大白法

平成20年1月1日号


主な記事

<1〜5面>

<6〜8面>


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立宗756年の新春を寿ぎ奉る


総本山第68世御法主日如上人猊下 新年の辞


日如上人猊下  全国法華講員御一同には、清々しく立宗756年の新春を迎え慶賀の至りに存じます。

 いま宗門僧俗が、来るべき平成21年立正安国論正義顕揚750年、地涌倍増と大結集の御命題達成へ向けて、異体同心・一致団結して、力強く前進していることは誠に慶びに堪えません。

 また、宗内僧俗からの尊い御供養によって、記念事業の一環として行われている御影堂の大改修工事並びに塔中坊の再建新築工事等の総本山総合整備事業も、また記念出版事業等も孰(いず)れも順調に作業が進められていることは、誠に御同慶の至りであります。


 さて、本年「躍進の年」が御命題達成の鍵を握る極めて大事な年であることは各位には重々御承知の事と存じます。

 世間でも「有終の美を飾る」と云われておりますが、物事は最後の仕上げが最も大切であり、御命題達成までの残り一年、本年最後の年を勝利することが御命題達成の絶対的要件であります。それには、先ず一人ひとりが身軽法重・死身弘法の決意を固め、志を一つにして、いま為すべき事を為すことであります。

 具体的には、本年度各講中で立てた誓願を必ず達成することであります。万難を排し、必ず眼前の目標を達成しなければ先を望む事は出来ません。史記にも「断じて行えば鬼神も之を避く」という言葉がありますが、たとえ如何なる困難に遭遇しようとも、確たる信念と目的を持ち、確信をもって挫(くじ)けず遂行する者は、必ず事を成し遂げる事が出来るのであります。

 大御本尊への絶対の信と、それに基づく確乎不抜(かっこふばつ)の信念、更に自らの行動に確信を持ち、誓願達成を目指して、如何なる障魔が行く手を阻(はば)もうとも、途中で挫折せず、信念を曲げず、御本尊の広大なる功徳と御照覧を信じ、辛抱強く、飽くなく続けていくことが勝利の秘訣であります。

 若し、誓願が達成できないとしたら、御本尊への祈りと自らの行動が欠けているからであります。

 大聖人は『祈祷抄』に、「大地はさゝばはづるゝとも、虚空をつなぐ者はありとも、潮の満ち干ぬ事はありとも、日は西より出づるとも、法華経の行者の祈りのかな(叶)はぬ事はあるべからず」(御書630ページ)と仰せであります。

 この御金言には、確かに「法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」と仰せではありますが、それには我等の強盛なる信心が伴わなければ祈りは叶わないことを知るべきであります。

 『王舎城事』には、「御祈の叶ひ候はざらんは、弓の強くしてつる弱く、太刀つるぎ(剣)にて使う人の臆病なるやうにて候べし。あへて法華経の御失にては候べからず」(同975ページ)と仰せであります。

 各位には、よくよくこの御金言を拝し、本年「躍進の年」の必勝を期して、愈々(いよいよ)強盛なる信心に住し御精進下さるよう願うものであります。


 特に、本年は大佳節の前年に当たるところから、全国4ヶ所において「地涌倍増大結集推進決起大会」を行うことになっております。

 この大会は、御命題達成を期して行われるもので、先ず、この「決起大会」を大成功裡に修め、決河之勢いを以て21年の大佳節へ向けて進取果敢に大折伏戦を展開し、御命題の地涌倍増と7万5千の大結集、更に記念総登山を達成すべく、僧俗和合・異体同心・一致団結して事に当たられるよう衷心より願うものであります。

 大聖人は『持妙法華問答抄』に、「過去遠々(おんのん)の苦しみは、徒(いたずら)にのみこそ受け来しか。などか暫(しばら)く不変常住の妙因をうへざらん。未来永々の楽しみはかつがつ心を養ふとも、強ゐてあながちに電光朝露の名利をば貪(むさぼ)るべからず。『三界は安きこと無し、猶火宅の如し』とは如来の教へ『所以に諸法は幻の如く化の如し』とは菩薩の詞(ことば)なり。寂光の都ならずば、何(いづ)くも皆苦なるべし。本覚の栖(すみか)を離れて何事か楽しみなるべき。願はくは『現世安穏後生善処』の妙法を持つのみこそ、只今生の名聞後世の弄引(ろういん)なるべけれ。須(すべから)く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧めんのみこそ、今生人界の思出なるべき」(同300ページ)と仰せであります。

