大白法

平成19年11月16日号


主な記事

<1〜5面>

<5〜8面>


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法華講連合会理事会 来年は「躍進の年」
平成20年年間方針発表


11月10日正午より法華講連合会理事会が、東京・吾妻橋の法華講富士会館で行われた。今回の理事会では、「躍進の年」と銘打たれた平成20年の年間行事計画等が審議・決定された。この理事会には、柳沢委員長、石毛副委員長をはじめ理事である38地方部の地方部長(代理1名を含む)が出席した。また、幹事の各部長が委員長の招請により出席した。理事会に先立ち柳沢委員長と共に題目三唱した後、柳沢委員長より挨拶があった。

ここで、連合会規約に基づき、委員長が議長となって理事会が開会となった。議案の審議に入る前に、明年の年間方針及び年間実践テーマについて11月1日付院達を石毛副委員長が読み上げ、来たる平成20年の年間方針「躍進の年」、また、年間実践テーマ「(1)総登山と大結集の推進、(2)真剣な勤行と唱題、(3)不断の折伏と育成」が報告された。

議案は以下の通り。

  1. 平成20年初登山会行事予定表(案)
  2. 平成20年度法華講連合会春季総登山会行事予定表(案)、並びに日蓮正宗法華講連合会第45回総会開催計画概要(案)
  3. 平成20年第6回法華講夏期講習会日程(案)
  4. 平成20年全国鼓笛隊コンクール合宿登山行事計画(案)
  5. 第13回全国鼓笛隊コンクール開催計画概要(案)
  6. 平成20年少年部合宿登山計画(案)
  7. 日蓮正宗法華講連合会第17回少年部大会開催計画概要(案)
  8. 平成20年度各地方部分担金内訳(案)

これらの議案を順次審議した結果、すべての議案について承認し、可決決定した。この後、その他の項目として、「平成19年・第5回法華講夏期講習会テキスト代収支計算報告書」について報告・説明があり、続いて次回以降の理事会日程について検討・決定された。

以上で議案の審議は終了し、最後に柳沢委員長より、今僧俗が一体となって決起大会を大成功させなければならない前代未聞の時であり、決起大会への取り組みと当日の成否が平成21年への分かれ目となる。そこで自らが先に立って実践し、全輿がそれぞれの立場において為すべきことに尽力するよう伝えていくことが大切である等との挨拶があり、午後2時半、理事会は終了した。




布教師会行われる
新会長に大村日統御尊能化

11月6日午後3時15分より、宗務院中会議室において、布教師会が行われた。この会議は、10月27日付で全国布教師15名が任命されたことに伴って開催された。これには、このたび布教師会会長に就任された大村日統御尊能化をはじめ、石井栄純御尊師、岩城永学御尊師、佐々木慈啓御尊師、菅野修道御尊師、水島公正御尊師、早瀬義久御尊師、夏井育道御尊師、阿部美道御尊師、矢野訓道御尊師、合原歓道御尊師、村上節道御尊師、諏訪涼道御尊師、宮野審道御尊師、秋山堅栄御尊師の各全国布教師が出席した。

会議では、初めに総監・八木日照御尊能化から、「興学布教の重要性から新たに任命された全国布教師の方々には、御法主上人の御意にお応えすべく平成21年に向かって大いに布教力を発揮し、ご精進いただきたい」旨の挨拶があった。

続いて大村布教師会会長より、前布教師会会長・秋山日浄御尊能化並びに高野日海御尊能化をはじめとする前全国布教師の方々の長年にわたる功績に対し敬意と感謝の意が述べられ、新たに布教師会会長に任命された決意と抱負を込めた挨拶がなされた。

引き続き、新たに布教師に任ぜられた菅野・早瀬・阿部・矢野・合原・諏訪・阿野・秋山各全国布教師から丁重なる挨拶がなされた。続いて水島教学部長より、布教師会の指針について説明があり、その後、布教師会の取り組みに対して話し合いが持たれ、会議はとどこおりなく終了した。




浄蓮坊新築落慶入仏法要・遠信坊新築落慶法要より
立正安国論正義顕揚750年記念局・総本山総合整備事業

御法主日如上人猊下御言葉

浄蓮坊新築落慶入仏法要の砌
平成19年10月24日 於 総本山塔中浄蓮坊


 本日は、立正安国論正義顕揚750年記念局の総本山総合整備事業の一環といたしまして、塔中・浄蓮坊がめでたく再建新築され、まことにおめでとうございます。

 この記念事業につきましては、近年、群発する地震の対策として、特に予想される東海地震に対しまして、登山されてくる方々の安全と、また信仰的・歴史的にまことに大事な御影堂をはじめ、総本山の建造物を護持していくという、その観点から内事部、また記念局の常任委員会、あるいは全体会議等において種々検討の結果、御影堂の大改修と耐震的に安全な坊を除いた、計18力坊について新築することに決定をした次第であります。

