明けても暮れてもジャズばっかり聴いてる時期もあれば、
他に浮気してみたくなる時もありますよね。
って事で気楽にジャズ以外の私の好きなアルバムを紹介してみたいと思います。
結構変なモノも紹介する鴨…。
思いついた順なので何のデーターベースにもなりません(笑)。
七色 / イノトモ (HOME WORK) | |
イノトモのヴォーカルは本当に優しいです。 そして、その声で心の広い愛の歌を唄ってくれるので、 聴いていて、こっちの気持ちも揉み解されていきます。 "いつかキミと"、"かけらを探す"、"カルピス"と3曲まで聴けば、 すっかり心穏やかなイイヒトモードになれる事でしょう。 私が初めてイノトモの声を聴いたのは、仙台放送のキャラクター ジュニのテーマ曲として流れている"タンポポ"でした。 ちょっと小川美潮に似た声だったので、 誰が唄っているのか気になって、 色々調べてやっと見つけ出したのが 「風の庭/イノトモ(NIPPON CROWN)」。 一気に彼女のヴォーカルに嵌ってしまいました。 あと、一曲だけのゲスト参加ですが、 高野健一のpal@popのファーストアルバム 「pal@pop/(DREAM MACHINE)」の中で "SELCOMING MORNING"を唄っています。 これまた良い曲。結構ヒットしたらしいです。 ちなみにこのアルバムに参加しているゲストヴォーカルって 声質的に魅力のある人が多いです。 |
MANAMOON / SERANI POJI (HEAT WAVE) | |
セガの最後のゲーム機となったドリームキャストの 名作中の名作「ROOMANIA#203」の中で 主人公のネジがファンだったのが、 この謎のミュージシャン、セラニポージ。 劇中で実際にネジが聴いているのを見て、 「良い曲だなぁ。」と思ってCD屋に買いに走った記憶があります。 "ふたごの恋"、"もじもじ"、"15秒"、"僕のマシュー…"etc.…、 不思議なリリックをキュートな声で唄われると、 こっちまで奇妙な世界に迷い込んでしまいそうです(笑)。 で、2002年になって、リミックスアルバム 「TRIBUTE TO SERANI POJI /VARIOUS ARTISTS(NIPPON CROWN)」が、 そして更には、セカンドアルバム 「ONE-ROOM SURVIVAL /SERANI POJI(NIPPON CROWN)」が相次いで発売。 なんで今頃?と思ったら、ゲームの続編 「NEW ROOMANIA ポロリ青春」が出るんですね。 なーんだそう云う事か(笑)。 【追記】 セラニポージの一枚目と二枚目ではヴォーカルが変わってます。 どちらも甲乙つけ難い程、声に魅力のあるヴォーカルです。 それで一作目のYUKICHI(女性ですよ)がその後活躍しているのが CECILと云うバンドです。 セラニと比べるとロック寄りのサウンドですが、 彼女の個性が十分活かされていると思います。 左は初のフルアルバム 「CINEMA SCOPE/CECIL(BERRY RECORDS)」 |
SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。/ 矢野顕子 (SONY) | |
1992年に発売された矢野顕子の名作 「SUPER FOLK SONG/矢野顕子(SONY)」の 制作の現場を捉えたドキュメンタリー映像。 これを見て、矢野顕子が更に天才だと思うと同時に、 スーパーフォークソングと云うアルバムが出来あがった事が 奇跡ではないかとさえ思えてきます。 矢野顕子が自分の唄と演奏に納得できず何度も録り直し、 苛立っているシーンが映されています。 微妙な雑音に過敏に反応したり、気まぐれな言動を吐いたり、 練習で弾いていたピアノが暴走し始めたりと、 天才芸術家の姿を垣間見る事ができます。 途中"FREEDOM JAZZ DANCE"をピアノとスキャットで始めるトコロは圧巻。 ただ心からあのアルバムを愛する人が、 このフィルムを見るべきかどうか、考えてしまうところです。 |