 全国法華講員各位には、この御金言を心肝に染め、御命題達成へ向けて愈々御精進下さることを心から念じ、新年の挨拶といたします。




御隠尊日顕上人猊下 新年の辞


日顕上人猊下  平成20年の新春、おめでとうございます。

 日蓮正宗信徒の皆様には一念随喜の信心をもって、元気一杯の姿で此の正月を迎えられた事と存じます。此の新年に当り、何よりもありがたい事は下種三宝尊の常恒の御威光倍増を根本として、其の大法を一身に持ち、率先垂範せられる日如上人猊下のいよいよ御健祥にて宗門を教導あそばす事であります。またその雄大な指南の下、宗務院其の他宗内各部門に於る担当各僧侶、全国600に垂(なんな)んとする各寺住職其の他教師各々に於ても意気揚々と行学に邁進し、大法広布への大目標を心魂に染めて日夜精進していることも、頼もしい限りであります。そして、更に、死身弘法の輝かしい伝統による法華講信徒の皆様方が、日如上人の明哲涌く如き折伏大号令に、平成21年立正安国論正義顕揚750年の大慶事に向って弛(たゆ)みない自行化他の前進をされている事は、何物にも増して喜ばしい事であります。

 かくて本年はその重要な過程として、全国4ヶ処に於る地涌大結集が行われますが、これこそ謗法堕落の宗教により腐敗した世相に対する大浄化運動であります。皆様方一人一人が破邪顕正の大精神をもってこれに参加し躍進するところに、おのづから正法広宣流布の強固な因縁が築かれることを確信します。

 下種本仏宗祖日蓮大聖人の三大秘法の南無妙法蓮華経こそ、究極的に一切衆生を救済する仏法であり、個人・家庭・社会・国家、そして世界を安穏ならしめる大正法であることを固く信解すべきであります。

 それにつけても忘るべからざる御聖訓は、「行学の二道をはげみ候べし。行学た(絶)へなば仏法はあるべからず。我もいたし人をも教化候へ。行学は信心よりをこるべく候。力あらば一文一句なりともかたらせ給ふべし」(御書668ページ)の御文であり、信の一字に徹して御本尊に題目を唱えるとき、あらゆる境遇のあらゆる人に於て不思議な心の閃(ひらめ)きと共に即処即応の正しい利益を得ること、大地を的とする如くです。

 その確信を得たら直ちに折伏を行ずることが肝要であります。まことに皆様一人一人の修行の為にも、また現当二世の大幸をもたらす為にも、更に尤(もっと)も重大な未来広宣流布の為にも、本年は大切な年であると思います。

 皆様の御健康と益々の信行倍増を心よりお祈り申し上げ、一言新年の祝辞と致します。




○ 総監・八木日照御尊能化

平成20年・立宗756年の新春、明けましておめでとうございます。御法主日如上人猊下並びに御隠尊日顕上人猊下におかせられましては、御健勝にて新年をお迎え遊ばされ心からお慶び申し上げます。

法華講総講頭・柳沢喜惣次氏、大講頭各位をはじめ、全国の法華講員各位には、立宗756年「躍進の年」の新春を清々しく迎えられたことと御同慶に堪えません。

先般は、記念局第2回特別御供養に多くの方々が篤い護法の志をもって参加されました。まことに尊いこととお礼を申し上げます。総本山総合整備事業も昨年度4カ坊が立派に落慶し、本年度は実に14カ坊が一挙に落成する予定であります。これは未曽有の壮挙であり、御本尊様の御加護と御当代日如上人の御高徳に依るところと有り難く拝するものであります。

さて本年は「躍進の年」であります。御命題達成をめざし僧俗が一体となって弾みをつけ、目覚しい勢いで大躍進を遂げる年であります。年初から、全国4カ所の会場において、御法主日如上人猊下と御隠尊日顕上人猊下の御臨席を仰ぎ奉って地涌倍増大結集推進決起大会が開かれます。そこに各地域で活躍する地涌の眷属の精鋭が大結集し、大歓喜の中に一層の気運を高めて決起し、明年の御命題完遂に向けて、着実な前進が開始されます。

