさをお教え下さっているのである。
そのため、総講頭・柳沢委員長は、誰でもが励めるようにと、目安として一日100円の積み立てを提唱されてきている。このように御供養は、毎日の積み立てを基本に行っていくものであり、一日一日の積み立てを一年ごとに御供養申し上げ、その功徳と喜びをもって、次の年の励みとしていこうではないか。
僧俗一致の活動を再開
奉安堂の建立は、御法主日顕上人猊下の御発願による、宗旨建立750年という大佳節を迎えるに当たっての大事業であり、戒壇の大御本尊様を荘厳し奉り慶祝申し上げるという童大な意義を存する。この奉安堂建立の御供養は、慶祝記念局の決議並びに慶祝記念局総裁・御法主上人猊下の御裁可を賜り、御供養申し上げるものである。