大白法

平成16年1月1日号


主な記事

<1〜5面>

<6〜8面>


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第67世御法主日顕上人猊下 新年の辞


日顕上人 大白法(法華講機関紙)版

立宗第752年・元旦、明けましておめでとうございます。全国の日蓮正宗法華講員の皆様には、一昨年の宗旨建立750年の大事業完遂に一結して精進され、また昨年は新たな目標としての「『立正安国論』正義顕揚750年」に向かって堂々たる大法弘通の出発を致された処の大仏法信受の境界より、悠々堂々、歓喜に涌く豊かな心を以て、この新年を迎えられたことと存じます。

いうまでもなく、正月とは新しい年を迎えることで、時運の大きな節目であります。特に有意義な大目的のある人生を送る方々にとって、正月は実に深い意義と希望に満ち溢れる時であります。皆様、妙法の功徳を期し、心より此の新年を祝おうではありませんか。

しかるに一度目を転ずれば、世界各国もまた我が日本社会も、六道輪廻の中に存在する種々の宗教の対立と、それに基づく憎悪と怨念による果てしない闘争と破壊の環境の中で、種々の恐怖と混乱に右往左往する状態であります。これを宇宙法界に於ける因縁果報の絶対なる正理が籠められている妙法蓮華経の大法より照らすとき、この世界がその対立と抗争から脱却できない理由は、法界の実相たる六道四聖のあり方に無知である、あらゆる指導者層の念慮の狭小によるものであり、根本的には衆生の謗法罪障の悪業によるのであります。

法界の中には、一切万物を妙化し包容する絶対の「善」の生命があると共に、これ対抗して多くの者を貪(むさぼ)りと瞋(いか)りと愚かな生命観による迷いの中に閉じ込めようとする「悪」の生命があります。これは三界中、欲界の最高の天である他化自在天、即ち第六天の魔王の支配によるものです。この欲界の衆生の特性は、元品の無明に覆われた「我」の一言に尽きます。この「我」に於ける六道一切の衆生が、相互にその立場を主張し闘わせるのです。従ってこの、「我」の解決なくして世界に於ける対立闘争を止めることはできません。

しかし、この「我」は、天下万物より私共の一人ひとりまで、すべての個性が具え、且つ執着する処です。この「我」の解決は、六道のみならず「四聖」即ち声聞・縁覺・菩薩・仏界の因縁果報を知り、それに対する正しい修行によって不思議の徳を顕すことにあります。即ち九界の迷いに仏界が具わり、仏界の悟りに九界が一体となる妙法の大真理に入ってこそ、始めてあらゆる善悪の因縁果報の浄化、即ち救済が実現します。これを悟り、その完全な法理の意義を込めた大良薬を、末法という「我」の荒れ狂う時代のために示し開かれた方が仏であり、日蓮大聖人であります。

その良薬たる妙法蓮華経の実体は「本門の本尊」であり、その本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱えるのが「本門の題目」であります。真剣に唱題を重ねるとき、謗法と個我に執われることによって起こってきた様々な苦悩が、その運びに任せ、三世の生命の上に正しく解決していきます。

「個我」によるあらゆる対立や悪念・悪業の解決、これは個人より全人類の種々の問題に至るまで、共通する命題であります。かと言って声聞や縁覺のように「我を無にする」修行は、末法の衆生には絶対にできません。我利我利の自我を捨てずして、しかも不思議な自利利他の徳を積み表す道、それは妙法不思議の謗法罪障消滅の功徳を以て行う外はありません。いわゆる広宣流布への道であり、広布への前進です。

個人としては妙法唱題に徹する処、先ず腹がすわります。命の奥に不思議な力が漲(みなぎ)ってきます。折伏やなすべき事に対しては勇気を以て奮い立ち、またある事には気を長く豊かとなり、ある時には心がしっかり落ち着き、またある時は身の程を知り自己を顧みる。その他無量の心の徳をもって対処する自由自在な境地は皆、妙法唱題によって到達する妙徳です。

