大白法

平成19年3月1日号


主な記事

<1〜4面>

<5〜8面>


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第3回記念局委員会を開催
7万5千名大結集の日程決まる


2月20日午後3時より宗務院大会議室において、第3回立正安国論正義顕揚750年記念局委員会が開催された。

これには、記念局総裁であられる御法主日如上人猊下の御臨席のもと、記念局委員長である総監・八木円照御尊能化、同副委員長の重役・藤本日潤御尊能化、同常任委員の宗務院各部長・副部長、大石寺理串、さらに高野日海・秋山日浄・大村日統・光久日康・菅野日龍の各御尊能化、宗会議長・細井珪道御尊師をはじめとする委員の御僧侶方が御出席された。また、同副委員長の法華講総講頭・柳沢連合会委員長をはじめ信徒の委員が出席した。


委員会では初めに、記念届総裁の御法主上人猊下より御言葉を賜った。御言葉の中で御法主上人猊下は、先の第2回記念局委員会において発表となった平成21年に挙行する7万5千人の大総会の日程について、7月26日(日)に行うと御指南あそばされた。さらに、「立正安国論正義顕揚750年記念展」の開催の件等も発表あそばされ、「地涌倍増と大結集、さらにその他の記念事業も含めて、全部整ってこそ名実ともに21年を迎えることになる(趣意)」とされ、今後ともそれぞれの分に応じて御奉公の限り尽くしていただきたいと望まれた。次に八木記念局委員長より挨拶があった。

議案の審議に入り、「第1号案 記念局規約第17条第5号による事業の件」が八木記念局委員長より上程された。これについて、日蓮正宗として先に購入・取得した宗祖日蓮大聖人の史跡(佐渡塚原三昧堂跡地)に記念碑を建立する旨の提案説明が、記念大法要並びに大結集総登山・記念出版委員会主任委員の水島公正御尊師よりなされた。続いて立正安国論正義顕揚750年記念展の開催について、総本山総合整備事業委員会主任委員の佐藤慈暢御尊師より提案説明がなされた。質疑応答の後、第1号案は全員の賛同をもって可決した。

次いで「第2号案、平成19年度立正安国論正義顕揚750年記念局事業計画の件」並びに「第3号案 平成19年度立正安国論正義顕揚750年記念局予算の件」が、一括して上程され、各事業の主任委員より事業計画の説明が、また、財務部長・長倉教明御尊師より記念局収支予算書について説明が行われた。中でも総本山総合整備事業について、御影党大改修は、昨年末に修理届に対し静岡県から正式に認証があり、現在、素屋根基礎工事に着手しており、今後は素屋根・保管庫の建設や、再建組み立て工事のための図案作成へと作業が進むこと、また塔中坊の建て替え工事が当初予定されていた13ヵ坊から12ヵ坊となったことなどが発表された。すべての説明終了の後に採決となり、全員の賛成をもって可決決定された。このあと、柳沢記念局副委員長より挨拶があった。

小憩の後、再び御法主上人猊下がお出ましになり、懇談が行われた。最後に八木委員長より閉会挨拶があり、終了となった。


第1回記念局委員会は平成18年4月20日に行われ、席上、記念局の事業として「記念大法要並びに大結集総登山」「地涌倍増大結集推進」「総本山総合整備事業」「記念出版事業」の4つの事業が行われることが発表となり、御法主上人猊下より、4つの事業についてそれぞれ大切であるが、「就中(なかんずく)、地涌倍増が最大事である」(趣意)との御指南を賜った。

また、同年11月28日に行われた第2回記念局委員会においては、「記念大法要は平成21年7月15・16日に奉修する」「平成21年の1年間を通じて記念総登山を行う」「記念大総会を、7万5千人が総本山に結集し行う」ことが発表となった。

そしてこのたびの第3回記念局委員会において、「立正安国論正義顕揚750年記念大総会の日程は、平成21年7月26日(日)」「平成21年に、立正安国論正義顕揚750年記念展を総本山において行う」「記念事業として、佐渡塚原史跡に記念碑を建立する」ことが発表となった。



◎御法主日如上人猊下御言葉

本日は、第3回立正安国論正義顕揚750年記念局委員会に当たりまして、委員の方々にはお忙しいところを御参集いただき、まことに有り難うございます。

まず最初に発表したいことがございます。かねがね懸案でありました御命題のうちの「大結集」、これは先般の記念局委員会の席上におきまして「総本山において7万5千名の大総会を開く」ということに決定いたしましたが、その日時を種々検討いたしました結果、平成21年7月26日にこの大総会を開催いたしたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

その10日ほど前の7月15・16日の記念大法要と多少、重なるところがありますが、記念大法要のほうは、これはいわば選抜された方々が出席せられますので、10日間の期間があれば充分にフォローできると考えております。そういうことでありますので、各位には記念大総会について今からお心得いただきたいと、このように思う次第であります。

本日は、既にお手元に議事次第が配られておりますように、全部で3つの案件について御審議をいただくわけであります。その第1号案のなかに出ております事業でありますが、これはあとあと詳しく説明いたしますけれども、佐渡の塚原に記念碑を建立したいということであります。それからもう一つは、総登山の折に記念展を開きたいということであります。これは先般、30万総登山の時に記念展を開きまして、たいへん好評でありました。今回も、もう少し企画を検討しまして記念展を開催したいと考えている次第であります。そのほかの案件につきましては、それぞれの事業計画のなかで詳しく説明いたします。

先程の記念総会の7万5千の割り当てにつきましてもよく検討いたしまして、記念局から支院長さんを通して各寺院に通知をしていきたいと考えております。現在、鋭意、検討中でありますので、その結果につきましては少々お待ちいただきたいと思います。また、記念総登山につきましても検討中でありまして、決定次第、これもまた御連絡をしたいと考えております。

いずれにいたしましても、平成21年まで、あと残り2年となりました。本年は「行動の年」でありまして、この「行動の年」の闘い如何によって21年の成否も決するのではないかと考えています。今現在、柳沢総講頭、そしてまた石毛大講頭の2人によりまして、全国において激励会を開いておりますけれども、このほかに本年度は様々な指導会等を開いて、21年に向けての態勢をきちんと整えていきたいと考えております。

これらにつきましてもあとで詳しく説明申し上げますが、いずれにいたしましても、21年に向かっての闘いの中核となるのは、この記念局委員会に出席なさっている皆様方、すなわち支院長さんであり、そしてまた広布推進員であり、御信徒にとっては連合会であり、そしてまた、それぞれの地方部長さんが中心になってくるのではないかと思います。やはりここで、僧俗一致してなんとしてでもこの御命題を達成していきたいと、このように考えている次第であります。

特に地涌倍増と大結集の2つの御命題中、大結集のほうは一往、日程と人数については決まりましたが、これもなかなか大変な闘いであります。しかし、さらに大変な闘いは、やはり地涌倍増の闘いではないかと思います、やはり地涌倍増の闘いと大結集の闘い、そしてそのほかの記念事業等も含めてでありますが、これらが全部整ってこそ、名実ともに21年を迎えることになるのではないかと思います。我々は僧俗一致して、なんとしてでも名実ともに21年を迎えたいと思います。そして仏祖三宝尊の御照覧を賜ると同時に、この御命題をくだされた御隠尊日顕上人猊下の御慈悲にお応えしていかなければならないと、強く感じている次第であります。

どうぞ各位には、それぞれの分に応じて御奉公の限りを尽くしていただきたいということをお願いし、挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。



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