大白法

平成20年11月1日号


主な記事

<1〜3面>

<4〜8面>


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「躍進の年」全支部の誓願達成に向けて
確実に進む地涌倍増の波動


深まりつつある秋の中、全国から折伏誓願目標達成の報が相次いでいる。

  • 総本山塔中・百貫坊支部(指導教師・佐藤慈暢御尊師)
  • 同本住坊支部(同・楠美慈調御尊師)
  • 北海道留萌市の開道寺支部(宮脇正能御尊師)
    開道寺支部は、北海道決起大会に15名目標のところ26名参加できた。これに向けて御住職も地元講員宅をすべて訪問した他、講員同士が足を使い、連絡を取り合って啓蒙を進めた結果だ。この自分たちの出した決起大会への結果を大きな喜びとして折伏の推進力となし、「御会式までに」の目標を無事、2週間前の10月5日達成となった。

  • 青森県三沢市の速成寺支部(日高正広御尊師)
    速成寺支部は、5・6月と停滞したが、8月の布教区別地涌倍増大結集推進僧俗指導会で「9月の支部総登山までに完遂」と決意し、支部総登山前日の9月26日に目標の10世帯を達成。

  • 埼玉県川越市の本種寺支部(佐藤公妙御尊師)
    本種寺支部は昨年秋から設けた唱題会の効果で年初からよいスタートを切り、30世帯の目標のところ、10月9日現在35世帯の成果。

  • 東京都北区の妙證寺支部(石井信量御尊師)
  • 東京都大島町の妙安寺支部(河津雄薫御尊師)
    伊豆大島の妙安寺支部は、僧俗指導会で「10月4日の御会式までに完遂する」と決意したからにはと奮い立ち、9月24日に8世帯を達成。

  • 東京都八王子市の常修寺支部(宮下雄鎮御尊師)
    常修寺支部は9月23日に目標の20世帯を達成。

  • 千葉市の真光寺支部(新井契道御尊師)
    真光寺支部は、10月16日に目標35世帯を達成し、28日現在で37世帯。例年目標は達成してきたが、年末までかかることも多かった。今年も6月まで累計10世帯と出遅れたが、その後7月は3世帯、そして8、9、10月はそれぞれ8世帯の成果を見た。今、折伏推進会を毎週開いているが、すっかり「動くのが楽しい一様相に変わり、目標を50世帯に設定し直して活発に動いている。

  • 長野県大町市の常楽寺支部(池田雄源御尊師)
    常楽寺支部は、10月1日に目標の20世帯を達成した。婦人部長を中心に、婦人部有志10名程度が車に乗り合わせて毎月の添書登山を決意し、その行き帰りの車中では、折伏の打ち合わせ等で会話が弾んでいる。

    同じ甲信地方部で、748号において紹介した6月に折伏誓願目標50世帯を達成した長野市の妙相寺は、現在目標を100世帯に上乗せして、10月28日現在の成果が93世帯となった。

  • 富士宮市の法善寺支部(小野寺公要御尊師)
  • 富士宮市の下之坊支部(岡田広裕御尊師)
  • 岐阜県恵那市の得浄寺支部(佐藤道幸御尊師)
    得浄寺支部は、10月5日に目標の12世帯を完遂。決起大会の大勝利の喜びが大きかった。そして「折伏は一度で諦めないこと」を言い続けた御住職。その結果、多くの講員が「動いた分だけ結果が出る」喜びを体験できた。創価学会員が自ら脱会したいとお寺を訪ねてきた例も複数ある。

  • 三重県鈴鹿市の光徳寺支部(大場正妙御尊師)
    鈴鹿市の光徳寺支部は6世帯の目標を6月13日に突破し、現在は10世帯の成果。

  • 大阪市淀川区の妙栄寺支部(岡崎法顕御尊師)
    45世帯を9月29日に成就した妙栄寺支部は、大阪地方部で4カ寺目の達成支部であるが、他にも、昨年宗門に返還され約80世帯で出発した蓮華寺支部などは、目標をその2割近い15世帯に設定し、現在10世帯と奮闘している。