大聖人様は『経王殿御返事』に、「あひかまへて御信心を出だし此の御本尊に祈念せしめ給へ。何事か成就せざるべき。『充満其願、如清涼池』『現世安穏後生善処』疑ひなからん」(御書685ページ)と仰せです。自己を救い他を救う功徳の道、妙法の実践に本年もしっかりと取り組み、来たる「立正安国論正義顕揚」の大なる目標を完遂目指して前進して参りましょう。

皆様のいよいよのご健康とご精進をお祈り申し上げ、新年の辞といたします。



大日蓮(日蓮正宗機関誌)版

立宗752年の元旦を宗内各位と共に心よりお祝い申し上げる。

本年は、「『立正安国論』正義顕揚750年」に向かっての正法広布の大前進も、いよいよ第二年目に入った次第である。そして「破邪顕正の年」と銘打ち、『立正安国論』の御指南を拝し奉ると共に、その御化導の主体として本門三大秘法の広布へ邁進すべき時である。このために尤も大切なことは、宗門僧俗の真の一致協力であると信ずる。

さて、その一致と協力は、何に依って可能であろうか。それは相互の深い信頼にある。そのためには僧侶たるもの、特に住職・主管は、大法広布への強い信念を元として、信徒への慈悲といたわり、そして大法に沿った正しく適切な教導を常に心掛けるべきである。また「維持経営ができれば、もうこれでよい」という観念が、もしあるとすれば、情けない限りである。大聖人様の大慈大悲による正法弘通に対し、もうこれ位でよかろうでは相済むまい。

世界広宣流布は、僧侶の教導が根本であるが、僧侶だけで出来るものではない。世界数十億の人口に対し、現在宗門の僧侶数を考えれば、これは自明の理である。則ち大法の興隆と広布への前進は、僧侶自らが全力を挙げて行うべきであるが、信徒間のアドバイスや激励・教示も大切であり、これらについて僧侶は好意をもって暖かく見守るべきである。広布が進み信徒数が増加すれば、個々に対する僧侶の教導には限界が生ずる。従って信徒の組織を正しく拡充してゆく必要がある。特に折伏の縁は、ほとんど信徒の方々の生活の中に存している。この意味を尊重し、広布への一体感に住しての相互の信頼と協力こそ大切である。

これらを踏まえて本年は、宗門の法華講組織内容を「宗規」に合わせて更に充実してゆくべきと考える。僧俗の真の和合の上に一層の広布の進展を計るべく、宗内諸師の協力と精進を祈り、一言、新年の辞とする。





新年の御挨拶


■ 総監 藤本日潤御尊能化

平成16年・立宗752年の新春、明けましておめでとうございます。血脈付法第67世日顕上人猊下におかせられましては、御壮健にて宗門をみそなわせられますこと、まことにもって慶びにたえません。法華講総講頭・法華講連合会委員長・柳沢喜惣次氏、同大講頭・同副委員長・石毛寅松氏をはじめ全国法華講の皆様には、お元気にて新年をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。

「『平成21年・「立正安国論」正義顕揚750年』の佳節における地涌の友の倍増乃至、それ以上の輩出と大結集」という大きな御命題に向かってスタートを切った昨年、「広布大願の年」は、各支部にとって充分な活動ができたでしょうか。平成21年の御命題を仏勅と拝し、何としてもこれを成就達成するためには、一昨年の宗旨建立750年慶祝記念法華講30万総登山の時の厳しい体験や教訓をふまえ、目標と計画をしっかりと立てることが必要と思います。

本年は「破邪顕正の年」と銘打たれ、7項目にわたる実践種目が示されております。この7項目の一つひとつが、すべて恒常的に実践すべき大切な事がらであり、永遠のテーマであることは申すまでもありませんが、特にこの中で何が我が支部にとって欠けているのか、あるいは何に力を注ぐべきか等を見極め、その充実に尽力することが大事であると思います。要は各支部の実状・現状に適応した形において、この7項目を如何に実践して支部の興隆発展を期し、御命題を成就達成できるか、支部の役員会等においてよく協議し、意志統一をはかって、指導教師の宜しき指導のもと、一歩一歩着実に前進していくべきであります。

