アジアの遺跡


カンボジア アンコール・ワット
インドネシア ボロブドゥール
プランバナン寺院
スクー寺院
スリランカ アヌラーダプラ
ポロンナルワ
メディリギリヤ
シーギリヤ
ダンブッラ石窟寺院
ナーランダ寺院
ミャンマー バガン
カック
インデイン
インド

バダミ
パッタダカル
アイホーレ
ハンピ

タイ アユタヤ
スコータイ
シーサッチャナライ

アジアの各地にも神秘的で大規模な遺跡が沢山あります。身近で安らぎを感じられる国々ですが、多くの国には民族や宗教など様々な問題があるため、時には極端に治安が悪くなることもあります。長い歴史の中で、忘れ去られたり、時には破壊の対象となった遺跡もありますが発掘、修復されて現在見る事の出来る姿はどれも歴史の重みを感じる迫力のあるものです。思想や文化が違うからと言って貴重な文化遺産が戦争の犠牲にならないよう、その大切さを実感してみて下さい。

アンコール・ワット

内戦の激しかったころにはとても観光など出来なかったアンコール・ワットですが、今では世界中から観光客が訪れています。中でも一番のお得意様は日本人のようです。土産売りの小さな子供も日本語で声をかけてきたりします。
アンコール・ワットは第一回廊のラーマヤナやマハーバーラタといった叙事詩を描いたレリーフが有名で、様々な物語の様子を見る事が出来ます。遺跡の建築様式もいろいろな工夫がなされていて、注意して遺跡を歩いてみると不規則に組まれた石畳や急な階段など、インカの石組みやマヤの神殿の階段にも負けないような精巧な石組みが見つかります。

アンコール・ワットの周辺にもかっこいい遺跡がいくつも残っているので、じっくり見てまわるには2、3日はかかります。アンコール・ワットと並んで名の知れているのがアンコール・トムです。中心にあるバイヨン寺院や遺跡の門など、いたるところにクメールの微笑みをたたえた穏やかな顔の四面仏があります。他にもタ・ソムやタ・プロームといった樹木に侵食されたままの状態で残っている遺跡や、池に浮かんだ円い塔のニャック・ポアン、赤茶けた塔の並ぶプレ・ルプ、未完のタ・ケオなどそれぞれが異なった趣きがあります。遺跡をまわるのに便利なのがバイクタクシーで、1日6USドルから7USドルくらいで雇うことが出来ます。
アンコール・ワットの観光の拠点になるのはシェムリアプの町です。プノンペンからエクスプレスボートで5時間ほど河をのぼって行くか、飛行機で行くことになります。プノンペンからのボートが到着する時間には船着場にたくさんの宿の客引きが来ています。
ただし、治安が悪化している状況ではエクスプレスボートは川岸から銃撃される危険があるので注意してください。
安い宿は2USドルくらいで泊まれます。
(96年1月)

ボロブドゥール

ストゥーパの中の仏像

インドネシアのジャワ島にある謎を秘めた大規模な仏教遺跡がボロブドゥールです。ストゥーパの中心に納められていたものや、なぜ土の中に埋められていたのかなど、未だに解明されていないことも多く残されています。ボロブドゥール遺跡には回廊が全部で4つあり、それぞれの回廊のレリーフにはいろいろな説法の物語が描かれていて時計回りに見ていくと物語が進行するようになっています。中でもブッダの物語が一番の見物となっているようです。
悟りを開いた仏陀のレリーフ

遺跡では入口のところで日本語を話せるガイドを頼むことも出来ます。主だったレリーフの解説をしてくれますが、じっくり見ようという人は予め予習して行くといいかも知れません。回廊の上には3重の円壇があって鐘型のストゥーパと呼ばれる石組みの中には仏像が納められています。それぞれ東西南北の向いている方向によって印を結ぶ手の形が異なっています。
ボロブドゥールの周りには安宿も何軒かありますが、ジョグジャカルタからでも日帰りで行けます。ジョグジャカルタは各地との交通の便もよく、近郊のプランバナンへ行くのにも便利です。
(96年1月)

