大白法

平成16年12月16日号


主な記事

<1〜5面>

<7〜8面>


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御法主上人猊下台湾へ御親修


妙法広布が大躍進する中華民国・台湾に、11月26日より30日までの5日間にわたり、御法主日顕上人猊下が3度目となる御下向をあそばされた。このたびの御訪台は、台湾中西部の中台布教所および東北部にある東台布教所がそれぞれ山院号を公称し、板御本尊入仏法要奉修の大導師を賜るためのものである。

この御親修には、宗務院より海外部長・尾林日至御尊能化、財務部長・長倉教明御尊師、内事部より大石寺理事・小川只道御尊師、同・田爪鏡道御尊師、大石寺理事補・小林道剛御尊師が随行し、来賓として、妙縁寺住職・光久日康御尊能化、宗会議長・細井珪道御尊師をはじめ有縁の御僧侶・寺族が日本及びアジア各国から多数出席され、また来賓信徒として法華講大講頭の渡辺定元氏(総本山総代)、河原昭太郎氏、大草一男氏をはじめ代表が出席した。


御法主上人猊下御一行は、26日午前11時56分(日本時間)、成田国際空港を御出発され、現地時間の同日午後2時28分、台北・中正機場に御到着あそばされた。


<本因山妙行院山院号公称板御本尊入仏法要>

翌27日、台中市の中心部に位置する高層ビルの9階において、本因山妙行院の山院号公称板御本尊入仏法要が、御法主上人猊下大導師のもと、厳粛かつ盛大に奉修された。この法要には現地信徒の代表約2千3百名も台湾全土より参集。本堂のほか、同ビル2階に用意された第2会場も参列者で埋めつくされた。また台北市の本興院には、現地に参詣できない信徒のためにインターネットによる同時中継が行われ、3百余名が参列した。

午前9時、この日を待ちわびた現地僧俗一同がお待ち申し上げる中、御法主上人猊下は妙行院に御到着。入口正面に掲げられた山号額の除幕式に臨まれ、続いて初代主管に任ぜられた長沢正奏御尊師・僧侶・信徒代表・寺族の順に、親しく御目通りを許された。

定刻の午前10時より、御法主上人猊下大導師のもと、法要が開始された。小林理事補による御本尊御開扉、尾林海外部長による献膳の儀に続き、読経・慶讃文奉読・唱題と如法に奉修された。この後、御法主上人猊下により山院号に因(ちな)んだ「本因」と「妙行」について、甚深の御言葉浄賜った。

引き続き式の部に移り、本興院支部講頭・林徳晃氏より、同日の慶事に至る経過報告、次いで宗務院を代表して尾林海外部長より祝辞、最後に長沢主管より丁重な謝辞が述べられ、法要はとどこおりなく終了した。

法要終了後、御法主上人猊下は、第二会場にもお出ましになり、親しく御言葉を賜った。最後に本堂で代表者による記念撮影が行われ、午後0時15分、一切の行事を終えられた御法主上人猊下は、僧俗一同がお見送り申し上げる中、本因山妙行院を後にされた。


祝辞 宗務院海外部長・尾林日至御尊能化

 このたび、総本山第67世御法主日顕上人猊下の御訪台を賜って、ここ台中市の中心街において、本因山妙行院の山院号公称板御本尊入仏法要が盛大に奉修され、まことにおめでとうございます。日蓮正宗の宗務院と中華民国日蓮正宗基金会を代表して、心よりお慶びを申し上げます。

 地元、台中市周辺の御信徒の皆様にとりましては、1997年4月20日の中道山本興院、2001年9月28日の秘要山法宣院に続いて、御法主日顕上人猊下の3度目の御訪台を賜り、さらには本因山妙行院の山院号公称、板御本尊入仏法要の大導師を賜っての法莚に連なり、親しく御指南を頂戴した感激は何ものにも代え難い、生涯の誇りであり、喜びであろうと推察申し上げるものであります。