  • 山口県岩国市の弘法寺支部(盛岡窮道御尊師)
    弘法寺支部は10月18日の支部総登山めざして精進し、10月15日に目標の22世帯を達成。

  • 山口県柳井市の大栄寺支部(宇都宮広伝御尊師)
  • 愛媛県四国中央市の実妙寺支部(三谷雄覚御尊師)
    実妙寺支部は、講頭・副講頭が早朝勤行に参加するようになって空気が変わり、目標12世帯を達成できた。

  • 徳島市の敬台寺支部(日比野慈成御尊師)
  • 長崎県五島市の法通院支部(中川雄堅御尊師)
  • 宮崎県小林市の実報寺支部(高見信妙御尊師)

    以上の各支部が年間折伏誓願目標を達成。まことにおめでとうございます。

    そして、あと1世帯で達成という支部には、余市町の久昌寺支部、稚内市・法清院支部、京都市伏見区・宣照寺支部、府中市・長妙寺支部、防府市・覚正寺支部、松山市・応供寺支部、小松島市・成顕寺支部、吉野川市・修徳院支部、臼杵市・善妙寺支部等々あり、あと2世帯で達成の支部となると、その数は格段に多くなる。あと3世帯の支部数はさらに多く、その中には今年180世帯の目標を掲げ、毎年必ず折伏誓願を成就してい埼玉県草加市の宣行寺支部も。

    また、8月より京都市左京区の住本寺事務所を開所して折伏に励む御住職・阿部郭道御尊師と檀信徒は、開所当初に勧誡を受けた49世帯でスタートした。御住職と役員は、自称正信会信徒となったかつての講員を一人でも多く救おうと電話を活用しながら一軒一軒訪ね、正しい情報を与えられていない正信会信徒に真実を伝え、自分で考えさせ、次々と勧誡まで導いている。そうして自主的に勧誡を受けた人は、日蓮正宗に戻れた喜びから、さらに自分同様に苦しんでいる人を救おうと縁を広げ、現在100世帯の陣容となっている。

    一度信仰の道を迷った末に、創価学会あるいは正信会から正法に戻ってきた方々、全く日蓮正宗を知らないところから正法に縁した方々、いずれも深い因縁があって、『立正安国論』正義顕揚750年の大佳節に間に合って、本年の入信、勧誡となった。明年を慶祝申し上げ、さらに未来まで永く『立正安国論』の正義を共に手を携え弘めていく地涌の友。

    今進んでいる地涌倍増を大きく確かなものとするのは、本年の私たちの信行にかかっている。




  • 立正安国論正義顕揚750年特別御供養(第3回)に向けて


    平成18年、『立正安国論』正義顕揚750年の記念事業遂行のため、「立正安国論正義顕揚750年特別御供養」が行われることが決まり、同年4月28日付で記念局より趣意書が発行された。また、具体的な御供養勧募の方法について法華講連合会に一任され、連合会は理事会を通じて周知徹底を図り、事故なく3年間・3回にわたって御供養申し上げることをめざしている。

    御供養の功徳が絶大であることは、正しく教わり、また自ら体験しなければ、なかなか判らない。そこに日蓮大聖人様はわざわざ、「仏にやすやすとなる事の侯ぞ、教へまいらせ候はん」(御書1528ページ)とお教えくださるが、末法の衆生はこれを見過ごしてしまう人が多い。御供養の「お金」の面にとらわれて、末法の大事な『修行』であることが判らないのためである。

    しかし、一度「そうか」と思って真心からの御供養を申し上げれば、菩提心がその心中に生まれ、それまでの小さな境界が打ち破られるという大功徳を戴ける。折伏と御供養は令法久住の両輪と言っても過言ではない。また、折伏によって衣に困ることなく、御供養によって食と住に困らない境界になれるのである。この世界が混迷し、価値観が激しく変動する時代に、御供養の機会をいただけたことを有り難く思い、大勢に「またとないこの時に御供養に励んでいこう」と伝え、年末には無事に志した分の御供養を申し上げ、一人ひとりが大功徳を積んでまいりたい。


    ◇『大慶事の特別御供養に臨んで』 妙宝寺支部 M.I.

