Underwater Sunlight - ログブック - No.57-58 [ PREV ] [ NEXT ]

社員旅行がめずらしく海外となったのであった。
到着後、夜中にふらふらホテルを抜け出す。屋台でなんか食べようと思ったんだが、ふと目にとまったのは赤ちょうちん。店の前でしばし悩む。ここまで来てなぜ?いや、だからこそ。案の定、店の中は日本語が飛び交っていたのである。カウンターに座る。タイのおねえちゃんが前に立っている。なんか違うような気がする。言葉は通じないようだから気にしないようにして、アジのタタキとなす焼き、イカの刺し身を注文する。酒は越の寒梅を冷やで。
グラス3杯も飲んだろうか。350バーツだったから、日本円で1600円位。またふらふらとバンコクの街をさまよう。飲んだ後は当然、ラーメン。屋台が立ち並ぶ中、一つの前で足を止め、どうもラーメンらしきものを注文する。味は薄めなんだが辛いという、タイ風のラーメンであった。で、コンビニによって帰還。これじゃいつもとかわらんではないか。
翌日はバンコク市内を観光。あんまりゾロゾロ群れるのは好きじゃない。名所なんてどうでもいいからもっと街を一人でふらふらしたかった。その後、双発の、なんだこれは、レシプロエンジンか、飛行機でサムイ島へ。
夜の宴会。なんかタイのおねえちゃんの踊りとムエタイの試合(いかにも観光客用)を見て、狂乱の夜へとなだれ込む。だめだよ。うちの会社の宴会を海のそばでやっちゃあ。社長を先頭に男も女も海へ飛び込む。ジーンズのまま引き摺り込まれてそのまま大の字になって浮いていた。流れ星が落ちてくる。水は暖かくて気持ちいい。

No. 57
日付:1997/6/14, 潜水場所:タイ・タオ島
天候:晴れ, 気温:35℃, 海洋状況:にごにご
水面温度:?℃, 水底温度:?℃, 透明度:8m
潜行開始:--:--, 浮上開始:--:--, 潜水時間:51min, 最大水深:13m
ウエイト:3kg, タンク:10L アルミ, 200>50

さて、翌日。私が部長を勤める弊社ダイビング部の面々はサムイ島からスピードボートに乗ってタオ島へ向かう。天気はいい。海も静かでほとんど揺れない。1時間半ほどで目的地に到着。
暑い暑い。水もきれいだ。わくわく。スノーケリング組を残してボートでポイントへ。ザブン。真っ青な空。暖かい海。透明な...ん。透明な...ん...見えんぞ...。
確かに珊瑚はある。しかし、なんか物寂しい景色に見える。色がくすんでいるようだ。雨季であったらしい。
伊豆でもお馴染みロクセンスズメダイツバメウオの群れが頭上を通り過ぎる。結構図太い神経してる。近づいても全然逃げない。結構大きなコガネアジ。ハナビラクマノミがイソギンチャクに埋まっている。ハナダイが珊瑚の上に群れている。
さっきのツバメウオの群れに何度かあったくらい。まぁ、さすがに色彩の派手なお魚が多いといえば多い。
うぅ〜ん、しかし、雑誌のグラビアで見る、あの果てしなく透明な海はどこに?

No. 58
日付:1997/6/14, 潜水場所:タイ・タオ島
天候:晴れ, 気温:35℃, 海洋状況:にごにご
水面温度:?℃, 水底温度:?℃, 透明度:?m
潜行開始:--:--, 浮上開始:--:--, 潜水時間:45min, 最大水深:12m
ウエイト:3kg, タンク:10L アルミ, 200>70

潜行しようとしたとたん、ぶしゅーぅぅぅ。なんだなんだ。どうも後ろの方から派手な音がする。振り返ってもやっぱり後ろから音がする。ということは...。おりゃぁ、わしのバルブから空気が漏れとるやないけぇ。親切にもメシ食ってる間にセッティングしておいてくれたらしいんだが。他人にセッティングしてもらったことなんかなかったけど、これだもんな。ぶつぶつ。チェックしなかった自分が悪い。50気圧ほど抜けてしまった。
珊瑚に群れる魚さんたち。ハタタテダイが一匹。ハナビラクマノミがぽつりぽつり。
途中でガイド消える。どこだかわからんとこで、ボーゼン。数分後、何故か後ろから現れた。
なんか納得いかないなぁ。

最終日。チャウエンのビーチでダイビング部主催のスノーケリング教室。白い砂浜にエメラルドブルーの海。よく晴れた空。トップレスのおねえちゃんたち。
砂が細かいので浜の近くは透明度が悪い。しかし、ビーチにいきなり珊瑚礁があるとこはさすがだ。ロクセンスズメダイやヤスジチョウチョウウオが泳ぎ回っている。
サムイ島のメインストリート。お土産やさん。です。サムイ空港。のどかですなぁ。
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