▼1999 |
MISTLETOE MAGIC / (PAJ) |
★★★★★ |
今では、毎年クリスマスアルバムが沢山出てますが、 昔はそう云う企画ものはあんまりなかったですね。 でも今から15年以上も前にこんな凄いアルバムが 作られていました。 聴き所はいっぱいありますが、何と云っても A面1曲目の"サンタが街にやってきた"が良いです。 ファンキーに歪められたテーマ解釈も凄いし、 リーブマンと日野皓正のプレイも熱い。 バックで暴れ捲くるエルヴィンジョーンズの ルーズなドラムが凄まじい! その他にもアートペッパーとリッチーコールで"そりすべり"、 ジョーヘンダーソンとマルウォルドロンで"THE CHRISTMAS SONG" などなど、顔合わせの妙を楽しめます。 |
MORE MISTLETOE MAGIC / (PAJ) |
★★★★ |
上のアルバムが好評だったのでしょう、続編が出ました。 参加メンバーはガラリと変わり雰囲気もクリスマス的に。 それでも凄いメンバーで凄い演奏揃いなのは変わりなし。 前作よりもヴォーカルものが増えています。 中でもシーラジョーダンがハービーシュワルツのベースだけで唄う "GOD REST YE MERRY GENTLEMAN〜"WE THREE KINGS"の メドレーの素晴らしい事! 透明感のある歌声で崇高な響きさえ漂います。 その他にめぼしい参加者を挙げてみますと、 フィルウッズ、スティーヴギルモア、チコフリーマン、 ケニーカークランド、セシルマクビー、エルヴィンジョーンズ、 マッコイタイナー、ルイヘイズ、トムハレル、ハルギャルパー、 ビルグッドウィン、ダイアンリーヴスなどなど。 |
JUSTIN
TIME FOR CHRISTMAS / (JUSTIN TIME) |
★★★★★ |
私個人的に一番ストライクなジャズアルバムの一つです。 ジャスティンタイムレーベルが(多分)総力をあげて作った 実に内容の濃いコンピです。 参加メンバーの人選がやっぱりレーベルカラーを反映してます。 マルグリューミラー、ダイアナクラール、ポールブレイ、 DDジャクソン、デヴィッドマレイ、ジェーンバネットetc.…。 癖のある人が癖のある演奏をしてくれるのが興味の対象。 中でもDDジャクソンとデヴィッドマレイによる熱くも崇高な "O LITTLE TOWN OF BETHLEHEM"が圧倒的な存在感。 ジャズだけじゃなくて、ブルースやゴスペルの演奏が 混じってるのも、らしいなぁ(笑)。 |
JUSTIN
TIME FOR CHRISTMAS TWO / (JUSTIN TIME) |
★★★★ |
ジャスティンタイムレーベルが送り出したクリスマス第二弾。 前作よりメンバー的には少し弱くなりましたけど、 熱いクリスマスセッションは健在です。 オリヴァージョーンズ、ダイアナクラール、ケニーホイーラー、 ポールブレイ、デイヴヤング、レイブラウン、DDジャクソンetc.…。 中でも異彩を放つのがポールブレイトリオによる"SILENT NIGHT"。 トリオとは云ってもPF&TP&PERCと云う変則コンボで、 緊張感のみなぎる不協和の音楽が繰り広げられます。 あと、一作目にも参加していたモントリオールジュビレイション ゴスペル聖歌隊の演奏は必聴ものです。 |
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JAZZ CHRISTMAS PARTY / (WARNER BROS.) |
★★★★ |
これまた豪華なレーベルあげてのクリスマスアルバムです。 ジョシアレッドマン、アルジャロウ、ブラッドメルドー、 ボブジェームスetc.…、これまたなかなかの顔ぶれです。 中でもアルバムのトップを飾るジョシアレッドマンによる "SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN"は、 普段の彼とはちょっと赴きの違った肩の力を抜けた演奏です。 こういったオムニバスもので嬉しいのがあまり知らない人の 良い演奏に出合えた時ですね。 ガブリエラアンダースって女性のヴォーカルを このアルバムで初めて聴いたんですけど、 可愛い声と素直な唄いこなしがなかなか素敵です。 |
