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Tuckwell (hn):
Play The Music of Cole Porter
Shearing & Tuckwell play the music of Cole Porter

コール・ポーターのスタンダードなバラッド系のソングナンバー11曲を、デュオ(4曲)、カルテット(2曲)、ストリングス伴奏(5曲)に編曲(シアリング)。1986年1月 ニューヨークで録音。シアリングは1919年ロンドン生まれのジャズピアニスト。このアルバムを作るにいたった動機をシアリング自身がライナー・ノートで述べている。

どうしてクラシックのホルン奏者とジャズ・ピアニストがいっしょにアルバムを録音することになったのか、皆さんはきっと不思議に思うことでしょう。実は私は長年バリー・タックウェルの熱烈なファンでした。私は、彼が演奏するクラシックのレパートリー、とりわけモーツァルトが好きなのですが、少し前に彼のジェローム・カーンの曲集の演奏を聞きました。そのとき、いつか彼と共演できないかと思ったのです。
1984年8月、私は妻とオーストリアのザルツブルグ音楽祭に行きました。そこでバリーが演奏するモーツァルトのホルン協奏曲を聞きました。私たちはその優れた芸術的手腕に圧倒されて、彼に会って自己紹介する勇気がなかったのです。
1985年8月、私はジョン・ダンクワース指揮のロンドン交響楽団のポップス・コンサートに出演することになりました。ロンドンに向かう飛行機の中で、そのコンサートにはバリー・タックウェルも出演することを知りました。
コンサートの始まるちょっと前、楽屋で出番を待っていると、隣の部屋からホルン奏者がウォーミングアップする音が聞こえてきました。その音は、内気なイギリス人である私をして、バリー・タックウェルの部屋をノックさせずにはおかなかったのです。彼がドアを開けると、私はこういいました。「ウォーミングアップの邪魔をする気はなかったけれど、私はずっとあなたのファンで会いたいと思っていました」と。
会話が始まり、私は「もしアンコールをやることになったら、いっしょに"ロング・アゴー・アンド・ファーラウェイ"を演奏してはどうか」と持ちかけました。
(中略) そうして実際に私たちはその曲をアンコールで演奏したのです。最後の音が消え入ると、1、2秒の静寂の後に会場が割れんばかりの喝采が起こりました。
その二日後の夜、私は夫婦でタックウェルのロンドンの住まいに夕食に招かれました。テーブルの席は私とバリーが向かい合わせで、私たちが椅子に座るのとほとんど同時に、私とバリーは「いっしょにアルバムを作ろうじゃないか」と言ったのです。あなたが聞いている、あるいはこれから聴くのはその結果というわけです。

--George Searing


 
Chancey (hn):
Next Mode

Clark (hn):
I Will

Clevenger (hn):
Tribute to Ellington

「A列車で行こう」、「キャラバン」などのエリントンのナンバーを、シカゴ交響楽団メンバーによる小編成のアンサンブル(クリフ・コルノット指揮)で。バレンボイム(pf)、D. クレヴェンジャー(hn)、L. コムズ(cl) らが演奏。

Shilkloper (hn):
Brass Complot
Shilkloper (hn):
Hornology
Todd (hn):
With a Twist
Verner (hn):
Jazz French Horn
Verner (hn):
Swimming
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