また、明年7月26日、総本山において開催される立正安国論正義顕揚750年記念大総会へ参加の各支部の精鋭代表人数も既に決定しています。さらに全国の中の全講員が一年間を通して御報恩の記念総登山を実施することも打ち出されています。本年の内に指導教師のもと綿密な計画を立て、家庭訪問を通して全員参加を呼びかけ、大成功を期してまいりましょう。

大聖人様は、「あひかまへて御信心を出だし此の御本尊に祈念せしめ給へ。何事か成就せざるべき」(御書685頁)と仰せられています。真剣な勤行と唱題による功徳と歓喜をもって、不断の折伏と人材の育成、そして地涌倍増を成し遂げ、総登山と大結集を必ず成就すべく、僧俗一致して勇猛精進することが肝心です。

全国の法華講輿の皆様の御健勝と各支部・地方部のいよいよの興隆発展をお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。


○ 重役・藤本日潤御尊能化

平成20年・立宗756年の新春、明けましておめでとうございます。御法主日如上人猊下、御隠尊日顕上人猊下におかせられましては、いよいよ御壮健にて宗門をみそなわれますこと、まことに慶賀の極みであります。法華講総講頭・連合会委員長・柳沢喜惣次氏をはじめ、大講頭各位、全国法華講員の皆々様にも、お元気にて新年をお迎えのことと、心よりお喜び申し上げます。

『立正安国論』正義顕揚750年の大佳節もいよいよ明年と迫った本年は、「躍 進の年」と銘打たれました。平成14年に御命題を賜って以来、昨年「行動の年」まで積み上げてきた実績を基に、明21年の御命題「地涌倍増」と「大結集」の達成に向けて大きく躍進すべき、まことに重要な年であります。特に記念大総会・7万5千名大結集のプレ大会となる全国4会場における決起大会は、何としても成功させなければならない重要な大会であり、各支部とも僧俗一体となって全力をあげて取り組んでいただきたいことを心から願っております。

世間においては、先の参議院選挙で民主党が圧勝して以来、所謂衆参両院のネジれ現象が起こって、国内外の諸施策に大きな影響を及ぼしており、衆議院の解散総選挙が取沙汰される状況であります。地球温暖化問題、石油の高騰、その他の不安要因は増大する一方であり、正に邪法乱国の様相を呈しております。

大聖人様は、「仏法やうやく顛倒(てんどう)しければ世間も又濁乱せり。仏法は体のごとし、世間はかげのごとし。体曲がれば影なヽめなり」(御書1469ページ)と仰せられ、仏法が曲げられているから世間が濁乱する旨をお示しであります。

平成21年の大佳節は、こうした状況を打破して、広布への新たな展開を期すべき大きな契機というべきであります。而してそのために必要なのが折伏であり、育成であります。されば私共は、どこまでも御法主上人猊下の御指南を根本に、僧俗一致して折伏と育成に精進を重ね、以て「躍進の年」の目標達成に全力を尽してまいろうではありませんか。

皆様の益々の御健勝と御精進をお祈り申し上げ、一言以て新年のご挨拶とさせていただきます。



□ 法華講連合会委員長・柳沢喜惣次総講頭

清々しく迎える平成20年「躍進の年」の新年、おめでとうございます。

御法主日如上人猊下には、愈々の御健勝にて、御登座以来3年目の新年をお迎え遊ばされ、ここに御宗門の御隆昌と立宗756年の新春を謹んで寿ぎ奉ります。また、御隠尊日顕上人猊下におかせられましても頗(すこぶ)る御壮健にて、限りなく開けゆく御宗門の新年を謹んで寿ぎ奉ります。

総監・八木日照御尊能化、重役・藤本日潤御尊能化をはじめ各御尊能化・御尊師方・寺族の皆様にも謹んで新年のお祝いを申し上げます。おめでとうございます。

本年は、『立正安国論』正義顕揚750年の大慶事の前年であります。千載に悔いのない本年の信行はと問われたら、私は一点は全国4会場の決起大会の大成功、今一つは特別御供養最終回の悔いなき御供養と申し上げます。そのためには、一年間弛みなき日々の信心と丹精が大事であります。