    主人が亡くなって早いもので、去年13回忌の法要を執り行いました。生前はいろいろと心の葛藤もあり、業病と言われる喘息で一年の半分は入院生活でした。これらの現証はすべて過去世の罪障であるとの御住職・今福永明御尊師の御指導を心得、私は信心に励むことの他に罪障消滅はないと自分自身に叱咤激励し、唱題に唱題を重ねてまいりました。ご登山・寺院参詣・御供養を重ねる歳月の中、いつしか体も癒え、平成6年に息子一家が東京から下関に帰って来てからは、入院生活もなくなりました。

    信心に励めなかった主人も、孫たちの声かけのお陰で、寺院参詣・ご登山も、三世代揃っての参加が叶いました。晩年は一緒にお寺の早明勤行に参加し、息子が自力で立ち上げた診療所に半年通院し、信心も仕事も一生懸命に励む息子の姿を見届け、安心して霊山へ旅立ちました。

    今一人になって思いますことは、主人が仕事一筋にがんばってくれたお陰で、今の会社が残ったことです。日蓮正宗に改宗してくれた親と主人のために、何かお礼の形を残したく、息子たちとも相談して、お寺に三師塔建立の御供養をさせていただきたいと思いました。その旨を御住職様に申し出、御住職様は快くお受けくださいました。そして前御法主日顕上人猊下の御染筆を戴き、そのお礼の御目通りの砌、もったいなくも直々に、「三師塔が出来れば妙宝寺が立派になります。これからも、しっかりとお寺を外護してください」と御言葉を賜りまりました。この御言葉を末代までの信心の眼目としてご奉公させていただけるようにと思いました。

    幸い、三人の孫娘のうち一人が、「私がお婿さんを迎えて家を継ぐから、おばあちゃん、安心してね」と言ってくれ、この上ない喜びです。仕事の主人の後任には、同じ妙宝寺支部講員でもある甥が就任してくれました。最初はいろいろたいへんで、いつ工場を閉めようかと相談したことが何度もありました。仕事がなくて苦しい中をみんなでがんばっているとき、、妙宝寺駐車場の隣接地が売り出され、妙宝寺支部として購入して御供養させていただこうとのお話があり、精一杯御供養させていたださました。

    柳沢委員長さんが常々、「信心に一生懸命励めば、御供養のチャンスに巡り合えるようになり、御供養することによって食と住に困らない境界に変わることがでさます。目の覚めるような御供養によって、目の覚めるような利益を戴ける」とおっしゃり『上野殿御返事』の、「仏にやすやすとなる事の候ぞ、教へまいらせ侯はん」(御暑1528ページ)を引いて、御供養の大切さを教えてくださいます。また、御住職様は、「信心は御供養の精神で惜しまないで励むことが大切です」と御指導くださいます。家族皆で御指導に素直に従い、行えることを幸せに思います。

    御供養をさせていただくたびに、思いもしなかった仕事に次々と恵まれ、大きな功徳を戴き、いつ工場を閉めてもおかしくない状態の中にあっても、いつもご加護を戴き、今日まで乗り越えることができました。立正安国論正義顕揚750年特別御供養は、総本山を荘厳にしていく御供養であり、深い因縁の上に巡り合えたことを有り難く思い、志を積んでいくことで、第1回目より第2回目は力一杯励むことができてたいヘん嬉しく思いました。

    来年は80歳。毎日を元気一杯に生きてこられ、傘寿の祝いに巡り合えることはこの上ない喜びです。最終回となった今年の特別御供養まで毎日のムダを省き、年末には目の覚めるような御供養ができるよう丹精して臨んでまいります。


    ◇『大慶事の特別御供養に臨んで』 本行寺支部 E.S.