プランバナン寺院

プランバナン寺院

プランバナン寺院一帯は史跡公園としてきれいに整備されています。瓦礫の山となっていた遺跡も修復されて大小8つの塔が林立しています。中でも中心になっているのがシヴァ神殿です。四方の祭壇にそれぞれシヴァ、ガネジャ、ドゥルガ、アガスティアの像が奉納されています。両隣の神殿にはブラフマの像とヴイシュヌ神の像がそれぞれ奉納されています。神殿の周りにはラーマヤナの物語を描いたレリーフがあり、こちらの方がアンコール・ワットのものよりも躍動的だとも言われます。公園内には他にも小さな遺跡が3つほど残っています。ビジターセンターでは日本語の映画も見れます。
プランバナンへはジョグジャカルタから乗合いのミニバスに乗って40分ほどで着きます。
(96年1月)

スクー寺院

スクー寺院

アジアの地にありながらどことなく中米のマヤの遺跡の面影があるといわれているのがスクー寺院です。神殿の上は平になっていて、何かを奉っていたというより、儀式の広場として使われていたようです。神殿の周りにはインドネシアではめずらしく、露骨な性描写のある石像やレリーフなどがあってエロティク寺院としても知られています。寺院は眺めのいい山の上にあるので地元の人の憩いの場にもなっています。
スクー寺院はジョグジャカルタからはちょっと遠いのですがバスを乗り継いで行くことも出来ます。寺院のある山の登り口にはバイクタクシーが待機しています。歩いて登ると20分ほどかかります。観光のパンフレットなどにはスクー寺院からタワンマンの町まで歩いて行くハイキングコースも紹介されていますが、たっぷり2時間はかかります。のどかな農村の風景が続いている道ですが、分岐点も多く迷いやすいので地元の人に道を聞きながら歩くことになります。
(96年1月)

アヌラーダプラ

アヌラーダプラはシンハラ王朝最古の都が置かれていた場所です。仏陀が悟りを開いたインドのブッダガヤから菩提樹の分け木がもたらされて聖地ともなりました。都は千年ほど昔にタミル人に破壊され、ジャングルに埋もれていた時期もありますが、現在は発掘や修復が行われ、再び巡礼地として多くの人が訪れる場所となっています。
修復作業は現在も行われていて、場所によっては櫓が組まれていたりして、見た目には美しくないところもありますが、独特の形をした巨大な仏塔がピラミッドのようにそびえていて、なかなかの迫力です。
古代ギリシャやマヤ文明の遺跡と違って、現在も信仰が息づいている遺跡なので、寺院等の見学には帽子や靴を脱がなくてはならないので注意が必要です。 遺跡は広い範囲に分布しているので宿で自転車を借りるか、車などをチャーターして廻る必要があります。自転車で廻るならたっぷり半日はかかります。
(03年7月)

ポロンナルワ

ポロンナルワはスリランカ第2の古都として栄えたところです。ここにも広範囲にわたる巨大な遺跡が残っています。見どころも多く、かっこいい遺跡が多いので時間をかけてゆっくり見学したいところです。遺跡に隣接する博物館も充実しているので最初にここを見学しておくのもお薦めです。
ただし、残念な事に美しい姿をしたガル・ヴィハーラの石像は03年7月の時点では保護用の屋根を付けるため幕が貼られていて見学出来ませんでした。
アジアの遺跡として、それほど知られていない割には、とにかく広範囲にわたる大きな遺跡なので、見学は自転車か車で廻る事になります。ここも見学には帽子と靴を脱がなければならないところがありますが、日中の石の遺跡は本当によく焼けているので、靴下を履いた足でも結構熱いです。
(03年7月)

メディリギリヤ

メディリギリヤはポロンナルワから40Kmほどのところにある遺跡です。遺跡は柱の林立する姿がとても絵になる美しい形をしています。
ここには薬草を利用したアーユルヴェーダの自然療法のために使ったと言われる石棺のようなものも残っていてます。
遺跡は1ヶ所にまとまってあるので見学にはそれほど時間はかからないのですが、交通の便はあまりよくないので車やトゥクトゥク等で訪れるのが便利です。
遺跡までの道のりは、小川の流れるのどかな田舎の景色が広がり、とてもいい感じです。
(03年7月)