むしまるQゴールド〜いのちのかね〜 / VARIOUS ARTISTS (COLUMBIA) | |
NHK教育テレビの人気番組「むしまるQゴールド」の音楽は 絶対に子供向けに作ったモノではないとみました(笑)。 対象年齢は間違いなく30歳以上! 多くの曲がパロディなんですけど、この下敷きになっているのが 番組を見ている子供のお父さん&お母さんの世代の音楽…、 いやいや、へたするとおじいちゃん&おばあちゃんの世代かも。 参加ミュージシャンもかなり豪華です。 中西敏博、細川俊之、三石琴乃、影山ヒロノブ、 速水けんたろう、おおたか静流、金子マリ、野村義男etc.…。 そのプレイヤーやシンガーが本気になれるのは、 作曲・アレンジが素晴らしいからでしょう。 特にNHKで数々の名曲を残している堀井勝美さん、 オメガトライブのキーボーディストだった西原俊次さんの二人が 頭1つ飛び出している感じです。 例えば堀井さんの"カエルのへそのお"って曲――。 ビッグバンドのジャズアレンジなのですが、 ロリンズの名盤「アルフィーのテーマ/(IMPULSE!)」の表題曲の オリヴァーネルソンのアレンジを下敷きにしていると思われます。 ジャズファンでNHK教育テレビファンならニヤリとする味付けですね。 って、ターゲット、せまっ!(笑) あと秀逸なのは西原俊次さんの"哀愁のヨーロッパ・バイソンやねん"。 タイトルを見てお気づきの通りサンタナの"哀愁のヨーロッパ"のパロディ。 ところが歌詞が関西弁で、絶滅寸前のヨーロッパ・バイソンの悲哀を 唄っているのです。 つまり"哀愁のヨーロッパ"にそっくりの上田正樹の"悲しい色やね"の パロディも兼ねていると云う訳なのです。やるぅー。 もー、この才能の無駄遣い感が堪らなく良いですねー(笑)。 この「〜いのちのかね〜」の後に出た 「だいQ ハラ、イッパイ、ヘッタ/(COLUMBIA)」も良い出来なんですが、 堀井勝美さんと西原俊次さんの出番が減っているのが残念。 また前身の番組「なんでもQ」のアルバム、 「歌のアルバム大全集〜はてなのはね〜/(COLUMBIA)」 (※「ただしいこぶた」と「かぶと虫は840円」の2枚をカップリングしたモノ) は、まだNHK教育テレビ的子供だまし感が強く、ボチボチの出来です。 |
世の終わりのための四重奏曲 / OLIVIER MESSIAEN | |
二十世紀の終わりにこの曲をお薦めするのも一興かと(笑)。 偉大かつ有名なメシアンの室内楽曲であります。 1940年にドイツ軍の捕虜収容所で書かれ、そこで初演されたと云う 彼の初期の傑作と名高い作品ですね。 弦楽四重奏ではなくて、ピアノ、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ。 この変則的な構成がサウンドに色彩感を加えているのが良くわかります。 全部で8曲からなりますが、第3曲の"鳥たちの深淵"はクラリネットソロ、 第5曲の"イエズスの永遠性に対する頌歌"はチェロとピアノ、 第8曲の"イエズスの不死性に対する頌歌"はヴァイオリンとピアノ、 と云った風に、独立した別のイメージを持たせているのが面白いです。 メシアンの音楽はこの後どんどん発展していくのですが、 ここでも既にメシアンらしい十二音的なテイストを感じさせてくれます。 明らかにシェーンベルク等のヴィーン派と色合いが違う様です。 彼の音楽が宗教的な題材を取り上げていることにも関係してそう。 特にこの作品は瞑想的なイメージの強い作品だと思います。 最終曲が音にならない程のピアノとヴァイオリンの弱音で幕を降ろす迄 メシアンの心の中を遊泳している様な気分になります。 また、この曲の中では、色々な試みをしているのも面白いです。 第1曲や第3曲で見せる鳥の描写は、題名を見ずに聴いた時から 「あ、鳥だ。」と思わせる程の写実性を持っていて、1958年の "鳥のカタログ"の原型とも云えそうです。しかもこっちの方がリアルかも。 第7曲では昔のシンセサイザーとでも云うべきオンドマルトノを模した様な 弦楽器によるグリッサンドが不思議なリン粉を撒き散らします。 尚、ここで取り上げた演奏は、タッシと云うユニットによるモノです。 |
