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第2回(平成9年10月 6日)
西武優勝、どうなるオリックスのストーブリーグ (プロ野球)
 10/ 6 1997.

こんなコーナーを立ち上げた途端に西武ライオンズの優勝が決まり、オリックス贔屓(正確には阪急ブレーブス贔屓)の須田鷹雄としては気まずい限りだ。
 ま、言うても仕方ないのでとりあえずは西武を讃えるしかないが、今年のパ・リーグペナントレースに関して残念だったのは、いまひとつレベルの高い優勝争いが無かったということである。オリックスが強い時は西武がヘナチョコで、西武がのしてきた時はオリックスがボロボロ。優勝がほぼ決まってからの西武にしてもけっこう隙だらけな感じだったわけで、5球団の弱さに助けられたという部分が少なくない。もう少し力と力の勝負、といったものを見たかったような気がする。
 ま、とにかくこれからプロ野球は日本シリーズ、そしてストーブリーグへ突入していくわけだが、ここで読まにゃならんのが、最近流行りのギスギスした記事。「一人だけ年俸アップのイチローに対し、ナインの不満爆発!」とか、その手のやつね。「お前、見たんかい」って感じのものが多いわけだが、なんか最近の読者はそういったものをお好みのようである。
 しかし、ねえ。もともとプロ野球なんてのは娯楽のために見るものなわけだから、そんな文句ばっかり言ってたら意味がないでしょう。ま、勝ち組でいないと気が済まない読売ファンあたりはそんな余裕は無いのかもしれないけど。でも、文句言うにしてもひとつ捻って、笑いに転化することだってできると思うのである。
 例えば97年春時点の読売で言うなら、「ヒルマンが打って、清原が投げればいいんじゃないか?」とかさ。分からんでぇ、外人のパワーってのは、当たるとすごいからね。オリックスでもシュルジーが投手のくせに日生球場で(あれ? 藤井寺だったかな?)照明灯鉄柱直撃の大ホームラン打ったことがあったしね。清原にしたって、高校時代甲子園で投げた時には打たれたが、殿馬をおさえる秘密兵器として成功したこともある(「ドカベン」プロ野球編)。ちなみにその時、ファーストには田辺が入ったんだけど。これじゃ単なるマニアトークか。
 もっとも、ギスギスした人間関係シリーズも、あまりに直撃弾だと直撃弾すぎて笑いにつながることがあるけどね。日ハムを解雇された金石昭人投手の発言、「落合さんが入ってからチームがおかしくなった」はモロすぎて笑った。「コーチでもないのに指導するから加藤コーチの立場はないし選手も同様してうんぬん」って、そりゃそうかもしれんけど、金石、投手じゃん(笑)。



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