 その結果、第1号といたしまして本日、浄蓮坊の再建新築落慶入仏法要を迎えた次第であります。これには奥村組をはじめ関係各業者の御尽力をいただきましたことに対して、厚く御礼申し上げるものであります。

 御承知のとおり、今、宗門は日顕上人猊下より賜った平成21年の「地涌倍増」と「大結集」へ向けて僧俗一体の態勢をもって前進をしております。そのなかで、外へ向かっての折伏逆化の闘いと併せて、内部の充実と整備ということもまことに大事なことであります。

 令法久住という観点から言うならば、やはり総本山の厳護ということは、私達にとって欠かすことのできない要件ではないかと思います。そこで、先程申し上げましたとおり、皆様方の御協力を得て、塔中18カ坊の新築、そして御影堂の大改修を行うことになった次第であります。

 一つひとつの歴史のなかに、また我々の信心の歴史が刻まれてくることであります。深くそのように考えてまいりますと、今回、私達がこの機に巡り値わせていただくことができたことは、まことにもって尊いことではないかと思います。そうしたなかで僧俗一人ひとりがしっかりとこれからの精進を誓って、日顕上人から賜った地涌倍増と大結集、そしてまたこの記念事業等を見事に完遂して、御報恩申し上げていくことが大事ではないか、また日顕上人猊下にそのことを御報告申し上げていくことがまことに大事なことではないかと思います。

 皆様方には、これからもいよいよ信心強盛に御精進くださることを心からお祈りいたしまして、本日の挨拶といたします。


◎遠信坊新築落慶法要より 祝辞 記念局委員長・八木日照御尊能化

澄み渡った秋空の下、『立正安国論』正義顕揚750年記念事業といたしまして、当遠信坊が建て替えられ、ただ今ここに御法主日如上人猊下大導師のもと、晴れやかにその落慶法要が奉修されまして、慶賀に堪えません。心からお祝い申し上げます。

当遠信坊は遠く江戸時代、総本山第24世日永上人の代、元禄年中、西暦1700年頃、遠信坊日具師によって開創されたと伝えられております。当時は石之坊の北隣、今の本種坊辺りと記録にあります。また、この坊の庭から見る富士山が絶景でありましたので富士見庵とも称したと、第48世日量上人が誌しておられます。その後、元文2(1737)年、発心者の島崎嘉亭(かてい)という人によって再興されました。島崎氏はその功によって、「円入坊日勝と号す」と記録にあります。

総本山第51世の日英上人は御隠退後、この坊にお住まいになっておられました。その後、文久2(1862)年、薩摩藩藩主・島津斉彬公の寄進によって再々興されました。これは、先に入信していた島津家出身の南部八戸藩藩主・南部信順公の強い折伏によって島津斉彬公が入信し、その斉彬公の養女・篤姫(あつひめ)−この方は江戸幕府第13代将軍家定公の正室となり、落飾後は天璋院(てんしょういん)と称されますが−この姫君がお城入りできたというその御報恩に、斉彬公が金子100両を総本山へ御供養されました。これを基として、日英上人が場所を方丈の南、今の大講堂の近くに移しまして、再々興されたわけであります。

しかしそれも、明治に入りましていつしか廃れてしまいました。その後昭和38年、第66世日達上人により、現在のこの地に、第二次大戦後建てられた仮客殿を解体した材料などを用いて建てられて、今日まできた次第であります。遠信坊という名称の上からたどって代を数えますと、再々々興(第4代目)ということになります。

さて、このたび記念事業の一環といたしまして、このように見事に新築落慶を見た次第であります。御住職の水谷師には、塔中坊としての役割を十分自覚をし、御戒壇様と御法主上人の御守護と御給仕を怠ることなく、また登山者の受け入れ、さらに所属ご信徒の教化育成・折伏にと、活躍を期待するものであります。