JAZZ FOR JOY / (VERVE) |
★★★ |
老舗のヴァーヴの負けじとクリスマスアルバムを(笑)。 これはちょっと面白い顔合わせになっております。 ベテラン女性シンガーと今のジャズを背負って立つ若手の組合せ。 ただ女性シンガーの人選が個人的には「むむむ」です。 ベティカーター、シャーリーホーン、アビーリンカーン。 うーん、熟々だなぁ…(笑)。 一方迎え撃つ若い燕達は、ロイハーグローヴ、ニコラスペイトン、 クリスチャンマクブライド、マークホイットフィールドetc.と 思いっきりフレッシュな顔ぶれであります。 半分くらいがインストものですので、そっちの方が爽やかで宜しい。 |
JAZZ TO THE WORLD / (BLUE NOTE) |
★★★ |
POPSの方で出された「クリスマスエイド」、「クリスマスエイド2」に 続いてジャズのビッグネームを集めて作られたアルバムです。 ジャズ、フュージョンの錚々たるメンバーが揃っています。 ハーブアルパート、ダイアンリーヴス、ルーロウルズ、フォープレイ、 ダイアナクラール、スタンリークラーク、ジョージデューク、 マイケルフランクス、ブレッカーブラザーズ、スティーヴキューン、 カサンドラウイルソン、ハービーハンコック、ホリーコール、 ジョンマクラフリン、アニタベイカー、チックコリア、Dr.ジョンetc.…。 こりゃ凄いや(笑)。名前を書くだけで疲れました。 アルバム全体として、今風の音作りになっていて心地よいですが、 骨のある演奏が好きな人には物足りないでしょうか。 |
JAZZ CITY CHRISTMAS / (JAZZ CITY) |
★★★★★ |
今は亡きジャズシティレーベルが残してくれた逸品です。 ジャケットは「軟弱でおっしゃれ〜。」って感じですが(笑)、 内容はなかなか骨のあるコンピレーションになってます。 参加ミュージシャンも凄いですよ。 ハロルドダンコ、トムハレル、チャーネットモフェット、 スティーヴキューン、ケニードリューJr.、ビルステュワート、 マーヴィンスミティスミス、ドナルドブラウン、デイヴホランド、 ビルエヴァンス(TS)、アンディラヴァーン、スティーヴネルソン、 バスターウイリアムス、増尾好秋etc.…。 超ビッグネームを集めたアルバムよりも格段に出来が良いのは、 ジャズシティの人選の妙によるところが大きいと思います。 特に素晴らしいのがスティーヴキューンの"赤鼻のトナカイ"。 ピアノソロと云う事もあって気まぐれに変化する 実にイマジネイティヴな演奏です。 |
JAZZ CITY CHRISTMAS VOL.2 / (JAZZ CITY) |
★★★★★ |
ジャズシティのクリスマスアルバム第二弾です。 一枚目と甲乙つけがたい名盤に仕上がっております。 冒頭を飾るのはトゥーツシールマンスの"GREENSLEEVES"で 彼のハーモニカを優しくサポートするフレッドハーシュにピアノ。 いきなりやられた〜って感じですね。 メンバー的には前作とそれほど変わっていないのですが、 刺激的でジャズアルバムとしても一級品の演奏が目白押しです。 中でも私が個人的に一番好きなのはサックスのビルエヴァンスの "ママがサンタにキスをした"です。 この曲はとっても良い曲なのですが案外ジャズで演奏される事が 少ないんですよね。 ビルエヴァンスがこんなに唄うサックスだったのかと再発見しました。 |
YULE STRUTTIN' / (BLUE NOTE) |
★★★★ |