シーギリヤ

スリランカの遺跡の中でも最大の見どころと言えるのがシーギリヤの遺跡です。シーギリヤはジャングルの中にそびえる巨大な岩山、シーギリヤロックの上に築かれた王宮の遺跡です。
シーギリヤロックは遠くから見ると、とても登れそうもないような、ほぼ垂直に切り立った岩山なのですが、かつての王宮へ続いていた階段と観光用に付け加えられた階段で頂上まで登って行くことが出来ます。その途中ではシーギリヤレディと呼ばれる原色をほぼそのままにとどめた美しい壁画や巨大な足の部分が残っているライオンの門などを見ることが出来ます。
シーギリヤレディの壁画は観光客の少ない午前中の早い時間などに個人で訪れると、公開されていないものまで見せてくれることがあるので、要チェックです。
頂上の遺跡は、テーブル状の岩山の上を全面的に利用した大規模なもので、宮殿の土台や貯水池などが残っています。とても眺めの良い所なので、双眼鏡があれば遠くのダンブッラの黄金の仏像も見ることが出来ます。
また、シーギリヤロックは日の当たる方向によって様々な表情を見せてくれるので、時間に余裕があれば、近くの宿に滞在して朝、昼、夕方の姿を見るのもお薦めです。ただし、遺跡は一度出てしまうと同じチケットで再入場は出来ないので、注意しましょう。
シーギリヤへはダンブッラの町からバスやトゥクトゥクで30分ほどで行くことが出来ます。
(03年7月)

ダンブッラ石窟寺院

ダンブッラの石窟寺院は鮮やかな仏教壁画の残るスリランカ最大の石窟寺院です。この寺院も岩山の上にあるので、巨大な黄金の仏像のある麓から10分ほど階段で岩山を登ることになります。
寺院は5つの石窟を外部から保護するために石窟と岩の間を埋めるような形で入口が造られています。それぞれの部屋には、テーマの異なる壁画が壁一面に描かれ、大小様々な仏像が納められています。
寺院のあるダンブッラの町はシーギリヤへ向かう場合の起点ともなる町で、キャンディやアヌラーダプラ、ポロンナルワなど文化遺産の多い他の地域からの交通の便も良いところです。ただし、町自体は他に見るべきものも無いので滞在するには退屈かも知れません。
(03年7月)

ナーランダ寺院

ナーランダ寺院は湖のほとりにポツンとあるだけの小さなものですが、スリランカのほぼ中央に建てられた寺院として有名な遺跡です。他の仏教遺跡と違ってヒンズー教の影響を受けた独特のデザインをしていて、外壁を飾る彫刻も賑やかです。
寺院はキャンディとダンブッラを結ぶ道の途中、横道にそれて1Kmほどのところにあるのでローカルバスで移動の途中に荷物を持ったまま訪れるにはちょっと不便ですが、ツーリストカーやトゥクトゥクなどを利用して訪れるなら寄り道程度で行くことが出来るので便利です 。
(03年7月)