大聖人様は、「謗法を責めずして成仏を願はゞ、火の中に水を求め、水の中に火を尋ぬるが如くなるべし。はかなしはかなし」(御書1040ページ)と仰せあそばされております。私共の信心の目的が、自身の成仏と広宣流布にある限り、折伏なしにはどちらも得ることができません。

御法主上人猊下の御指南は「一年に一人が一人の折伏を」であり、「一切を開く鍵は唱題行にある」であります。ならば、常に唱題を根本に折伏を実践することこそ「破邪顕正の年」にふさわしい闘いであり、平成21年の御命題達成への道と心得、いよいよの御精進をお祈りいたしまして、一言もって新年の御挨拶とさせていただきます。


■ 教学部長 大村日統御尊能化

平成16年「破邪顕正の年」、明けましておめでとうございます。御法主日顕上人猊下には、お健やかに新春をお迎えあそばされ、令法久住・広宣流布のために、宗内僧俗各位に御慈悲あふれる御教導を賜りますことは、まことに有り難い極みであります。また、法華講総講頭・柳沢喜惣次様をはじめ、連合会の皆様にも、立宗752年の新春を御家族お揃いにて、清々しくお迎えのこととお慶び申し上げます。

宗門は今、平成21年の「『立正安国論』正義顕揚750年」の佳節に、「地涌の友の倍増をもって国家安寧の実現を図る」ために、全国一斉に第一日曜日に広布唱題会を実施し、さらに第二日曜日に御報恩御講を奉修申し上げるなど、正法広布への息吹きは一段と高まってまいりました。

しかし、宗門のこうした正法治国の流れとは逆に、世界の情勢はいよいよ混迷を極め、民衆は塗炭(とたん)の苦しみに喘(あえ)いでいます。日蓮大聖人は、この原因を『立正安国論』に、「世皆正に背き人悉く悪に帰す。故に善神国を捨て、相去り、聖人所を辞して還らず。是を以て魔来たり鬼(き)来たり、災起こり難起こる」(御書234ページ)と仰せなされています。

されば平和な国家社会の構築は、日蓮正宗法華講員一人ひとりが強盛な信心の自覚を持つ以外にはありません。本年は「破邪顕正の年」と銘打たれ、法華講員が実践すべき7項目の年間実践テーマは、どれ一つをとっても蔑(ないがし)ろにできない最重要事です。法華講員が、この実践テーマに則って、着実に信行を増進するならば、平和な国家社会が建設されないはずはありません。

この趣旨を充分活かすために、宗務院教学部としては、本年1月25日に初級教学試験を実施し、法華講員の教学力のレベルアップを図りたいと思います。また5月から7月にかけて、御法主日顕上人猊下より直々に御講義を賜ることのできる恒例の法華講夏期講習会を開催いたします。法華講の皆様には、万難を排して参加され、信行を磨くと同時に、大きな功徳善根を積んでくださるようお願いいたします。さらに今年は「破邪顕正の年」にふさわしく、『大白法』の紙面を借りて、法華講の皆様の折伏に役立つよう、諸宗破折の連載をしてまいります。

法華講の皆様の御健勝と、連合会の充実発展を心よりお祈り申し上げ、謹んで新年の御挨拶とさせていただきます。


■ 庶務部長 早瀬日如御尊能化

平成16年「破邪顕正の年」の新春、明けましておめでとうございます。御法主上人猊下におかせられましては、いよいよ御壮健にわたらせられ、宗内僧俗一同へ限りなき御慈悲をもって、親しく御教導賜りますことは、一同心から歓びとするところであり、これに勝るものはありません。また、全国法華講の皆様には、清々しく新年を迎えられ、決意も新たに御奉公をお誓いのことと存じます。

今、国内外の情勢を見ると、国外にあってはイラク問題に象徴されるように、戦争や動乱、テロや暴動、災害や食糧難など、悲惨で不幸な出来事が至る所で起きています。また、我々一の身近な所でも、政治・経済・教育・医療等の様々な問題点が指摘される一方、凶悪な犯罪が頻発し、無惨な事件や事故が後を絶ちません。

