両津港から八幡温泉へ

佐渡能楽の里

佐渡は、かって農家の人たちが畑仕事で謡曲を口ずさんだほど能の盛んなところで 33 棟の能舞台が残っている。
佐渡能楽館では、人間そっくりのハイテクロボット18 体による薪能「道成寺」を本格的な舞台で常時上演され、気軽に幽玄な能の世界に親しむことができる。

  

  

2 階の資料館には、由緒ある能面や豪華絢爛な能装束などの能楽美術品の数々を一堂に集め展示されている。
そのほか、佐渡特産物が揃っている佐渡物産館、展望大食堂が併設されている。
TEL.0259-23-5000
8:30〜17:00。年中無休。800円。団体割引有。

   

本間家能舞台(吾潟)

佐渡能楽の里のすぐ近くに県の文化財に指定された本間家能舞台があり外観のみ自由に見学することができる。
佐渡宝生流の家元である本間家の能舞台で、明治18年(1885年)建築された県指定の有形民俗文化財です。
島内 33 棟存在する能舞台で最も本格的なものといわれ、毎年定例能が催されている。
床下に瓶を埋め込み音響効果に工夫をこらすなど、あらゆる点で佐渡能舞台の模範で、全国でもまれにみる貴重な舞台です。

トキの森公園

4ha の敷地が広がる緑豊かな公園で、トキが羽ばたいていたころの自然の様子を題材にさまざまな樹木が植えられています。
佐渡トキ保護センターに隣接したトキ資料展示館では、「ヨウヨウ」「ヤンヤン」「ユウユウ」等39羽が飼育ケージより10m程離れた所から観察できます。
また、ヤンヤン・ヨウヨウの生映像やヒナ誕生の瞬間のビデオ、骨格標本、はく製、卵の見本のほか、さまざまな国際保護鳥の資料が展示されています。
TEL.0259-22-4123
8:30〜17:00。月曜休館。環境保全協力費200円。
 

 

清水寺(せいすいじ)

仁王門から樹齢数百年の杉並木が立ち並ぶ石段を真っ直ぐ登ると中門が見えます。中門をくぐると、目の前に大きな救世殿(ぐぜでん)が見えてきます。
元和 8 年 (1622) 、観音堂として建立した救世殿(ぐぜでん)は、賢応法師が京都から佐渡に布教にきたとき、
「こんな遠い島国から都の清水寺までお参りに行くのは大変だろうし行けない人達のために」と京都清水寺を模して建立したと言われる。
本尊は千手観世音菩薩で、京都清水寺の本尊千手観音と同じ行基菩薩の作といわれ住職一代に一回御開帳される。
併せて福寿の神といわれる延命善哉寿老尊天を祀ってある。

   

 

土蔵の見事な漆喰の彫刻

  

大銀杏

清水寺前の中河俊一氏屋敷内にある大銀杳。根廻り 7.7m、樹高 26m、樹齢が約 1,000 年。樹高に比して目通りが大きい巨木。
雌木は清水寺境内にある。大銀杏の幹や枝からは乳柱が垂れ下がり、樹下にたたずむと神韻をおぽえる。
(S46.10.1、村指定天然記念物)

八幡温泉 国際佐渡観光ホテル八幡館

昭和26年創業。観光ホテルとしては佐渡一番の歴史を持つ。昭和天皇・皇后両陛下もご宿泊なさったという由緒ある宿。
おけさホールでは毎夜、民謡ショーがおこなわれる。

左下は夕日に映える真野湾、右下は屋上から見た大佐渡山地の山並みです。

 

敷地内にある佐渡博物館へは、赤松林の散歩道「昭和天皇御散策の道」が近道です。

 

佐渡博物館

館内には4つの展示室があり、1 階ホールでは天然記念物
「トキ」の鳴き声を収録したジオラマ「佐渡と朱鷺」で、佐渡の風土を楽しく紹介します。
その隣室では映像による美術・工芸品鑑賞も楽しめます。2 階フロアには、島の自然環境、歴史、動物、民族芸
能などが体系的に展示され、大型文化史年表で佐渡の文化をわかりやすく紹介しています。
歴史、美術工芸、芸能など8部門にわたり、島の自然や人文に関する資料を展示しているほか、佐渡出
身で日本画の巨匠である土田麦僊素描コレクション館が併設されている。
TEL.0259-52-2447
4月〜10 月 8:00〜17:00 。11月〜3月 8:30〜16:00 。
700円。団体割引有。