バガン

バガンは、乾燥した平原に パゴダと呼ばれる仏塔や寺院が無数に点在している遺跡です。とにかく凄い遺跡で、主な遺跡を見てまわるだけでも1日ではとても足りないほどです。
広大な遺跡なので、見学には 、自転車、馬車、タクシーなど徒歩以外の交通手段が必要になります。馬車やタクシーなら、一人で行ってもわからない情報を聞く事が出来て効率良く移動出来るのが魅力ですが、時間と体力があれば、ほとんどの遺跡は自転車だけでも廻れます。誰にも気兼ねなくマイペースで遺跡見学をしたい人は、町や博物館などで詳細な地図を入手してチャレンジしてみてください。
ただし、暑季のバガンは、暑さも半端なものではないので注意が必要です。遺跡から遺跡への移動も大変ですが、パゴダや寺院に入る時は裸足でなければいけないので、焼けた石の上を歩くのも大変です。
バガンはサンライズとサンセットのオレンジ色に照らされた景色がとても綺麗なので、遺跡見学は朝と夕の比較的涼しい時間帯にして、日中は宿で昼寝して翌日の早起きに備えるのが得策です。
点在するパゴダのなかには、階段で上まで登れるところが何ヶ所かあるので、見つけたら登ってみましょう。パゴダの上から眺める遺跡のパノラマは感動出来ること間違い無しです。
定番として人気があるのは、見晴らしのいいシュエサンドーパゴダとミンガラゼディーパゴダです。他にもアノーヤタロード沿いにあるユァハウンジーパゴダやスラマニ寺院の更に南にあるパタージュパゴダも密かな人気のあるビューポイントになっています。パタージュパゴダは扉の鍵を開けてもらったり、内部の階段を見つけて登っていくような感じなので、バガンの遺跡巡りは、まさにリアルRPGでもしているような気分です。
ここは、居れば居るだけいろいろな発見があるので、出来るだけ長く滞在して楽しみたいところです。
ちなみに、バガンでは遺跡を空から気球で見るツアーも有名ですが、催行されるのはだいたい10月から3月末くらいまでです。ここを訪れた5月では気球は飛んでいませんでした。値段は高いのですが、なかなか魅力的なものなので、気球に乗りたい人は訪問時期に気球が飛んでいるのかどうかもしっかり確認しておきましょう。毎年値段が跳ね上がっているという事ですが、それでもシーズン中は、かなり人気があるらしく、確実に乗りたい人は予め予約しておいた方が良さそうです。
(04年5月)

カック

カック遺跡はシャン州の州都タウンジーから、のどかな田舎の景色を眺めながら車で1時間半ほど南下したところにある遺跡です。
カックのパゴダは、修復された綺麗なものから植物に侵食された古いものまで、整然と並んでいるので、何となく、お墓参りでもしているかのような雰囲気のする所です。しかし、じっくりと歩いてみると、ここが古くから信仰の対象としてパゴダが建て続けられていた長い歴史のある場所であるのがよくわかります。
様々に装飾された小さなパゴダが隙間なくびっしりと約2400基も林立している姿は壮観です。
カック遺跡のパゴダの上には小さな風鈴のような鐘がたくさん付けられているので、とても涼しげな音色を楽しめるのもこの遺跡の特徴です。風が吹くと心地良い音が遺跡中に鳴り響きます。
外国人がこの遺跡を訪れるためにはパオー族のガイド(5USドル)と入域料(3USドル)が必要になります。ニャウンシュエやタウンジーの町なら、どこの宿でも手配を頼む事が出来ますが、GICという旅行会社がパオー族との窓口になっています。とりわけ危険な地域に入ると言う訳ではなく、この地域の観光収入が目的なので、ガイドも民族衣装を着た人が案内してくれます。
(04年5月)

インデイン

インレー湖の東側の運河をボートで30分ほど遡るとインデイン村という小さな村にたどり着きます。ここにもカック遺跡と似た古いパゴダが林立する遺跡があります。
遺跡は入口から本堂まで屋根の付いた参道が続いていて、古いパゴダは、その両脇に並んでいます。
崩れたパゴダが多いので、こちらの方が遺跡っぽいたたずまいで、遺跡好きの人にはカック遺跡より楽しめそうな所です。
多くのパゴダは船着場から広場を横切って左手の橋を渡ったところにありますが、広場の右側の小高い山の上にもいくつかパゴダがあるので、時間があればこちらにも登ってみましょう。
インデイン遺跡を訪れるには、通常のボートでのインレー湖観光より少し割高になりますが、ニャウンシュエのフーピンホテルで手配した場合でも4500K(04年5月のレートで600円弱)ほど高くなるだけなので、カック遺跡へ行く予算や時間のない人にもお薦めです。途中の運河もなかなか楽しめます。
遺跡見学は無料ですが、カメラを持ち込む場合は参道の入り口で100K払ってチケットをもらいます。
(04年5月)