 台中市近郊の皆様は、民国1995年9月の大地震等の大災害を悠然と乗り越えられ、当地域の広布の進展と大法城の開設と外護の赤誠に尽力され、今日の慶事を迎えられたことに対し、心から敬服申し上げるものであります。


 ご承知の通り、ただ今、御法主日顕上人猊下の御慈悲をいただき、当院の本堂に御入仏・御開眼を賜った御本尊様は、日蓮大聖人以来の唯授一人の血脈の御相伝に基づき、御法主日顕上人猊下が本門戒壇の大御本尊様の御内証を拝されて、親(まのあた)りに御書写賜った御本尊様であり、当院へ参詣される皆様にとって、帰命依止(きみようえし)の御本尊様であります。どうぞ、できる限り多く当山に参詣され、三宝尊への御報恩の誠を尽くされるとともに、限りない功徳善根をしっかりと積まれて、本当のゆるぎない幸せを実証する人となっていただきたいと存じます。

 また、本日の板御本尊入仏法要の大導師を賜った総本山第67世御法主日顕上人猊下は、宗祖日蓮大聖人、第二祖日興上人以来の仏法の大事中の大事たる唯授一人の血脈を継承された、今日の世界における唯一の御方でいらっしゃいます。皆様方には、本日、御法主日顕上人猊下より賜った本因妙の仏法の深義とその功徳について絶対の確信を持って、一人でも多くの人々をこの大寺院に案内し、教化し、救済しつつ、妙行院のさらなる発展と中華民国・台湾の正法広布に邁進して、本日の御法主日顕上人猊下の御厚恩に報い奉っていただきたいと存じます。


 最後に、当本因山妙行院のみならず、中華民国・台湾の各山各院の僧俗が互いに麗(うるわ)しい異体同心の団結と精進を重ねられ、寺檀和合、寺運の興隆発展と、中華民国・台湾の安寧と繁栄に寄与されることを願い、一言もって祝辞とさせていただきます。皆様、本日はまことにおめでとうございました。


<妙徳寺御視察>

妙行院を発たれた一行は、苗栗県の妙徳寺に向かわれた。妙徳寺は、平成14年12月25日に台湾広布第5番目の法城として開設された。この妙徳寺はこれまでの台湾寺院と異なって、約1万6千坪の広大な敷地を有する大規模な建築物であり、二棟のうち、一棟は地域信徒の法城としての役目を果たし、もう一棟は全台湾の法華講研修センターとしての機能を備えている。

午後3時半、御到着された御法主上人猊下は、出迎えた現地信徒約2百名に対し、親しく御言葉を賜ったあと、本堂と研修道場として建設された別棟を御視察あそばされた。妙徳寺は今後、機能をさらに充実させ、大寺院として整備、発展していくものと期待される。

御視察を終えられた御一行は、宿泊地である台北市へ向かわれた。


<本興院御視察>

28日、御法主上人猊下は台北市の本興院に足を運ばれた。この本興院は平成9年4月20日、御法主上人猊下を初めて台湾にお迎え申し上げて入仏法要を奉修。そして、現在も台湾広布の中心拠点としての役割を担っている。

午前10時45分、御到着なされた御法主上人猊下は、出迎えた3百名を越える信徒に対し親しく御言葉を賜った。


<本教山妙照院山院号公称板御本尊入仏法要>

29日には、宜蘭県において、本教山妙照院の山院号公称板御本尊入仏法要が、御法主上人猊下の大導師のもと、厳粛に奉修された。平成14年6月23日、台湾第4番目の法城となる東台布教所として開設され、初代責任者として佐藤信俊御尊師が就任し、この慶事を迎えるに至った。法要には、妙行院御親修に参列した僧俗が出席されたほか、本堂および隣接地に設置された第二会場に現地信徒約850名が参列した。

午後0時20分、現地僧俗がお待ち申し上げる中、御法主上人猊下は御機嫌うるわしく妙照院に御到着され、正面に掲げられた山号額の除幕式に臨まれた。続いて初代主管に任ぜられた佐藤御尊師、並びに僧侶・代表信徒・寺族に親しく御目通りを許された。