ダフニスとクロエ(全曲) / MAURICE RAVEL | |
ダフニスとクロエは何が何でも全曲ヴァージョンです。 演奏しやすい様に第一組曲&第二組曲にまとめたモノもありますが、 やっぱり物足りない。長さが、って事じゃありません。 大きな違いは合唱が入るか入らないかって事。 この差があまりにも大きいのです。 もともとバレエ曲としてバレエリュッスのディアギレフからの依頼で 作られた曲なのですが、企画段階からかなりもめたそうです。 ディアギレフは合唱を入れると経費もかさむし、 それほどの効果も得られないだろうと主張してたんだそうな。 ばかもーん。ラヴェル先生の云う事に間違いはないのじゃー!(笑) ラヴェルは合唱に一切の言語を歌わせず、 徹頭徹尾「アー」「ウー」のコーラスとして扱っています。 これが生み出す効果の凄いこと。何度聴いても鳥肌が立ちます。 特にラストの"全員の踊り"はスケールの大きさや色彩感に於いて ラヴェルの最高のオーケストレイションだと云い切っても良いでしょう。 ここで取り上げたシャルルデュトワの演奏は、比較的録音も新しく、 非常に高い評価を受けているモノです。 |
L'ETE / SAKANA (NUTMEG) | |
さかなはホントに不思議な魅力を持ったユニットです。 頭の中の、この一本が切れたら気が狂ってしまうんじゃないかと云う 危ない神経をチクチクとつついてくる感じ…、ってわからん表現だなぁ(笑)。 まずは女性ヴォーカルのポコペンの存在感が凄い。 喉を塞いでしまう様な独特の発声で、 日本人ばなれしたシュールな世界を語り掛けてきます。 そしてこのバンドのカラーを決定づけているのが 大半の曲を提供する西脇一弘の独特のコード感。 なにしろコードが進行しない。 不協和音を反復しているだけのところにメロディを乗せるので 随所に行き場のなくなった音がさまよい、テンションを生みます。 アルバムによっては、更に音楽の骨格すら崩れてしまっていますが、 そのギリギリのところで美しさが際立っているのが この「L'ETE(夏)」だと思うのです。 なんだかブリジットフォンテーヌとアレスキに通じる言霊の世界です。 1998年に出た「LITTLE SWALLOW/(BAD NEWS)」は、 比較的はっきりとしたアレンジがなされているせいか 少しポップな香りがします。 でもSAKANAらしさは失っていない好感触の作品。 他に何枚か挙げますと 「BONJOUR MONSIEUR SAMEDI/POCOPEN(SSE)」 「LA FORET/西脇一弘(SSE)」 「D'EAU/SAKANA(CHOCOLATE CITY)」 辺りが個人的に好きなアルバムです。 先の2枚はそれぞれ個人名義のアルバムですが、 お互いがゲスト参加してますので実質的にはSAKANAな感じです。 ※「D'EAU」のジャケットが茶色いのは私がコーヒーをこぼしたシミです(笑)。 |
ピアノのための練習曲集第1巻〜第3巻 / GYORGY LIGETI | |
この曲は無茶苦茶カッコイイですぞ〜。 練習曲って云っても感覚的にはアグレッシヴなピアノソロ作品です。 知的、かつヴァイオレンス。 ピアノの特性が極限まで引き出される事への興奮の連続。 こんなのをご近所のお姉さんが練習曲として弾いてたとしたら、 道ですれ違った時、目をそらしてしまうでしょう(笑)。 とにかくこれをクラシックファンだけのモノにしとく訳にはいきませぬ。 ま、クラシックファンも見逃し勝ちって話もありますが…(笑)。 ここで取り上げたエマールの演奏したアルバム(SONY)のライナーには、 リゲティ自身の話が載っていてとても興味深いです。 この曲についてぶっちゃけた話をしてくれています。 