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第5回(平成9年12月11日) |
緊急特集 韓国競輪体験記(その4:食べ物編) |
12/11 1997. |
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どえらい更新間隔ですな(人ごとか)。緊急特集でもなんでもないとか言わないように。 さて、競輪場でものを食うというのは大きい楽しみのひとつである(川崎に行きたくなるね)。私とY氏は、韓国の競輪場にどんな食物があるのかを非常に楽しみにしていた。 韓国は屋台文化・立ち食い文化の発達した国。ソウルで繁華街を歩いていると、かなりの数のトッポギ屋から焼き栗屋やらをみかけることができる。当然競輪場もそんなノリで、煮込みやら串カツやらがあったりするんじゃないかと期待していたのだが……。 そんなことはなかったっす。珍しいものって言ったら、自販機で売ってる缶ジュースくらい。朝鮮人参ジュースやらナツメジュースやらすごい品揃えで、マズジューマニアの田端社長に自販機ごとお土産として持って帰りたいくらいだった。ただ、これは韓国人の缶ジュース感覚がヘンなだけであって競輪場の問題とは違う。ちなみにこの手の缶ジュース歌舞伎町バッティングセンターそばの韓国コンビニ(店内に入るといきなり異国)でいくらでも手に入るので、興味のある方はどうぞ。 で、食べ物である。蚕室競輪場の食料事情だが、まず一箇所だけ食堂がある(写真1:ゲリラ撮りなので暗くてごめん)。ここでは定食みたいなものがあるようだが、店内を覗いてもいまいち様子はわからんかった。 |
私とY氏はもともと一品もの主義者なので、食堂は回避し外を偵察。激食いに激食いを重ねたが、その偵察結果が以下の通りである。
アメリカンドッグなどとともに売店で売られている。カニカマを軸にした薩摩揚げみたいな感じ。ケチャップをつけて食う。美味。これこそ競輪場食品のあるべき姿。
あまりホットではない。しかし、全体的にはなかなかよし。特にパン。東京ドームのホットドッグを大井のC1クラスとすれば、こっちは中央準オープンくらいの力がある。
麺にコシがなく、日本人向きではないかも。しかし、粉唐辛子を山のように入れれば根拠のない韓国感が高まってくる。 |
スープがついてこの値段。なかなかお得かも。米もマズくないが、おかずは種目ごとの力量差が歴然。白菜キムチと肉そぼろはおいしいが、にんにくキムチは強烈すぎて試食不能。フライ(中身不明)は地上最強のマズさ。東京三大マズいもののひとつに数えられる大井のハムカツパンを中央未勝利とすると、このフライは「中津で最弱」くらいの感じ。でも、全体的には合格か。 |
つうわけで、もうちょっとあれですな。軽くつまめるようなものを充実させてほしいですな、蚕室競輪場。けっこうお客は入ってるんだから、採算も成り立つと思うんだけど。ヘイジャンクとか、煮込み文化もあるんだしさ。 ところで、帰りオケラ街道を歩いていたら、路傍で競馬新聞売りなどに混じり、鰻を売ってるおやじがいた。しかも明らかに新鮮でなく、一匹くらい死んじゃってるような鰻を。あれは何だったんだ? 日本でいうベルト売りとかに相当するものなのか? |
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