法要は午後1時に開始され、御法主上人猊下の御出仕に続いて御本尊御開扉・献膳の儀・読経・慶讃文奉読・唱題と奉修された。この後、御法主上人猊下より山号「本教」に因んで「五重相対」の法門について甚深の御言葉を賜った。

続いて式の部に移り、本興院支部副講頭・許童栄氏より経過報告、次いで宗務院を代表して尾林海外部長より祝辞、最後に佐藤主管より丁重な謝辞が述べられ、法要はとどこおりなく終了した。

法要終了後、御法主上人猊下は、玄関前にて代表者と共に「羅漢松」の御手植えをなされたあと、第二会場にお出ましになり、親しく御言葉を賜った。最後に本堂での記念撮影が行われ、午後3時半、御法主上人猊下は、多数の僧俗がお見送り申し上げる中、妙照院を後にされた。

同院は、約230坪の敷地に鉄筋コンクリート造り2階建ての堂々たる堂宇を構えている。また、信徒の参詣の便を考慮して、宜蘭駅や羅東駅から車で10分前後の位置にあり、北側には「蘭陽渓」と呼ばれる大きな川がゆったりと流れ、一帯には緑豊かな田園地帯が広がっている。


経過報告 本興院支部・許童栄副講頭

 このたび、御法主日顕上人猊下におかせられましては、遠く日本よりお越しくださり、台湾二大法城の妙行院・妙照院の板御本尊入仏式の大導師を賜りましたことを、まことに有り難く存じます。(参列の御僧侶への謝辞は省略)

 台湾法華講員の皆様、こんにちは。7年前、台湾信徒が首を長くして念願しておりました御法主日顕上人猊下の御親修が成就いたしましたことは、今も記憶にはっきりとしております。また、この7年間、御法主日顕上人猊下の御親修を3度、4力寺までも賜りまして、台湾法華講員として身に余る光栄と功徳であると言うほかはありません。この身に余る感激をいかにして具体的な行動へ転化していくのか。それは、さらに折伏に邁進するしかないと思います。


 これから、本教山妙照院の成立及び発展の経過について、少々ご報告させていただきます。まず、話は民国88(1999)年6月まで遡ります。その当時、台湾東部という遠隔地に居住する信徒は、寺院への参詣が、たいへん不便でありました。本興院黒沢御主管様は、そのことを憂い、毎月、東台蘭陽地区で御講の奉修を開始されました。役員検討会は、御講終了後に行われておりました。そして、毎月、台湾北部の信徒が本部交替でこの蘭陽地区の御講に参加し、東台本部の信徒と信心をお互いに励まし合っていました。

 それと同じくして、全国各本部の信徒代表が、毎月交替で、花蓮地区という遠隔地域へ激励の家庭訪問を行っていました。このような人材育成と激励の信心活動は、東台布教所が完成するまで約3年間も続けられました。これはひとえに、台湾における「一法人、一法華講」という布教体制を着実に実践するためであります。

 さらに御法主日顕上人猊下より大慈大悲を賜り、また海外部長・尾林日至御尊能化のご理解をいただき、台湾全国の法華講員が僧俗和合の精神のもと、浄財の御供養を積極的に行いました。その中でも特に東台本部の法華講員が勇猛精進の信心を発揮し、ついに民国91(2002)年6月23日、この風光明媚な地に東台布教所が建立されました。また、広布の経験に優れた佐藤信俊御尊師を布教所の責任者としてお迎えすることができました。

 この布教所は二層式一戸建てで、1階部分は100坪、2階は96坪あります。土地面積はおよそ232坪、鉄筋コンクリート造りで耐震装置も付けてあり、たいへん頑丈です。地震により生じたエネルギーを3分の1ほど解消することができます。すなわち、震度6の地震を震度4に減少することができ、建物の安全を十分に確保することが可能です。

 佐藤御尊師は民国91年6月に赴任されて以来、ひと時も欠かさず寺院の運営に全力を注がれ、また、東台本部の信徒もそれに応えるように折伏と人材育成に力を注いできました。年月を重ねるごとに講中の活動も充実し、この2年半で323人もの折伏が東台で成就し、東台本部の信徒数は1千275人に増えました。