折伏で大事な心得は、自分の折伏への偏見と執着によって、大御本尊様の御利益も相手の心も見えなくなっていることの反省であります。救われたいのは相手であり、救えるのは御本尊様であります。この筋道を弁え、礼を失しなければ、相手は必ず反応を示してきます。つまり自分の力ではないということであります。

またこのたびの決起大会は、未だかつてない両上人猊下御臨席のプレ大会であります。地域の信・不信・謗法の識者も含め、多数の中で堂々と『立正安国論』の正義を顕揚していく大会であります。我ら法華講員は、この因縁を誇りとしていかなければなりません。

二点目の特別御供養については、結論から申しまして、御供養は正しく教わらなければ、一生を空しく終わってしまいます。信心している人々は、護られて生活しておりますが、畜生は自分の生活を誰も護ってくれてはいません。現代人も同様に、謗法の者は自分で自分を護る以外に方策はありません。人生を判っている人が見たら、実に愚かなことであります。

我らはいかなる因縁か、『立正安国論』正義顕揚750年に巡り合う、そこに猊下の驥尾に付して本年の信行をどこまでも全うしてまいろうではありませんか。新年に当たり、皆様方の御健勝と各支部の御活躍を御祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます


□ 法華講連合会副委員長・石毛寅松大講頭

平成20年「躍進の年」の新年、明けましておめでとうございます。

御法主日如上人猊下並びに御隠尊日顕上人猊下におかせられましては、益々御健勝にわたらせられて、新年をお迎え遊ばされましたことを、衷心より謹んでお祝い申し上げます。また日蓮正宗総監・八木日照御尊能化、日蓮正宗重役・藤本日潤御尊能化、富士学林長・大村日統御尊能化をはじめ、各御尊能化・御尊師にも、益々御健勝にて新年をお迎えなされましたことを、心よりお祝い申し上げます。

平成21年・『立正安国論』正義顕揚750年における「地涌倍増」と「大結集」の御命題実現も、いよいよあと一年後に迫ってまいりました。御宗門は、この御命題を達成するため、本年を「躍進の年」と定め、
 (一)総登山と大結集の推進
 (二)真剣な勤行と唱題
 (三)不断の折伏と育成
の三項目を、年間実践テーマとしてお示しくださり、この三項目は、「地涌倍増」と「大結集」・「総登山」の御命題を実現するためには、不可欠のテーマであると御指導くださっております。

私たち法華講員は、御法主上人猊下の驥尾に付して、御宗門より示された「躍進の年」の意義と年間実践テーマを心肝に染め、地涌の眷属としての誇りと使命感をもって一人ひとりが折伏を実践し、御命題実現に向かって大躍進をしていかなければならないと、決意を新たにするものであります。

大聖人様は『聖人御難書に、「月々日々につより給へ。すこしも弛む心あらば魔たよりをうべし」(御書1397ページ一)また『祈祷抄』にも、「大地はさヽばはづるヽとも、虚空をつなぐ者はありとも、潮の満ち干ぬ事はありとも、日は西より出づるとも、法華経の行者の祈りの叶はぬ事はあるべからず」(同630ページ)と仰せられております。

「躍進の年」の本年こそ、まさに大功徳を積ませていただける、千載一遇の年であることを自覚し、あらゆる魔を破り、困難を乗り越えて、大躍進をしていこうではありませんか。皆様の御健康と御健闘をお祈り申し上げ、新年の挨拶といたします。



海外より新年の決意


○妙昌寺(スペイン)住職 中野道賢御尊師

「躍進の年」、平成20年の新春、明けましておめでとうございます。『立正安国論』正義顕揚750年の大佳節をいよいよ明年にひかえた新年、私共妙昌寺僧俗は個々の信行を「躍進」すべく、昨年以上の精進をしていくことを御宝前にお誓いいたしました。

当寺におきましては、数年前より、折伏成就のためのリレー形式による5時間唱題を実践しておりますが、この功徳の実証として、昨年は特に若い講員の折伏が活発となり、講中全体に大きな活気を与えてくれました。本年もこの勢いを持続できるように、日々の唱題はもとより、海外信徒に与えられました年間実践目標、
 (1)真剣な勤行と唱題
 (2)折伏の不断の実践
 (3)人材の育成と総登山の推進
を信行の柱として、僧俗共に実践してまいりたいと思います。

