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第4回(平成9年11月12日) |
緊急特集 韓国競輪体験記(その3:車券編) |
11/12 1997. |
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前回記したように、私は見事なボディランゲージでソウル兄ちゃんから新聞売場の場所を聞き出し、専門紙購入に至ったわけである。 お値段は1500w(ちょっとこれはうろ覚え)。残念ながら赤えんぴつ無料サービスなどという風習はない。というより、そもそも韓国には赤えんぴつを使うという風習自体がないらしく、売店で売っているのは黒のフェルトペンみ たいなやつだけである。 私は資料的見地から全ての専門紙を購入したのだが、それがここに画像を張った6紙である。いたずらにページを重くしてしまっただけのような気もするが、まあそう言わんと見ていただきたい。このうち表紙に写真もイラストも載せていない唯一の新聞(左上の新聞)は、表紙の片隅に「日本小田競新聞」と記されている。小田競と業務提携しているとか資本上の関係があるとかそういう意味と受け取ったが、未だ真相は闇の中。御存知の方がいらしたらお教えいただきたい。 それはそうと、韓国競輪新聞の中身だ。中とじで30ページほどにも及ぶ立派な新聞ばかりだが、日本人がこれを読んで車券を買おうというのは、無酸素でエベレストに登頂するくらいの荒行である。不可能ではないが容易ではない。 新聞を買っても、車券を買う上でまだ関門が残されている。マークカードの記入である。前回書いた日本語パンフレットがあったからいいようなものの、丸腰だったらどうなっていたかわからん。マークカードは(写真1)のようなものなのだが、「BET TYPE」とか「AMOUNT」 などと中途半端に英語が書いているわりには、式別や金額の単位がハングル表記のみというイケズなマークカードさんだ。 のは9レースの私の車券だが、連単で上から4番車アタマの2,3,5へ1万wずつ流し、次にタテ目の2−3を1万w、さらに2−4,2−5を5千wという具合になっている(1枚のマークカードでこの3種が一気に買えるわけ)。 しめてお代は5万w。よくガイドブック等に「車券は5万ウォンまでしか買え ない」などと書いてあるが、観察する限りそれは思いっきりザル法になっており (あるいはもともと1枚あたりの発券金額が5万wなだけ)、ソウルの濃ゆいお やじ達は「5万w車券の束」を持って観戦している。しかし、せっかく行政がス トッパーを作ってくれたのだから、観光客としては平和に1レース5万w(約6 500円)で遊んだ方がいいという気もする。 そうそう、最後に下に載せた券(写真3)を御覧あれ。これは私が3500 0w分の車券を買って4万w出した時に渡された「お釣り」である。どうやらお 釣りは現金券で出てくるらしい(頼めば現金返してくれるのかも)。今回は資料 として敢えて持ち帰ってきたが、5000wあればちょっとした定食(ライス・ コムタン・キムチ等おかず3種、くらいの)が食べられるので、ちょっともった いなかったかも。 |
![]() (写真1)マークカード |
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![]() (写真2・3) |
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