なんてったってジャケットが良いじゃないですか(笑)。 ソニークラークの"クールストラッティン"のジャケットは 実はこの足のアップだった、みたいな洒落っ気ですね。 ブルーノートが集めると参加メンバーもやっぱり凄いですねー。 ボビーワトソン&ホライズン、スタンリージョーダン、 ルーロウルズ、イリアーヌイライアス、チェットベイカー、 ベニーグリーン、ダイアンリーヴス、ジョンハート、カウントベイシー、 ジョンスコフィールド、ジョーイカルデラッソ、デクスターゴードン、 リックマーギッツァetc.…。 但し全てが新録って訳ではありませんが。 全体としては、これだけのメンバーなんですから、 当然それなりに仕上がってはおりますが、 ややスタイルに統一感がなく、寄せ集めの感が強いです。 但し、個人的には、ボビーワトソンとリックマーギッツァが聴けるので 好きなアルバムです。 ボビーワトソンらしい管アレンジが嬉しいし、 マーギッツァの斬新な解釈に降参。 他の演奏がどうであろうと、もーそんなこたー関係無いです。 あ。そっか、そういう狙い、ね。思うつぼじゃん(笑)。 |
YULE BE BOPPIN' / (BLUE NOTE) |
★★★ |
ブルーノートの二匹目のどじょうです(笑)。 今度も凄まじいメンバーを集めました。しかも恐らく全部新録。 パットマルティノ、ダイアンリーヴス、イリアーヌイライアス、 ボブドロー、ジャッキーテラソン、ベニーグリーン、 ボビーワトソン、チャーリーハンター、ジョーロヴァーノetc.…。 仕上がりは前作を一回り小振りにした様な感じです。 やや曲目がマイナーテューンになってしまったのが 地味に聴こえる原因かと思います。 渋い演奏は多いんですけどね。 聴きどころは、ボブドローの"ブルークリスマス"。 以前マイルスと残された録音がありますが、 これはグレッグオズビーやボビーワトソンらとの新録です。 |
JINGLE BELL JAZZ / (CBS) |
★★★★★ |
クリスマスオムニバスアルバムで3本の指に入る作品です。 1960年代の名演の数々を中心に収めた歴史的名盤でもあります。 コンピものなので参加メンバーって云うのも可笑しいですが、 凄い顔ぶれの演奏が目白押し。 デクスターゴードン、マッコイタイナー、アーサーブライス、 パキートデリヴァラ、ウィントンマルサリス、デュークエリントン、 ライオネルハンプトン、カーメンマクレエ、デイヴブルーベック、 ポニーポインデクスター、ランバートヘンドリックス&ロス、 マイルスデイヴィス&ボブドロー、ハービーハンコックetc.…。 さて何から書こうかなぁ…(笑)。 このアルバムの中でもっとも優れた演奏と云っても良いのが パキートデリヴェラとジョンミラーのデュオによる "GOD REST YE MERRY GENTLEMAN"です。 ベース一本をバックにパキートの粘性のあるアルトが 肉声以上の表現力で迫ってきます。無茶苦茶唄うアドリブ。 フラジオ(殆どフリーキートーン)が直情的な興奮を掻き立てます。 あとポニーポインデクスターの"赤鼻のトナカイ"は、 そりゃもう変態的なアレンジで笑い転げます。 普段はもっと古臭い音楽演ってる癖に〜(笑)。 そして絶対的な存在感を持つ"ブルークリスマス"。 ボブドローのヴォーカルとマイルスのミュートトランペット、 ウエインショーターのテナーが凄いテンションで絡み合い、 全然楽しくないクリスマスソングを演奏しています(笑)。 |
A GRP CHRISTMAS COLLECTION / (GRP) |
★★★ |
GRPが作れば当然こうなりますね。 GRPのオールスターズによるフュージョン系のサウンドです。 トムスコット、デヴィッドベノワ、ダイアンシュア、リーリトナー、 ゲイリーバートン、チックコリア、ケヴィンユーバンクス、 デイヴグルーシンetc.…と、らしいメンバー勢揃いですね。 これ系のサウンドは、普段殆ど聴かないので あまり詳しくコメントできません。 リーリトナーの"ホワイトクリスマス"がとっても繊細で良いのと、 YUTAKAの琴&ヴォーカルによる"THIS CHRISTMAS"が、 気に入っています。 |
A GRP CHRISTMAS COLLECTION VOL.2 / (GRP) |
★★★ |
