K氏のガーデニングダイアリー
April.5.2001 updated
Posted by a Weekend Gardener
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Dr.Matumoto庭を訪ねて(3) 日常のなかで…
緑に囲まれたウッドデッキに座っている。なんて表現したらいいのだろうか。Dr.のサイトのゲストブックにこんなメールがあった。「なんかここにきたらなごんじゃいました。なんか気持ちいい〜、んふぁぁぁ。春眠しちゃおう。(何しに来たんだろう)」(ICHIKOさん)。ほんと、その通りだ。初めての庭なのに、とても心が落ち着ついて、和む。
寄せ植え
家の中に坪庭がある。患者さんにくつろいでもらおうと、病院内にあるたくさんの鉢植えを休ませるところであり、室内にも緑を与える役目も果たしている。Dr.の奥さんmiyomiyoさんのふかふかでおいしい手作りパンとコーヒーがくつろぎをもたらす。庭についてご夫妻に別々に答えてもらった。
花や木に囲まれて育ち、幼い頃からガーデニング好きのmiyomiyoさん。「夫は『森を見て木を見ない人』。朝昼(お昼休み)晩、庭に出ているのに、バラの小さなつぼみ、ともするとチューリップの大きな花を見過ごす(笑)。アブラムシを発見するのも私なら、チュウレンジ蜂に気づいて退治するのも私。それにも〜っと初歩的なこと、花の名前にもあまり頓着しなくてどちらかというと私の方が詳しいくらい。失敗もちょくちょくあるけど、ことしは『偶然に』か、それとも細心の注意を払ったのか、どれも色彩的には成功。ガーデニングに対する情熱は衰えを見せないし、心から植物を愛していることがよ〜くわかります。」
「私とは正反対の『せっかち』な性格。うちの庭は家を建てたばかりのころから、3年以上たった庭という印象を受けるとよくいわれました。昼休み往診の帰りに園芸店によって、持ち帰った苗をわずか数分で鉢にバランスよく寄せ植えする早業にもいつも感心させられます。私の希望は時間をかけて思い出を語れる庭にしたい」。
道具にもこだわり・ガーデンフォーク
往診の帰りの道筋ごとに各店チェックを入れるDr.は「僕はまず全体の構成ですね。miyomiyoは一つひとつが丁寧。僕が忘れて、掘り返そうとすると、あ!そこには去年植えたアスチルベの根があるはずよ!という調子です。僕が、あれこの花いい花だねー。するとそれは、3年前にだれだれさんからいただいた、苗じゃない。バラの葉や刺を見て、これはなんというバラ?どこそこでみたじゃない!つぼみがでたね!とぼく。昨日からでているよとmiyomiyo。毎日見ているんだけど、僕は全体の風景を楽しみ、miyomiyoは個々の花をめでる。虫に気づくのも、黒点に気づくのもmiyomiyo。でも植付け、水やり、駆除、剪定すべて、僕。いいですね。2人でちょうど調和がとれてるな〜っと。決してでしゃばらないし」。
二人とも幼いころからの植物好き。自然、植物をよく知っている。ガーデニング歴でいったら数十年ということ。Dr.はパソコンでも一台を壊すくらい分析解明するという徹底ぶり。興味をそそる書籍もすぐに手を伸ばす。だから知識も知恵もふくらむ。原理的なことがよく分かっているから、応用がきく。それにとどまるところを知らないアイデアと実行力がプラスされる。ご夫婦でごく普通に棲み分け、役割分担してガーデニングを日常の生活の中に溶け込ませている。
テラスからウッドデッキに作り替えたとたん、ちがった風景が心の中に見えだした。これはとても大切なことだ。庭造りのセカンドステージに立つには、なにげない変化を教えてくれる出会いを見逃さないことである。
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