S.Ikeda Atelier

・・・歩み・・・

1979〜1986


・東京ディズニーランドプロジェクト参画
 設計監修:WED(米国ディズニーランド・ディズニーワールドの設計事務所)
 ウェスタンランド:ハングリーベアレストラン・シューティングギャラリー
 アドベンチャーランド:トムソーヤー島、砦・バーニングキャビン・ミル・カヌー乗場

・渋谷ISビル(店舗・事務所)SRC造 地下1階地上10階
・代々木上原Rマンション(川鉄物産) RC造4階
・BM代々木上原マンション RC造3階
・TOK健保会館 RC造5階
・苗場SPRホテル RC造 地下1階地上3階
・イトーピアSDGマンション(伊藤忠不動産) SRC造11階

1986〜2011


・箱根芦ノ湖 レストラン S造平屋
・バンダイ社員寮(小岩寮)A棟・同温水プール S造5階
・バンダイ社員寮(小岩寮)B棟 S造3階
・フィショップ(釣具小売店舗) S造内装
・横浜TU病院 耳鼻咽喉科改装工事 RC造3階
・広尾オフィス・ビル改装工事 SRC造10階
・NPO法人 MW協会 熱海保養所改装工事 RC造3階
・特別養護老人ホームWG RC造3階
・WTM住宅型老人ホーム RC造3階

・ST邸 S造3階
・MS邸 S造3階
・YS邸 S造3階
・S邸  S造3階
・Y邸  RC造3階
・SA邸(屋根外壁:外断熱工法,24h換気)W造3階

【COMPETITION】
・ヤクルト独身寮 東京建築士会:公開建築設計競技 第一次審査通過:78/825作品
・さいたま新都心 さいたまひろば 企画設計競技
・神戸震災復興 バリアフリーのまちづくりコンペティション
・山形県 平田町タウンセンター施設整備 公開設計競技
・国立国会図書館関西館 建築設計競技
・福井県坂井町公民館  建築設計競技
・IDEE デザインコンペティション
・日本建築家協会:かながわ建築祭 茶室デザインコンペティション
・新国立競技場 東京2020(私案):ツイントラック案

【HOUSE PROJEDT】
・愛車と暮らす〜フェラーリ・ラウンジのある家
・ひとり暮らしを決め込んだ ちょいワルオヤジの贅沢な住まい
・とある脚本家の住まい:美しき動的平衡
・回遊動線で活き活きと・・・
・家族を繋ぐ光のチューブ
・マシンジムデッキのある住まい
・Black & White〜銀幕の演者と成らしめん
・芦ノ湖高原山荘〜別荘って何だろう?

2012〜2023


・特別養護老人ホーム HMH S造3階
・特別養護老人ホーム KN S造3階
・特別養護老人ホーム NT S造3階
・特別養護老人ホーム GT S造2階
・地域密着型特別養護老人ホーム M S造2階
・地域密着型特別養護老人ホーム I S造1階
・地域密着型特別養護老人ホーム H W造1階
・グループホーム SP S造2階
・障害者グループホーム O S造2階
・障害福祉サービス SG 入所事業所 W造1階
・幼稚園型認定保育園 M幼稚園 W造2階

OTHERS


・日建学院 一級建築士 設計製図非常勤講師(1986〜2023)現在に至る
・建設実務専門学校(現.東京日建工科専門学校) 設計製図非常勤講師(1995〜1999)
・東京建築専門学校 設計製図非常勤講師(2000〜2007)

・日本建築美術工芸協会会員(1992〜1997)
・OZONE家づくりサポート建築家登録(2003〜2007)
・総括設計 専攻建築士登録 社)日本建築士会連合会(2006〜2010)

・一級建築士登録(1982)
・二級建築士登録(1981)


・・・巡る・佇む・想う・・・

2019
トルコ8日間

パムッカレ1泊

アフロディシアス遺跡・アルテミス神殿・エフェス考古学博物館

コンヤ1泊

石灰棚・ヒエラポリス:神殿・劇場・大浴場
コンヤ:ミナーレ博物館・メブラーナ博物館・セリミエジャーミィ

カッパドキア2泊

ギョレメ野外博物館・ゼルベ野外博物館:奇岩群・洞窟都市

イスタンブール1泊

ブルーモスク・アヤソフィア・トプカプ宮殿・地下宮殿
グランドバザール・ボスポラス海峡・ヴァレンス水道橋

1996
イタリア8日間

フィレンツェ5泊

ブルネッレスキー建築・ドゥオーモ二重殻ドーム・パッツィ家礼拝堂
スピリト教会・ジョバンニ礼拝堂・ウフィツィ美術館・ヴェッキオ橋
メディチ家礼拝堂・マリーノマリーニ美術館・ミケランジェロ広場