GRPによる二枚目のコンピです。 でも一枚目と参加ミュージシャンがあまり重なってないのが立派。 普段聴かない分野だけに知らない人が一杯です(笑)。 アコースティックアルケミー、スパイロジョイラ、パティオースチン、 ラスフリーマンあたりがどうにかついていける人です。 汗一つかかずに演奏してる様なさらりとした曲が多いですね。 良く分からないのでコメントが短め〜(笑)。 |
GRP CHRISTMAS COLLECTION VOL.3 / (GRP) |
★★★ |
GRPのクリスマスアルバム第三弾です。 ここは、豊富なミュージシャンの宝庫ですから、 いくらでも作れそうな気がします。 ただクリスマスソングがそんなに沢山ないか(笑)。 参加ミュージシャンは相変わらず凄いです。 トムスコット、BBキング、ラムゼイルイス、デヴィッドベノワ、 ダイアンシュア、イエロージャケッツ、セルジオサルヴァトーレ、 デイヴグルーシン、ビリーテイラーetc.…。 BBキングとかも混じってますけど、全体としては、 GRPらしい統一感のあるアルバムです。 |
THE CHRISTMAS COLLECTION / (OJC) |
★★ |
プレスティッジの版権を持つOJCが編集したオムニバス。 デクスターゴードン、ビルスミス、ポールブレイ、 ドンパターソン、エディロックジョウデイヴィス、ジーンアモンズ、 ボビーティモンズ等の昔のアルバムからの抜粋なのですが、 メンバーを見ていただいたらわかる通り、かなり暑苦しい(笑)。 尚、ここでデクスターゴードンが"THE CHRISTMAS SONG"を 演奏しておりますが、「JINGLE BELL JAZZ」に収められてたのと 全く別の演奏です。こちらの方がスローで良い感じ。 |
A JAZZ WONDERLAND / (CBS) |
★★★ |
CBSらしいコンピレーションです。 発売は1990年で、確かにその頃らしい人選&サウンドです。 ハリーコニックJr.、ブランフォードマルサリス、 ジョーイデフランセスコ、ナンシーウイルソン、伊藤君子、 グローヴァーワシントンJr.、トニーベネット、リチャードティー、 ウイントンマルサリス、エリスマルサリス、 デルフィーヨマルサリス、マーロンジョーダン、 テレンスブランチャードetc.…。 ジャズとブラックコンテンポラリーの間くらいの演奏が多いです。 |
WORLD CHRISTMAS / (METRO BLUE) |
★★★★ |
ワールドミュージックなクリスマスアルバムですが、 参加メンバーを見るとかなりジャズ系の人が参加しています。 ボブバーグ、ジョンスコフィールド、パキートデリヴェラ、 イリアーヌイライアスetc.…。 更にはMPB方面からもジルベルトジルやカエタノヴェローゾも。 次から次へと民族色の強い音楽が高いクオリティで出てくるので、 とっても面白いアルバムです。 クリスマスは世界中のキリスト教徒の特別な日なんだなぁと 改めて感じさせてくれます。 どうする、仏教国ニッポン!(笑) |
MO JAZZ CHRISTMAS ALBUM / (MO JAZZ) |
★★★★ |
モータウンレコードのジャズアルバムです。 当然モータウンなサウンドが一杯詰まっています。 個人的には、普段全然聴かないタイプの音楽なので、 コメントは差し控えさせていただきますが、 洗練されたサウンドの中に黒さも残っていて なかなかに気持ちのいいアルバムです。 ロニーマーチン(VO)の"SILENT NIGHT"はこの曲のベストかも! |
A JAZZ CHRISTMAS / (WINDHAM HILL) |
★★ |
良くも悪くもウインダムヒルらしいアルバムです。 小粋でオシャレなお店のBGMにぴったりです。 そのかわりじっくり聴き込む音楽ではありません。 この手のヌルさは苦手なのでコメントはパスです。 |
A JAZZ NOEL / (WINDHAM HILL) |
★★ |
良くも悪くもウインダムヒルらしいアルバムです。 小粋でオシャレなお店のBGMにぴったりです。 そのかわりじっくり聴き込む音楽ではありません。 この手のヌルさは苦手なのでコメントはパスです。 え?手を抜き過ぎ?(笑) |
