1999年11月5日
プロサパインで下車すると、他の乗客はすっかり短パン、サンダルのリゾートスタイル。我々もラフなスタイルで駅前に停車しているバスに乗り込んだ。乗車している人数を数えると28人である。定員76名のGSPEだが、今回は随分と乗客が少ないようである。おかげで、GSPEのスタッフと凄く親近感を持って接することができた。
バスは国道1号を飛ばし、ヘリポートへ向かう。途中、サトウキビ運搬用と思われるナローゲージの線路が寄り添うように走っているのが気になる。道路とも頻繁に交差し、網目のように分岐していく。是非とも走行しているサトウキビ列車の姿を拝みたいが、収穫の時期ではないの見かけなかった。
往路のバスの中で、これからヘリコプターで向かう世界最大の珊瑚礁「グレート・バリア・リーフ」の一珊瑚礁であるハーディリーフの説明を受ける。説明は英語及び日本語で行われた。GSPEのスチュワードのうち何人かは日本語ができるそうである。いかに日本からの観光客を当てにしているのか伺える。
プロサパイン駅より約30分で観光遊覧飛行の拠点、ウィットサンデー空港に到着。空港と云う名がついているが、実態は空き地で滑走路は見あたらない。水陸両用飛行機などもあるのだが、離発着時は怖そうである。
なお、GSPEの乗車を申し込んだときに、体重を自己申告する欄があったのだが、これは、ヘリコプターにかかる負荷を調節するためであった。我々も他に2組のカップルと一緒にヘリコプターに乗り込んだ。皆さん、結構大柄である。
ポントゥーンに着陸したヘリコプター
空から見たハートリーフ(左端)
グラスボートから見た珊瑚礁
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ヘリコプターに乗るのは初めての体験だけにドキドキだが、プロペラの回転音がうるさく、機内での会話は聴き取れない。耳栓となるヘッドホーンを耳に付けシートベルトを締めると、ヘリコプターのプロペラは更にうるさくなり、フワッと浮き上がった。いざ、ハーディリーフへGO!。
ヘリコプターは、オーストラリアの高級リゾート地・ウィットサンデー諸島、自然の神秘、ハートの形をした珊瑚礁「ハートリーフ」を経由して約50分で、ハーディリーフの沖合にポツンと浮かんでいるヘリポートに到着した。ここで、いかだのような船に乗り換え、ポントゥーン(人工の浮島)に向かう。
到着したポントゥーンはGSPEの乗客のためだけにチャーターされたプライベート空間である。列車だけでも贅沢なのだが、あらゆる面でゴージャスである。ひと休みしたいのだが、いきなりグラスボートに連れて行かれ、珊瑚礁や熱帯魚の見学となる。目の前を泳ぐ熱帯魚はきれいであったが、自分はグラスボートは酔うので好きではない。特にガラスの屈折率が目と合わないようである。
グラスボートでの海底散歩の後は、シュノーケリングの説明を受ける。スキューバーダイビングも可能なのだが、今回は誰も申込がなかったみたいである。この後、ようやくフリータイムとなる。一部の乗客は既に水着に着替えており、シュノーケリングへと向かう。我々二人はまずは腹ごしらえ。シーフード、バーベキューのバイキングで好きな食べ物を取り、ビールを飲む。
満腹になったら、シュノーケリングで海に潜り、珊瑚礁、熱帯魚の鑑賞を行う。海はきれいで珊瑚礁、熱帯魚と間近にふれあい、つかのまの休息を満喫した。一日中列車の中で過ごすより、気分転換になるので気分のリフレッシュにはよかった。
帰りのヘリコプターは寄り道をせず、まっすぐウィットサンデー空港へ。所要時間は約30分。ヘリコプターからの眺めはよく、快適な飛行であったけども、騒音と時々襲われる上下方向の揺れは怖かった。でも、普段の旅では味わえない豪華列車ならではの体験ではあった。
帰りのバスでは、皆さんお疲れのご様子。我々だけは、サトウキビ列車の線路の観察に余念がなかった(笑)。