美人OLくすぐり懺悔 3/10
<3> 再会
柿田は車に乗り、会社へと急いでいた。
途中で、睡眠薬を入れる缶コーヒーを買った。
買うと早速、缶コーヒーの蓋を開け、助手席側のドリンクホルダーのコーヒーに、
如月からもらった睡眠薬を流し込んだ。
(これで良しと・・・)
これで、奈津子を眠らせ、如月が指定した場所まで行けば良いのである。
(後はこれを飲ませるだけか。)
柿田は緊張のために、体が小さく震えた。
奈津子は、会社の前で、柿田を待ちわびていた。
彼女は、昼間と同じOLスーツのままであった。
遠くから見ても、そのスタイルの良さから奈津子とわかる。
OLスーツ越しでも、その豊満な胸とくびれたウエスト、
ミニのタイトスカート方伸びた脚は、一際目立っていた。
会社の前に車を止めると、柿田は助手席のドアを開けた。
奈津子はお礼も言わず、当然のように柿田の車に乗り込んだ。
「お疲れさまでした。」
車に乗り込むと、柿田は奈津子に労いの言葉をかけた。
「今日は疲れたわ。誰かさんのせいで、今まで残業だったのよ。」
「へぇ・・・一体誰のですか?」
「あなたのに決まってるじゃないの!!」
奈津子は怒鳴った。
「え?僕のですか?」
「そうよ。あなたの書類に不備があったから、今まで手直ししてたのよ。」
本当は、前からつき合っている専務と、会社帰りに情事をすませただけなのである。
「そうですか、申し訳ありませんでした。」
柿田は、ハンドルを握ったまま頭を下げた。
「お詫びといっては何ですが、そこのコーヒーでも召し上がって下さい。」
「何よこれ、缶コーヒーじゃないの。」
「はい、もし良かったらで良いのですが・・・」
「まあいいわ。ちょうど喉が乾いた時だし。」
奈津子は、缶コーヒーをドリンクホルダーから取り出すと、
一気に半分ほど飲み干した。
もちろん、さっき柿田が睡眠薬を入れた方である。
「それにしても、あの書類は何なのよ。」
「基本的に書類の作り方が成っていないわ。」
「あんな書類なら、今時の小学生でも作れるわよ。」
そう言ってまた、奈津子は缶コーヒーを口に運んだ。
彼女はまだ眠る気配はない。
柿田は段々心配になってきた。
「全く・・・だから・・・・だから・・・あなたって人は・・・・」
そうしている内に、奈津子のろれつが回らなくなってきた。
「何だか・・・眼が・・・・」
次に眠そうに何度も目を擦り始めた。
「今日疲れたか・・・・・・少し眠るわ・・・・・・」
その言葉を最後に、奈津子はシートにもたれたまま、眠ってしまった。
(本当に眠っているのだろうか?)
柿田は不安になり、奈津子に声をかけた。
彼女のからの返答はなく、代わりに気持ちよさそうな寝息が返ってきた。
次に柿田は、彼女の肩を揺すってみた。
だが、全く反応はなかった。
調子に乗った柿田は、信号待ちに時間を利用して、
彼女の胸に手を伸ばした。
そのOLスーツの上からでも、はっきりとわかるほどの豊満な乳房を、
柿田は服の上からゆっくりと揉みしだいてみた。
乳房の柔らかな感触が、柿田の脳髄を刺激する。
しかし、それでも奈津子は目覚めなかった。
次に柿田は、ストッキングに包まれた、悩ましげな太股に手を伸ばした。
左右のむっちりとした太股を、ストッキング越しに思う存分撫で回した。
熱く柔らかい太股の感触が、さらに柿田の脳髄を刺激した。
我慢が出来なくなった柿田は、ハンドルから両手を離し、
奈津子の閉じられている両脚に手をかけた。
両手に力を加えて、その悩ましい脚を広げようとした。
その時、不意にクラクションが鳴った。
信号を見ると、信号が青に変わっていた。
柿田はあわてて車を発進させた。
約束の場所に着いた柿田は、すっかり眠り込んだ奈津子の豊満な身体を、
服の上から思う存分楽しんだ。
豊満な乳房を服の上から思う存分揉みしだき、