JINGLE JAZZ / (JAPAN RABEL) |
★★★★ |
あのTV JAZZの面々が作ったクリスマスアルバム。 取り上げている曲が日本のPOPSって云うのがミソ。 "恋人はサンタクロース"、"雪が降る街"、"クリスマスイブ"、 "クリスマスキャロルの頃には"etc.…。 特に"雪が降る街"は、奥田民生の素晴らしい曲だけに、 元々ジャズの曲だったのではと思うほどの演奏になってます。 アルバムラストは、ジョンレノンの"HAPPY X'MAS"。 ギターデュオによる演奏。なかなかしみます。 いつまでも"ジングルベル"や"サンタが街にやってきた"ばかりが クリスマスソングじゃないよと、日本のクリスマスを彩ってきた 自分達の時代の歌を取り上げた事にとっても共感できます。 |
▼2000 |
A MERRY JAZZMAS / (RCA) |
★★★★★ |
RCA VICTORのクリスマスコンピです。 発売は1991年です。 ジャズファンには聴きごたえ充分な内容に仕上っております。 ジャケットは軟弱っぽいですが参加メンバーを見れば納得。 マーカスロバーツ、ロイハーグローヴ、ヒルトンルイズ、 アントニオハート、ヴェネッサロビン、クリストファホリディ、 ジョンヒックス、カーメンマクレエ、スティーヴレイシー、 スティーヴコールマン、ビリーヒギンズ、クリスチャンマクブライド、 セシルマクビー、ルイスナッシュ、カークライトシー、 ドナルドブラウン、アイラコールマン、ブラッドメルドー、 シャーリーホーン、マルウォルドロン、etc...。 参りましたっ!!! しかも全てがこのアルバムの為の新録ってのが凄いです。 カーメンマクレエの"THE CHRISTMAS SONG"も 他のアルバムに収められてるのとは違いますので念の為。 まさかの参加のスティーヴレイシー&マルウォルドロンは、 やっぱりモンクの"A MERRIER CHRISTMAS"を演ってます。 |
A BRASILIAN CHRISTMAS / (ASTOR PLACE) |
★★★★ |
ブラジルのミュージシャンによるクリスマスソング集です。 これまた参加メンバーが素晴らしいです。 ドリカイミ、ジョイス、ジョアンボスコ、イヴァンリンス、 トニーニョオルタ、オスカールカストロノヴァス、 ジルソンペランゼッタ、etc...って、資料片手に書いてます(笑)。 個人的にジョイスとトニーニョオルタが入ってるだけで大満足。 |
▼2001 |
A CONCORD JAZZ CHRISTMAS / (CONCORD) |
★★★ |
やっぱりコンコードにもクリスマスコンピがありました。 1991〜94年にかけて録音されたモノ。 数年間かけてアルバム制作の合間に録って行ったのでしょう。 コンコードだけあって顔ぶれも凄いです。 ローズマリークルーニー、ケンペプロウスキー、ジーンハリス、 スザンナマッコークル、マリアンマクパートランド、 カーリンアリソン、スコットハミルトン、デイヴマッケンナ、 エデンアトウッド、キャロルスローンetc.…。 とにもかくにも「これぞコンコード」と云う安定した内容です。 その中でフランクヴィニョーラ(G)って人の"JINGLE BELL"と エデンアトウッドの"LET IT SNOW×3"が楽しい仕上り。 特に後者の演奏は笑い声も飛び交い、 アランファーナムのピアノもゴキゲンです。 |
A CONCORD JAZZ CHRISTMAS 2 / (CONCORD) |
★★★ |
