1958年 欧州経済共同体(EEC)が発足ドイツ連邦共和国(西ドイツ)、ベルギー、フランス、イタリア、ルクセンブルグ、オランダの6ヵ国は、フランス外相シューマンの提唱によって1952年に欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)を発足させ、石炭と鉄鋼の6か国共同運営を図っていた。 1958年には、更に、アメリカ、ソ連に対抗できる経済圏の設立をめざして、欧州経済共同体(EEC)を発足させた。加盟国はECSCと同じ6ヵ国。 EECは、関税の統一、資本・労働力移動の自由化、農業政策の共通化などを行っていった。 【その後の欧州経済共同体(EEC=The European Economic Community)】 1960年5月、EECに加盟していない英国などが、欧州自由貿易連合(EFTA)を設立してEECに対抗した。 1967年7月1日に、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)、欧州経済共同体(EEC)、欧州原子力共同体(EAEC)の3つが統合され、欧州共同体(EC)が発足した。 1973年1月1日に、英国、アイルランド、デンマークが、ECに加盟。EFTAはECに統合されていった。 その後、ECへの加盟国が増加する一方、1993年11月 1日には欧州連合(EU)が創設され更にヨーロッパの一体化を進めている。 【参考ページ】 1960年 欧州自由貿易連合(EFTA)が発足 1967年 欧州共同体(EC)が発足 1993年 ECの単一市場が12ヵ国で始動 1993年 欧州連合(EU)が発足 2004年 欧州連合(EU)にポーランドなど10ヵ国が加盟 【LINK】 European Union 駐日欧州委員会代表部 日本国 外務省 ≫ 各国・地域情勢 ≫ 欧州 ≫ 欧州連合 (European Union) 参考文献 European Union 駐日欧州委員会代表部 ≫ 欧州連合とは ≫ 欧州統合の歩み 「新訂版チャート式シリーズ 新世界史」堀米庸三・前川貞次郎共著、数研出版、1973年 更新 2004/5/8 |