1992
欧州14日間

ロンドン2泊

ロイズビル・キューガーデン・キャナリーハーフ再開発

バルセロナ2泊

ガウディ建築;サグラダファミリア・カサミラ・カサバトリョ
カサヴィセンス・カサカルヴェ・グエル公園
ミース;バルセロナ博ドイツ館 OLMPスタジアム・ミロ美術館

ローマ2泊

パンテオン・コロッセオ・フォロロマーノ・カラカラ浴場
ヴィツェンツァ:パラーディオ;ロトンダ・テアトルオリンピコ

ベネチア2泊

サンマルコ広場・オリベッティショールーム・スタンパーリア財団

パリ3泊

サヴォア邸・ラロッシュ ジャンヌレ邸・ポンピドーセンター
アラブ世界研究所・シャンゼリゼ劇場・ノートルダム大聖堂
ルーブル ガラスのピラミッド・オルセー美術館・新凱旋門


・・・わたくしごと・・・


・東京 小岩生まれ、代々この地に暮らす。
 菩提寺の過去帳によれば、本家からの分家が 1700年代初め・・・八代将軍吉宗の頃。
 私から数代前に、力自慢の男あり。あだ名は「木花仙(池田仙蔵)」
 持ち上げた「力石」なるものは、その名を刻まれ今でも地元、小岩神社・善養寺の境内に鎮座ましまし。
 郷土史家、力石研究者の文献や「石に挑んだ男達:岩田書院」「怪力伝説」などに記されています。
 祖父は大工棟梁として、下小岩小学校設立時の校舎建設(1932)、地元市場や映画館建設を差配。
 その小学校を横綱:栃錦が卒業(2回生)、前記善養寺境内・仁王門の栃錦像は、JR小岩駅の栃錦像の原型。
 終戦まじか、大相撲「立浪部屋(双葉山・羽黒山・名寄岩)」が小岩に一時疎開。
 その際、大関:名寄岩が祖父と将棋を指しに、たびたび我が家を訪れていた。

・建築への興味
 1970年の「こんにちは♪こんにちは♪」の大阪万博
 様々なパビリオン、勝手気ままに散りばめられて、何でもありかのお祭り騒ぎ。
 良くも悪くも、そんなものがインプリント(刷り込み)か、はたまた祖父の隔世遺伝か。
 理系をさまよっているうちに、降りて来ました建築が。
 それからというものは、ライト・コルビュジェ・ミース、えとせとらエトセトラ
 
・卒業後
 法政大学建築科卒業(1979)
 建築設計事務所を経て、30才で独立。「一刻も早く自分で創りたくて」
 「子曰、三十而立、四十而不惑、五十而知天命・・・」40で当惑、50で抜け出せず・・・
 ただ、人の話に耳を傾け、人の道を外すことなく、天命を持ち続けることかと。

・そして今・・・
 建築を志す若者の多くがそうであるようにスター建築家に憧れ、ふつふつと心の内から突き上げるものに
 後押しされるように、建築に夢を見、無我夢中でここまできました。
 まだまだこれから・・・建築の仕事に情熱的に取り組んでいきたいと思っています。

写真は少し前のもの
画像加工はしてません


ワークフロー:住宅設計プロセス例
基本計画
*第1回打合 

 ハウスメーカーや住宅雑誌の資料をよく研究なされているようで、バーベキューテラス・書斎・風呂などの具体的なイメージや、収納・セキュリティ・メンテナンスに至るまでの考え方を伺うことができました。
「何もかもお任せします。」流の依頼のしかたもある一方、住まいに対する思いを
「自分なりに整理する」ことはとても大切なことのように思います。
なおこの時点で建築することでの確証が得られたので、早めに、敷地測量・真北測定等を実施することにしました。
* 敷地調査:実際に敷地を見てまわり、周辺環境・日照・道路付きなどを調べます。
* 役所調査:建築基準法等の法的な条件を調べていきます。

*第2回打合 

 計画案として、A・B・C案を提示。
各部屋の広さの把握。これがなかなか難しく、つかみにくいようです。
でも、たいていの人は何帖程度と言われると(感覚的に?)だいたいわかっていただけるようです。こんなところは日本人の優れているところなのでしょうか。
A案を基本に、居間・食堂は一日中、日の当たる3階に設けることで決定。

