東京駅から両津港へル
E4系 「Maxとき」「Maxたにがわ」
1994年7月上越新幹線用として登場したオール2階建て車両E1系のニューバージョンで2001年5月から運航している。
先頭部分の鼻先をぐんと突き出したロングノーズ・デザイン、運転室は航空機のようなキャノピー形で、標識灯もふっくらと盛り上がったスタイルになっている。
E1系は12両編成だったが、E4系は8両編成となった。これを2本連結した16両編成でも運転できる。
16輛編成では、1号車から8号車が「Maxたにがわ」(東京〜越後湯沢/ガーラ湯沢)、9号車から16号車が「Maxとき」(東京〜新潟)で,越後湯沢で切り離される。
東京寄りが1号車で、グリーン席は7、8、15、16号車の2階部分。ほかはすべて普通車となっている。
グリーン車の客室は高品質感の壁材を使用し照明は間接照明を採用している。グリーン席、普通席(3+3列配置は除く)とも、座面が動くリクライニングシートを採用。
8、16号車の2階には車イスに対応したシートがあり車イス昇降装置により2階部への移動が配慮されている。
売店は5号車にあり、各車両にはワゴン昇降機が設けられ車内でも充実した販売が行えるようになっている。
佐渡汽船 ジェットフォイル
「JetFoil」とは、1974年旅客用超高性能船舶を開発した米国ボーイング社が選んだネーミングで、
1989 年ライセンスの提供を受けて川崎重工業が日本製 1 号艇を就航させた。
現在「ジェットフォイル」は川崎重工の登録商標となっています。
「Jet」は、もちろん本船がジェットエンジンとウォータージェット推進機によって駆動されることからきており、
一方「Foil」とは、「鋭く、薄い翼」を表わす英語からきています。
水中翼船としては全没型に属し、船体の前後の翼が全て水中にある。
停止時および低速では通常の船と同様、船体の浮力で浮いて航行し、「艇走」と呼ばれる。
ガスタービンを動力としたウォータージェット推進で速度が上がると翼に揚力が発生し、しだいに船体が浮上し離水、
最終的には翼だけで航行する「翼走」FOILBORNE という状態になる。
要するにジェットフォイルは、大気のかわりに海水から揚力を得て飛ぶ「海の飛行機」です。
水面に浮かんでいる船は、水の表面に波浪が起これば、動揺から逃がれることはできません。
翼走中のジェットフォイルは海中を進む水中翼に発生する「揚力」で海面上に飛び上がっているので、
水の浮力を受けず船の宿命である揺れが殆どありません。
旅客定員 |
最大速力 |
馬力 |
260人 |
47ノット(87km/h) |
7,600馬力 |
1977 年、佐渡汽船が新潟港〜両津港間定期航路に投入したのが初めてです。
出港15分前から改札が始まり、改札口で乗船名簿を渡し切符を切ってもらいます。懐かしい改札鋏でパチン。新潟港と両津港では切り口の形が違います。
切符は記念に持って帰れます。
留まっているときは、船が揺れるので注意しましょう。 船内は全席指定・禁煙です。
空いている席は自由に使っても構いませんが航行中は安全のためシートベルトを締めます。
船内にはTVがあり座席で音量調整ができます。現在のスピードが表示され最高時速は80km以上です。
左下は新潟港に向かい翼走中の僚船「つばさ」、右下は佐渡両津港でバックの山は大佐渡山地の金北山です。