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第28回(平成12年 3月25日)
ドバイワールドカップ観戦記(7)
 3/29 2000.

3月25日その2

あまりに盛りだくさんで当初の目的を忘れがちだが、今日のレースがメインイベントである。ホテルに戻って支度を終え、4時頃出発。既にプレスセンターの机は満員だったが、なんとか居場所を確保し、荷物を置く。
 続いてはラジオたんぱ打ち合わせ。気軽に受けた出演だったが、実はメイン解説者だったことに気づき焦る。どう考えてももっと適任者がいると思うのだが。特に、シーマクラシックについてはハイライズとカイタノとサガミックスとゴーイングスズカしか知らないような状況なので、付け焼き刃の勉強を始める。
 そうこうするうち、あっという間にレース開始。2レース・ゴドルフィンマイルに出走のタガノサイレンスは好スタートもすぐに下げ後方からの競馬。直線外に持ち出しよく伸びるが……その競馬じゃ届かないんだよここじゃ。6着。しかし、タガノサイレンスでこれだけやれるなら、(輸送への適応性は別として)日本馬でこのくらいのレースいくらでも勝てるよなあ。
 対照的に5レースのゴーイングスズカは積極策、というより積極的すぎる競馬。アメリカのペグニッツ(Pegnitz=gは発音していいんでしょうか)とタイマン先行争いを展開した。それでも直線よく残り5着。この競馬でいいんだよ。しかし、ゴーイングスズカでこれだけやれるなら……以下略。
 7レース・ドバイワールドカップのワールドクリークについては皆さんご存じの通り。調整過程が最悪だったわりには大健闘だが、展開・結果が「日本馬の指定席」だったことは残念。勢いのある時期に遠征したのは一歩前進だが、来年は先行タイプの代表馬でどれくらいやれるのか見てみたい。
 途中、予定になかったドバイデューティーフリーの解説を求められてしどろもどろになったりしつつもなんとか仕事終了。目を開けていられないほど疲れたが、ワールドカップの関係者コメント資料が出るまで待機し、その後ホテルに帰還。本格的に帰る支度をし、空港へ向かう。長い1週間でした。

(追記・翌26日は長いトランジットでシンガポール滞在。ナイトサファリなんぞに行きました。ここまで盛りだくさんの旅を半分ゴチしてくださったシェイク・モハメド殿下に深く感謝します)



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