 組織の運営について申しますと、青年部のソフトボールチーム、学生部の鼓笛隊等の結成、信心交流会等の開催、海辺清掃、公園清掃、養老福祉施設への慰問など、多方面にわたって取り組んでおります。


 大聖人様は、『法華初心成仏抄』に、「よき師とよき檀那とよき法と、此の三つ寄り合ひて祈りを成就し、国土の大難をも払ふべき者なり」(御書1314ページ)と仰せられております。

 本日、皆様と共に本教山妙照院山院号公称板御本尊入仏法要の慶事に参加できましたことは、この上ない喜びでございます。東台本部の法華講員皆様には、この慶事に参列できた身の福徳を自覚していただきたいと思います。そしてこれからも、「僧俗和合・異体同心」の信心を維持し、佐藤御尊師の御指導のもと、勇猛精進の精神で「『立正安国論』正義顕揚750年」の大佳節に向かって、共々に精進してまいりましょう。以上、経過報告とさせていただきます。


<記念祝賀会>

台北市内のホテルに戻られた御法主上人猊下は、午後7時半より同ホテルで催された「妙行院・妙照院山院号公称板御本尊入仏法要記念祝賀会」に御出席あそばされた。

御入場の際には台湾の伝統民族舞踊である“獅子舞”が披露され、慶祝の気分を盛り上げた。祝賀会は、はじめに御法主上人猊下より御言葉を賜った後、宗務院を代表して尾林海外部長が祝辞を述べ、さらに、来賓信徒を代一表して総本山総代の渡辺大講頭より祝辞が述べられた。

その後、光久御尊能化の御発声により乾杯が行われ、途中、藤本総監・八木大石寺主任理事よりの祝電が披露された。会食も中程を過ぎ、愛らしい少年部による太鼓と踊り、青年部による民族舞踊、また台湾の楽器演奏などが披露された。

最後に台湾僧俗を代表して本興院主管・黒沢糾道御尊師及び全台湾の御主管と講頭以下信徒代表が舞台に上がり、代表して黒沢御尊師より丁重な謝辞と今後の決意が披露され、祝賀会は盛況の裡に終了した。


御法主上人猊下御言葉

 皆様、今夕は当台湾における各院の信徒幹部の方々が、御多忙中にもかかわらず多数、参加せられ、このたびの中台・本因山妙行院、東台・本教山妙照院の山院号公称ならびに板御本尊入仏式の祝賀会がこのように盛大に執り行うことができまして、私も本当にうれしく存ずるものであります。

 私もこれで3回、当台湾の地を訪問させていただきました。その度ごとに当地の信徒皆様がいよいよ信行倍増され、また折伏弘通の成果が挙がっていることを目の当たりにしておりますが、特に今回もその感を深くするものであります。

 台北の本興院をはじめとして、南台の法宣院・中台の妙行院・東台の妙照院・苗栗県の妙徳寺をも加えてほとんど台湾全土に法城が完成し、いよいよ台湾広布の体制は本格的に整ったと思われます。あらゆる地域の方々にとっても、折伏や参詣にたいへん便利になって、皆様も本当にお喜びのことと存じます。この体制に基づいて、台湾の正法広布がますます進展し、多くの人々が正しい利益を受けつつ、それぞれのお立場で国家社会に貢献されることを信じて疑いません。

 ただし、世のことわざに「好事魔多し」と言い、大聖人様も、「此の法門を申すには必ず魔出来(しゅったい)すべし。魔競はずば正法と知るべからず」(御書986ページ)と仰せであります。魔には、陰魔(おんま)・煩悩魔・死魔・天子魔があります。何時において魔が正法興隆を憎み、ねたんで、様々な怨嫉迫害を起こすかも知れません。

 そのためには、御本尊に対する絶対の信心とともに、僧俗一致・異体同心を常に心掛けることが大切であります。大聖人様は、「異体同心なれば万事を成じ、同体異心なれば諸事叶ふ事なし」(同1389ページ)と仰せであります。