そしてやはり第2弾もありました(笑)。 続編ともなるとメンバーもパワーダウンするかと思いきや、 …やっぱりパワーダウンしてます(爆)。 メイナードファーガスン、ジャックマクダフ、クリスポッター、 ジェラルドウィギンス、セルジオサルヴァトーレ、 そしてメルトーメ。 録音は1995〜96年にかけてですが、 メルトーメだけが1988年の日本ライヴの音源。 「このメンバーじゃちょっと弱いな。」って事で メルトーメを加えた模様(ウラは取れてません)。 あいかわらずサラリと流れて記憶に残らない演奏が多い中、 抜群に良いのがサルヴァトーレの"WE THREE KINGS"と クリスポッターの"O COME ALL YE FAITHFUL"。 どちらもソロによる刺激的な演奏。 アルバム全体を考えると少し浮いてるかも〜(笑)。 コンコードらしさからいけば、 ジェラルドウィギンストリオの"SILENT NIGHT"、 マリーステイリングスって女性VO+ウィギンストリオの "SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN"、 ジェシデイヴィス(AS)とアランファーナムのデュオによる "O TANNENMAUM"あたりの楽しい感じが合ってるかな。 ラストのメルトーメはさすがの風格。 |
PLAYBOY'S LATIN JAZZ CHRISTMAS/ (CONCORD) |
★★★☆ |
サブタイトルが"A
NOT SO SILENT NIGHT"。 もー、如何にもなサンタ姿のオネエちゃんに悩殺(笑)。 内容は全編ブラス&パーカッションが鳴り捲りの ラテンジャズサウンド。南半球輸出仕様か?!(笑) エドケール、パンチョサンチェス、アルトゥールサンドヴァル、 スティーヴカーン、シーラEetc.…が参加。 "SANTA BABY"ではシーラEのヴォーカルも聴けます。 なんか良いぞー(笑)。 ノーテンキな幸せ度はピカイチのアルバムです。 国際情勢を鑑み、こんなアルバム出してて良いのか?(笑) |
MAKING SPIRITS BRIGHT/ (GRP) |
★ |
正にGRPサウンドの2001年版クリスマスアルバム。 サブタイトルにもある通り、コレ以上ないスムースなジャズ。 顔ぶれも当然豪華です。 リーリトナー、アルジャロウ、ダイアナクラール、 デヴィッドベノワ、ジョーサンプル、デイヴグルーシンetc.…。 こう云ったヴァリアスアーティスツによるアルバムは 「寄せ集め」か、「新録」かで価値が全然変わってきます。 GRPならスターも沢山いるのでアドヴァンテイジありですね。 しかしここで少し苦情を。 日本盤のオビにはしっかりと「2001年最新録音」と書いてます。 こらこら〜!ダイアナクラールの"JINGLE BELL"は 「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS/(IMPULSE!)」 に収まってんのと同じやないか〜い!嘘つき、つき、つき、つき…。 って事で★に減点だっ(笑)。 でもジョーサンプルの"ママがサンタにキスをした"が 気に入ってるのでホントはそれだけで★★★★(笑)。 |
▼2002 |
JUSTIN TIME FOR CHRISTMAS THREE / (JUSTIN TIME) |
★★★★ |
ジャスティンタイムレーベルの3作目です。 顔ぶれが前作2作と較べるとちょっと弱いかもしれませんが、 レーベルのカラーが良く出ていて面白い仕上りだと思います。 中でも後半のWSQ、デヴィッドマレイの クリスマスを感じさせないドロドロの演奏が素敵(笑)。 オリヴァーレイクの演奏する"LITTLE DRUMMER BOY"は、 スティールドラムを使ってラテン系に明るくやってるのが良いです。 後は、個人的にRENEE LEEがギターとパーカッションをバックに ブルージー&レイジーに唄う"SANTA BABY"がお気に入り。 |
HO HO HO A CAPPELLA A CHRISTMAS PARTY / (PRIMARITY A CAPPELLA) |
★★★★ |
PRIMARITY A
CAPPELLA社のカタログの様なコンピもの(笑)。 新録はなくても、これだけ集まってるのは価値あり。 お気に入り探しにも是非どうぞ。 私はROCKAPELLAの"HOLD OUT FOR CHRISTMAS"が良かった。 こう云う黒いセンスを活かしたアカペラってカッコイイ。 って事で元アルバムをネットで注文してしまいました。 PRIMARITY A CAPPELLA社の思う壺です(笑)。 |