◎御法主日如上人猊下御言葉
本日は、第3回立正安国論正義顕揚750年記念局委員会に当たりまして、委員の方々にはお忙しいところを御参集いただき、まことに有り難うございます。
まず最初に発表したいことがございます。かねがね懸案でありました御命題のうちの「大結集」、これは先般の記念局委員会の席上におきまして「総本山において7万5千名の大総会を開く」ということに決定いたしましたが、その日時を種々検討いたしました結果、平成21年7月26日にこの大総会を開催いたしたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
その10日ほど前の7月15・16日の記念大法要と多少、重なるところがありますが、記念大法要のほうは、これはいわば選抜された方々が出席せられますので、10日間の期間があれば充分にフォローできると考えております。そういうことでありますので、各位には記念大総会について今からお心得いただきたいと、このように思う次第であります。
本日は、既にお手元に議事次第が配られておりますように、全部で3つの案件について御審議をいただくわけであります。その第1号案のなかに出ております事業でありますが、これはあとあと詳しく説明いたしますけれども、佐渡の塚原に記念碑を建立したいということであります。それからもう一つは、総登山の折に記念展を開きたいということであります。これは先般、30万総登山の時に記念展を開きまして、たいへん好評でありました。今回も、もう少し企画を検討しまして記念展を開催したいと考えている次第であります。そのほかの案件につきましては、それぞれの事業計画のなかで詳しく説明いたします。
先程の記念総会の7万5千の割り当てにつきましてもよく検討いたしまして、記念局から支院長さんを通して各寺院に通知をしていきたいと考えております。現在、鋭意、検討中でありますので、その結果につきましては少々お待ちいただきたいと思います。また、記念総登山につきましても検討中でありまして、決定次第、これもまた御連絡をしたいと考えております。
いずれにいたしましても、平成21年まで、あと残り2年となりました。本年は「行動の年」でありまして、この「行動の年」の闘い如何によって21年の成否も決するのではないかと考えています。今現在、柳沢総講頭、そしてまた石毛大講頭の2人によりまして、全国において激励会を開いておりますけれども、このほかに本年度は様々な指導会等を開いて、21年に向けての態勢をきちんと整えていきたいと考えております。
これらにつきましてもあとで詳しく説明申し上げますが、いずれにいたしましても、21年に向かっての闘いの中核となるのは、この記念局委員会に出席なさっている皆様方、すなわち支院長さんであり、そしてまた広布推進員であり、御信徒にとっては連合会であり、そしてまた、それぞれの地方部長さんが中心になってくるのではないかと思います。やはりここで、僧俗一致してなんとしてでもこの御命題を達成していきたいと、このように考えている次第であります。
特に地涌倍増と大結集の2つの御命題中、大結集のほうは一往、日程と人数については決まりましたが、これもなかなか大変な闘いであります。しかし、さらに大変な闘いは、やはり地涌倍増の闘いではないかと思います、やはり地涌倍増の闘いと大結集の闘い、そしてそのほかの記念事業等も含めてでありますが、これらが全部整ってこそ、名実ともに21年を迎えることになるのではないかと思います。我々は僧俗一致して、なんとしてでも名実ともに21年を迎えたいと思います。そして仏祖三宝尊の御照覧を賜ると同時に、この御命題をくだされた御隠尊日顕上人猊下の御慈悲にお応えしていかなければならないと、強く感じている次第であります。
どうぞ各位には、それぞれの分に応じて御奉公の限りを尽くしていただきたいということをお願いし、挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。