悩ましげな下半身や太股を、自分の気がすむまで撫で回した。
柿田は彼女の服を脱がそうとしたが、
さすがに如月にしかられると思い、思い止まった。
その後、如月が指定した建物へ、彼女を背負って行ったのである。
その建物へ一歩足を踏み入れた柿田は、度肝を抜かれた。
そこは、その建物は、元は貸しスタジオとして利用されていた建物であった。
そのため、部屋全体が防音壁になっている。
これでは、部屋の中でいくら大声で叫んでも、外には何も聞こえないだろう。
そんなことなら驚きはしない。
柿田が驚いたのは、そこにあった様々なものだった。
部屋の中には、SMクラブにしかないような、十字架や磔台、
それに宇宙遊泳と呼ばれる座式磔椅子や、手足を拘束する磔テーブルなどが、
所狭しと置かれていたのである。
「遅かったな。」
タバコをくわえた如月が、柿田を出迎えた。
「こ、この部屋は一体・・・・」
柿田は、この部屋の独特な雰囲気に、すっかり飲まれてしまっていた。
「ああ、ここはな、ある特殊な事情で使われる場所なんだ。」
「特殊な事情・・・ですか?」
「そうだ。まあ、お前になら話しても良いだろう。」
「実はここはな、「くすぐり奴隷」を調教する場所なんだよ。」
「「くすぐり奴隷」?」
「そうだ。世の中には、女をくすぐるのが好きな金持ちがいるからな。」
「そんな金持ちのために、くすぐられるための奴隷が必要なんだよ。」
「その「くすぐり奴隷」を、ここで調教しているんだ。」
柿田は、すっかり頭が混乱していた。
「すぐに理解しろって言っても、まず無理だろう。」
「え・・?と言うことは、この人もその「くすぐり奴隷」にするんですか?」
柿田は、すっかり寝入っている奈津子を見ていった。
「いいや、それはまだ分からない。」
「それよりも、この女への復讐が先だ。」
「お前も、この女にかなりの恨みがあるんだろう?」
「・・・・・・・・・」
柿田は、無言で頷いた。
「彼女をここへ乗せるんだ。」
如月は彼のそばにあった、宇宙遊泳と呼ばれる座式磔椅子を指さした。
柿田は指示通りに、奈津子をその椅子へ座らせた。
「次にロープで後ろ手に縛るんだ。」
「はい。」
奈津子は、宇宙遊泳と呼ばれる磔椅子に、両手を後ろ手に縛られていた。
本来、この道具で両手を拘束するときは、椅子に座ったまま、
バンザイの形にあげた位置で拘束するのだが、
何故か如月は、後ろ手に縛るように指示した。
彼女の両手を後ろ手に縛り終わると、如月は次の指示を出した。
「今度は両脚を伸ばしたまま、足首だけをこの丸椅子に縛り付けろ。」
それは、木製の重い丸椅子であった。
柿田は如月の指示通り、奈津子のストッキングに包まれた悩ましい両脚を、
そろえたまま伸ばした状態で、丸椅子に両足首だけを置いた。
そして両足首だけを、重い木製の丸椅子にしっかりと縛り付けた。
「これで良し。」
これで奈津子は、OLスーツの服装のまま宇宙遊泳に座らされ、
両手は後ろ手に縛られ、両脚はそろえてまっすぐに伸ばした状態で、
足首だけを縛られたことになる。
「後は彼女が目覚めるのを待つだけだな。」
そう言うと同時に、如月は奈津子の豊満な胸に手を伸ばした。
ゆっくりを力を入れて揉みしだく。
それでも、なかなか奈津子は目覚めなかった。
「おい、お前も好きなことをして良いんだぞ。」
「はい・・でも・・・」
「まあ、ここに来るまで、こいつの身体を触りまくっていたんだろう?」
如月は、全てお見通しだった。
「・・・・わかりました。僕も好きなところを触らせてもらいます。」
柿田はそう言うと、奈津子の胸や太股に手を伸ばした。
「うん、それで良いんだ。」
如月は奈津子の豊満な胸を揉みながら、楽しそうに笑った。
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