*第3回打合 

 予算および資金計画についての打ち合わせ。
住宅金融公庫融資の利用を確認。

*第4回打合

 A案に基づくD・E案を模型・図面にて説明。
玄関・浴室の広さ、雨天時やパジャマ姿での新聞・郵便物の取り出しへの配慮、ユーティリティのアイロン台の位置、子ども部屋の将来性をふまえた可変空間といった具体的、かつ身近な問題についての提案や意見が交わされました。
概算工事費(目安)も提示。
* 設計監理契約:この時点で、設計監理の受諾、設計料、支払条件の確認を行う。

*第5回打合

「家相」を重視したいという意見を伺う。
各寝室のベッドはすべてセミダブルサイズ、広さ再調整の必要あり。

*第6回打合

 F案を提示。
これをもとに、家相学的検討をオーナー側で行いました。

*第7回打合

 家相学的所見をもとに水回りの位置を調整し、G案を提示しました。

*第8回打合

 G案、家相学上、問題なし。
強いて言うならば、少し窓が少ないかなという感じとのこと。
この点を考慮して、実施設計に入る。

実施設計&見積
*実施設計

 意匠・構造・設備・電気とも実施設計に入る。
各種材料メーカー、役所との打ち合わせを詰めていきます。
なお、仕様、細部の打合も随時オーナーと行います。

*第9回打合

 仕様確認など35項目にわたる打合と細部の調整。

*積算依頼

 競争入札とし、地元工務店2社に見積を依頼しました。

*融資申込

 必要な書類の作成と提出をオーナーに依頼。

*質疑応答1

 工務店からの設計内容の質疑に対して書面で解答します。

*質疑応答2

 上記同様、これらを積算に反映。

*見積書受理

 予想金額を大幅に上回る数字に、正直戸惑いの感を隠せませんでした。
それも2社とも似たり寄ったりという状態です。

*見積チェック

 気を取り直して見積書をチェック、各項目ごとの単価・数量の洗い出しと査定に基づき、見積内容の検討を工務店に指示しました。

*仕様変更

 当初の設計意図を損なわない範囲での仕様等の見直しを行い、この部分の変更内容を見積に反映するように工務店に依頼しました。

*見積調整

 上記査定および減額案により、ほぼ予定額に近づきました。
さらに、概算時点からの仕様アップを考え合わせると適正金額と判断できるものになりました。

*見積報告

 上記の経緯と金額をオーナーに報告の上、了承される。

予算オーバー
*その1

 まず、一般的な要因としては・・・。

 住まい手と設計者の住まいに対するこだわり・思い入れ、そうしたものが打ち合わせしていく過程で育まれ、結実したものが価格に反映されたということが考えられます。
これは、住まいを考えていく上で不可欠なことと言っても良いのかもしれません。

 むしろ、こうした過程を経て、更にもう一度基本に戻って本当に必要なものを抽出するという作業を通してこそ、真に求める住まいをつくることができるのだと思います。

*その2

 もう一つの予算オーバーの要因は、多分に業界の体質に起因しています。

 工務店の立場で考えた場合、付き合いのない設計事務所への警戒感が少なからずあるようです。「工事を進めていく上でどんなことを要求されるかわからない」
という警戒感から価格設定を高めに(安全側に)見込んでおこうという考えが生まれてしまうのです。

 ここで、この警戒心の背景にあるものについても、考えておく必要があります。
自分のエゴばかりを通そうとする設計者、設計図書の不備を工務店に押しつけようとする設計者、現場監理に足を運ばない設計者等・・・。

 不幸にしてこういった設計者に当たってしまった場合、工務店にかかる負担はかなり大きいものになりそうです。

 これら一部(であると思いますが・・・)のよくない設計者のイメージがその背景にあることも、残念ながら否定できないと思うのです。
この点については、私たち設計者も深く自戒する必要があると思います。

工事監理について

 以上のように、基本計画から工事着工までのプロセスを中心に設計監理業務の内容をご紹介してきましたが着工から完成に至るまでの工事監理も基本計画・設計と同様、とても重要な業務です。

 地盤・材料・製品の様々な検査とその立ち会い、工務店から提出される施工図面のチェックと承認、職人との打合せ、具体的な仕様の選定と決定および施工方法の確認、増減工事のチェック、工程管理、役所検査、引き渡しに至るまで、設計の意図が、最後まで的確に、かつ十二分に反映されるように、最大限の努力を重ねていきます。

 オーナーとの出会いから1年半、竣工という節目を迎えて、ひとたび旅装を解くことにはなりますが、住まいというものを通じての両者の二人三脚の旅は、これからも続いていくものと思っています。

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一級建築士/建築家 池田真一設計室は、YAHOO登録サイト(江戸川区 建築設計事務所)です。
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