なんでもリゲティ自身ピアノを始めたのが14歳と非常に遅く、 ピアニストとしては絶望的に能力が欠如しているのだそうです。 だけどそれゆえにこのピアノ練習曲ができたのだと云っています。 頭の中で出来たイメージを元に実際に弾いてみても かなり不正確にしか模写できない…。 それによって着想とその遂行が何度も繰り返される内に フィードバックが生じてイメージが更に膨らんでいく…。 要は試行錯誤ってヤツですよね(笑)。 「この曲は私の溢れ出る才能によるものだ。がはは。」なんて エラソーに云う人が多い中、リゲティさん、好感度ア〜ップ! そんでもって更には、ピアノ曲として適したモノにするために スカルラッティ、ショパン、シューマン、ドビュッシーを参考にしたとか、 アフリカの民族音楽のポリリズムを取り入れたとか、 位相幾何学やフラクタル幾何学の影響を受けたとか、 モンクやエヴァンスのジャズピアノ技法の影響を受けたとか…、 思いっきりネタばらしをしてくれちゃったりします。 しかしなんだかんだ云っても出来あがった作品は素晴らしく、 リゲティのオリジナリティ溢れるモノであることは間違いありません。 このアルバムが録音された1997年の時点で練習曲は全部で15曲。 第1集が6曲、第2集が8曲、第3集がまだ1曲。 ご本人はまだまだ作っていきたいと云うてはります。 私個人的には、第1集の最終曲"ワルシャワの秋"が凄くて好きです。 アフリカのポリリズムを取り入れた曲なんだそうです。 凄くジャズを感じます。 |
3つの小品 / ARNOLD SCHOENBERG | |
シェーンベルクが1909年に書いたピアノ曲です。 もう90年以上前の作品な訳です。 彼の作品の中でも既成の調性からの脱却を果たした記念碑的作品です。 協和音や不協和音なんて事に頓着せず自由に音を使っている訳ですが 無調性を維持しながら長い曲を作るのはなかなか難しい様で この頃の作品は短い構成の曲が多いのはその為なのだそうです。 のちに彼の提唱した十二音技法は、その無調性を支える為に ガチガチの規則性を音列の中に持たせると感じの理論な訳で こうなると自由なんだか何だかわかりません(笑)。 まぁ、そんなムズカシー話はさておいて、シェーンベルクのピアノ曲の話。 彼の作品の中で純粋なピアノ曲って案外少ないんですね。 "3つの小品(op.11)""6つの小品(op.19)""5つの小品(op.23)" "ピアノ組曲(op.25,全7曲)""2つの小品(op.33a&b)"とこれだけ。 当時の人々からは全く受け入れられなかったと云う可哀想な曲ばかり(笑)。 彼の曲を聴いて精神異常になったと訴えられたなんて事もあった様ですが 今の耳で聴くとそれほどわかりにくくもないし、変でもないと思います。 使ってる言葉は古臭いけどカッコイイ事云ってるって感じかな(笑)。 クラシックファンの間では枕詞に「難解な」とつけられる事が多いですが 敬遠せず聴いていただければ意外とすんなり聴けるかもしれません。 特にジャズファンにはお薦めです。 アドリブよりも濃密な音で構築されたクロマティックサウンド―――。 ほらほら興味が湧いてきませんかぁー(笑)。 ここで取り上げたアルバムは、マウリッツィオポリーニの演奏したモノ。 レーベルは見ての通りグラムフォンです。 録音がやや古くてもOKならグレングールドのモノもお薦めです。 |
BUSINESS / 谷口崇 (KING RECORDS) | |