さらに、「異体同心なれば万事を成じ、同体異心なれば諸事叶ふ事なし」(御書1389ページ)との御金言を心肝に染め、御法主日如上人猊下の御指南のもとに、本年一年を悔いの残らないように、また明年の『立正安国論』正義顕揚750年を、胸を張って迎えることができるように、異体同心の結束をもって精進してまいりますことをお誓いし、新年の決意とさせていただきます。


○妙願寺(インドネシア)住職 高橋正勲御尊師

立宗756年の新春、明けましておめでとうございます。

思い起こせば2年半前に、前御法主日顕上人猊下大導師のもと、妙願寺寺号公称・板御本尊入仏法要が奉修されました。爾来、インドネシア信徒はその時の感動を糧に、日々自行化他に邁進してきました。その結果、毎月妙願寺で行われる研修会には1千名を超す参加者が集うようになり、また毎年7月に当寺で開催される全国青年部研修会、さらには毎年10月に地方を会場として行われる全国総会などの行事は、年を追うごとに充実してきております。

これからも、多くの信徒が歓喜で寺院に参詣し、思う存分に活動できるように配慮することはもちろんのこと、「躍進の年」と銘打たれた本年、この年間方針に適うべく、御法主日如上人猊下の御指南のもと、僧俗和合・異体同心して、種々の活動を通じてさらなる信心倍増と折伏行を重ね、来たるべき平成21年・『立正安国論』正義顕揚750年の御命題達成に向け、悔いなきよう、切磋琢磨していく所存です。


□パナマ布教所信徒 ルース・トレス

パナマより、2008年新年明けましておめでとうございます。

2007年には、パナマ布教所新責任者の座替式ならびに入院式が行われました。その際、海外部長・漆畑行雄御尊師が来賓の御僧侶とともに、初めてパナマに来てくださいました。驚きと共に、とても感謝しています。

パナマでは、『立正安国論』正義顕揚750年へ向け、100人のご登山を目標にしています。その目標を達成し、御法主上人猊下の御指南にお応えするためには、もっともっと真剣に唱題と折伏に励んでいかなければなりません。

『三大秘法稟承事』には、「末法に入って今日蓮が唱ふる所の題目は前代に異なり、自行化他に亘りて南無妙法蓮華経なり」(御書1594ページ)とあります。布教所責任者の御僧侶と共に、パナマ全信徒は異体同心の強い絆で、目標完遂に向けて精一杯がんばってまいります。

2008年「躍進の年」、皆様方のご活躍をお祈り申し上げます。併せてますますのご健勝をお祈り申し上げるものです。


□法華寺(ガーナ)信徒 ニコエ・アファチャオ

私はガーナ法華寺に所属し、隣国のトーゴ国責任者をしております。私は2005年3月からトーゴ国のリーダーとして任命され、現在まで御報恩の気持ちを第一に精進してまいりました。

入信した当初は創価学会員でしたが、脱会して再び正しい信心をしていることを非常に誇りに思います。

国の代表として何をすべきかを考えるとき、信仰を第一とする大切さに何度も気付きました。また、常に隙を探している魔の存在にも、細心の注意を払い、惑わされることのないよう、勤めてまいりました。

確かに、正しい信仰心を常に持ち続けるというのは非常に難しいと思いますが、御本仏日蓮大聖人は『新池御書』に、「何としても此の経の心をしれる僧に近づき、弥(いよいよ)法の道理を聴聞して信心の歩みを運ぶべし」(御書1457ページ)と仰せです。どこまでも御法主日如上人猊下の御指南を仰ぎ、御住職様の御指導のもと、自行化他の信行に励まねばなりません。そこに立ちはだかるすべての問題は、我々の折伏と求道心の証明でもあります。我々には、至らない点もありますが、その身そのままの姿で仏様の前に座り、固く大きな決意をもって精進してまいります。

『立正安国論』正義顕揚750年に向け、トーゴ国の法華講員を代表し、下記の決意をいたします。

  1. 御法主上人猊下の御指南を心肝に染め、異体同心のもと、信行に励みます。
  2. 心からの御供養をします。
  3. 本年2008年は100名の折伏を目標にします。
  4. 隣国ガーナの法華寺で奉修される全法要にたくさんの信徒が参加できるよう励みます。
  5. 我々の国にいつの日か寺院を建立できるよう、その礎(いしずえ)を着実に造っていきます。

ありがとうございました。



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