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第17回(平成10年 6月12日)
ワールドカップ雑感
 6/12 1998.

いや、だからサッカー知らないんだけどさ。一応なんか書いとこうかということで。

私のサッカー知識は「サカつく2」が全てなので、今回のワールドカップも全てそれ基準で見ている。とりあえずブラジルで知ってたのはドゥンガとサンパイオね。特にサンパイオは我が「メジェール世田谷」の中心選手として活躍してくれたヒトなので、非常に親近感が湧く。間違った親近感だという自覚はあるが。ちなみに「メジェール」とはフランスでじゃじゃ馬という意味っす。

で、一方ホンモノのサッカーだが、どうなんでしょう、メディアも「日曜になったら全部バレちゃうから今のうち騒いどけ」っていうことなのか、それとも本当にみっともなくないサッカーができるのか。知らない立場なのでなんとも書きようがないが、とりあえず想像できるのは、また後出しジャンケンが猛威を奮いそうということだ。サッカーに詳しい人はちゃんと見とくべし。

こないだ昼に日テレを見たら二宮清純氏がカズと北沢の問題でキレまくってて、かと思えば某掲示板で二宮バッシングが始まったりとけっこうな騒ぎだったようだが、私は(サッカー的にどうこういう次元とは別の意味で)二宮氏の態度には好意的な感想を持っている。もしあれが読売グループに取り入るための策略だとしたら別だが、さすがにそこまで腹黒いことはないだろう。
 本当に悪意というか計略だけで動いているならば、「どう転んでも悪いことにはならない」っていう保険を利かせておくものなわけですよ。実際、「サッカーを利用して売れよう」っていう人たちはみんなそうしているわけだし。そんな中で、後出ししようのない「オピニオン」を発したということは、そのオピニオンの中身がどうなのかということを別にしても、とりあえず評価すべきことだと思う。ま、二宮氏がイマイチ「売れ」きらないのはそういう性分が原因だと思ったりもするんだが、いいんじゃないですか、もともと物を書くのが生業の人間。テレビに媚びても残るのは金だけですぜ。私はああいう「なんでも書けるスポーツライター」には懐疑の念を抱いているのだが、今回の件については二宮氏を支持したい。
 もちろん二宮氏の意見の当否については私はジャッジできないのだが、本当はこういう風に信ずるところを述べる(損得勘定を抜きに)人間がたくさんいて、その中でどういう見方が正しそうだという流れができてくるのが健全な評論界なのだと思う。そうでないから二宮氏が突出してしまったわけで、アンチ二宮の人も、本当の敵はなんなのかということを考えた方がいいのではないだろうか。

いかん、堅い話になったので最後はどうでもいいことで。

  1. なんかブラジルのファン(←サポーターっつう言葉は意地でも使いたくないね。ついでに言えば「12人目の選手」とかも)、いきなりホテルで暴れたりしてるらしいが、4年後には日本でもいろんな国の人が暴れだすのか?
  2. スコットランドとイングランドはなんで別々に出てくるのか? まとめて「イギリス」じゃいかんのか? だったら日本も「関東」「関西」と2つ出してみる手とかはないのか?
  3. 日本にいたとはいえリトバルスキーの日本語は不自然なほどに上手くないか?
 あと、チケットが足りないとかで大騒ぎのようだが、私が思うに、にわかファンの数だけ足りなくなったんじゃないかな。



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