    御供養の功徳で家を新築できたこと等、お話させていただきます。私は現在の職場で勤続26年になります。この職場に就職できたことも御本尊様の功徳でした。

    日蓮大聖人第700御遠忌の時、5年間で5回の御供養の機会を与えて戴きました。御供養の功徳の話は、小さい頃から折にふれ伺ってきました。仏様は、ただ取るようなことは決してなさらないこと。御供養によって兵奴(ひょうぬ)の果報から抜けさせていただけること。食と住に困らない生活になっていくこと。私はそうに違いないと固く信じて、高校の3年間と就職後の2年間、精一杯の御供養をさせて戴き、同時に職場の先輩の折伏も成就することができました。

    その後、時々利用していた職場近くの飲食店のご主人が、お店の常連客の、ある企業の常務さんに私のことを話してくださいました。その企業では特に欠員もなかったため、その常務さんは、ご自分の親しくしていた現在勤めている職場の総務部長に、面識もない私の採用を薦めてくれ、ちょうど欠員が出ていたことから、私の知らない所で転職の話が進んでおりました。途中入社してみると、すべてにおいて好条件でした。転職前に勤めていた会社は現在、その名はありません。この大きな変化に、御供養と折伏の功徳を実感いたしました。その後も、大石寺開創700年、新六万塔建立、客殿、奉安堂など御供養の機会を戴けるたびに、自分にできる精一杯で臨んでまいりました。

    平成10年に敷地50坪の中古の一戸建てを購入することができ、購入価格の半分以上が住宅ローンでしたが、線上げ返済をし6年で完済できました。その古い家に8年間暮らし、まだ早いかなと思いつつも両親が元気なうちにと、一昨年、家の建て替えを決めました。家を解体するため家具を運び出してみると、気付かなかった天井から壁を伝った雨漏りの跡や基礎のひびなど、あちらこちらに傷みを見つけ、この建て書えのタイミングは御仏智だったとたいヘん感謝いたしました。

    特別御供養も毎月給料日に、決めた金額を振り込み、本年、木造2階建ての家を新築できました。御住職・高野日海御尊能化様の御導師を賜り、講頭さんや地区の皆さんにもお出でいただいて、御遷座式を執り行なうことができました。新しい家は安普請ではありますが、住宅ローンを組むことなく済ませることができました。

    話は前後しますが、数年前「社会保険労務士の勉強をするなら、今がチャンスですよ。今年なら国が雇用保険から法律学校の年間授業料の8割を負担してくれます。来年からは、4割に削減です(現在は2割)」と、まったくこの資格に興味のなかった私に、数年前から受験勉強をしていた人が教えてくれました。自己負担が2割でよいならと、国の教育訓練給付金制度を使って勉強し、2年目に合格できました。勉強した知識は現在、仕事に役立っています。

    社労士の合格により、職場の給与規定にある「特別昇給の条項」に該当すると認められ、上位の級に昇給する辞令を受けました。この取り扱いは、在職中は給与・賞与とも一つ上のラインで計算され、退職金にまで影響します。昭和50年に一人該当して以来なかったそうで、役員の決定により、私を最後に社労士合格による特別昇給は廃止されました。多くの同僚が過去から受験に取り組む中、幸達としか言いようのない巡り合わせです。「今がチャンス」と教えてくれた人がいたことも、すべて見えない力で後押しされていると、仏様のお計らいを感じました。

    今また、『立正安国論』正義顕揚750年という大佳節に巡り合わせ、御供養の機会を戴いております。御法主日如上人猊下の御指南である地涌倍増と大結集の御命題達成へ、時に適う信心をしてまいることを決意いたします。



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