CD
> 歴史的録音
Brain,
Aubrey (hn):
ブラームス:
ホルン三重奏曲 ブラームス:
ホルン三重奏曲 Op 40.
クラリネット五重奏曲 Op
115.
オーブリー・ブレイン(hn),
アドルフ・ブッシュ(vn),ルドルフ・ゼルキン(pf),
レジナルド・ケル(cl),
ブッシュ弦楽四重奏団
戦前の英国ホルン界を代表する奏者オーブリー・ブレイン(1893-1955)によるブラームスのホルントリオ。1933年11月13日
ロンドンのアビーロード・スタジオでの録音。これに先立ち、ロンドンのウィグモア・ホールでA.
ブレインらは演奏会を行なった。このときの演奏会評は次のように記している。「ブレイン氏のホルン・パートは一点の傷もなく、アンサンブルに入り込むときの繊細さはすばらしかった。ブラームス作品40の優れた演奏として長く記憶に残るだろう。」
この録音でA.
ブレインは、ブラームスのホルン三重奏曲が書かれた年に製作されたフランス式細管ホルン
(Labbaye, 1865)
を使用している 。
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Brain,
Dennis (hn):
ブリテン:
セレナーデ(テノール、ホルン&弦楽のための)作品31ブリテン:
7つのミケランジェロのソネット
Opus 22 / 民謡アレンジ /
テノール、ホルン、弦楽のためのセレナード
Opus 31/ マクフィー:
Balinese Ceremonial Music
Introduction and Rondo alla
burlesca for 2 Pianos, Opus 23 no
1
初演者のデニス・ブレイン(hn)、ピーター・ピアーズ(ten)、作曲者自身の指揮によるボイド・ニール弦楽オーケストラによる録音。ピアーズとブリテンはその後タックウェルとも録音している。
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Farkas
(hn):
シェアド・リフレクションズ
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レガシー・オブ・フィリップ・ファーカス
ブラームス:
交響曲第3番 ヘ長調 Op 90
(抜粋) /
ストラヴィンスキー: Le
baiser de la fée
(抜粋) / R.
シュトラウス
英雄の生涯 Op 40
(抜粋) / ギャレー: ホルン独奏のための前奏曲,
Op 27: no 27, 28, 35, 37 / フランセ:
Canon À l'octave (hn &
pf) / ヘイデン:
ホルン四重奏曲 /
ファウスト:
ホルン四重奏曲 / ヒル:
Shared Reflections
フィリップ・ファーカス(hn),
フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団,
マリオン・ホール (pf),
ランディー・ガードナー,
マイケル・ハットフィールド,
ダグラス・ヒル, デビッド・クレビール.
シカゴ交響楽団の首席を務めたファーカスは、
"The
Art of French Horn Playing"
の著者としてアメリカのみならず世界中のホルン奏者に影響を与えた。このディスクでは、ファーカス自身の演奏とレクチャーに加え、弟子達によるホルン四重奏が収められている。
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Jones
(hn):
ショスタコーヴィッチ:チェロ協奏曲第1番
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調
Op 992, チェロ協奏曲第1番
変ホ長調 Op 107
オイストラフ, vn(1);
ニューヨーク・フィル(1),
ミトロプーロス(指揮)(2),
ロストロポーヴィッチ,
vc(2); ジョーンズ, hn(2);
フィラデルフィア管弦楽団(2),
オーマンディー(指揮)(2).
ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番は、チェロとホルンのための協奏曲といってもいいほどオブリガートのホルンが活躍する曲。フィラデルフィア管の首席ホルン奏者メイソン・ジョーンズ(1919-
)は、長い演奏生活の中で思い出に残る出来事として、1959年のこの曲の演奏をあげている。「ショスタコーヴィッチは練習、コンサート、レコーディングに立ち会った。ショスタコーヴィッチは“最大音量”を求め、コンサートが終わるとステージにやって来て私に握手した。」
(The Horn Call 誌 1996年2月号のインタヴュー記事より)
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Books on Horn |
On
Playing the Horn
by
Farquharson Cousins
著者はオーブリー・ブレインに師事。デニスは学友。
(Amazon.co.uk / Osmun.com)Dennis
Brain on Record
by Robert Marshall
(Osmun.com)
Philip Farkas &
His Horn : A Happy Worthwhile
Life
by Nancy Jordan
Fako
(Amazon.com)
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奇跡のホルン―デニス・ブレインと英国楽壇
Dennis Brain: A
Biography
by Stephen Pettitt (山田淳:訳)
デニス・ブレイン(1921-1957)の伝記。原書
(1976, Second edition 1989)
は絶版だが1998年ついに日本語訳が登場。 |
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