さらに、間もなく第2回の特別御供養の勧募の時がまいります。ご参詣の皆様方には、それぞれ真心からの志を供えられるよう、お願いする次第であります。

どうか今日のこの慶事を契機といたしまして、御本尊様、そして御法主上人猊下への御報恩の心をもって、いよいよご精進されるよう望みます。終わりになりましたが、建築工事、また仏具担当の方々など、多くの関係者各位に満腔の謝意を表しまして、記念局を代表しての祝辞といたします。


◎浄蓮坊新築落慶入仏法要より 経過報告 総本山総合整備事業委員会主任委員・佐藤慈暢御尊師

爽やかな秋晴れの本日、御法主日如上人猊下の大導師のもと、浄蓮坊建替え、新築落慶入仏法要を奉修申し上げましたところ、日蓮正宗総監・立正安国論正義顕揚750年記念局の八木委員長、日蓮正宗重役・藤本副委員長をはじめ各常任委員、並びに各委員・塔中山内有縁の諸大徳、また、法華講総講頭・連合会委員長・立正安国論正義顕揚750年記念局の柳沢副委員長をはじめ委員各位、総本山総代、浄蓮坊総代・役員、代表信徒各位、寺族代表の皆様にも何かとお忙しいところ、ご出席を賜りありがとうございました。

さらには株式会社奥村組代表取締役社長・奥村太加典様をはじめ工事関係者のご出席をいただき、厳粛に奉修できましたこと、有り難く篤く御礼申し上げます。

記念局総本山総合整備事業による、塔中建替えの経過と概要についてご報告いたします。

『立正安国論』正義顕揚750年を平成21年に迎えるに当たり、挙宗一致をもって寺域を荘厳し御報恩申し上げるため、平成18年4月、立正安国論正義顕揚750年記念局が設置され、記念事業の一つとして、総本山総合整備事業を実施することになり、「御影堂の大改修」と「塔中坊の建替え並びに山内整備事業」を行うことが決定いたしました。

昨今、この東海地方に巨大地震が起きる確率が高いとの指摘があり、県を中心に地震対策が進められております。この時を得て、総本山といたしましては、早急に手を打たなければならない10カ坊の建替え、耐震補強工事に8力坊を選び、記念局より承認をいただきました。しかし、景観及び使用の利便性等を検討考慮した結果、すべて建て替えることとし、再度承認をいただいた次第であります。この18力坊を4つのグループに分けて、工事を施工する計画といたしました。

まず、第1グループとして、浄蓮坊・遠信坊・久成坊・蓮東坊の4カ坊の建替え工事を行うこととし、平成18年5月より本格的な準備に入り、設計に着手し、種々打ち合わせを重ね、常任委員会等の決済を得て工事を進めてまいりました。即ち、昨年の9月に建物解体、10月30日に起工式を行い工事に着手し、今年3月15日上棟式を執り行い、本日、第1番目として浄蓮坊新築落慶入仏法要の運びとなった次第であります。まことにおめでとうございます。

浄蓮坊の建物概要について、ご説明申し上げます。構造は、木造(一部鉄骨)桧造り、瓦葺、平家建て(一部二階建て)となっております。本堂は寄せ棟造りで、天井は格天井造り、屋根の高さ10・59m、約六間四面、広さ128m(約39坪)、堂内畳45畳、板間15畳相当で合計60畳敷ほどの広さとなっております。

信徒使用部分は平屋造りで、507m(154坪)、広間は117畳敷、58・5坪で、間仕切りを設けて三つに仕切ることができるようになっており、体の不自由な方にも配慮した、冷暖房を備えた造りになっております。庫裡は2階建て合計346m(104坪)で、階下には10畳三間続きの通し間とダイニングキッチン等となっております。2階は住職の居住域となっております。本堂・広間・庫裡等を含めた総建築面積は、981m(297坪)であります。

施工を担当いただきました奥村組・川俣組・天晴様はじめ関係各位には、最先端の工法と卓越した技術を取り入れた耐震性を重視した造りで、寺院建築としての伝統を取り入れながら、当方の意をよく汲み取り、使い勝手のよい明るい立派な建物を、無事故で期日に完成してくださいました。

これは皆、御法主日如上人猊下の御慈悲の賜であり、法華講員皆様の赤誠の信心と護惜建立の篤き志があってのことであります。ご登山される全信徒が、安全かつ快適に過ごし、有意義なる登山会を行うことに大きく寄与できるものと確信いたします。平成21年・『立正安国論』正義顕揚750年の御命題達成に向かってのさらなる精進をお誓い申し上げ、以上、経過報告といたします。



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