大聖人は諸御書の中で、これら世の中のあらゆる不幸と混乱と苦悩の原因は、邪義謗法の害毒によるものであり、この邪義謗法を破折しなければ、真の幸せも国土の平安も築かれないと仰せであります。すなわち、邪義謗法はそのまま放置すれば益々増長して害毒を撒き散らし、世情を悪化させ多くの人々を不幸に陥れるからであります。

故に大聖人は『如説修行抄』に、「諸経は無得道堕地獄の根源、法華経独り成仏の法なりと音(こえ)も惜しまずよばはり給ひて、諸宗の人法共に折伏して御覧ぜよ」(御書673ページ)と仰せあそばされ、また『御講聞書』には、「南無妙法蓮華経の大音声を出だして諸経諸宗を対治すべし」(同1855ページ)と仰せであります。

私どもはこれらの御金言を深く拝し奉り、本年「破邪顕正の年」の重大なる意義を心肝に染め、一人ひとりが強盛なる信心と勇気ある行動をもって破邪顕正の闘いを徹底していかなければならないと思います。就中、邪教と化した池田創価学会に対しては、講中が一致団結・異体同心して破折に当たっていくことが大事であります。

そのためにも、各支部、各広布推進会においては、本年、広布推進会の期間テーマと法華講連合会の実践項目とを一体化し実施されることになった7項目の「年間実践テーマ」を軸にした活発な活動態勢を組み、正義顕揚を目指し縦横無尽に闘いきっていくことが肝要であると思います。

各支部のいよいよの御隆昌と御健勝を心からお祈り申し上げ、甚だ粗略ながら新年の挨拶といたします。


■ 海外部長 尾林日至御尊能化

全国の法華講の皆様、立宗752年「破邪顕正の年」の新春、明けましておめでとうございます。御法主日顕上人猊下には、益々御壮健にて、破邪顕正の指揮をお取りあそばされ、かつ世界広布への御慈悲あふれる御教導を賜りますことは、まことに有り難い極みであります。

私共は僧俗ともどもに文字通り破邪顕正の人として、破邪顕正の任に当たり、家族を救い、親族を救い、友人を救い、一切衆生を救い、国土世間を安穏に導いていかなくてはなりません。

その基本は何と申しましても、日蓮大聖人が『当体義抄』に示された、「日蓮が一門は、正直に権教の邪法邪師の邪義を捨て、正直に正法正師の正義を信ずる」(御書701ページ)ということであり、その目指すところは『種々御振舞御書』に明示された、「仏滅後二千二百二十余年が間、迦葉・阿難等、馬鳴・竜樹等、南岳・天台等、妙楽・伝教等だにもいまだひろめ給はぬ法華経の肝心、諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字、末法の始めに一閻浮提にひろまらせ給ふべき瑞相に日蓮さきがけしたり。わたう(和党)ども二陣三陣つゞきて、迦葉・阿難にも勝れ、天台・伝教にもこへよかし」(同1057ページ)との御文を命に刻んで精進することでありましょう。

海外各国の御信徒もそれぞれ誓願目標を立てて下種弘通の実践を誓っておられます。たとえばシンガポールの信徒は年間450人を目標とし、中華民国・台湾の法華講は6年間毎年2千5百名の誓願を立てています。全国の法華講支部の皆様が「破邪顕正の年」にふさわしい生涯の思い出となる最高の精進の誠を尽くすことができますようお祈り申し上げ、新春の御挨拶とさせていただきます。


□ 総講頭 柳沢喜惣次委員長

清々しく迎える「破邪顕正」の新年、全国の皆さんおめでとうございます。御法主日顕上人猊下におかせられましては、いよいよ御壮健にて御宗門、僧俗・寺族御一同に等しく御教導賜り、ここに御宗門の弥栄(いやさか)、輝かしき立宗752年の新年を寿(ことほ)ぎ奉ります。総監・藤本日潤御尊能化、重役・吉田日勇御尊能化をはじめ、各御尊能化、御尊師方々、寺族の皆様にも謹んで新年のお祝いを申し上げます。

