大白法

平成16年10月1日号


主な記事

<1〜3面>

<4〜8面>


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『折伏教本』を広く社会に向けて公開


朝日新聞に広告を掲載 創価学会破折書『折伏教本』が発刊されて4カ月が経つが、全国の講中では研修会や折伏実践に活発に活用されている。そのようななか、学会の攻撃性・欺瞞性など、その本性をさらに広く社会に糺弾するため、朝日新聞(9/12付)の広告欄に『折伏教本』を紹介した。これによって創価学会は、新たな読者層からも、その不正直さを追及されることが必至となろう。

一般書店・東陽堂でも取り次ぎ開始 また、その販売取り扱いは、一般向け用に東京神田の仏教書専門「東陽堂書店」となっている。一法華講員が学会員に『折伏教本』を勧めても、会員同士が監視し合う組織の状況下においては、仕方なくそれを拒む人もいるという。このたび一般書店での販売は、世間の人はもちろん、学会員も組織に束縛されることなく、自由に買い求める事ができる救いの道としての配慮といえよう。

宗門ホームページ公式ホームページで全内容を掲載 また、これを機に日蓮正宗公式のホームページでは、『折伏教本』の全内容を公開している。これは、全世界にインターネットが普及した今日、何時でも・何処でも・誰人でも自由に閲覧できるよう無料配信したものである。一般社会の人や、学会の実態を知った学会員等が、正法に覚醒することを大いに期待したい。

 ◇日蓮正宗公式サイトの創価学会関連情報コーナーでも閲覧できます:http://www.nichirenshoshu.or.jp/
 ◇神田・東陽堂書店:http://www.book-kanda.or.jp/kosyo/1008/index.asp



異流儀破折 『創価学会−勤行の方式を改変』


<あやしげな改変理由>

創価学会は、平成16年9月10日付の聖教新聞紙上において「創価学会の『勤行』および『御祈念文』の制定」と題する発表を行った。読経を、方便品と自我偈だけ、それも各1回(一座)だけでよいとしたのである。その理由は「日本においても、本格的な世界広宣流布の時代の到来という『時』のうえから、『方便品・自我偈の読誦と唱題』による勤行について正式な制定を要望する声が強く寄せられた」から、としている。

プンプンと邪宗くささの漂う、あやしげな内容である。勤行を短くし、先に改変していた「御観念文」をさらに「御祈念文」と変質させてしまったのである。日蓮正宗から破門されて邪教となり、仏の智水が流れ通わなくなってしまった創価学会幹部達が、次から次へと打ち出す方策の一つ一つが邪義を構成して大謗法の所業となり、自らの首を締め上げているのである。


<どうあがいても「ものまね勤行」>

まず、今回の改変の大きな特徴は、前回のような観念文だけではなく、勤行式そのものの改変にある。破門以降もそのまま続けてきた五座三座の勤行は、所詮は日蓮正宗の「ものまね」である。正義から中々脱却できないことは、彼らの邪義徹底にとり大きな弱点であった。

そこで今回は、恐れ気もなく、浅識謗法丸出しで、創価学会としての「勤行」を制定してみたのである。これには日蓮正宗と一線を画すのみならず、朝晩ずいぶん楽もできるという一石二鳥のねらいがある。発案者をはじめ、勤行大嫌い人間の期待は限りなく大きいことだろう。しかし、どんなにあがいても、ニセモノは本物になることはできないのであって、「ものまね勤行」に変わりはないのだ。


<『ニセ本尊』にふさわしい「インチキ勤行」>

もう一つの大きな特徴は、寿量品の長行(じょうごう)の読誦を廃止して、方便品と自我偈だけの略式にしたことである。これは教学的には最大級の邪義である。

まず、略式について致命的欠陥がある。略式には「存略(ぞんりゃく)」と「欠略(けつりやく)」の2通りがある。前者の「存略」とは正しい略式で、本式の意義が内在していることを言う。ところが「欠略」は間違った略式のために、本式の意義が欠落して邪義となることを言うのである。しかるに創価学会の「方便品・自我偈」は、略するも何も、最初から長行を廃止しているのであるから、欠略というより欠落であって、まさに「インチキ勤行」である。

これに対し、日蓮正宗で読む自我偈は、寿量品の長行の略式である。すなわち根本の勤行である、総本山の丑寅勤行の意義を円具する略式であって、本体のある略式である。したがって「存略」であり、功徳において全く欠けるところがないのである。要するに、外見は似ていても、正邪・賞罰には天地の異なりがあるのだ。

また、寿量品読誦の意義は日寛上人の『当流行事抄』に詳しく、所破(しょは)・所用(しょゆう)が明かされている。特に所用とは、寿量品の文底である「内証の寿量品」を読むことであり、正行の妙法五字の功徳を助け顕すとされている。

しかし、この「内証の寿量品」の長行、特に文底本因妙の究極的所在を示す「我本行菩薩道」等の18字を、創価学会の「インチキ勤行」では一度も読まないのであるから、正行の題目の功徳が顕れることは絶対にないのである。『ニセ本尊』を拝む邪教創価学会の勤行が「インチキ勤行」となったことは、けだし当然の成り行きと言えよう。



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