個性的と云う平易な言葉で彼を表現して良いのかどうか…。 日本語のリズムへの乗せ方が尋常じゃありません。 歌詞の意味が伝わらなくなる事も恐れず、 極限まで音に言葉を詰め込んでいきます。 しかも女性ヴォーカルと聴き違える程の声質で 弱い"ボク"の心を唄うモノですから いじいじとした内向的な世界がリアルに表現されている様に思います。 こう書くとなんかしめっぽい音楽みたいに誤解されそうですが、 私の中では中原中也の詩の様な瑞々しさを感じる訳です。 特にこのアルバムに収録されている"ザ・ルネサンス・マン"は凄い。 初期の作品だけにやりたい事を全部凝縮させた様な濃厚な曲。 これだけ一気に出し切ると後が大変だぞ〜、ってくらい(笑)。 えー、少し話はそれますが…、 私はミュージシャンには2種類のタイプがいると思うのです。 1つはずっと同じ様な音楽をやっててもイマジネーションが枯渇しない人。 サザンしかり、ユーミンしかり、B'zしかり…。 私はこのタイプを「偉大なるマンネリ」と呼んでます。 長期間高いクオリティを保ってる人にはこの手の人が多い。 もう1つは、同質の音楽を続けてるとアドレナリンが出てこないタイプ。 コルトレーン、マイルス、佐野元春etc…。 ずっと前進し続けなければ満足できなくなってしまう訳で、 諸星ダンの言葉を借りれば「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」(笑)。 彼はこれからどんな音楽を続けてくのでしょう。 「BECOMING/(KING RECORDS)」 「SONG OF LOVE/(KING RECORDS)」 とレベルの高いアルバムを出しているだけに 今後の展開が気にかかるところです。 瑞々しい感性と高い音楽性を保ち続けて欲しいと 何だか壊れやすく大切なモノに触れる様な気持ち。 …あ。「BECOMING」に椎名林檎の名前を発見。 |
RYU'S ALBUM / こなかりゆ (GOOD HUMOUR) | |
アメリカ育ちの個性的シンガーソングライターこなかりゆのベストアルバム。 彼女は、はっきり云って唄が巧くありません。音程がかなり不安定です。 その辺りに厳しい人にはその時点でアウトかもしれません。 しかし彼女の作る音楽の表現手段としては、このヴォーカルが必然な気も。 普通の人なら歌詞に使わない様な言葉を平気で使い、 ハッとする様な鋭い感情描写をするのが彼女の特徴なのですが、 飾られた言葉からは香ってこない日常性が溢れています。 曲にしろ、歌詞にしろ、唄い方にしろ、フツー作りこんで行くうちに 新鮮さが失われがちなのですが、彼女の音楽はどこまでもみずみずしい。 きっとアメリカ育ちって事が大きく影響しているのだと思います。 そう考えると日本の音楽環境って良くないんだなぁ、きっと。 歌謡曲チックな曲にハヤリのビートを着せ替えてヒットする、 それを聴きならされてる内に似たり寄ったりの音楽に方向づけされる、 自分の音楽を表現できる年齢になった頃は活躍の場がない。 おっと、珍しく辛辣モードになってしまった(汗)。 って事でこのベストアルバムは、それまでに発売された 「HICCUPS/(GOOD HUMOUR)」 「A FUNNY EGG/(GOOD HUMOUR)」 「OOPS!/(GOOD HUMOUR)」 「HOKEY-DOKEY/(GOOD HUMOUR)」 からのセレクション&リマスタリングです。 そんでもって最初の2枚は、メデスキ、マーチン&ウッドがバックで演奏。 なんだか凄い取り合わせですが、ここでの彼らは全然先鋭的ではなく とってもくつろいだ感じでバックをつとめております。 蛇足ながら彼らの音楽に興味を持たれたら 「COMBUSTICATION/MEDESKI,MARTIN&WOOD(BLUE NOTE)」 あたりの評判が良い様ですので聴いてみはっては如何でしょう。 いちおースイングジャーナルゴールドディスクに選定されてます。 ゴールドディスクの選定基準に首を捻る結果になっても 私は知りません。うーん、今回は辛辣モードだぁ…(苦笑)。 最後にシングル盤が面白いのでこれも挙げてみます。 「BULLSHIT/(POLYSTAR)」です。 彼女の声と言葉のセンスで綴られるラップは 日本語と英語が入り交じってとてもユニークです。 他にも"おばあちゃんは女の子"の英語ヴァージョン、 前衛的演奏をバックに唄う"すきよ"も収録。 ベスト盤を聴いた後に聴くと面白さも倍増かな? |