 皆様方のいよいよの清浄な信心倍増を心からお祈りいたします。また、日本より来られた法華講役員の方々、4日間にわたり、大変お疲れのことと思います。御苦労さまでした。

 さて、今夕はおめでたい祝いの席でございます。皆様方、どうか御遠慮なく寛(くつろ)いで、御歓談を願いたいと思います。以上、御挨拶といたします。


祝辞 総本山総代・渡辺定元大講頭

 このたびは御法主日顕上人猊下をお迎え申し上げ、本因山妙行院及び本教山妙照院の、山院号公称板御本尊入仏法要が厳粛かつ盛大に執り行われましたことを、日本の法華講を代表いたしまして、心からお祝い申し上げます。おめでとうございます。

 また、今夕は、御法主日顕上人猊下の御招待を賜り、謹んで御礼申し上げますと共に、皆様のお喜びはいかばかりかと御拝察申し上げる次第でございます。

法華講衆として、皆様と共々喜びを分かち合いたいのは、共に現代に生まれ、共に日蓮大聖人様の仏法に巡り値(あ)えたことであります。大聖人様の文底下種の仏法は、いつの時代にも、またあらゆる国の、どのような立場の人々にも通じる普遍的な哲理を持っており、私たちは、最高の仏法に巡り値っているからであります。

 日蓮大聖人様の仏法は、総本山大石寺に正しく伝えられてきました。それは、時代と共に価値観や国家の権力が変わっていく中で、唯授一人、御法主上人猊下に代々正しい法が伝えられてきたからであります。そして、御法主上人猊下の御指南のもと、各寺院の指導教師によって、私たち法華講衆は正しい仏法を受持することができるのです。板御本尊入仏の慶事を契機として、指導教師のもと、大聖人様の文底下種の仏法を信じ、行じ、そして学んでいきましょう。

 この正しい仏法を護っていく上に、大きく分けて「内護」と「外護」の二つがあります。「内護」とは御宗門の中にあって正法正義を護るという意味であり、御法主上人猊下のもとに御僧侶方が正法正義を学ばれ、伝持されていく姿であります。一方、外護とは外側から正法を護るという意味で、私たち信徒が、各々が一般社会にあって仕事に従事しながら正法を信仰し、折伏弘教によって正法の興隆に貢献していくことであります。この内護と外護があって、はじめて正法が正しく未来までも護られていくのでございます。

 私たちは、どこまでも日蓮大聖人様の仏法を所持される御法主上人猊下と、そして、各末寺の御住職を尊び、僧俗和合の姿をもって総本山をお護り申し上げ、かつ日蓮正宗の末寺をお護り申し上げるところに、大きな功徳があるのでございます。これは、いかに時代が変わろうとも、国が変わろうとも、決して変わらない日蓮正宗の信徒の精神なのであります。

 どうか皆様には、このたびの御法要の感激をいつまでも忘れることなく、そして、御法主日顕上人猊下の御もとに僧俗和合・異体同心し、信心も、また社会生活も立派に成し遂げ、大いに正法を拡大してまいりましょう。

 中華民国・台湾の寺院のますますの御発展と、皆様お一人おひとりの御多幸・御健勝を心からお祈り申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます。本日はまことにおめでとうございました。



こうして、台湾での一切の行事をつつがなく終えられた御法主上人猊下御一行は、30日の現地時間午後2時5分、台北・中正機場を出発し、日本時間午後5時半、成田国際空港に御到着あそばされた。


平成9年、御法主上人猊下が初めて台湾を御訪問された本興院の落慶法要以降、現地僧俗の強靱な和合により破竹の勢いで大折伏が展開され、現在2万1千名を越え、実に7年間で7倍もの大躍進を成し遂げている。

また、今回の御親修により、台湾には本興院(台北市)、法宣院(高雄市)、妙行院(台中市)、妙照院(宜蘭県)、妙徳寺(苗栗県)の、5つの磐石なる法城が整い、台湾広布のさらなる躍進が期待される。




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