バダミ

バダミは南インドの小さな町ですが、人工の貯水池と周りを取り囲む岩山が見事な景観をつくり出しているとても美しいところです。
岩山には城塞跡や寺院などが残っていて、特に南の岩山には、なかなか見事な石窟寺院が残っています。
それほど広い場所ではないので石窟寺院の見学だけなら40分くらいでも見学できますが、南北の岩山に登ったり貯水池の東岸に浮かぶ寺院など景色を楽しみながらのんびり見学するなら最低でも3時間は欲しい所です。夕日に照らされた岩山はとても奇麗ですが、石窟寺院や博物館は18時に閉じられてしまうのでそれまでに一通りのものは見学しておきましょう。
また、岩山周辺には野生のサルもいるので食料などは持って歩かないよう注意が必要です。
バダミは世界遺産に登録されているパッタダカルやアイホーレを訪れる観光の拠点ともなる町ですが、この町を訪れたなら、素通りせずに必ずこの町の岩山を訪れる事をお勧めします。きっと周辺の遺跡にも益して、この町自身にとても魅力的なものがあるのを感じてもらえると思います。
(10年5月)

パッタダカル

バダミから30Kmほど東にあるパッタダカルの遺跡は、彫刻で装飾された美しい寺院のある遺跡です。
遺跡は奇麗に整備された公園の様な所に寺院群が密集して建っているので、散歩するような感覚で見学も楽に出来ます。細かい彫刻をひとつひとつじっくり見ていくなら時間はいくらあっても足りなくなってしまいますが、ひと通り見学するだけならゆっくり回っても1時間もあれば十分です。
遺跡としては周りが奇麗に整いすぎているので、ロケーション的には何もない田舎の平地に寺院群だけがタイムスリップしてきたような、ちょっと場違いな印象もありますが、長い歴史の中で消えていった都市の寺院だけが残ったと考えてみると、公園とは違った時間の重みを感じます。
世界遺産に登録されているためか、外国人の入場料はちょっと高めで250ルピー です。

パッタダカルを訪れるには、バダミの町からローカルバスやリキシャ、タクシーなど交通手段は豊富にあるので旅のスタイルに合わせて選択可能です。タクシー料金は交渉制ですが、バダミからアイホーレも含めた周辺の主な見所を回るなら800〜1000ルピーほどかかります。
(10年5月)

アイホーレ

パッタダカルから更に25Kmほど北東にアイホーレの遺跡があります。田舎の村の中に遺跡が散在しているような感じで、ちょっとまとまりに欠ける所ですが、独特の形をしたドゥルガー寺院は外見や彫刻も興味深いものがあるので、バダミやパッタダカルのまで来たのなら、ついでに訪れておいても損はありません。
ドゥルガー寺院の周辺は奇麗に整備されていて、100ルピーの入場料を払って見学するようになっています。
村の中の他の遺跡は自由にアクセスできるので 、時間に余裕のある人なら村の中の遺跡を一つ一つ探しながら散歩したり、丘の上の寺院を訪れたりとのんびり楽しむ事も出来そうな所です。
(10年5月)

