大白法

平成13年8月1日号


主な記事

<1〜7面>

<8〜10面>


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奉安堂8月1日(23Kb)


夏期講習会登山、7年間の全日程を終了

平成13年「誓願貫徹の年」の法華講連合会第7回夏期講習会登山第10期が、7月25日・26日の両日に行われ、今年度夏期講習会登山を修了。ここに、7年間にわたる夏期講習会登山(通算70回)は当初の目的を達成し、終了した。平成7年の開始以来、御法主日顕上人猊下の御構想のもと、毎年、法華講連合会の重要な行事として、宗門挙げて取り組んできた夏期講習会登山。これは全国の法華講が平成14年・宗旨建立750年の法華講30万総登山、奉安堂建設に向かって、御報恩謝徳の信心、足腰の強い信徒育成のために実施された講習会登山である。この7年間、毎年欠かさず登山できた方はもとより、入講し途中から参加された方等、それぞれが各期の講習会における御法主上人猊下の御指南、各御尊師方の講義で学んだ信・行・学の確信のもとに、仏勅たる「平成14年・宗旨建立750年・法華講30万総登山」に向かって、「折伏目標の完遂」をめざし、決意と自覚に立ち、全国が真の僧俗一致、異体同心をもって、折伏に励んでいきたい。

この闘いの中、正法護持のため、創価学会の一切の悪行、その最たる「クロウ物語」の捏造を広く社会に知らしむべく、御法主上人猊下御自ら破邪顕正の筆をお執りになられた、『真実の証明』(日新報道)が発刊され、また、学会破門10年を振り返られて、雑誌記者のインタビューに御自ら応じ語られた記事が掲載されている『諸著!』8月号(文芸春秋社)が発売された。これらの書は、御法主上人猊下が、血脈嗣法の上に立って、仏祖三宝尊、三世十方の諸仏、法界三千の森羅万象に向かって、創価学会の捏造・邪義を完膚無きまでに破折し、真実を宣言あそばされたと拝すべきものである。かつて大聖人様が竜の口の刑場に赴かれる時に、八幡大菩薩に向かって諌暁の後、竜の口の刑場での不思議な現象を重ねて見るとき、法界は必ず動くのである。

法華講総講頭・柳沢委員長は、夏期講習会登山の毎期の修了後、この2冊の本の意義についてふれられ、さらに、「今、時が来ている。一人ひとりが信仰の寸心を改めさえすれば、法界は必ず動く」と力強く訴えられた。我らの闘いが真に仏天をも動かす闘いになってきたことを大確信したい。僧俗一致、支部挙げての折伏座談会の開催、学会員宅への一斉訪問等、これらを一支部のみではなく、布教区や地方部、地域の支部が申し合わせて一斉に立ち上がることによって、全国のすみずみから法華講が動いていく。そこに、学会は愕然とし、長い間の無明から目を醒ますのである。

世間では、参議院選挙を受けて「改革路線」が具体的に始まろうとしている。世界が、政治・経済にわたる日本の構造改革に期待し、注目している。学会を破門してから10年。この間、日本は、欲望のおもむくままに、改革を怠り、手をこまぬいてきた10年であった。そこに邪教創価学会の大謗法があることを見落としてはならない。今、天定まって、いよいよ痛みを伴う大改革が始まろうとしている。こうした中、この10年間、御法主上人猊下の御指南のもと、平成2年・3万大総会以来、すべてに勝利してきた我ら法華講は、これまでの信行の大確信のもと、創価学会の悪を広く世間に訴え、破折し、30万総登山の実現に向かって大前進していかなければならない。大事な5カ月、来年に向かってすべての準備を整えるべく、勇躍前進していこう。


猊下御講義


〇 挨拶 総監・藤本日潤御尊能化

平成13年度、第7回法華講連合会夏期講習会、第10期最終回を終了するに当たり、宗務院といたしまして、一言御挨拶を申し上げます。御法主上人猊下におかせられましては、御法務極めて御繁多の中にもかかわりませず、参加者一同のために、本宗の正依たる法華経の深義について、親しく甚深の御講義を賜り、まことにありがとうございました。篤く御礼申し上げます。また、各担当講師各位には、それぞれの科目について大事な講義をいただき、ありがとうこざいました。

この夏期講習会は、御法主上人猊下の深い思し召しにより、去る平成7年から、明年の宗旨建立750年の大住節に向かって、全国法華講員の本宗信徒としての基本の修得と、かつ信行学にわたる向上・育成を目的として、毎年開催せられてきたものであり、本年度をもって完了するものであります。

日蓮正宗の信心は、この総本山大石寺をもって、信仰の中心、根本道場として信心修行に励むところから成り立っております。それは、この総本山に信仰の根本たる御本仏大聖人の御当体、本門戒壇の大御本尊がましまし、大聖人・日興上人以来の唯授一人、血脈付法の御法主上人猊下おわしますが故であります。日蓮正宗の僧俗は、この大御本尊を信仰の根本とし、御法主上人猊下の御指南をもって信仰の規範として、信行学に精進するところに、自ずから成仏得道への道が定まり、幸せへの道が開かれてくるのであります。この信仰の根本を見失い、大御本尊に背き、御法主上人猊下に師敵対する者は、いくら理屈をこねて自らを正当化しようとしても、所詮その行きつくところは三悪道・四悪趣以外にはなく、苦海に没在することは疑いありません。

