<5〜8面>
ここで、連合会規約に基づき、委員長が議長となって理事会が開会となった。議案の審議に入る前に、明年の年間方針及び年間実践テーマについて11月1日付院達を石毛副委員長が読み上げ、来たる平成20年の年間方針「躍進の年」、また、年間実践テーマ「(1)総登山と大結集の推進、(2)真剣な勤行と唱題、(3)不断の折伏と育成」が報告された。
議案は以下の通り。
これらの議案を順次審議した結果、すべての議案について承認し、可決決定した。この後、その他の項目として、「平成19年・第5回法華講夏期講習会テキスト代収支計算報告書」について報告・説明があり、続いて次回以降の理事会日程について検討・決定された。
以上で議案の審議は終了し、最後に柳沢委員長より、今僧俗が一体となって決起大会を大成功させなければならない前代未聞の時であり、決起大会への取り組みと当日の成否が平成21年への分かれ目となる。そこで自らが先に立って実践し、全輿がそれぞれの立場において為すべきことに尽力するよう伝えていくことが大切である等との挨拶があり、午後2時半、理事会は終了した。
会議では、初めに総監・八木日照御尊能化から、「興学布教の重要性から新たに任命された全国布教師の方々には、御法主上人の御意にお応えすべく平成21年に向かって大いに布教力を発揮し、ご精進いただきたい」旨の挨拶があった。
続いて大村布教師会会長より、前布教師会会長・秋山日浄御尊能化並びに高野日海御尊能化をはじめとする前全国布教師の方々の長年にわたる功績に対し敬意と感謝の意が述べられ、新たに布教師会会長に任命された決意と抱負を込めた挨拶がなされた。
引き続き、新たに布教師に任ぜられた菅野・早瀬・阿部・矢野・合原・諏訪・阿野・秋山各全国布教師から丁重なる挨拶がなされた。続いて水島教学部長より、布教師会の指針について説明があり、その後、布教師会の取り組みに対して話し合いが持たれ、会議はとどこおりなく終了した。
浄蓮坊新築落慶入仏法要の砌
この記念事業につきましては、近年、群発する地震の対策として、特に予想される東海地震に対しまして、登山されてくる方々の安全と、また信仰的・歴史的にまことに大事な御影堂をはじめ、総本山の建造物を護持していくという、その観点から内事部、また記念局の常任委員会、あるいは全体会議等において種々検討の結果、御影堂の大改修と耐震的に安全な坊を除いた、計18力坊について新築することに決定をした次第であります。
その結果、第1号といたしまして本日、浄蓮坊の再建新築落慶入仏法要を迎えた次第であります。これには奥村組をはじめ関係各業者の御尽力をいただきましたことに対して、厚く御礼申し上げるものであります。
御承知のとおり、今、宗門は日顕上人猊下より賜った平成21年の「地涌倍増」と「大結集」へ向けて僧俗一体の態勢をもって前進をしております。そのなかで、外へ向かっての折伏逆化の闘いと併せて、内部の充実と整備ということもまことに大事なことであります。
令法久住という観点から言うならば、やはり総本山の厳護ということは、私達にとって欠かすことのできない要件ではないかと思います。そこで、先程申し上げましたとおり、皆様方の御協力を得て、塔中18カ坊の新築、そして御影堂の大改修を行うことになった次第であります。
一つひとつの歴史のなかに、また我々の信心の歴史が刻まれてくることであります。深くそのように考えてまいりますと、今回、私達がこの機に巡り値わせていただくことができたことは、まことにもって尊いことではないかと思います。そうしたなかで僧俗一人ひとりがしっかりとこれからの精進を誓って、日顕上人から賜った地涌倍増と大結集、そしてまたこの記念事業等を見事に完遂して、御報恩申し上げていくことが大事ではないか、また日顕上人猊下にそのことを御報告申し上げていくことがまことに大事なことではないかと思います。
皆様方には、これからもいよいよ信心強盛に御精進くださることを心からお祈りいたしまして、本日の挨拶といたします。
平成20年年間方針発表
新会長に大村日統御尊能化
立正安国論正義顕揚750年記念局・総本山総合整備事業
平成19年10月24日 於 総本山塔中浄蓮坊
本日は、立正安国論正義顕揚750年記念局の総本山総合整備事業の一環といたしまして、塔中・浄蓮坊がめでたく再建新築され、まことにおめでとうございます。