北陸本線 敦賀−今庄間 旧線

 所在地:福井県敦賀市−今庄町
 竣 工:明治29年
 設 計:

 今庄−敦賀間の25パーミル(1kmで25mの勾配)の急勾配は北陸本線最大の難所で、今庄機関車区で蒸気機関車を重連、三重連にして「山中越え」に挑みました。
 昭和37年6月10日、当時の国鉄最長の北陸トンネルが開通し、山中・杉津(すいづ)経由の区間は廃止されました。
 一般道路として整備されていましたが、北海道のトンネル崩落事故以来、全国のトンネルを見直すことになり、この葉原トンネルも現在補修工事中で、通行禁止です。

 通行止めのバリケードは随分離れていて、トンネルのディティールは判りません。幸か不幸か、補修の際に剥がしたと思われる煉瓦が山積みになっていますので、その刻印まで見ることが出来ます。
 左奥の詰所の右隣りの黒い部分が葉原トンネルで、中央奥のトンネルは北陸自動車道です。黒い車のあるところがバリケードの位置ですので、その距離が想像できると思います(^^;)。

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