顧みますれば、一昨年は我ら法華講は、宗旨建立750年慶祝記念大法要並びに奉安堂の建立と、また10回にわたる同慶祝記念大法要、さらに一切の慶祝記念事業を僧俗一致でつつがなく完遂し、また昨年は次なる目標、「『立正安国論』正義顕揚750年」に向かって、現在の倍増乃至それ以上になっていく、そのためには僧侶主導の布教区体制を整え、力強く第一歩を踏み出してきたのであります。

本年はその第二年目「破邪顕正の年」、法華講は僧俗一体となって御法主上人猊下の新年の御言葉を心に刻み、毎日を大切に信行に励んでまいらなければなりません。それにはまず、決心することが大事であります。どういうことかと申しますと、それぞれの家庭が、今年は一年かかって3世帯を目標に折伏を必ず成就していくという誓願であります。またこのような誓願は、5年後には倍増以上に結実し、その家庭は見違えるほど立派になってまいります。そこに、支部はそういう家庭の集まりでありますから、かつての面影もなく蘇ってまいります。

こういうことを申し上げますと、不思議と「できない」という声が上がってくるのであります。人にはそれぞれに宿業がありますが、できないと言う人の宿業は、物事を深く考え実行するという決断のできない業でありますから、どんな尊い御教えを戴いても、行の伴うことを忘れていては宿業の転換はできません。申すまでもありませんが、宿業の転換とは、自分の価値観と違った行をすることでありますから、そこに折伏の行の尊い所以(ゆえん)があるのであります。また、折伏をやっていけば、功徳として慈念が出てくるものでありますが、後味の悪い折伏は我見の用いていることを知らねばなりません。

我らは、僧俗一致、本年は破邪顕正の時を知って、全国一斉に折伏を行じていけば、魔は必ず競い起こってきます。しかしながら、7百年来の功徳を奪うことはできません。新年にあたり、皆様の御健勝と、各支部の御活躍を御祈念し、新年の御挨拶とさせていただきます。


□ 大講頭 石毛寅松副委員長

平成16年、「被邪顕正の年」の新年、明けましておめでとうございます。御法主日顕上人猊下におかせられましては、益々御健勝にわたらせられて、新年をお迎えあそばされましたことを、謹んでお祝い申し上げます。また日蓮正宗総監・藤本日潤御尊能化、日蓮正宗重役・吉田日勇御尊能化をはじめ、宗務院、内事部並びに御宗内の各御尊能化、御尊師方にも、益々御健勝にて、新年を迎えられましたことを、衷心よりお祝い申し上げます。

今、日蓮正宗僧俗は、御法主上人猊下御指南のもと、新体制をもって、「平成21年・『立正安国論』正義顕揚750年」の大佳節における「地涌の友の倍増乃至、それ以上の輩出と大結集」に向かって、僧俗一体となって、大前進をいたしております。御宗門は、昨年の「広布大願の年」に引き続き、御命題達成の第二年目として、さらに一段と、広布推進を展開していくため、年間方針を「破邪顕正の年」と定め、実践テーマとして、

  1. 勤行・唱題の励行で信心の基礎確立

  2. 下種先拡大で折伏誓願目標の完遂

  3. 家庭訪問で人材の育成

  4. 御報恩御講と広布唱題会へ参加の徹底

  5. 教学研鑚で邪義破折の徹底

  6. 支部総登山の徹底で組織の充実強化

  7. 常に家族ぐるみの寺院参詣で法統相続の徹底

の7項目を決定し、発表されました。

この年間方針及び実践テーマは、宗門全体を包括し、統一して実施されていくことになりました。まさに、この方針と実践テーマは、「日本乃至全世界の平和と安寧を目指し、大折伏を展開し、もって大聖人の正義を顕揚せよ」との仏意・仏勅であると拝し、広布新時代への幕開けを確信し、僧俗一致・異体同心して、折伏大前進を開始していかなければなりません。

我々法華講員は、一人ひとりがこのことを自覚し、御法主上人猊下の御指南のもと、指導教師の御指導を受け切って実践し、平成21年の御命題達成に向かって、本年「破邪顕正の年」を堂々と勝ち取って、広大なる仏恩に報い奉り、御法主上人猊下の御慈悲にお応え申し上げてまいろうではございませんか。講員皆様方の益々の御健勝と御健康をお祈り申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。



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