明年の宗旨建立750年の大佳節における法華講30万総登山は、単なるイベントでもなければ、お祭りでもなく、仏勅を奉ずる地涌の眷属として、その使命を貫徹し、未来広布への磐石なる基礎を構築するという、重大な意義を持つものであることを充分に自覚し、認識していただきたいのであります。しかして、この大佳節を間近に控えた今、魔の眷属・池田創価学会は、いよいよこの30万総登山を阻止せんと、さらなる画策・謀略をもって妨害を加えてくることは必定でありますが、私共はあくまでも、「悪は多けれども一善にかつ事なし」(御書1390ページ)の御金言を体し、御法主上人猊下の御指南のもと、僧俗和合・異体同心の団結をもって、これを敢然と打ち破り、且つ未だに魔にたぶらかされ続けている学会員を一人でも多く救い出し、また一般社会の迷える人々をも救い導いていこうではありませんか。

平成3年の学会破門、続いての池田除名以来、池田創価おと学会が御法主上人猊下を貶めんと捏造し、誹謗中傷を繰り返した「クロウ事件」につき、このたぴ御法主上人猊下には、御本仏大聖人以来の血脈法水の清浄を守り、悪の謀略を糾弾する著書『真実の証明』を御出版せられました。すでに皆様方にはお読みのことと存じますが、広く社会に真実を知らせると共に、学会員の折伏に大いに活用していただきたいことを念願する次第であります。

最後に、どうか皆様方には、今回の講習会において賜った御指南と、学習し修得した力をもって、本年残りの5カ月余を「一人が一人以上の折伏」を実践し、各支部すべてが本年度の誓願を貫徹すること、そしてその喜びをもって明年の30万総登山を見事、成就達成し、また奉安堂を立派に建立御供養申し上げ、もって宗旨建立750年を盛大に厳飾して、仏祖三宝尊に御報恩謝徳申し上げ、御法主上人猊下の御慈悲にお応え申し上げてまいろうではありませんか。以上、一言申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。


〇 挨拶 総講頭・柳沢喜惣次

法華講連合会・第7回夏期講習会第10期修了に当たり、謹んで御礼の御挨拶を申し述べさせていただきます。御法主上人猊下におかせられましては、明年の「宗旨建立750年」を目前にして、総ての準備を完結する本年の、御多忙の中をも顧みられず、法華講連合会第7回夏期講習会登山、殊に本年は7年間の最終回でありますが、ただ今はまた、甚深なる法華経の流通分についての御法門を我等は聴聞し奉ることができ、この感激は、かつて大聖人様、晩年の身延における法華経の御講義を拝し奉った御弟子檀那方々の感激を思い浮かべる時、我等もまた、無量宝珠・不求自得の観を深くするものであります。ここに一同を代表し、謹んで御礼申し上げます。御法主上人猊下、まことにありがとうございました。

省みますれば、我等法華講は平成7年以来、御法主上人猊下の御慈悲のもと、総本山において、信行学の根本を、40数名の担当講師の御尊師様方より、初級・一般のクラスに分かれ、「宗史・宗義・信仰」と、7年間に亘り御指導を賜わり、殊に御法主上人猊下におかせられましては、毎期ごと、7年間・70回に亘り甚深なる御法門、就中(なかんずく)、法華経の御指南は、我等一同、まことにもって有り難く、感涙押さえ難く、ここに7年間に亘る夏期講習会も、本日をもって終了いたしました。

思えば幼稚な我等の信心、それは目先の事に執らわれ、即身成仏、広布への大願、折伏・育成の大事なこともあまり深く考えなかった信心も、今は回を重ねるごとに、考えられるようになってまいりました。これひとえに、御法主上人猊下の御慈悲のもと、担当講師の御尊師様方の並々ならぬ御指導の賜物と、深く感謝申し上げ、謹んで御礼申し上げるものでございます。ありがとうこざいました。

さて御宗門は、いよいよ近づく「宗旨建立750年」慶祝記念局総裁猊下の御もとに、今、4つの実行委員会が、真剣に取り組み、鋭意、努力精進いたしております。就中、法華講連合会にとって、『30万総登山の実現』と『奉安堂の建設御供養』の2つは、最も大事な使命であります。我等はこのことを深く自覚し、本年「誓願貫徹の年」の信行は、一人ひとりが確信に満ちた題目を唱え、講習会で教わった数々の御指導、就中、地涌の眷属の誇りを忘れることなく、支部に帰りましたならば、御法主上人猊下の御指南、また、総監様の御指導、担当の御尊師様方の指導を組織のすみずみにまで浸透させ、さらに池田創価学会の大謗法、殊に御法主上人猊下の先般御執筆の『真実の証明』と、ごく最近の『諸君!』という月刊誌8月号に「創価学会破門から10年」という見出しの中に、創価学会が御法主日顕上人猊下への怨嫉・背反の経緯が、一目瞭然と判るように書かれております。

我等法華講は、こ2冊の本をもって、創価学会がいかに悪質な団体であるかを社会の多くの人々に知らせ、そこに本年後半の信行は、僧俗一致団結し、全国組織を挙げて折伏に励み、さらに12月、第3回(最終回)の奉安堂建設御供養には、一人ひとりが、後々に至るまで悔いのないように力一杯がんばり、明年の「宗旨建立750年」には、御報恩の上に「30万総登山」を立派に実現いたしていくことを、お誓い申し上げるものであります。

願わくば、今後ともさらなる御教導を賜りますよう御願い奉り、御礼の言葉に代えさせていただきます。御法主上人猊下、まことにありがとうございました。なお、総監様をはじめ、担当講師の御尊師様方、そしてまた、御準備をいただきました御尊師様方にも、衷心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

さあ皆さん、猊下の御もとに、あらゆる障魔を排し、全国心を一つにして、明年「宗旨建立750年」に向かって、「誓願貫徹の年」を僧俗一致、折伏も、奉安堂建設御供養も、力一杯、がんぱってまいろうではありませんか。


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