ハンピ

インド南部にある遺跡の中でも、とりわけ魅力的なのがハンピの遺跡です。ハンピは岩山とヤシの林の独特の風景の中に寺院や王宮跡などがあちこちに残っていて、規模もロケーションも申し分のない遺跡です。
広大な地域に遺跡が点在する様は ミャンマーのバガンと同様にリアルRPG的なフィールドの雰囲気が漂っているので、数日かけて遺跡めぐりを冒険気分で楽むことができます。
特にお勧めなのは周辺の山々と川と遺跡のパノラマが見れるマタンガの丘ですが、朝と夕で日の差す方向も変わってくるので、出来ればそれぞれの時間に登ってみて欲しい所です。
観光の拠点となるのはヴィルーパーシャク寺院を中心としたパンピバザール周辺で、安宿やレストラン、売店が多くあります。北の寺院郡を 散策するにもこの辺に宿をとっておくと便利ですが、5月の暑い時期に訪れる場合はエアコンのある宿がほとんどないのが難点です。もう少し快適な滞在が必要ならば、南部の王宮地区近くのカマラプラム村に州の運営するホテルマユラという中級の宿があります 。カマラプラム村を拠点にすると博物館や王宮地区の散策には便利になります。
また、ハンピの北東の川の向こう岸にはアーネグンディの町と遺跡がありますが、アーネグンディへ通じる橋が落ちてしまっているため、更に冒険のフィールドを広げたい場合は、独特の籠で作られた円いボートの渡し舟(片道20ルピー)に乗って向こう岸に渡る事になります。渡し舟は原付バイクまで乗せてしまうし、少しずつ水が漏れてきたりと、ちょっとしたスリルも味わえます。帰りの舟は夕方5時にはなくなってしまうので、アーネグンディまで訪れるなら午前中に時間に余裕を持って訪れるようにしましょう。
ハンピを訪れるには、バンガロールなど周辺の大きな街から鉄道やバスで10時間くらいかかるので、アクセスは不便ですが、訪れる人も少ないので、インドで静かな遺跡の雰囲気を楽しむには最適の場所です。
(10年5月)

アユタヤ

タイのバンコクから北へ76kmほどのところにあるアユタヤは、かつてアユタヤ王朝として栄えた時代の寺院遺跡が多く残る街です。
アユタヤの遺跡はレンガ造りのものが多く、風化や破壊によって崩れているものもありますが、程よく修復されているので美しい仏塔を多く見る事ができます。
遺跡は川に囲まれた中州の部分に多く集っているので、レンタサイクル等を利用すれば、主なものは1日でのんびり見て回る事も可能です。
中心部のワット・プラ・シーサンペント寺院周辺は観光バスも多く沢山の観光客でに賑わっているので、少しでも静かな雰囲気を味わいたければ、早めの時間に訪れるのがお勧めです。
中州の西側は市場などもある市街地になっていて、交通量も多いので注意が必要です。
寺院遺跡はアユタヤ中心部を囲む川の外側にもいくつか点在しているので、時間に余裕があれば、ちょっと郊外にも足を伸ばしてみるのもお勧めです。特にワット・チャイ・ワタナラーム寺院はとても美しく、一見の価値ありです。
アユタヤへは鉄道やバス、ボートなどいろいろな交通手段で訪れる事が出来ます。
鉄道を利用した場合、駅は川の外側にあるので、中心部へは渡し船を利用して行くことになりますが、料金も安くちょっと風情もあります。
(13年2月)

スコータイ

スコータイはタイ北部にあるスコータイ王朝時代の遺跡群が残っている街です。遺跡のある旧市街はムアン・カオと呼ばれ、新市街から12kmほど離れていますが、安宿やホテルも数件あるので遺跡が目的ならば旧市街周辺に宿を取った方が便利です。広い地域が史跡公園として整備されていますが、城壁に囲まれた地域に多くの遺跡が点在しているのでアユタヤ同様、レンタサイクルでのんびり回るのがお勧めです。郊外の遺跡まで行く場合は、交通量は少なめなので、落ち着いた感じの遺跡群が楽しめますが、逆に人の少なさに注意が必要です。
スコータイ は バンコクからバスで行くと、7時間くらいかかります。飛行機はバンコクエアウェイズが直行便を飛ばしています。
(13年2月)

シーサッチャナライ

シーサッチャナライはスコータイから更に50kmほど北にある遺跡です。スコータイ同様に城壁で囲まれた地域に寺院遺跡が多く残っていますが、こちらの方が閑散とした感じがあります。遺跡は城壁内に入る手前でレンタサイクルを借りるか、車の乗り入れ代金を払って車で見学する事もできます。
遺跡を訪れる人はそれほど多くはないので、ツアー等の団体客とタイミングか重ならない限りはとても静かな時間が過ごせます。
シーサッチャナライへはスコータイからバスで行く事も可能ですが、1日に数本しかないので、宿などで車を手配してもらって行くほうが効率的です。
(13年2月)


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